みのハイキングクラブ

友と山に登り、自然に親しみ、心身を健やかに、親睦を深めます。

鍋倉山(1049.8m)(2021.11.14)

2021-11-18 | クラブ山行

クラブ山行報告

2021年11月14日(日)  天候 晴れ時々曇り  参加者 34名

 

CL 清水さん

感想・雑記(Aコース)
 続ぎふ百山であり、県内の東海自然歩道で一番標高の高い地点「鍋倉山」。
 まだ紅葉が見られるかも!と期待を胸に出発。Aコースは日坂和佐谷登山口から、Bコースは広域林道登山口から登り、途中の合流地点から同じ登山道を登ります。
 Aコースは、登山口からしばらくは登山道の横にある沢のせせらぎを聞きながら歩を進める。黄色やオレンジの紅葉がまだまだ残っていて気分もワクワク、楽しくなってくる。落ち葉のじゅうたんはカシャカシャと音を立てるほど積もっており、足に優しい。紅葉の間から見える滝も風情があって美しい。
 すると山の斜面に白い墓標のようなものがおびただしく並んでいるのが見えてきた。これはヒノキの苗木を鹿などから守るための筒らしいが、とにかくその数に驚いた。「しばらくはなだらかだよ~♪」という言葉通り、緩やかな登山道が続き、晩秋の風景を堪能しながらBコースとの合流地点に向かった。合流地点では、豚コレラ感染拡大防止の石灰帯があり、靴底を消毒してから頂上を目指し再出発した。
 登山道のほとんどが広く、危険な箇所は一部のみ(ザレて道幅がかなり狭い)である。九十九折りで高度を一気に上げるところはあったが急斜面はなく、さすが東海自然歩道だけあって歩きやすい。
 すでに葉が落ちている木が多いせいか、光が差し込み清々しい明るさだ。「あれは何山?」という声に振り返ると、雪をうっすらと被った能郷白山が見え、冬がすぐそこまで来ていることを感じる。今日は汗ばむくらいの陽気なのに…。
 頂上近くになると石がゴロゴロと出てきて、落ち葉に隠れた石に足を取られそうになるので、しばらく慎重に歩く。途中の展望台からは針葉樹林に混ざって、色付いている山々が見えた。こちらはまだまだ秋が残っている。
 「着いたよ~」と嬉しい声が先頭から聞こえてくる。小さな山名板と三角点はあるが、眺望はあまりよくない。ほとんど葉の落ちたブナが青空によく映えている。さぁ、休憩場所の避難小屋まではあと少し!
 予定より30分ほど早く避難小屋に到着した。避難小屋はログハウス風の立派な建物で、トイレも利用できる。(入口までの階段の木が一部腐って落ちかけており危険!)避難小屋横は広く平らなので、ゆっくり過ごせそうだ。すでに到着していたBコースの皆さんは早めのランチタイムを楽しんでおられた。私たちもそれぞれの場所でランチを始めた。今日もまた多くの皆さんから差し入れが届き、お腹も気分も満腹!ご馳走様でした。
 昼食後、全員で集合写真を撮り、11月から入会された澤田さんの自己紹介があった。
 Bコースの皆さんとはここでお別れし、来た道を帰る。同じ道なのに向きが変わると、また風景も変わる。太陽の位置も変わり、木々や山々の色も変わっている。再度、晩秋を楽しみながら無事に下山した。今日は日本の四季がどんなに素晴らしいものなのか、改めて実感できた山行となった。
 最後になりましたが、CLをはじめ諸役の皆様、素晴らしい1日をありがとうございました。
                         (Aコース記録担当 遠藤さんの報告より)

コースタイム(Aコース)
関6:00==道の駅「夢さんさん谷汲」6:50~7:02==日坂和佐谷登山口P7:30~7:48・・A・B合流地点8:40・・日坂越9:11~9:16・・鍋倉山頂上10:04~10:15・・避難小屋10:23~11:17・・鍋倉山頂上・・日坂越・・合流地点・・日坂和佐谷登山口13:10==道の駅「夢さんさん谷汲」==関15:00

 

                       (Aコース写真提供 清水さん)


