保健福祉の現場から

感じるままに

個別健康教育

2006年03月14日 | Weblog
「標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会」がスタートした(http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/02/s0215-4.html)(http://www.phcd.jp/kuni/kensinkentoukai_1.html)。平成20年度から医療保険者に40~75歳未満の被保険者・被扶養者を対象に健診・保健指導が義務付けられることに向けて、様々な研究班や研究会で検討されている(http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/02/s0215-4b.html)。その中でぜひ行ってもらいたいのが、平成12年度から鳴り物入りで導入された老人保健第4次計画の「個別健康教育」の総括である。当時は、国報告書(http://www1.mhlw.go.jp/houdou/1107/h0702-3_17.html)に期待された方も少なくないであろう。高血圧、高脂血症、耐糖能異常、喫煙の4分野において、全国の保健師が国指導者の教育手法を研修し、各地で莫大な労力と予算を使って取り組まれてきた。それぞれの個別健康教育において、果たしてこれまで何名が受講し、受講後の結果やその後の経過はどうであったのか。それは、投入された労力と予算に見合うものであったのか。少なくとも管内の状況をみる限り、うまくいったとはとても思えない。受講者の募集や継続的な受講に苦労しているようでは、モデル事業の域を出ないであろう。今後、国家的なプロジェクトとして、IT活用したメタボリックシンドローム対策が取り組まれるわけであるが、簡便・容易であることと動機付けとしてのイメージ戦略が不可欠であるように思える。それにしても2年後から本番とは慌しい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする