みのハイキングクラブ

友と山に登り、自然に親しみ、心身を健やかに、親睦を深めます。

御並坂峠~コカシ洞~釜ヶ谷山

2017-11-29 | クラブ山行

クラブ報告

2017年11月26日(日)    天気 晴れ    参加者 27名

     
                     2.5万図 谷合・美濃神海  釜ヶ谷山2等三角点  
                       

CL 須田Kさん
 谷口水辺公園((16名)と釜ケ谷駐車場(11名)の2ヶ所に集合し、山県市美山支所で賑やかに合流する。山の朝で薄く霧が上空を覆っているが、青空のためか極めて明るい様子に参加者の浮き立つ気持ちが笑顔に現れている。
 CLの挨拶、参考予定等の説明の後、6台に分乗し山県市と本巣市の境になる尾並坂峠へ向かう。本日の山行の目的には地図読み・コンパス利用やロープワーク等が含まれており、大人数だが敢えて班分けはせず、コース上の多くの地点で熟練者による解説が実施された。従って幾度となくピークや尾根合流地点、分岐点等では立ち止まり、説明に熱心に耳を傾ける幾つかの好ましい勉強会の輪ができ、時間を少々かけての山行になった。
 峠の左手の空き地に駐車し、CLによるストレッチを峠を吹き抜ける早朝の冷気にめげず念入りにする。
 入山口にNO、32と33鉄塔の標識ありかなり明瞭な道が右手に上がっているが、下りとなる左手のNO、33鉄塔に進む。最初暫くは針葉樹林だが次第に左右に交互に広葉樹林が現れ、見ごろを迎えた待望の紅葉が姿をみせ始めた。NO,34鉄塔の手前辺りからは紅葉樹の背景に雲海に浮かぶ秋色の山々や白く輝く雪の山々が姿をみせ、NO,34鉄塔では一気に180度程に展望が開けて山座同定に話が弾んだ。
 コカシ洞は紅葉樹林に囲まれていたが明るく、ここにはNO、139鉄塔とNO、138の鉄塔の標識があった。ここで数名の経験者から予期せぬ提案が出された。ここでソボ洞方面に右折し往復5分程に鉄塔があり抜群の眺望が楽しめると希望者17名程が訪れると360度もの展望に感動できる広場が待っていた。登り返し時には秋の味覚も僅かながら発見するおまけ付きになった。
 紛らわしい639ピーク地点を左折せず直進してやり過ごし、昼食タイムとする。尾根上で風は無いが秋の終盤かやはり空気がやや冷たい。食後のピーク分岐には五斗蒔平と釜ケ谷頂上の標識あり左折が正解だが、見事に明瞭な道が正面に延びていて、道迷いをしそうな箇所であった。少し下って登り返して分岐に差しかかると<やまびこコース>の標識があり、明瞭な登山道が東方面から合流してきた。ここからは登山道案内の標識が幾つか現れ、登山道も明瞭で、結局藪漕ぎは釜ケ谷山頂まで全く無いことも判明した。
 頂上の千把小屋前で写真撮影・休憩をして下山開始、お陰様で予定時間よりかなり早く雨にも遭わずに紅葉の綺麗なキャンプ場の車止めに帰着できた。
 尾並峠登山口駐車場のデポ車の回収時間を活用して、下山口で待機する参加者は約1時間程熟練者より以下のロープワークの訓練をして頂き、皆真剣に取り組み有意義な待機時間をすごせた。
(肩絡み懸垂下降、テープシュリンゲでの簡易ハーネス、モアイ結び、マスト結び等)
 お世話頂きました諸役の皆様のお陰様でとても充実した秋の紅葉山行が満喫できました。 本当に有難うございました。
                             (記録担当 西口さんの報告より)

  コースタイム
谷口水辺公園・釜ケ谷駐車場7:00==山県市美山支所(合流)7;20~7;25==尾並坂峠7:45~8;00・・・NO。33鉄塔8;20・・・NO34鉄塔9;15~9;25・・・コカシ洞9;45~10;00・・・NO138鉄塔(希望者のみ)10;00~10;05・・・639ピーク10;50~11;00・・・昼食11;20~12;00・・・釜ケ谷山13;10~13;30・・・釜ケ谷駐車場(解散式)14;50~15;00 ロープワーク15;00~16;00

 
       
                          (写真提供 前田さん・須田Kさん)

   
                        
(地図提供 前田さん)

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網掛山

2017-11-20 | クラブ山行

  クラブ報告

2017年11月19日(日)   天候 晴れ後曇り     参加者 33名

   
                             2.5万図 伊那駒場   3等三角点

CL 高桑さん
  7:00身震いするような寒さの関市役所。今日の山、南信州の「東山道・網掛山」に思いをはせ、心が躍りテンションを高めます。
阿智セブンサミットの一つ、古代東山道、網掛峠、何かロマンがあったに違いない、そしてキノコがあるに違いないと確信しながらビニール袋をポケットに忍ばせ・・・。
 朝焼けのまぶしい太陽に向かい、1.2.3.4.7号車の5台が、24名を乗せて富加関ICからMAGロードを走ります。恵那峡SAで5.6号車の2台と合流、総勢33名、中高年のワクワクする遠足の始まりです。7台の車が一斉に南信州に向かいます。車窓からは南アルプスの雪を被った山を仰ぎ見、恵那山トンネルの明るさに驚愕し。
 あっという間に園原ICを降り、昼神温泉を通過、分岐を右折して程なく行くとひなびた集落に上がり、大平神社の登山口に到着。駐車場狭く二手に分かれます。驚いたことに近くの田んぼの畦にウエストン碑があり、そこから見える南アルプスの絶景の見とれたとの文言あり。
 9:15昭和の原風景を横目に歩き始めます。商売繁盛の大明神(狐の置物が20匹程鎮座)、曰くありげな枯れ枯れの姥桜を通過し、林道歩きが2/3終えたところで本格的な山登り。
体がほてったところで網掛峠が現れる。この峠には「蛇瘤杉」という切り倒された杉の大木があり、次の伝説がある。
 「近江の国の琵琶湖の村の若い男女が、村人の妬みから村を追い出され、旅を重ねてこの峠まで来た時、疲れと飢えの為に産んだばかりの赤子と共に絶命した。村人は哀れんで3人をここで葬り、墓しるしに杉の木を植えたところ杉の木はたちまち成長して、幹が3つに分かれ数個の瘤をもつ大樹となった。そのころ琵琶湖が荒れて魚がとれなくなった。そこで占ってもらうと信濃路の山深い峠で恨み死んだたたりであると言われ、そこでこの地を訪ねてきて、3人の霊を祀ったところ湖はもとの静けさを取り戻したという。若者夫婦の持って来た綱が木にかけられていたことから網掛峠といわれるようになる。」
                     ・・・・聞くも涙語るも涙の物語・・・・
 すぐ上に吹きっさらしのこうぞう小屋があり、眺望を試みるが谷からの風がゴーゴーと吹き上げ寒いのなんの。青空が見えてはいるが今日は冬型の気圧配置、寒さが身にしみます。
 10:40頂上に着き、古代文字  の看板。初めて目にします。象形文字に似ています。総勢33名でぐっつぐっつの集合写真を撮り、風の当たらないところで少し早いがランチタイム。じっとしていると首元から冷気がそして手がかじかんで来た。低体温症になりそうで早々下山開始。
 11:30枯れ葉に埋もれたジグザグの道を一列になり、それぞれが思い思いにふけりながら歩きます。1/3程下ったところに又、吹きっさらしのこうぞう小屋(東峰展望台)が出現。南アルプス、昼神温泉街、くねった中央道を眼下に、ドローンで撮影したような風景が広がっていた。今回の見処です。下りて下りて集落が見える頃には、どんよりとした空から小雪が舞い始め、予定より早く12:30登山口に到着。そしてそこで解散となりました。

  “晩秋 南信州の里山 染まったモミジが風に揺れ さらっていく木枯らしのカラカラという音に 己の短かった人生を振り返る 山旅”であった。

  ☆CL.SLの方々お役目ご苦労さまでございました。ランチタイムにCL手作りの美味しいバナナケーキをいただき、ケーキ分1.4キロを担いで登られました。敬服いたします。
                             
(記録担当 上松さんの報告より)

  コースタイム
関7:00=富加関IC7:10=恵那峡SA7:45=園原IC=大平神社8:40~9:15・・・網掛峠10:10・・・網掛山10:40~11:30(昼食)・・・東峰展望台11:40・・・大平神社12:30解散=関14:30

 

      
                                    (写真提供 須田Kさん)

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籾糠山

2017-11-07 | クラブ山行

クラブ山行

2017年11月5日(日)    天候 晴れ     参加者 30名    

   
                             2.5万図 鳩谷/平瀬   3等三角点                                                           
CL 安田さん
 台風の影響などで2週続けて中止になった山行は、1ヶ月ぶりに晴天の中実施されました。
リーダーの挨拶のあと体験山行の片桐さんの紹介があり、参加者30名は6台の車に分乗して出発。途中郡上ICで1名合流しました。
 CLの事前調査の結果、国道360号の河合方面からのアクセスが出来ない為、白川郷方面から天生峠に向かいます。途中の車窓から見る紅葉はとても綺麗でした。迫力ある「天生の中滝」を過ぎると「白山連峰展望地」です。山頂からは猿ヶ馬場が邪魔をして見る事の出来ない白山の遠望を堪能して、赤いとんがり屋根のトイレが可愛い天生峠駐車場に着きます。駐車場は私達だけです。見渡す木々は葉を落とし、ひっそりとしています。

 恒例のストレッチ後登山開始。入り口では環境対策の泥落としのマットがあり、丁寧に泥を落とし、受付で「森林環境推進協力金」一人500円を支払います。吊り下げられた温度計は0.5度でしたが、風が無いせいか寒くなく絶好の登山日和でした。
 湿原探勝路に向かう途中、昨夜降ったのか笹の葉の所々に雪が見られます。登山道には熊よけの一斗缶がぶら下げてあり、誰かがストックで叩いたのでビックリ。この音なら熊も逃げ出す事間違いなし。雪化粧した山頂は満開の山桜のようでした。

 天生湿原の木道にくると雪が有り、滑らないように気を付けて東回りでカラ谷分岐に出ます。右にブナ探勝路、左に木平探勝路、真ん中がカラ谷登山道です。休憩後「カラ谷登山道」でカツラ門を目指します。根元に大きな穴の開いた樹齢およそ300年から500年のカツラの巨木群には圧倒されました。樹氷は青空に映え絵の様で皆感動してシャッターを押します。木平分岐を経て、籾糠分岐から急な階段を上がる頃、解け始めた樹氷が霰のようにパラパラ落ちてきます。足元を見ると氷砂糖の様な塊や霜柱のような塊もありました。

 山頂に着くと先発隊が首を長くして待っていてくれました。
雲海の上に浮かぶ冠雪した御岳・乗鞍・北アルプスの大パノラマは圧巻でした。山座同定をした後、狭い山頂で全員片寄せあっていただくランチ時間は至福の一時でした。

 下山は先発隊10名が木平探勝路を、後の20名はブナ探勝路で下山開始、
眼下に見る樹氷や、冠雪した山々に別れを告げ、先発隊との合流地点カラ谷分岐に向かいます。途中ミズバショウ群生地に希望者だけ立ち寄り、トチ・ブナの巨木を過ぎると合流場所のカラ谷分岐に出ます。昨日テントの携帯トイレ用ブースは撤去され、閉山の為の準備が進められていました。

 帰りに大白川温泉「しらみずの湯」で温まり、体験山行の方、入会後初参加の方から「又参加したいです」「皆と登るのは楽しい」「素晴らしい山に出会えた」等の感想を頂きました。
CLの挨拶の後解散 諸役の皆さまお疲れさまでした。
紅葉は終わっていましたが、思いもよらなかった樹氷と冠雪した北アルプスの大展望を見る事ができ、記憶に残る登山となりました。ありがとうございました。

                              (記録担当 藤沢の報告より)

   コースタイム
関6:00==美濃IC6:10==荘川IC7:04==天生峠PK8:04~27・・・カラ谷分岐9:18~24・・・かつらの巨木9:43・・・木平分岐10:09~15・・・籾糠分岐10:40・・・籾糠山頂11:19~12:12・・・ミズバショウ群生地13:33・・・カラ谷分岐13:41~43・・・天生峠PK14:22~35==大白川温泉「しらみずの湯」15:30~16:35==白鳥IC17:38==美濃IC18:08==関18:20

 

    
                                   (写真提供 渡辺Kさん)

        
                       

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