みのハイキングクラブ

友と山に登り、自然に親しみ、心身を健やかに、親睦を深めます。

笠松山

2015-12-23 | クラブ山行

クラブ報告

2015年12月20日(日)   天候 晴れ    参加者 31名

                
CL 渡辺Aさん
 今年最後のクラブ山行は伊那谷の眺望絶佳の山として名高くなった笠松山が選ばれた。今冬一番の冷え込みと報じられた朝、星の瞬きを車窓に眺めながら自宅を出た。近くの路傍温度計はマイナス3℃。関の集合地では早朝にもかかわらず既にリーダー以下続々と集合していて、ヘッドランプの灯りを頼りに参加者チェックがなされた。ほぼ定刻に6台に分乗してスタート。明けの明星を仰ぎつつ高速を走ると、払暁の空の色は刻々と変化して久々の光景に気分が高揚した。阿智PAで休憩を取っていたら東の水晶山727.2mの上から美しい朝日が昇った。飯田山本ICを出ると飯田市のシンボル風越山と並んで笠松山らしき山が見えたが山容は穏やかであった。狭い道を縫って進み梅ヶ久保神社下の駐車場に到着。ワカンは不要、念のためアイゼン持参の指示をもらってから、日陰に17日の雪が未だ薄く残り、水溜まりに氷が張った道を進んで三和農園に着いた。前もってCLが交渉をしておられ鍵を開けてもらってトイレ休憩を終えた。間近な1番観音の登山口へ移動してストレッチを終える。登山口の案内板によれば一番観音から山頂展望台の三十三番観音まで道筋に観音様が祀られている。又この道は古くから笠松馬道と呼ばれ大平街道の脇道として地域物流が行なわれていたらしいが、観音群の設立時期は検索してもヒットせず不明が残念。
 古道は堀割状の道から始まりジグザグに高度を上げて行く。10番観音で尾根に乗りひと息入れていたら健脚揃いのC班に追い抜かれた。更に高度を上げて東西に延びる平坦な尾根に達すると18番観音1022m地点、隣に山神碑が祀られていて背後の樹間から松川を挟んで風越山が望まれた。21番観音横には崩壊の為旧道廃止、夏道へ3体の観音様を移設したとの看板があった。この辺りから少し雪が残っていて急坂を進むと展望が開けて来る。平坦な巻道になり25番観音で梅ヶ久保神社からのルートと合流。尾根道をジグザグに高度を上げて行くと北方向の風越山の左に仙崖嶺、南駒ヶ岳など中央アルプスが美しく見え、峠間近な伐採された尾根からは南面に高鳥屋山がどっしりと聳え、北に恵那山の一部、遙かに大川入山、蛇峠山などの山々が望まれたプロムナードで緩斜面を進んで33番観音に到着した。先着のC班一行は既にくつろいでおられた。観音様の横には駒嶽大神、厄除観世音等の古い碑が並んでいて古道笠松峠の雰囲気を伝えていた。観音様の間近に木製の「笠松峠」の標識が立ちベンチが設置されていて展望台と称されている。ここからの南アルプスの展望は北端から南端まで一望出来て絶景に歓声があがった。感動しながら山々を撮っていたらCLから先に三角点を訪れると指示され、ザックを置いて空身で林道を歩き展望ゼロ、樹間の三角点を確認して戻った。展望台標高は1260m、この山域の最高点は三角点北西の1320mであるが国土地理院地形図の笠松山表示は三角点位置になっている。最高点へとの声も上がったが展望は無いとの情報も有り断念した。笠松峠に戻ってから朝の冷え込みが嘘の様に風も穏やかなホカホカ陽気に包まれ、南アルプスの展望を肴にして賑やかなランチタイム。いつもの様に漬け物やお菓子、果物の差し入れが飛び交った。忘年登山と言う事で食後にCL手作りのシュトーレン(クリスマスに食べるドイツの伝統的な菓子パンだそうな)を頂き澤田さんの「来年も頑張って登ろう」とのスピーチの後コーヒーで乾杯をした。南アルプスの展望図が設置されていて、鋸岳、仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳、塩見岳、赤石岳、聖岳・・etc、山座同定は分かり易かったが、南アルプス前衛の大西山、鬼面山など伊那山脈の山々は冠雪しておらず顕著なピークでも無く、ボンヤリ霞がかった状態で同定が出来ず残念。鋸岳の左に白い頭を見せていたのは赤岳。阿弥陀岳など八ヶ岳の山々であった。人気の山にしては登山者が少なくチラホラ程度。展望に未練を残しつつ下山開始。25番観音分岐は直進し落葉したカラマツ林で小憩を取り林道に合流し梅ヶ久保神社に到着した。鳥居間近の4等三角点大瀬木745.0mに立ち寄りすぐ下の駐車地へ戻った。神社駐車場で靴を履き替えて再び三和農園に向かう。「試食やジュースはサービス」との声に誘われて続々とハウスの中に入り、詰め放題1000円のリンゴやジュースを多数の仲間達が買い込まれた。農園駐車地でCLの挨拶を頂き現地解散となった。関への帰途は渋滞も無くて15時前に帰着となり、高速道路の有り難さを実感した。
 最高の天気となり期待の大展望にも恵まれたのは今年の締めくくりの山行としていつまでも印象に残る事であろう。好天はCLの心がけが良かったおかげかも。諸役を果たされた皆さんに感謝!。同行のみなさんにも感謝!そしてお疲れ様。
                                    (記録担当 水野Oさんの報告より)

