友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

働きながら優雅な生活を楽しめる社会に

2019年09月08日 17時53分26秒 | Weblog

 関東地方は台風の進路に当たるようだが、こちらは青空が広がり、蒸し暑いけれど風も弱く、今のところ影響はなさそうだ。カミさんは台風を気にしながらも、大学の教室の同窓会に出かけて行った。私の大学の時の仲間は、学生時代はよく集まっていたのに、卒業してからは同窓会を開いていない。考えてみると、高校も同学年で同窓会を行っているが、私は参加したことがない。もっぱら、新聞部の仲間で集まるだけだ。

 けれども、その新聞部の仲間も2人が逝ってしまった。8月末には高校の同級生の女の子が亡くなった。私の席の前の彼女は大人っぽい子で、夏はセーラー服がまくりあがり、小麦色の素肌が丸見えで困った。放課になっても勃起した性器が収まらず、席を立つことが出来なかった。彼女が好きだった新聞部の仲間に申し訳ない気がして、そんな思い出話は出来なかった。

 同窓会やクラス会など、何人かが集まる会が存続できるのは、それを世話する人がいなければ続かない。75歳にもなると、呼びかけてくれれば参加できても、企画し主催する側になることが億劫になる。集まったとしてもそんなに楽しい話にはならないし、誰それが亡くなったという話ばかりでは滅入ってしまう。それでも、これが最後かも知れないから早くクラス会の案内が来ないかと待っている。

 私が子どもの頃は75歳になるような年寄りは数少なかった。ましてやスタスタ歩き、音楽会や美術館に行くような人は稀だった。今では80代でも90代でも、ボケずに元気な人がいっぱいいる。年金問題で、「75歳まで働いて年金を積み立てるように」と言う人がいるが、元気で働き甲斐があるなら、私は決して否定しない。退職してから優雅な生活を、そんな考えを止めて、働きながら優雅な生活を楽しめる社会にして欲しいと思う。

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