クラブ報告

CL 山田 Mさん 参加者 25名
1日目 2015年10月4日(日) 天候 晴れ時々曇り
10月に入りいよいよ紅葉の季節に成ってきた。今日は早朝から25人が5台の車に分乗して長野県小谷村にある栂池自然園に向かった。
関市から富加関ICに入り、駒ヶ岳SA・梓川SA・道の駅白馬で休憩を取り栂池自然園駐車場に到着。駅前では紅葉祭が行われ、特産品販売所が臨時に設けられていた、地元特産のリンゴ、野菜、弁当など販売されて、弁当を購入した人もいた。美味しかったと聞いた。
自然園散策に必要な装備だけ持ってゴンドラリフト「イブ」に乗るため栂池高原駅に向かう。
「イブ」6人乗り、20分間で栂の森駅まで上った。「イブ」を降り立つと、そこは天気も良く、赤、黄、緑の紅葉の世界があった。
栂の森駅から少し歩き、栂大門駅、栂池ロープウエイ71人乗りで5分、山頂の自然園駅に着く。少し歩きビジターセンターに着く、少し休憩を取り入園料を支払、自然園の散策開始。
今日は入場者が多い、集合時間を決めて自由行動、各自思い思いに散策開始する。
目の前には白馬乗鞍岳・小蓮華山・白馬岳・杓子岳・白馬鑓ケ岳がでんと構え栂池自然園を見下ろしている。自然園の紅葉はナナカマドの燃えるような赤、タテカンバの黄色、そして常緑のオオシラビソと自然の色彩は目を見張る美しさである。
最初は水芭蕉湿原、ワタスゲ湿原、写真ポイントの浮島湿原この場所は沢山のカメラマンが太陽光、雲の流れなどを見て、シャッターチャンスを狙っていた。
浮島からモウセン池を通って、最も標高の高い展望湿原まで行く、階段あり、急な登りあり思っていたよりハードな散策だ。散策路は入園者が多くすれ違うのに上り、下りはゆずりあいながらの散策だった。
絶景ポイント、展望湿原では、階段状にベンチがあり、食事をする人、写真を写す人で満員。
目の前に紅葉の森、バックには白馬岳、杓子岳、白馬鑓ケ岳などがデンと構え沢山の観光客を喜ばせていた。
展望湿原の紅葉に満足して下山開始する。この美しい光景を目いっぱいに焼つけ集合時間にビジターセンターに戻った。
栂池ロープウエイと栂池ゴンドラリフト「イブ」と乗り継いで下山した。
次の目的地、黒菱平駐車場に向かう。狭い林道を車で登ってゆく、上から帰りの車が何台も来るすれ違いに大変だった。黒菱平駐車場に到着。
ここから黒菱二人乗りリフトで途中まで行く、さらにグラートクワッドリフト4人乗りに乗り換えて八方池山荘手前まで登る。
今夜は八方池山荘で宿泊、明日の唐松岳登山に備える。
(記録担当 松田さんの報告より)
コースタイム
関出発 5.00 == 富加関IC== 駒ヶ岳SA 6.35==梓川SA 7.30==道の駅 白馬 8.40 ==栂池自然園ロープウエイ9.20 → 栂池自然園見学 9.55 ~ 13.50 → 栂池自然園ロープウエイ下山 14.30 ==黒菱平駐車場 15.15 → 八方池山荘宿泊 15.40
2日目 2015年10月5日(月) 天候 曇り時々晴れ
八方池山荘の窓外には夜明け前の暗がりの中に、都会と見誤るような、煌めく白馬村の灯火群が広がっていた。余りにも美しい見事な光景に思わず外に足を運ぶと、漂う冷気の中で空には星も見られて、今日の唐松岳登頂への好天の兆しかと期待に胸が膨らんだ。
早朝5時半の出発であり朝食は八方池辺りでとの予定のため、部屋では多くの参加者が軽めの腹ごしらえをしながら準備をしていた。
薄明かりの中2班に分けて登山開始する頃には、装着したランプも仕舞い込める明るさになった。岩で凸凹する悪路の登山道は短く、やがて立派な木道が延々と続くようになったが、木道には霜が降りスリップに用心しながら歩を進めた。第一ケルンに6時に到着し3等三角点にタッチしていると、「日の出だ」との声が挙がった。
雲海の彼方から輝き昇る太陽を感動のなか静かにむかえた。五竜岳や鹿島槍ヶ岳方面の展望を楽しみながら第2ケルンに到着すると白馬岳方面の大展望が姿を現してきた。
第3ケルンを通過し八方池付近の稜線に到着、時折ガスが切れ姿を見せたり消したりの池巡りは下山時にして朝食タイムとする。稜線左右には壮大な山岳風景がひろがり、遠くは妙高山や火打山が雲上に現れ。ここで眼前のガスの中に見事に鮮明なブロッケンが出現し、手を振る姿を映して楽しんだりカメラに納めたが、これ程長時間にわたって鮮明なブロッケンは私的には初めてで、貴重な体験でした。丸山ケルンから扇雪渓到着時には青空が広がり、紅葉真っ盛りの秋景色を堪能しながら歩き唐松岳頂上山荘に到着した。
ここに来て初めて剱岳、穂高連邦、毛勝3山の大パノラマが待っていた。
頂上山荘脇にリュックを置き眼前の唐松岳に向かうが、気温は0度で少し風も吹き寒い。
頂上の2等三角点にタッチ、全員記念撮影後に大展望に酔いしれ下山し、10時15分からゆったりとダイナミックな展望眺めの至福の昼食タイムとした。 下山時にも白馬連峰、迫力のある不帰ノ剣、堂々たる五竜岳等の眺望を楽しみ、白い肌のダケカンバの巨木の樹林帯を経て八方池へ降りる。予定よりかなり早い到着で池の辺にゆったりと腰を下ろして、池と秋色に染まった周囲の風景が醸し出す雰囲気に心ゆくまで浸った。
黒菱平駐車場まで紅葉最前線の風景の中を、リフトを乗り継ぎ下山し、「みみずくの湯」で疲れを癒し現地解散とした。
二日間とも好天と素晴らしい展望に恵まれ、CL、諸係の皆さんのお陰で錦秋の山旅を満喫でき、大変楽しく過ごせました。有難う御座いました。
(記録担当 西口さんの報告より)
コースタイム
八方池山荘・・・第1ケルン6:00・・・第3ケルン6:25・・・八方池稜線6:30~6:55・・・丸山ケルン8:30・・・唐松頂上山荘9:10・・・唐松山頂9:50・・・唐松頂上山荘10:15~10:40・・・丸山ケルン11:30・・・八方池12:45・・・八方池山荘2:00 → 黒菱平駐車場===みみずくの湯3:00~3:50===関市役所18:00
(スライド写真提供 太田さん)

(地図提供 山田Mさん)