キャリアブレイン「DPCの地域医療係数、来年度大きく変動か 評価基準などの見直し案、厚労省」(https://www.cbnews.jp/news/entry/20171002201357)。<以下一部引用>
<厚生労働省は来年春の診療報酬改定で、DPC対象病院の地域医療への貢献度合いの評価基準を大きく見直す方針だ。がん治療連携指導料の施設基準の届け出を評価対象から外すほか、病院で対応できる脳卒中や心血管疾患の治療方法の幅に応じて評価に差をつける。精神科救急・合併症入院料の施設基準の届け出を、精神科身体合併症管理加算の届け出よりも高く評価する。これらの見直しに伴い一部の病院では、地域医療への貢献度合いを診療報酬に反映させる地域医療係数が来年度から大きく変動する可能性がある。病院ごとの地域医療係数には、地域のDPC対象病院の中での患者シェアの高さと、医療計画などに応じた体制の整備状況や診療実績が反映される。厚労省は9月28日、中央社会保険医療協議会のDPC評価分科会の会合で、このうち体制の整備状況などを評価する基準の見直し案を示した。それによると、病院が施設基準を届け出ていればポイントを与える項目から、がん診療連携拠点病院などの連携先を評価するがん治療連携指導料を削除する。急性期以外の病院でもこの指導料を届け出できるため。>
DPC評価分科会(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-chuo.html?tid=128164)の「地域医療係数(その2)」(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000178840.pdf)p2「「がん地域連携」と「がん拠点病院」の2 つの評価項目については、併せて、がんに係る1 つの評価項目としてはどうか。ただし、B005-6-2がん治療連携指導料は、急性期のがん診療を担う医療機関への評価として適切ではない可能性があることから、評価項目から削除してはどうか。将来的には、診療ガイドラインに基づく治療実施割合等を評価することも、検討してはどうか。」、p3「「脳卒中地域連携」と「24 時間tPA 体制」の2 つの項目については、医療機関群毎に、t-PA 療法(A205-2 の算定)、血管内治療等の専門的医療の実施やその他でt-PA 療法の実施の有無について実績を踏まえながら、1 つの評価項目としてはどうか。その際、地域のネットワークに参加する「専門的医療を包括的に行う施設」と「専門的医療を行う施設」とで、段階的な評価となるようにしてはどうか。」、p5「「急性心筋梗塞の24 時間診療体制」の評価項目については、対象疾患を心筋梗塞等の心血管疾患とし、医療機関群毎に現在の心筋梗塞のPCI や外科治療の実績に加えて、急性大動脈解離については、一定数以上の手術実績を評価項目としてはどうか。その際、地域のネットワークに参加する「専門的医療を包括的に行う施設」と「専門的医療を行う施設」とで、段階的な評価となるようにしてはどうか。」、「精神科診療については、引き続きA230-3精神科身体合併症管理加算及びA311-3精神科救急・合併症入院料を用いて評価することとし、より重篤な診療実態のあるA311-3 をより高く評価することとしてはどうか。」、p6「「災害時における医療」、「EMIS」の2 項目については、いずれも災害医療体制に係る評価であり、他の疾患領域・事業と同様に1 つの評価項目としてはどうか。また、災害拠点病院については、これまでの評価に加え、BCP の策定の有無に応じた評価を行うこととしてはどうか。また、DMAT の指定、EMIS への評価は引き続き同様に評価してはどうか。新型インフルエンザ等対策に係る指定地方公共機関の指定については、今後の進捗状況を踏まえて導入を検討してはどうか。」の行方が注目である。医療計画(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/iryou_keikaku/index.html)、地域医療構想(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000080850.html)、「地域医療構想を踏まえた「公的医療機関等2025プラン」」(http://www.hospital.or.jp/pdf/15_20170804_01.pdf)、「新公立病院改革プラン」(http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/c-zaisei/hospital/hospital.html)の進捗にもそれなりに影響するのは間違いない。厚労省「DPC導入の影響評価に関する調査結果」(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000049343.html)、医療法に基づく病床機能報告(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000055891.html)、医療法に基づく医療機能情報(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/teikyouseido/index.html)、医療機関届出情報(地方厚生局)検索(http://caremap.jp/cities/search/facility)等もみれば、ある程度、各病院の実績がわかる。DPC係数の平成29年度の病院別の数値は資料(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000165562.html)からダウンロードできる(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000165685.pdf)。今年度からスタートした「病院情報の公表」(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000136365.pdf)の公表項目である、1)年齢階級別退院患者数、2)診療科別症例数の多いものから3つ、3)初発の5大癌のUICC 病期分類別ならびに再発患者数、4)成人市中肺炎の重症度別患者数等、5)脳梗塞のICD10 別患者数、6)診療科別主要手術の術前、術後日数症例数の多いものから3つ、7)その他 DICの請求率等、は医療計画・地域医療構想の関係者は常識としたい。資料(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000165676.pdf)p17~の地域医療指数の①脳卒中地域連携、②がん地域連携、③救急医療、④災害時における医療、⑤へき地の医療、⑥周産期医療、⑦がん拠点病院、⑧24時間t-PA体制、⑨EMIS、⑩急性心筋梗塞の24時間診療体制、⑪精神科身体合併症の受入態勢、⑫高度・先進的な医療の提供、は医療計画(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/iryou_keikaku/index.html)と密接に絡んでいる。
