クラブ報告
2016年6月19日(日) 天候 曇りのち雨 参加者 39名
CL 前田さん
暫くぶりの山行、翌晩から眠れずに徹夜状況で3時に自宅を出る。まだ肌寒い夜中を隣なり近所に気兼ねしながらの出発であった。
関市役所には3時40分に着くともう殆どの参加者が集合していた。早速メンバー表を受けると今日の参加者は39名とのこと大集団チームである。
グループ編成はA班、B班、合班の三班構成。特にB班はゆっくりチームとの事、自分はB班安堵する、4:00に予定通り8台の車に分乗し出発。国道41号線より下呂、金山を通りモンデウス飛騨位山スノーパークPでトイレ休憩をし、ダナ平林道P登山口予定通り6:30に到着、準備体操後デボ担当車2名はツメタ登山口へ出発。
速組A班よりスタート、B班は少し遅れて石の鳥居を潜りリーダー森川さんを先頭に22名そろそろと登り始めると、行き成りブナ原生林と巨岩群の神秘性ある岩場に辿り着く。禊岩と説明板が立てられた岩を、横目で見つめながら前進すると、光岩、豊雲岩と続き、最後にはロープで囲いされ「天の岩戸」と説明板が立ち、大きな岩と大老樹に見護られた神聖な祠が目の前に現れた。
森の霊と神が渾然一体となった神聖な安堵感があった。これが日本の神の姿なのかも知れないと感じた・・・。
朝雲や祈祷を受けて足軽く
サラサドウダンの群生地帯を抜け、湿地帯の緩やかな木道を渡り終えるともう位山の山頂であった。山頂は二十数人が楽に座れる程の広さがあり、こんもりとした木陰になっていたが、霧に包まれ展望のない山頂に見切りをつけ、三角点(三等)にタッチして直ぐに川上岳に向かって笹藪と樹林の道を下る。
登山道は背丈ほどの笹に囲まれているが、整理された登山道なので歩きやすい。視界は笹の切り開かれた空間のみ、山並みは殆ど塞がれて見えない、時より鳴く野鳥の鳴き声を耳にしながら、高低差の少ない単調な歩行が続く。
突然女性衆が下りコブにくると声高らかに小学唱歌やナツメロを歌いだしたのだ。菜の花畑に・・・、高原列車は行くよ・・・、幸せなら手をたたこう・・・と歌い登りコブになると歌声は消え、また下りコブになると誰彼となく歌が始まり、幾度か繰り返えしながらの楽しい遠足気分だ・・・。
霧の笹藪の中ブナの巨樹に触れながら下る頃になると、霧の間に川上岳の稜線が微かに見えるようになり、漸く千能三角点に辿り着く。
老樹に頭を垂れる夏の霧
少休憩をすませ進むとサラサドウダンが咲き、足もとに目をやると忘れかけていた銀竜草が枯れ葉に隠れるように咲いていた。
10:47分大イチイ分岐に着く、案内板には川上岳1.5kと表示されているが、雨がポツポツと降りだし心配しながらの歩行。A班は登頂を中止して下山したらしいとの話しがあるが、内容不明のままB班は登頂コースを進むこと20分頃、A班の登頂を終えた方と途中出会う。山頂は雨なのでA班は大イチイ分岐点で中止して、下山された事を知り、B班も中止して大イチイ分岐まで引き返し、宮の大イチイのツメタ谷登山口に向けて下山することになる。
急坂の下山コースは、雨に濡れた木の階段と根っこの階段頼りの下道は気の抜けない難コースであったが、無事ツメタ谷登山口着き、小雨の降る林道を下り最後の到着メンバーとして、ツメタ谷林道ゲートPに12:40に着く。
帰る頃には雨降りになったので、「Nさんの80歳の傘寿祝う会」をモンデウス飛騨位山Pの情報センター部屋を利用して行う。ワインとケーキなどで賑やかに祝う。
皺数に夏風受けて傘寿かな
ほろ酔い気分で「しみずの湯」に入浴後現地解散となる。初めてのCL前田さん、担当役員の皆さん大変ご苦労さまでした。
(記録担当 堀越さんの報告より)
コースタイム(B班:平均年齢67歳)
関4:00=国道41号=モンデウス飛騨位山スノーパークP(トイレ)5:50-6:00=ダナ平林道登山口P6:30-7:00・・位山山頂7:48-8:00・・千龍三角点9:23-9:30・・大イチイ分岐10・20・・中止折り返し10:40・・大イチイ分岐10:50・・ツメタ登山口12:00・・ツメタ谷林道ゲートP12:40-12:55=モンデウス飛騨位山P13:15-14:10=しみずの湯14:37-15:30(現地解散)=関17:00
(写真提供 渡辺Kさん、水野さん、前田さん)
(地図提供 前田さん)