 コースタイム
関5:59==阿智PA7:03 7:17==飯田山本IC7:20==梅ヶ久保神社P7:32 7:46・・・三和農園8:08・・・一番観音登山口8:15 8:27・・・10番観音9:05 9:10・・18番観音・山神碑9:32・・・21番観音9:43・・・25番観音9:56 10:01・・・笠松峠10:29 10:33・・・笠松山三角点10:37 10:39・・・笠松峠10:43 11:38・・・25番観音11:57・・・林道出合12:39・・・4等三角点大瀬木12:53・・・梅ヶ久保神社P12:56 13:08==三和農園13:13 13:30(解散)==関14:52

           
                                                                                      (スライド写真提供 前島さん)

 

             
                         (地図提供 渡辺Aさん)   

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高沢山・本城山

2015-12-17 | クラブ山行

クラブ報告

2015年12月13日(日)   天候 曇り    参加者 25名(新入会員含2名)清掃のみ参加者 6名

                                     

  CL 前島さん
 多くの人が定刻前から市役所駐車場近辺の掃除を始める。数日前に風雨の強い荒れた天気の日がありたくさんの落ち葉があった。夜の雨でコンクリートの地面に落ち葉が張り付いていて大変だったが、大勢の力はすごくて広いところも見る見るきれいになり大きなゴミ袋が次々と膨らんだ。いつもお世話になっている駐車場と、心をこめて皆が働く姿は美しいと思った。掃除だけの参加者もある。天気が危ぶまれたが7時少し前に多少ぱらついたくらいで天気に恵まれた。
 リーダーの挨拶、説明を聞き車5台に乗り合わせ出発、平成の道の駅でトイレ休憩し高沢観音駐車場に着く。ストレッチ後3つの班に分かれ出発した。数年前にクラブ山行でこの山に来たが今回は、古道を歩くのを楽しみにしていた。
このお寺は、随分古く清水の舞台のような作りで珍しい。国の重要文化財に指定されている立派な多宝塔もある。岐阜県下で一番古いお寺だとか。
 本堂の裏から右に向かい高沢山に。頂上らしきところは何の標識もなく、大木が倒れていた。その後、落ち葉でふかふかの気持ちよい古道に出ると左右にいくつもの石仏が点在し、数字が彫られているので何番目とか言いながら励みにして歩いた。途中、眺望地あり雲海の上に鳩吹山や梨割山が見渡せた。そのあたりは、パワースポット地の表示があったので深呼吸してパワーを受ける。会員の中には子どもの頃ここを歩いて通ったという人もいた。そのずっと前には円空さんもこの古道を歩いて御参りされたのかなぁ等とはるか昔に思いを巡らせながら歩く。道中倒木でハードルのように跨いだりくぐったりの所もあったが危険個所はない。見坂峠に出ると、樋ケ洞集落があり、近くに古民家を利用した喫茶店もあった。ぬかるみを避け、計画のコースから少し迂回し県道美濃川辺線 通称 どんぐり街道をしばらく進み鉄塔64を目指し小さな谷川を渡り急な巡視路を登って本城山頂上に予定時刻ちょうどに到着した。頂上には大きな岩があり展望がよい。記念写真をとりゆっくりと昼食。12月とは思えないほど暖かだった。大仏には30分ほどであっという間に着くが 反射板とともに三角点はフェンスの中で入ることができない。フェンス囲い近くから下って古道に戻り また石仏を見ながら歩く。本堂裏のみたらしの水の横に33番の石仏様を見つけた。