感想・雑記(Bコース)
 道の駅「夢さんさん谷汲」でAコースと分かれ広域林道登山口から登る。東海自然歩道で、整備された登山道。Aコースと 出会う合流地点迄は、5分で到着 紅葉も今が見頃で 足元は落ち葉でふかふかで歩きやすい。能郷白山が白く木々の間から見える。危険な所もなく鍋倉山の山頂に到着する。Aコースに追い越される事なく非難小屋に着く トイレも有り有難いです。綺麗に整頓されたログハウス風の避難小屋ですが、木の階段が壊れている。10分位の差でAコースの先頭が到着する。ランチタイム・集合写真を撮り帰路はBコースから出発する。あっという間にAコースに追い越され、来た道を朝より綺麗な紅葉を右に左に見て下山する合流地点に到着。予定より1時間早く関に帰着する。
 CL・SL・車の運転手の方有り難うございました。
                          (Bコース記録担当 細江さんの報告より)

コースタイム(Bコース)
関6:00==道の駅「夢さんさん谷汲」6:50~7:02==広域林道登山口P7:45・・A・B合流地点8:00・・日坂越8:50・・鍋倉山頂上9:40~10:00・・避難小屋10:13~11:13・・鍋倉山頂上・・日坂越・・合流地点・・広域林道登山口13:10==道の駅「夢さんさん谷汲」==関15:00

 

                           (Bコース写真提供 藤沢さん)

 

                           (GPS軌跡提供 多賀さん)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鎌ヶ岳(1161m)(2021.11.7)

2021-11-13 | クラブ山行

クラブ山行報告

2021年11月7日(日)  天候 晴れ  参加者 Aコース20名 Bコース8名  合計28名 

CL 多賀さん

感想・雑記(Aコース)
 集合場所の関では小雨がぱらつくも、登山口の宮妻峡では曇りで思ったよりも暖かい。麓の紅葉は3分位と感じる。ストレッチをした後、谷に水の流れを感じながら、舗装された林道を歩く。脇にトリカブトがチラホラと残っている。先には今日向かう鎌ヶ岳の山頂が見える。砂利道となり不動滝を過ぎると水沢峠登り口に至る。風はなし。             谷を横に、斜面の急登を上る。谷の大小岩を乗り越えて進むが、ヤブツバキやイワウチワ、紅葉したカエデも見られバリエーションに富む。急登を更に登ると、背の高いシロモジの鮮やかなイエローに心惹かれる。尺五の谷は渇水の影響か、ごく僅かの水が流れるだけ。更に谷の急登を上り一息つく。両岩壁には岩タバコ。更に進むと深く急な谷があり、脇をロープを頼りに越え、水沢峠に至る。急登を10分程登ると少し平らな尾根に出、シロモジの落ち葉の絨毯にカンアオイの緑の葉が覗いている。進むと開けたザレ場に至り、入道山と麓が見える。
 三等三角点の宮越山(水沢岳)に着くが、山頂は紅葉も終わり落葉している。木々の間から伊勢湾が見える。急登も終わり、緩やかなアップダウンの尾根歩きとなる。正面には赤と黄に紅葉した鎌ヶ岳山頂がはっきりと見え、左に雨乞岳と思われる赤い山容が美しい。急な下りとなり、ザイルを張り安全を確保しながら、赤いドウダンの脇を下ると、花崗岩の奇岩があるザレ場に至る。キノコ岩と言われるだけあり、マッシュルームか傘が開く前の松茸のような岩が点在している。この先展望のある稜線歩きとなるが風が強くて肌寒く一枚羽織る。この辺りはタカノツメの黄色の落葉が多い。右前に鎌尾根から衝立岩に至る尾根が望め、迫力を感じる。鎖場の急登を上ると衝立岩に到着した。青空のもと、突き出した岩に慎重に登り、各自記念撮影する。遠方には鈴鹿の山々と、反対側には麓の四日市の街並や伊勢湾が見え、展望の良さに疲れも吹き飛ぶ。
 衝立岩から先はアップダウンの繰り返しで、シロモジやドウダンの黄と赤の紅葉がとても綺麗だ。岳峠の分岐を越えると鎌ヶ岳の断層が明瞭に現れ、山頂直下、花崗岩のゴツゴツした岩をよじ登り、山頂に至った。正面には御在所岳、左にイブネクラシ、雨乞、綿向と思われる山並みが紅葉で美しい。計画より早く登頂できたため、ゆっくりとした昼食をとることができた。亡くなられた水野修身さんの思い出話を語り、黙祷した。ご冥福をお祈りいたします。
 下山は上りとは別のカズラ谷を通る。樹林帯の歩きやすい道をハイペースで下る。一時間半ほど進むと水の音が聞こえ、流れが二筋に分かれた滝に至る。谷間にひっそりと佇む滝に別れを告げ、宮妻峡の駐車場にたどり着いた。皆無事に計画よりも早く下山でき、帰路も渋滞にあうことなく関市に着いた。
 標高は低くとも、鈴鹿の甲斐駒ケ岳と言えるほどの立派な花崗岩の鋭鋒で、今回のルートはバリエーションに富み、紅葉も加わり、とても楽しい山行だった。
                       (Aコース 記録担当 渡辺Kさんの報告より)

