友々素敵

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若い人たちに手押しポンプの存在を知らせたい

2020年04月19日 17時55分11秒 | Weblog

 雨降りと雨降りの間の今日、12年前に井戸を掘り、電動ポンプと手押しポンプを設置した所の手押しポンプの修理に行って来た。大工仕事の得意な仲間が、手作りした木製の台座が腐ってしまい、宙に浮いたようになっていたので、コンクリートブロックに置き換えることにした。

 手押しポンプの方は、ピストンを新しいものに代えれば使えそうだ。今日はブロックを積み上げて作業を終わり、コンクリートが乾いた後に手押しポンプを設置することにした。私たちの作業を、手押しポンプを製造している会社の若い社員が「見たい」とやって来た。

 「動画を撮影していいか?」と言うので、「それは構わないが、何をするの?」と聞くと、「手押しポンプは作っているが、どのように使われているのか実際を知りたい。インターネットにアップして、広く井戸のことを知らせたい」と言う。

 彼の会社に、「どこでも井戸が掘れるのか」とか、「どうやって掘ったらよいか」とか、問い合わせがあると言う。「それで実際に井戸を掘っているところや手押しポンプが使われているところを自分の目で確かめておきたくなった」と話す。「それなら、先日、完成したマンションの井戸を見せてあげる」と、マンションに連れて来た。

 たまたま、通りかかった女性に手押しポンプの柄を持ってもらい、水を汲み上げてもらった。まだ若いその女性は、「えっ、水が出るんですね。誰が使ってもいいんですか」と驚いていたし、中学生の3人組も、「こうやって水を汲み出すんですか」と感心していた。

 この手押しポンプが「みんなの財産」となれば、みんなで大事に使うことになる。誰がどれだけ使ってもよいし、それで「みんなの財産」という意識が育って欲しい。新型コロナウイルスの騒ぎで、みんなが疑心暗鬼になっている、こんな時だからこそ手押しポンプが仲を取り持ってくれる、そうなって欲しいと願う。


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