保健福祉の現場から

感じるままに

あまり進歩がない10の知識

2020年12月28日 | Weblog
「新型コロナウイルス感染症」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html)(https://corona.go.jp/)(https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov.html)(https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019)について、わが国では、「新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00093.html)のリスク評価と、新型インフルエンザ等対策有識者会議(https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/yusikisyakaigi.html)の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」のリスク管理が行われている。「(2020年12月時点)新型コロナウイルス感染症の“いま”についての10の知識」(https://www.mhlw.go.jp/content/000712224.pdf)で気になるのは、第一に、p6「マスクの着用により、感染者と接する人のウイルス吸入量が減少することがわかっています。(布マスクを感染者が着用した場合に60-80%減少し、感染者と接する人が着用した場合に20-40%減少。)」とあり、布マスクの性能が強調されていることである。「静かな年末年始」特設サイト(https://corona.go.jp/proposal/)では「マスクの素材(性能)によっても、防御効果に大きな違いが生まれることが分かっています。」「不織布マスクの方が一般的に性能が良いことが実験でも確認」とあり、チグハグである。第二に、「(2020年12月時点)新型コロナウイルス感染症の“いま”についての10の知識」(https://www.mhlw.go.jp/content/000712224.pdf)p7で「新型コロナウイルス感染症は、主に飛沫感染や接触感染によって感染する」とあるものの、「エアロゾル感染(マイクロ飛沫)」が示されていないことで、換気(https://www.covid19-jma-medical-expert-meeting.jp/topic/1729)についても啓発されるべきである。第三に、「(2020年12月時点)新型コロナウイルス感染症の“いま”についての10の知識」(https://www.mhlw.go.jp/content/000712224.pdf)p9「9月4日までにレジストリに登録のあった入院症例」のままで変わらないことである。12.25「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第4.1版」(https://www.mhlw.go.jp/content/000712473.pdf)(https://www.mhlw.go.jp/content/000712383.pdf)p30「抗ウイルス薬の投与が考慮される」は「中等症」からで「軽症」にない点はこれまでと変わっていない。ここに大きな課題があると感じる専門家はいないのであろうか。
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