みのハイキングクラブ

友と山に登り、自然に親しみ、心身を健やかに、親睦を深めます。

労山救助隊訓練

2016-06-29 | クラブ山行

クラブ報告

2016年6月26日(日)   
          
参加者   大垣、岐阜ケルン、KANIアルパイン、多治見の各クラブとみのハイク8名 

    

CL 圓戸さん
 関市役所に予定の7時に全員集合、集合場所の片知渓谷Pへ到着した。 各クラブの方も 時間内に集合し、救助隊本部長の挨拶の後、片知渓谷の岳水橋近辺へ移動しました。
 
沢へ下ると、前日に降った雨の影響で増水しており、大きな岩の間を激流が流れ遡行は危険と判断し、岳水橋近辺にて、チロリアンブリッジによるザイルの張り方(1/3システム)と対岸から対岸への輸送を4時間ほど繰り返した後、休憩となった。
 
休憩後は、ザイル担架の作成、要救助者をストレチャーでの搬送を登山道で交代しながら全員が参加しました。
 
千畳岩で搬送を終え、人間アンカーで対岸から対岸へ渡ったが、一人を渡すのにたくさんの人数が必要になった。
 
今年も3班に分け各班クラブ混成で行われ、他のクラブの救助隊の方達とも交流が出来て、普段使わないロープワークをお互いに覚えてとてもいい訓練になり、毎年参加者が増えている理由がよくわかった。
 
最後に本部長の挨拶があり、全員怪我もなく3時前に無事終了となりました。
 
途中に板山神社にて今日の訓練を振り返り、搬出はかなりの人力と時間が必要で要救助者にならない様に、体力と技術を身につけ慎重な山歩きが必要と思いながら帰途につきました。
                               (記録担当 前田さんの報告より)

          
                                                                                                  (写真提供 圓戸さん)

 

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位山ー川上岳

2016-06-20 | クラブ山行

クラブ報告

2016年6月19日(日)   天候 曇りのち雨    参加者 39名

             

 CL 前田さん
 暫くぶりの山行、翌晩から眠れずに徹夜状況で3時に自宅を出る。まだ肌寒い夜中を隣なり近所に気兼ねしながらの出発であった。
 関市役所には3時40分に着くともう殆どの参加者が集合していた。早速メンバー表を受けると今日の参加者は39名とのこと大集団チームである。
 グループ編成はA班、B班、合班の三班構成。特にB班はゆっくりチームとの事、自分はB班安堵する、4:00に予定通り8台の車に分乗し出発。国道41号線より下呂、金山を通りモンデウス飛騨位山スノーパークPでトイレ休憩をし、ダナ平林道P登山口予定通り6:30に到着、準備体操後デボ担当車2名はツメタ登山口へ出発。
 速組A班よりスタート、B班は少し遅れて石の鳥居を潜りリーダー森川さんを先頭に22名そろそろと登り始めると、行き成りブナ原生林と巨岩群の神秘性ある岩場に辿り着く。禊岩と説明板が立てられた岩を、横目で見つめながら前進すると、光岩、豊雲岩と続き、最後にはロープで囲いされ「天の岩戸」と説明板が立ち、大きな岩と大老樹に見護られた神聖な祠が目の前に現れた。
 森の霊と神が渾然一体となった神聖な安堵感があった。これが日本の神の姿なのかも知れないと感じた・・・。

         朝雲や祈祷を受けて足軽く

 サラサドウダンの群生地帯を抜け、湿地帯の緩やかな木道を渡り終えるともう位山の山頂であった。山頂は二十数人が楽に座れる程の広さがあり、こんもりとした木陰になっていたが、霧に包まれ展望のない山頂に見切りをつけ、三角点(三等)にタッチして直ぐに川上岳に向かって笹藪と樹林の道を下る。
 登山道は背丈ほどの笹に囲まれているが、整理された登山道なので歩きやすい。視界は笹の切り開かれた空間のみ、山並みは殆ど塞がれて見えない、時より鳴く野鳥の鳴き声を耳にしながら、高低差の少ない単調な歩行が続く。
 突然女性衆が下りコブにくると声高らかに小学唱歌やナツメロを歌いだしたのだ。菜の花畑に・・・、高原列車は行くよ・・・、幸せなら手をたたこう・・・と歌い登りコブになると歌声は消え、また下りコブになると誰彼となく歌が始まり、幾度か繰り返えしながらの楽しい遠足気分だ・・・。
 霧の笹藪の中ブナの巨樹に触れながら下る頃になると、霧の間に川上岳の稜線が微かに見えるようになり、漸く千能三角点に辿り着く。

         老樹に頭を垂れる夏の霧

 少休憩をすませ進むとサラサドウダンが咲き、足もとに目をやると忘れかけていた銀竜草が枯れ葉に隠れるように咲いていた。
 10:47分大イチイ分岐に着く、案内板には川上岳1.5kと表示されているが、雨がポツポツと降りだし心配しながらの歩行。A班は登頂を中止して下山したらしいとの話しがあるが、内容不明のままB班は登頂コースを進むこと20分頃、A班の登頂を終えた方と途中出会う。山頂は雨なのでA班は大イチイ分岐点で中止して、下山された事を知り、B班も中止して大イチイ分岐まで引き返し、宮の大イチイのツメタ谷登山口に向けて下山することになる。
 急坂の下山コースは、雨に濡れた木の階段と根っこの階段頼りの下道は気の抜けない難コースであったが、無事ツメタ谷登山口着き、小雨の降る林道を下り最後の到着メンバーとして、ツメタ谷林道ゲートPに12:40に着く。
 帰る頃には雨降りになったので、「Nさんの80歳の傘寿祝う会」をモンデウス飛騨位山Pの情報センター部屋を利用して行う。ワインとケーキなどで賑やかに祝う。

