みのハイキングクラブ

友と山に登り、自然に親しみ、心身を健やかに、親睦を深めます。

沢上(そうれ)谷沢登り

2019-09-17 | 自主山行

自主山行報告(サブ会)

2019年9月7日(土)   天候 晴れ   参加者 7名

 

 CL 泉谷さん

 1度は行きたいと思っていた、ナメ床で有名な沢上(そうれ)谷に行ってきた。丹生川ダムから先R89細い道が心配だったが無事入渓地点に到着。人気の沢で駐車場も心配したが、先客1台のみで一安心。
 五郎七郎滝への取っ付き滝を高巻し上部に出ると、最初のナメに感動。自然の力に感激。ナメの下りで、「キャー」の声に振り向けば、尻餅で濡れただけ。意識的に腰まで浸かる場所を行くが水温は丁度よい。
 昼食後は、支流上部の岩洞滝へ。圧巻の50~60mの水の落下滝。滝裏の写真撮影などで留るが、滝風と水滴で寒くなり本流へ。
 蓑谷大滝は、水が岩肌をつたう大滝(60m~70m)だ。水紋を見ていると飽きない。高巻は急登だが、登りきると岩壁沿いに1mの道が、(誰が作った?)下降はフイックスロープで、変則懸垂下降。
 沢に降り立てば、ナメ床の連続。歩きやすいが、時おり穴に足を取られるハプニングあり。天然スライダー地点を楽しみにしていたが、日陰の滝つぼに全身入水の勇気出ず断念。
 談笑しながらしばらく歩くと、橋に出会い終了点、そこからデポ車へ15分で到着。赤褐色の湯舟に浸かり、また散歩に来たいなと独り言がでる、充実した沢でした。
                                        (記録担当 木村さんの報告より)

 

 
                           (写真提供 佐藤Yさん)

 

                                        (地図提供 木村さん) 

 

 

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萩原御前山

2019-09-13 | クラブ山行

クラブ報告

2019年9月8日(日)  天候 晴れ   参加者 35名


CL 高岡さん 

 深い眠りから覚めて、あれは夢だったのか?と不思議に思う。毎回自分は本当に頂きにたったのか?と考える・・・。起き上がってみると確かな痕跡が残っている。筋肉痛だ。だから行ってきたのは確かなのだろう。 コメントを書くために、記憶を甦らせた。
 時は令和元年9月8日、あの頃は若かった。と言ってもほんの数日前。今回のお山は、下呂市萩原町にそびえる標高1646mの「萩原御前山」、御嶽山を真正面から望み、人里から山頂を見ることができない不思議な隠れ山。
 明六ツ半7時頃総勢35人のみのハイクご一行様は水洞平駐車場に到着後、辰の刻7時21分に桜洞登山口から登山を開始した。1キロほど林道を歩き、透明度の高い沢に沿って苔むしてツルツル滑る道をひたすら登って行く、沢は勢いよく流れる。数個の弱そうな木橋を繰り返し渡ったが、慎重さが皆を無口にさせた。
 黙々と登り続け、やがて鳥居が現れた。更に上ると目の前に巨大な岩壁が出現した。七合目半の屏風岩だ。時刻は9時45分、想像をたくましゅうして巨岩の屏風岩をつぶらな瞳で見つめていると、だんだんみのハイクの誰かさんの顔に見えてきた。
 さらに、ぐいぐい苔々した道を登り続け、10時35分九合目を通過。時折、爽やかな沢の音が慰めてはくれたが、いい加減苔と沢ばかりの道に嫌気がさし飽き飽きした11時15分頃、ようやく山頂にたどり着き、見えてきたのは、デーンっと悠々とそびえる御嶽山の姿であった。
 山頂は狭く、ことのほか日射しが暑い。ところ狭しと皆詰め寄って食事をした。
 昔々、山頂に織田信長が岐阜城の鬼門除けとして金の観音像を安置したそうじゃ。何でもその金の観音像は再三の盗難に遭ったそうな。何ともまあ、腹立たしい落ち噺だこと。
 午の刻12時00分登り口とは別の上村登山口へ下山を開始した。沢も苔も無い。ただ、ひたすら笹の道が続く。下山しているのに何故か登っている。
 12時20分9合目焼堂ヶ原通過、石の観音様にお会いした。この先一合目ごとにお出迎えしてくれるそうじゃ。そして、12時40分もみの木広場を越え、鷹巣観音展望台14時8分、下山口に14時20に到着した。
 6月7月の雨は私を憂鬱にさせ、8月の暑さは私をイラつかせた。そして9月せめて、一足先に秋の風を感じたかったがまだ早かった。
 山の中で一日を費やし、温泉に入り、そして、まもなく色づき始める山々を車窓から眺めながら家路についた。
 落語噺と登山は落ちがつきものですが、今回は滑ったりつまづいたりして転んだ方が何人かいました。大事には至りませんでしたが、この先誰も大きな怪我をしませんように。
 リーダー、運転手の皆さま有難うございました。
                         (記録担当 森Mさんの報告より)

