R7.5.19朝日「世田谷と渋谷、マイナ保険証ある人にも資格確認書送付へ 厚労省困惑」(https://www.asahi.com/articles/AST5M22R7T5MOXIE04BM.html?iref=pc_apital_top)。
「マイナ保険証」(https://www.mhlw.go.jp/stf/index_16743.html)(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_22682.html)(https://iryohokenjyoho.service-now.com/csm?id=oqs_csm_top)に関して、R7.5.16福岡大臣記者会見概要(https://www.mhlw.go.jp/stf/kaiken/daijin/0000194708_00814.html)で「記者:マイナ保険証についてお尋ねします。世田谷区、渋谷区は国民健康保険加入者に対して、マイナ保険証の保有有無を問わずに一斉に資格確認書を送付すると公表しました。厚生労働省の通知と相反する対応となりますが、厚生労働大臣としての受け止めをお願いします。」「大臣:世田谷区及び渋谷区が、マイナ保険証の保有状況にかかわらず、一律に資格確認書を交付する方針について報道があったことは承知しています。 資格確認書は、国民健康保険法上、マイナンバーカードでオンライン資格確認を受けることができない状況にある方に交付することとされています。この両自治体の詳細な取扱いについて、まずは事実関係を把握した上で、必要な対応について検討してまいりたいと考えています。」とあり、世田谷区、渋谷区に対する厚労省の対応が注目される。R7.5.16「「私たちをもっと守る、マイナ保険証(第1弾)」動画のダウンロードサイトについて(周知依頼)」(https://www.ajha.or.jp/topics/admininfo/pdf/2025/250519_1.pdf)が発出されているが、例えば、R7.5.9東京「マイナ保険証トラブル続発 「資格情報のお知らせ」使おうとした患者が窓口でクレームに…保団連が調査」(https://www.tokyo-np.co.jp/article/403499)、R7.5.13日刊ゲンダイ「マイナ大混乱に自治体・医療機関から悲鳴続出! 殺到するカード更新、「資格情報のお知らせ」で誤解受診も」(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/371658)が報じられているほか、R7.5.15HTB「マイナ保険証使えないトラブル 市立札幌病院で発生…復旧のめど立たず」(https://www.htb.co.jp/news/archives_31476.html)のようなことが、今後も発生しないとも限らない。また、全国保険医団体連合会「シリーズ・救急搬送時のマイナ活用を検証する」(https://hodanren.doc-net.or.jp/info/news/2024-03-16-4/)が出ていたが、消防庁「審議会・検討会等」(https://www.fdma.go.jp/singi_kento/)の「令和6年度救急業務のあり方に関する検討会」(https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/post-151.html)のR7.3「報告書」(https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/items/post-151/02/houkokusyo.pdf)p33「救急搬送件数159,492件のうちマイナ保険証所持12,610件(8.9%)、情報閲覧件数11,398件(7.1%)」以上に、p39「現場到着~現場出発 実施事案20分29秒、実施不可事案18分20秒」の2分9秒差が気になる。救急搬送で2分余の遅れは致命的にならないとも限らない。そして、マイナンバーカードを保有していても、R7.2.5「令和6年度 全国厚生労働関係部局長会議資料」(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_50288.html)のR7.2.5保険局資料(https://www.mhlw.go.jp/content/10200000/001390497.pdf)p41「資格確認書の交付対象について」のどれに該当するか、理解していない方々が少なくないかもしれない。そういえば、R7.4.13東京「「マイナ保険証」、コピーは無効 修学旅行に別書類準備を」(https://www.tokyo-np.co.jp/article/398264)が出ているように、R7.2.12「「健康保険証の廃止に伴う修学旅行等の学校行事や部活動の合宿・遠征等における児童生徒本人の被保険者資格の確認方法について」の一部改正について(周知)」(https://www.ajha.or.jp/topics/admininfo/pdf/2025/250212_4.pdf)で「被保険者資格情報や資格確認書の写し」でも良いことが案内されている。R7.2.5保険局資料(https://www.mhlw.go.jp/content/10200000/001390497.pdf)p41「資格確認書の交付対象について」では「マイナカード保有していない」「電子証明書有効期限切れ」「健康保険証利用登録なし」では「資格確認書;申請によらず交付されます 発行済みの健康保険証の有効期限内に無償で交付いたします。」であり、今後、「解除申請」「期限切れ」が急増しないとも限らない。R7.5.15東京「国民健康保険の「資格確認書」を渋谷、世田谷区が一律に発行へ 「マイナ保険証」トラブル懸念」(https://www.tokyo-np.co.jp/article/404819)の「資格確認書はマイナ保険証を持たない人に送るのが原則だが、2区は住民の不安などを背景に独自に判断した」は、世田谷区、渋谷区だけなのであろうか。なお、世田谷区、渋谷区への厚労省の対応如何によっては、夏の「参議院選挙;2025年7月28日任期満了」(https://go2senkyo.com/sangiin/20376)の争点の一つにならないとも限らないかもしれない。