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保健福祉の現場から

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病院経営危機

2025年07月18日 | Weblog
R7.7.18Web医事新報「【識者の眼】「病院改革と医師の成長」藤井美穂」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=26710)の「循環器カテーテルのデバイスが値上がりしたため、症例を重ねても利益を見込めない、腹腔鏡やロボット手術器具、消耗品が高額で支出が多くバランスが取れないなど、急性期DPC病院の臨床現場において、支出削減の方策が医師自身から提案され始めた。医師たちの学会参加回数にも見直しが入った。」について、赤字部門を切り捨てれば良いというわけにもいかないであろう。R7.7.15現代「【全国赤字ワースト病院ランキング100】病院が大赤字で「突然死」し始めた…急患を「受け入れ停止」「門前払い」の恐るべき実態」(https://gendai.media/articles/-/154435)、R7.7.15現代「【全国赤字ワースト病院ランキング100】病院の「突然死時代」が始まった…建物はボロボロ、医療ミス頻発で「貧すれば鈍する」赤字病院の怖すぎる未来」(https://gendai.media/articles/-/154436)は衝撃的かもしれないが、R7.1.27Web医事新報「【識者の眼】「深刻な病院の経営危機」伊関友伸」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=25830)の「病院経営の危機は、自治体からの財政措置のある自治体病院よりも他の経営主体のほうがいっそう深刻」はどれほど認識されているであろうか。例えば、R7.6.25テレビ新潟「赤字経営のJA新潟厚生連 病院立地の6市長が緊急支援を国に要望 《新潟》」(https://news.ntv.co.jp/n/teny/category/society/te02ff33f27dbb4ad5a1426e908837fcbd)で「要望書では、賞与の削減によって職員の離職が進み、地域医療体制の維持に影響が出ている」とある。R7.6.12東京商工リサーチ「2025年1-5月の「病院・クリニック」の倒産18件 前年上半期に並ぶ、ベッド数20床以上の病院が苦戦」(https://www.tsr-net.co.jp/data/detail/1201466_1527.html)では「なかでも、地域医療の中核となる医療機関の倒産が目立つ。」「今夏にはコロナ禍で実行された独立行政法人福祉医療機構(WAM)のゼロゼロ融資の返済開始がピークを迎える。返済原資を確保できない医療機関の破綻が広がると、地方を中心に医療空白の地域が増える可能性も出てくる。」とあり、「倒産加速」が現実にならないとも限らない。さて、政府のR7.6.13「「経済財政運営と改革の基本方針2025 ~「今日より明日はよくなる」と実感できる社会へ~」(骨太方針2025)」(https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/honebuto/2025/2025_basicpolicies_ja.pdf)に関して、R7.7.8Web医事新報「「骨太方針2025」の医療・社会保障改革方針をどう読むか?」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=26663)で「医療分野等の「賃上げ」は「骨太方針2024」にも書かれていましたが、「経営の安定」が書かれたのは初めてで、この表現が3回も使われています。社会保障関係費の伸びの要因として、「(医療の)高度化」が公式に認められたのも初めてです。」と評価されているようであるが、R7.6.16Web医事新報「「次期改定を待たず診療報酬引上げを」―保団連が政府に要望書提出」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=26577)の意見が強いかもしれない。ところで、R7.7.18JBpress「混迷の参院選、「医療政策」の切り口から見た各党の主張はこんなに違った! 参院選で主要政党が掲げる医療政策とその狙いを読み比べた」(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/89478)は興味深いが、病院の倒産危機は想定されているであろうか。
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