         皺数に夏風受けて傘寿かな

  ほろ酔い気分で「しみずの湯」に入浴後現地解散となる。初めてのCL前田さん、担当役員の皆さん大変ご苦労さまでした。
                                                      (記録担当 堀越さんの報告より) 

 コースタイム(B班:平均年齢67歳)
関4:00=国道41号=モンデウス飛騨位山スノーパークP(トイレ)5:50-6:00=ダナ平林道登山口P6:30-7:00・・位山山頂7:48-8:00・・千龍三角点9:23-9:30・・大イチイ分岐10・20・・中止折り返し10:40・・大イチイ分岐10:50・・ツメタ登山口12:00・・ツメタ谷林道ゲートP12:40-12:55=モンデウス飛騨位山P13:15-14:10=しみずの湯14:37-15:30(現地解散)=関17:00

         
                           (写真提供 渡辺Kさん、水野さん、前田さん)

         
                                   (地図提供 前田さん)

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7月度例会講師紹介

2016-06-19 | クラブ山行


 7月度例会の講師としてお迎えする中山久仁夫さんのご活躍の様子が、19日の岐阜新聞

に掲載されていましのでご紹介いたします。(クラブニュース255号2016.7.1号でも詳しく紹

介されています)

例会では、どんなお話をしていただけるかとても楽しみです

皆さん7月の例会には、是非ご参加くださいね

 

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蕎麦粒山

2016-06-02 | クラブ山行

クラブ報告

2016年5月29日(日)   天候 曇りのち晴れ    参加者 23名                         

CL 松尾 Sさん
奥美濃を代表する鋭峰、蕎麦粒山。その名前は、南麓の坂内広瀬から望む山容が、ソバの実を立てかけた形に似ていることに由来するそうです。藪山で知られる蕎麦粒山を新ルートから登るのは楽しみです。
 関市役所出発の車4台と揖斐総合庁舎組1台が、道の駅さかうちで合流する。参加者が揃い、CL・Mさんの挨拶後、大谷川林道を遡り10分程で登山口へ到着です。朝霧が山肌を覆っている。ストレッチを終えB班からスタート、A班と続く。
 
大谷川に掛かった丸太の橋を右岸へ渡り、九十九折の登山道を行く。足元には淡い紫の山アジサイ、見上げると大きなエゴノキの白い花が綺麗。登山道はすぐに、吊り尾根へ取り付く長い急登へと変わる。伸びっぱなしのアキレス腱やふくらはぎを労わり、休憩を挟みつつ登ります。ツクバネ・ツクバネソウ・タニウツギ・ホウチャクソウ・アマドコロ・ユキザサ・ギンリョウソウ・レンゲツツジとお花たちに癒されます。梢の間から青い空が顔を出し、日も射してきました。新緑が一層鮮やかに輝きを増します。今日は、お天気も味方のようです。やがて登山道は、白い肌のブナの大木が空へスッと伸びている、新緑のブナ林に変わります。ブナ林の中で隊列を組んで登る、みなさんの姿がきまっています。程なく、吊り尾根に到着。流れ落ちる汗を拭きつつ、休憩を入れます。
 
尾根歩きの途中で、これまでに見たことのない、大木な更紗ドウダンに出会いました。幹の太さ、高さ(約5m)に驚きの声があがります。淡いクリーム色に紅色の筋が入る釣鐘状の花が、鈴なりに空に浮かんでいる様に感激しました。シャクナゲは花期を終えていましたが、この更紗ドウダンに会えたのは、嬉しい事でした。1075mPで、東へ方向を取りコルへ降りると、いよいよ山頂への登り(金華山くらいかな)が始まります。シャクナゲの根をつかみ、跨ぎ、時には、ネマガリタケをつかみながら登る。尾根の途中から、車を止めた処、その奥に広瀬の集落が望める。これまで歩いてきた稜線もクッキリ。爽やかな風が流れ癒される。すると目の前の枯れ枝に、スズメバチが仰向けで刺さり、足をバタバタもがいている。餌にするために、鳥が刺したばかりの様子。自然の営みを垣間見る。程なく、B班12人山頂に到着、2等三角点にタッチ!山頂から、小蕎麦粒や五蛇池山への稜線が続いている。北の方には、徳山ダムにより、廃村になった集落、門入が眼下に見える。15分程遅れて、A班11人も到着です。狭い山頂は、みのハイク23人が貸し切りです。登頂の記念写真を撮り、ランチタイムとしました。 
 
下山は往路を戻ります。滑らないよう転ばないように気をつけながら下る。しばらくの間、トッキョキョカキョク、未だ上手く鳴けてないホトトギスと一緒でした。大谷川に掛かる橋を渡り、予定時間を1時間ほど早く山行を終えました。雨がぽつぽつしてきましたが良いタイミングで下山できたことに感謝しました。藤橋の湯で汗を流し心身共にリフレッシュして、CL・Mさんの挨拶後、関市役所組・揖斐川組、それぞれの帰路に着きました。
                               (記録担当 泉谷さんの報告より)

 コースタイム
関5:00 = 揖斐総合庁舎5:45 = 道の駅さかうち(合流)6:20=大谷川林道車止6:35~6:55・・展望地8:25・・吊り尾根9:00・・1075mピーク9:20・・蕎麦粒山10:40~11:40・・1075mピーク12:55・・吊り尾根13:20・・大谷川林道車止14:30~15:05=藤橋の湯入浴後解散16:20

                                           
         
                                                                                      (写真提供 渡辺Kさん)         

 

         
                                (地図提供 前田さん)

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