友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

東京五輪マラソン代表選考レース

2019年09月15日 18時06分18秒 | Weblog

 東京オリンピックのマラソン代表選考レースが、2局のテレビ局から実況中継された。NHKが女子を、TBSが男子を担当したが、出発前は2局が合同で中継する珍しい番組だった。男子は8時50分、女子は20分遅れの9時10分のスタートで、同じマラソンコースで行われた。来年のオリンピックに備えた準備であり、試験でもあったのだろう。

 男子は宣言通り設楽選手がすぐに飛び出し、このまま逃げ切るのかと思われたが失速、ゴール前で3人が熾烈な争いをする展開だった。女子も何キロ過ぎからか分からないが(というのも、チャンネルを切り替える人がいて)、トップに立った選手がそのまま大差でゴールし、ゴール寸前まで代表枠の2位を争う展開だった。名古屋大学卒の鈴木亜由子さんが2位になり、何故かホッとしてしまった。

 私は長距離は苦手で、高校の時、学校の周りを走る耐寒訓練は全く良い成績が取れなかった。初めからトップを走ればと言われて実践したがダメで、翌年は力を温存してみる作戦で走ったが後半に力を出すことは出来なかった。以前にも書いたが同学年の女子で、2年連続で優勝した子がいた。

 その子は背が低くて痩せていて、目のきれいな子だった。中学の成績も常にトップで、高校もトップを維持していた。先生たちは東大に行って欲しかったようだが、彼女はお茶の水大へ進んだ。高校の時、道端でばったり出会い、30分ほど立ち話をしたことがあるが、気取らない可愛い子だった。大学を卒業して、どうしているのか、結婚したのか、どこに住んでいるのか、高校の同窓会に出席していないので私は知らない。

 マラソンを見ると彼女のことを思い出す。決して運動に優れていた印象がないのに、耐寒訓練で連続優勝したのだから、何か秘めたものがあったのだろう。話し方も柔らかく、決して人を押しのけるような性格ではなかったのに、どうして長距離ではビックリするような力を発揮できたのだろう。やっぱり、根性が違ったのだろう。

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