 

コースタイム
関5:00==孝子ヶ池6:05~6:20トイレ休憩==萩原ゲート==水洞平駐車場7:00・・・桜洞登山口、登山開始8:21・・・鳥居8:42・・・屏風岩9:45・・・9合目10:35・・・萩原御前山山頂11:15・・・下山開始12:00・・・9合目焼堂ヶ原12:20・・・もみの木広場12:45・・・鷹巣観音展望台14:08・・・上村登山口14:20
 ※1班~3班に別れ、3班のタイムです。登り最後尾、下山は先頭

  

                             (写真提供 前田さん・高岡さん)

 

 

                                 (地図提供 高岡さん)

 

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伊木の森(岐阜県勤労者山岳連盟岩登り講習会)

2019-09-09 | クラブ山行

クラブ報告

2019年9月1日(日)  天候 曇り

 

CL 中島Mさん

 まだ小雨の残る関市役所を現地直行の4名を除き8名で出発。伊木の森に着く頃には雨もほとんど止み一安心。でも、2~3日前から降り続いていた雨に岩場の状態が心配でしたが、一部を除き乾いているようでこれまた一安心です。
 多治見ろうざんの西部さんより開催の挨拶がありました。普段我流でやっている人も、講習会で基本的な技術を身につけて欲しい事。また、山行時には、連絡手段となるもの(携帯等)を必ず身につけて行って欲しいと話されました。
 今日の講師みのハイクの大島さんによる講習会の始まりです。岩登りでの基本動作であるカラビナへのロープの掛け方、ムンターヒッチとクローブヒッチ。これらは片手でも掛けられるように。そして、ロープと自分とを繋ぐエイトノット(後輪)。この3つを各々が何度も何度も繰り返し練習しました。
 次は支点を取る時の注意点です。2点で取りますが、その時使用するスリングは同じ素材のものである事。長さが違う場合は、結ぶなどして長さを揃えて使用する事。流動分散という方法もあるが、スリングどうしが摩擦により消耗するし、1点が駄目になった時支点からロープがはずれてしまう可能性があるため、この方法は使わない方が良い。
 また、カラビナが岩のかどに当たらないよう注意する。ショックがかかった時には割れる可能性もあるからである。ロープを繋ぐ方法、シートベントとダブルフィッシャーマンも学びました。
 いよいよグループ毎に分かれ、岩場を使っての練習です。みのハイクは、前日に習ったトップロープで登る時の支点を順番にセットしてみました。昼食を挟み、午後からはトップロープで登る事、テンションをかけて降りる事、登る人を確保する事を練習しました。
 少しの油断が大きな事故につながるクライミング。基本動作を確実に理解しての繰り返し練習が大切だと思います。普段の山行にも岩場はあります。岩に慣れるためにも、こういった機会を大いに活用していって欲しいと思います。
 今日は大変お疲れ様でした。いつもと違う筋肉を使ってしまいましたね(特に首)。
 講師の大島さんお疲れ様でした。ありがとうございました。
                           (記録担当 河合Jさんの報告より)

コースタイム
関7:35=伊木の森P8:10
講習開始8:40~昼食12:10~12:45 講習修了15:10

  

 
                           (写真提供 圓戸さん) 

 

 

 

 

 

 

 

 

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蓼科山

2019-09-05 | クラブ山行

クラブ報告 

2019年8月25日(日)  天候 晴れ一時曇り  参加者 40名

 