コースタイム(Aコース)
関5:00==関IC==御在所SA6:10~6:17==四日市IC==宮妻峡駐車場6:50~7:13・・・尺五の谷8:40・・・水沢峠9:00・・・宮越山(水沢岳)9:25~9:35・・・キノコ岩・・・衝立岩10:40~10:50・・・鎌尾根、岳峠分岐11:35・・・鎌ヶ岳山頂11:50~12:40・・・雲母峰登山道とカズラ岳谷登山道の分岐13:05・・・カズラ谷の滝14:20・・・宮妻峡駐車場14:30~15:00==関16:35

 

   
                            (Aコース 写真提供 松岡さん)

 

感想・雑記(Bコース)
 5時に関を2台の車で出発しました。途中、大山田のPAでトイレ休憩をし、菰野町に入りました。鈴鹿スカイラインの下の駐車場は、満車状態。武平峠の駐車場に入れないかもしれないと考えて、2台とも三ツ口谷分岐点の近くの空いていた駐車場に止めることにしました。7時少し前、スカイラインを行く車の音を間近に聞きながら、雑木林の中を武平峠までゆっくり歩いていきました。スカイラインを横切って、北側に出、山腹をひと登りすると、樹林に囲まれた狭い武平峠に8時15分到着。
 武平峠から滑りやすい砂礫の斜面を登ると、すぐに灌木に囲まれた屋根道になり、周りの景色を楽しむ余裕も生まれました。花崗岩の岩がゴロゴロした急斜面があったり、下を覗くと崩壊が進む砂礫の斜面が見えて怖くなったりとなかなか面白いコースだなあと感じました。
 難なく9時40分に頂上に到着。みんなで写真を撮って、水野さんに黙とうし、こんなに早く昼ご飯?というタイミングでご飯を食べ、10時30分には下山を開始。いろいろな方から声をかけられ、その度「後期高齢者よ。」と元気よく答えるみなさん。若い方から「40代にみえますよ。」なんて言われるものだから、もうみんな元気になって、武平峠に戻った時には、これから御在所にでも登ろうかという勢いでした。
 しかし、ここから武平峠駐車場に到着する少し手前で一人足がつるというアクシデントが。そこからまた、もう一人足がつって・・・1時前になんとか車のところまでたどり着き、全員下山しました。疲れ知らずで、水分補給の休憩をとっていなかったからかもと反省し、やはり飲みたくなくても水分をとる習慣が必要ですね。私たちの車は、3時に関市役所に到着しました。帰りの高速も時間が早いのでスムーズでした。
 今回のBコースのメンバーは8人だったので、寂しくもありましたが、よかったこともあります。他の登山者の方が気軽に声をかけてくれました。写真がたくさんとれました。狭い頂上でも迷惑をかけず食事ができました。などです。鎌ヶ岳といえば、ザレ場などの難所のイメージがありましたが、リーダーに丁寧にアテンドしてもらったおかげで、私でも登れるコースがあってよかったなあと思いました。
                         (Bコース 記録担当 粥川さんの報告より)

コースタイム(Bコース)
 関5:00==関IC==大山田PA(トイレ休憩)==菰野IC==三ツ口谷分岐駐車場7:00・・・武平峠8:15・・・鎌ヶ岳9:40〜10:30・・・武平峠12:00・・・三ツ口谷分岐駐車場13:00〜13:30==関15:00

 


                            (Bコース 写真提供 古谷さん)

 

                (Aコース地図提供 多賀さん/Bコース地図提供 古谷さん)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする