みのハイキングクラブ

友と山に登り、自然に親しみ、心身を健やかに、親睦を深めます。

蓼科山

2019-09-05 | クラブ山行

クラブ報告 

2019年8月25日(日)  天候 晴れ一時曇り  参加者 40名

 

 CL 清水さん

感想・雑記(Aコース) 
 朝、家を出ると小雨が降っている。予報と違うと思いながら集合場所の市役所へ向かうと着くころには雨はほぼ止んで、しばらくすると東の山と雲間から太陽が顔をのぞかせた。
 予定時間よりも10分程遅れて、美しい日ノ出に見送られながら2台のマイクロバスに分乗し出発。富加関ICから高速道路に入り今日の山行先「蓼科山」へと向かう。途中駒ケ根SAで小休止。諏訪湖の横を通過、諏訪ICで降り、どんどん高度を上げながら標高1720mほどの女乃神茶屋登山口に着いた。さすが下界とは違い風がひんやりとして気持ちがいい。
 Aコースは女乃神茶屋から、Bコースはもう少し先の七合目登山口から「蓼科山」へと2つのコースに分かれて山頂を目指す。山頂で合流し休憩、昼食、集合写真を撮ってA,Bコース一緒に七合目登山口に下山する予定だ。
 Aコースは笹に覆われたなだらかな道を進む。こんな調子だといつ山頂に着くのか心配になるほど緩い登山道をなぞる。大小の様々な岩が苔をまとった辺りになると勾配が徐々にきつくなってきた。
 10時20分、山頂まで約半分の三角点のある標高2113.7m地点に着いた。振り返ると優美な容姿の八ケ岳連峰が見える。登山道は、またしばらくはなだらかだったが、いよいよ傾斜がきつくなり不規則に重なった火山岩が行く手を阻む。森林限界地点に近づいてくると枯れた立ち木群(縞枯れ現象)が現れた。この蓼科山では南西部にのみ現れる現象らしい。ここから15分程進むと、噴火による噴石とみられる岩だらけの山頂付近に出た。
 12時頃、東京ドームが余裕でスッポリ納まると思うくらい広い山頂に着いた。もちろん標高2530.7mの三角点はあるが探さないと見つからない程広い。中央に蓼科神社の奥社が祀られていて小さな祠と鳥居もあり、皆登山の安全を祈願し参拝をした。しかし、火山岩が積み重なり平らな場所がなくゆっくり寛げない。
 山頂で食事を済ませ、集合写真を撮り、13時00分、予定時間を30分遅れてグループごとに下山開始。大きな岩がごろごろしているし急勾配は下りにくく足に負担が掛る。
 13時40分、「蓼科山荘」に着いた。ここからは下山道がいくつかに分かれている。10分程小休止して再び下山開始。この辺りから岩が小ぶりになってきたが、これはこれで歩きにくい。ザレてるので足を取られやすい。ようやく鳥居のある七合目登山口に下山した。時刻は15時少し前。
 最終組が下山し、帰りの身支度をし、バスが発車したのは15時30分。1時間ほど遅れたので予定してあった「すずらんの湯」での入浴は取りやめとなり帰路についた。高速道路を走っていると今度は夕日が美しく、疲れを労ってくれているような気がした。
 蓼科山は火山である。頂上の大小の岩は噴火によって堆積したものだろう。御嶽山の噴火も同じようなものと推測されるが、あんなものが空から降ってきて直撃されたらたまったものではない。あらためて御嶽の噴火によって犠牲となった方々の冥福を祈らずにはいられなかった。
 今回の山行のCLさんをはじめ、各々担当をされた方々お疲れ様でした。大変お世話になり、また変化に富んだ山行ありがとうございました。
                       (Aコース 記録担当 三輪さんの報告より) 

感想・雑記(Bコース・七合目登山口)
 諏訪ICを出て白樺湖方面に向かうと、特徴ある円錐のどっしりした山容の「蓼科山」が姿を見せ、気持ちが高揚します。
 Bコースは山の裏手に回り込み、「七合目登山口」より登ります。登山口駐車場に降りると肌寒く感じますが、熱中症の心配はなく、気持ちよく登れそうです。各々でストレッチを済ませ、3班に別れ、蓼科山をご神体とする「一の鳥居」をくぐりスタートです。
 シラビソや栂の樹林帯の中、登山道脇の苔が朝露をたっぷり含んで、木漏れ日の中キラキラと綺麗です。幅広い登山道は、そのうち急になり3回程休憩を取りながら、ゴロゴロした登山道をゆっくり登りあがると蓼科山荘のある「将軍平」に着きます。ハクサンフウロ・ミヤマアキノキリンソウ・ヤナギラン・ヤマハハコが咲き、山は足早に秋へ移ろうとしていました。
 ここから山頂までは大きな岩の急な登りで、「下山が怖いよね」と話しながら登り上がると「蓼科山頂ヒュッテ」に着きました。このあと1等三角点のある山頂までは直ぐで、Aコースの人達とほぼ同時に着きました。
                       (Bコース 記録担当 藤沢さんの報告より)

 

コースタイム
関5:40==富加関IC==駒ケ根SA==諏訪IC==
・Aコース 女乃神茶屋登山口8:50~9:00・・2113.7m三角点10:20・・蓼科山山頂12:00~13:00・・蓼科山荘13:40~13:50・・天狗の露地14:15・・七合目登山口15:00~15:30
・Bコース 七合目登山口発9:02~9:20・・将軍平(蓼科山荘)10:50~11:03・・山頂ヒュッテ11:55・・山頂12:02~13:00・・下山はAコースと同じ
七合目登山口15:30==諏訪IC==諏訪SA==恵那SA=富加関IC==関19:30

 

 

 

                              (Aコース写真提供 高岡さんより)


 

                                                                        (Bコース写真担当 安田さんより)

 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 百々ヶ峰(クリーンハイク) | トップ | 伊木の森(岐阜県勤労者山岳... »

コメントを投稿

クラブ山行」カテゴリの最新記事