 CL 清水さん

感想・雑記(Aコース) 
 朝、家を出ると小雨が降っている。予報と違うと思いながら集合場所の市役所へ向かうと着くころには雨はほぼ止んで、しばらくすると東の山と雲間から太陽が顔をのぞかせた。
 予定時間よりも10分程遅れて、美しい日ノ出に見送られながら2台のマイクロバスに分乗し出発。富加関ICから高速道路に入り今日の山行先「蓼科山」へと向かう。途中駒ケ根SAで小休止。諏訪湖の横を通過、諏訪ICで降り、どんどん高度を上げながら標高1720mほどの女乃神茶屋登山口に着いた。さすが下界とは違い風がひんやりとして気持ちがいい。
 Aコースは女乃神茶屋から、Bコースはもう少し先の七合目登山口から「蓼科山」へと2つのコースに分かれて山頂を目指す。山頂で合流し休憩、昼食、集合写真を撮ってA,Bコース一緒に七合目登山口に下山する予定だ。
 Aコースは笹に覆われたなだらかな道を進む。こんな調子だといつ山頂に着くのか心配になるほど緩い登山道をなぞる。大小の様々な岩が苔をまとった辺りになると勾配が徐々にきつくなってきた。
 10時20分、山頂まで約半分の三角点のある標高2113.7m地点に着いた。振り返ると優美な容姿の八ケ岳連峰が見える。登山道は、またしばらくはなだらかだったが、いよいよ傾斜がきつくなり不規則に重なった火山岩が行く手を阻む。森林限界地点に近づいてくると枯れた立ち木群(縞枯れ現象)が現れた。この蓼科山では南西部にのみ現れる現象らしい。ここから15分程進むと、噴火による噴石とみられる岩だらけの山頂付近に出た。
 12時頃、東京ドームが余裕でスッポリ納まると思うくらい広い山頂に着いた。もちろん標高2530.7mの三角点はあるが探さないと見つからない程広い。中央に蓼科神社の奥社が祀られていて小さな祠と鳥居もあり、皆登山の安全を祈願し参拝をした。しかし、火山岩が積み重なり平らな場所がなくゆっくり寛げない。
 山頂で食事を済ませ、集合写真を撮り、13時00分、予定時間を30分遅れてグループごとに下山開始。大きな岩がごろごろしているし急勾配は下りにくく足に負担が掛る。
 13時40分、「蓼科山荘」に着いた。ここからは下山道がいくつかに分かれている。10分程小休止して再び下山開始。この辺りから岩が小ぶりになってきたが、これはこれで歩きにくい。ザレてるので足を取られやすい。ようやく鳥居のある七合目登山口に下山した。時刻は15時少し前。
 最終組が下山し、帰りの身支度をし、バスが発車したのは15時30分。1時間ほど遅れたので予定してあった「すずらんの湯」での入浴は取りやめとなり帰路についた。高速道路を走っていると今度は夕日が美しく、疲れを労ってくれているような気がした。
 蓼科山は火山である。頂上の大小の岩は噴火によって堆積したものだろう。御嶽山の噴火も同じようなものと推測されるが、あんなものが空から降ってきて直撃されたらたまったものではない。あらためて御嶽の噴火によって犠牲となった方々の冥福を祈らずにはいられなかった。
 今回の山行のCLさんをはじめ、各々担当をされた方々お疲れ様でした。大変お世話になり、また変化に富んだ山行ありがとうございました。
                       (Aコース 記録担当 三輪さんの報告より) 

感想・雑記(Bコース・七合目登山口)
 諏訪ICを出て白樺湖方面に向かうと、特徴ある円錐のどっしりした山容の「蓼科山」が姿を見せ、気持ちが高揚します。
 Bコースは山の裏手に回り込み、「七合目登山口」より登ります。登山口駐車場に降りると肌寒く感じますが、熱中症の心配はなく、気持ちよく登れそうです。各々でストレッチを済ませ、3班に別れ、蓼科山をご神体とする「一の鳥居」をくぐりスタートです。
 シラビソや栂の樹林帯の中、登山道脇の苔が朝露をたっぷり含んで、木漏れ日の中キラキラと綺麗です。幅広い登山道は、そのうち急になり3回程休憩を取りながら、ゴロゴロした登山道をゆっくり登りあがると蓼科山荘のある「将軍平」に着きます。ハクサンフウロ・ミヤマアキノキリンソウ・ヤナギラン・ヤマハハコが咲き、山は足早に秋へ移ろうとしていました。
 ここから山頂までは大きな岩の急な登りで、「下山が怖いよね」と話しながら登り上がると「蓼科山頂ヒュッテ」に着きました。このあと1等三角点のある山頂までは直ぐで、Aコースの人達とほぼ同時に着きました。
                       (Bコース 記録担当 藤沢さんの報告より)

 

コースタイム
関5:40==富加関IC==駒ケ根SA==諏訪IC==
・Aコース 女乃神茶屋登山口8:50~9:00・・2113.7m三角点10:20・・蓼科山山頂12:00~13:00・・蓼科山荘13:40~13:50・・天狗の露地14:15・・七合目登山口15:00~15:30
・Bコース 七合目登山口発9:02~9:20・・将軍平(蓼科山荘)10:50~11:03・・山頂ヒュッテ11:55・・山頂12:02~13:00・・下山はAコースと同じ
七合目登山口15:30==諏訪IC==諏訪SA==恵那SA=富加関IC==関19:30

 

 

 

                              (Aコース写真提供 高岡さんより)


 

                                                                        (Bコース写真担当 安田さんより)

 

 

 

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