<厚生労働省は来年春の診療報酬改定で、DPC対象病院の地域医療への貢献度合いの評価基準を大きく見直す方針だ。がん治療連携指導料の施設基準の届け出を評価対象から外すほか、病院で対応できる脳卒中や心血管疾患の治療方法の幅に応じて評価に差をつける。精神科救急・合併症入院料の施設基準の届け出を、精神科身体合併症管理加算の届け出よりも高く評価する。これらの見直しに伴い一部の病院では、地域医療への貢献度合いを診療報酬に反映させる地域医療係数が来年度から大きく変動する可能性がある。病院ごとの地域医療係数には、地域のDPC対象病院の中での患者シェアの高さと、医療計画などに応じた体制の整備状況や診療実績が反映される。厚労省は9月28日、中央社会保険医療協議会のDPC評価分科会の会合で、このうち体制の整備状況などを評価する基準の見直し案を示した。それによると、病院が施設基準を届け出ていればポイントを与える項目から、がん診療連携拠点病院などの連携先を評価するがん治療連携指導料を削除する。急性期以外の病院でもこの指導料を届け出できるため。>
DPC評価分科会(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-chuo.html?tid=128164)の「地域医療係数(その2)」(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000178840.pdf)p2「「がん地域連携」と「がん拠点病院」の2 つの評価項目については、併せて、がんに係る1 つの評価項目としてはどうか。ただし、B005-6-2がん治療連携指導料は、急性期のがん診療を担う医療機関への評価として適切ではない可能性があることから、評価項目から削除してはどうか。将来的には、診療ガイドラインに基づく治療実施割合等を評価することも、検討してはどうか。」、p3「「脳卒中地域連携」と「24 時間tPA 体制」の2 つの項目については、医療機関群毎に、t-PA 療法(A205-2 の算定)、血管内治療等の専門的医療の実施やその他でt-PA 療法の実施の有無について実績を踏まえながら、1 つの評価項目としてはどうか。その際、地域のネットワークに参加する「専門的医療を包括的に行う施設」と「専門的医療を行う施設」とで、段階的な評価となるようにしてはどうか。」、p5「「急性心筋梗塞の24 時間診療体制」の評価項目については、対象疾患を心筋梗塞等の心血管疾患とし、医療機関群毎に現在の心筋梗塞のPCI や外科治療の実績に加えて、急性大動脈解離については、一定数以上の手術実績を評価項目としてはどうか。その際、地域のネットワークに参加する「専門的医療を包括的に行う施設」と「専門的医療を行う施設」とで、段階的な評価となるようにしてはどうか。」、「精神科診療については、引き続きA230-3精神科身体合併症管理加算及びA311-3精神科救急・合併症入院料を用いて評価することとし、より重篤な診療実態のあるA311-3 をより高く評価することとしてはどうか。」、p6「「災害時における医療」、「EMIS」の2 項目については、いずれも災害医療体制に係る評価であり、他の疾患領域・事業と同様に1 つの評価項目としてはどうか。また、災害拠点病院については、これまでの評価に加え、BCP の策定の有無に応じた評価を行うこととしてはどうか。また、DMAT の指定、EMIS への評価は引き続き同様に評価してはどうか。新型インフルエンザ等対策に係る指定地方公共機関の指定については、今後の進捗状況を踏まえて導入を検討してはどうか。」の行方が注目である。医療計画(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/iryou_keikaku/index.html)、地域医療構想(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000080850.html)、「地域医療構想を踏まえた「公的医療機関等2025プラン」」(http://www.hospital.or.jp/pdf/15_20170804_01.pdf)、「新公立病院改革プラン」(http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/c-zaisei/hospital/hospital.html)の進捗にもそれなりに影響するのは間違いない。厚労省「DPC導入の影響評価に関する調査結果」(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000049343.html)、医療法に基づく病床機能報告(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000055891.html)、医療法に基づく医療機能情報(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/teikyouseido/index.html)、医療機関届出情報(地方厚生局)検索(http://caremap.jp/cities/search/facility)等もみれば、ある程度、各病院の実績がわかる。DPC係数の平成29年度の病院別の数値は資料(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000165562.html)からダウンロードできる(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000165685.pdf)。今年度からスタートした「病院情報の公表」(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000136365.pdf)の公表項目である、1)年齢階級別退院患者数、2)診療科別症例数の多いものから3つ、3)初発の5大癌のUICC 病期分類別ならびに再発患者数、4)成人市中肺炎の重症度別患者数等、5)脳梗塞のICD10 別患者数、6)診療科別主要手術の術前、術後日数症例数の多いものから3つ、7)その他 DICの請求率等、は医療計画・地域医療構想の関係者は常識としたい。資料(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000165676.pdf)p17~の地域医療指数の①脳卒中地域連携、②がん地域連携、③救急医療、④災害時における医療、⑤へき地の医療、⑥周産期医療、⑦がん拠点病院、⑧24時間t-PA体制、⑨EMIS、⑩急性心筋梗塞の24時間診療体制、⑪精神科身体合併症の受入態勢、⑫高度・先進的な医療の提供、は医療計画(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/iryou_keikaku/index.html)と密接に絡んでいる。