 駐車場では 数名の方が皆より少し早く下山し温かい飲み物を準備して待ち受けていてくださった。おいしい甘酒やコーンスープ 差し入れの大福を頂き リーダーの挨拶後解散となる。山行のための詳しい下見やいろいろな心遣いをしてくださった方に感謝します。
 石仏を見ながらふかふかの静かな古道、また訪れてみたいと思いました。
                           (記録担当 足立Mさんの報告より)

 コースタイム

関市役所駐車場周辺清掃 7:00~7:50
関8:00=道の駅平成=高沢観音P8:30-8:50・・・高沢山9:15・・・高沢古道・・見坂峠10:10・・樋ヶ洞・・美濃川辺どんぐり街道・・ 64送電鉄塔11:25・・・本城山11:50~12:40・・・大仏13:10・・・観音堂・・・駐車場14:10~14:30お茶タイム 挨拶後解散14:35=関15:00

 

             
                                  (スライド写真提供 前島さん)

          
                                                                            (地図提供 前田さん)

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忘年会

2015-12-07 | クラブ山行

クラブ報告

2015年12月6日(日)     参加者 41名     場所 丸しん

                     

 

12月に入り何かと気ぜわしさを感じる中、万障繰り合わせ41名の参加者、いつもの山の服装とは違い、ドレスアップした紳士淑女が関市では名の通ったM料亭へ、
11:30分開催予定でしたが席の準備が遅れ12:10分開催,Sさんの始めの言葉に続きHさんの音頭で乾杯後、しばしの会食!頃あいを見計らい、ビンゴゲームに興じる。ビンゴになった人の景品がすごい。Tさんから提供された手描きのお皿が先着10人に、クラブの20周年記念タオル10人、残念賞はSさん提供のライト18人、Gさんから全員にギンナンが配られ会場中が笑顔満載Sさん(男)のスープン曲げ、もう一人のSさん(女)はビニール袋の中の水が何本鉛筆をさしても一滴も水がこぼれない手品に感嘆の声があがり、芸達者なS(女)さん演じる腹話術は玄人並みで拍手喝采
次に現れたるは参加者ほぼ全員の似顔絵、始められてからまだ日は浅いとTさんはおっしゃるが、一人々の特徴がよくつかんであり誰々さんだ~。とすぐ分かり大盛り上がり、
こうした特技の持ち主が多いお陰で和気合いあいと宴会が進みアッと言う間に終えんが来てしまいN(女)さんの指揮でみのハイキングの歌合唱、Nさん(男)の来年も元気に山に登りましょうの言葉で閉会となりました。

 二次会はカラオケへ30余名、全員が同室で笑い、歌い、山登りとは違った楽しみを味わう事ができました。
                              (記録担当 東山さんの報告より)

                
                                                                                       (スライド写真提供 藤沢)

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