みのハイキングクラブ

友と山に登り、自然に親しみ、心身を健やかに、親睦を深めます。

大谷山-八坂山(故水野顧問追悼登山)(2022.1.16)

2022-01-30 | 準山行

準クラブ山行報告

2022年1月16日(日)  天候 晴れ  参加者46名

CL 中島Mさん

 感想・雑記
 冬の天気にしては珍しく快晴の朝です。今回の山行は「故水野修身顧問追悼山行」という事で多数の方が参加されました。
 大谷公園駐車場でリーダーの挨拶の後ストレッチで体を解したあと大谷山、八坂山に向けて班単位で出発しました。登りはじめは程よい勾配の登山道を雑談を交わしながら登りました。
 やがて展望台に着き正面の米田富士、米田白山を眺めながら、川辺町を流れる飛騨川の川面を渡る心地よい風と柔らかな日差しを頬に受け一休み。故水野顧問も生前、「お気に入りの山」とおっしゃっていたのはきっと、この美しい景色がその所以であっただろうと推察しました。
 登り始めて30分ほどで大谷山山頂、秋葉神社に着き参拝しました。やがて、雪の残った林を進んでいくと薬師如来、阿弥陀如来、釈迦如来、地蔵菩薩など沢山の仏像が登山道脇に鎮座しており厳かで気持ちが引き締まる思いがしました。
 
大谷山に別れを告げ進んでいくと八坂山に着きました。そこは「八坂城址跡」との看板がありよく見ると水をたたえた井戸、古い石積の石垣がいかにも歴史を感じさせました。
 八坂山を下山して御嶽神社に到着し、本日の一番大切なイベント「故水野顧問の追悼集会」が須田さんの司会で10時15分から始まりました。祭壇には清楚なお花や果物籠、皆さんのコメントの入った横断幕、そこには在りし日の水野顧問の写真が飾られており、いまだにその事実を受け止められない方が多かっただろうと思いました。
 最初に故水野顧問のご自宅の方向に向かって全員で「♪みのハイキングクラブ」の歌を届けました。
 そして松尾事務局長がクラブへの功績を讃えられ、指導を仰いだお礼などを述べられました。また堀越会長は会山行中、滝つぼ直前の川に滑落された水野顧問を助け、その後の二人の硬い絆のエピソードを話されました。「逝く君を留める術なし涙踏む」と献句で結ばれました。
 友人代表として、鷲見さんは「故水野さんとは山への想いが一緒であった。」と言われ大切な友人を亡くされた悲しみを砂時計のようにサラサラと時が流れたと例えられ でも「限られた時間を共に過ごせてよかった」と結ばれました。(皆様のご挨拶、正確にお伝え出来ず記録者としてお詫びします)
 其のあと、全員がお焼香を手向け、集合写真を撮ってセレモニーを終えました。
 大谷公園に下山したのは11時10分でした。

 其のあとオプションで鬼飛山や納古山へ別れて行きました。
                              (記録担当 小瀬Mさんの報告より)

コースタイム

 関 8:00==美濃加茂道の駅(トイレ休憩)==大谷公園9:00…大谷山9:28…八坂山10:00…御嶽神社(セレモニー)10:15~10:40…大谷公園11:00

 

                              (写真提供 村瀬Yさん)

 

                           (GPS軌跡提供 多賀さん)

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城ヶ峰-石谷・御望山(新年互礼会登山)(2022.1.9)

2022-01-23 | クラブ山行

クラブ山行報告

2022年1月9日(日)   天候 晴れ   参加者 49名 (Aコース23名、Bコース19名、Cコース7名)   

CL 足立Yさん

感想・雑記
 新年第1回目のクラブ山行がこれから始まると思うと、気が引き締まる。
 思えば2年前、2020年1月に得体の知れないウイルスが中国武漢市で発生し、その封じ込めの為、武漢は都市封鎖された。しかし、グローバル化が進んだ現代においてその新型ウイルスは全世界に広がり、m-RNAを使う新技術のワクチンが開発されたが、2年目になると変異したデルタ株の猛威にさらされるようになった。そして今、新たなるオミクロン株の感染力の猛威に再度さらされようとしている。第6波の到来である。100年前のスペイン風邪は収束に3年を要したが、医学が発達していると思われる現代においてでもついに3年目を迎えようとしている。今年こそは気兼ねなく人と接し、会話や食事、外出できる日々になることを願い、元気を出して登ろうと思う。
 今回は岐阜市北西部に位置する御望山(ごもやま)と石谷〜城ヶ峰を繋ぐコースである。
 Aコース参加者は、BとCコースより1時間30分早く市役所に集合した。あちらこちらで顔を合わせては新年の挨拶をする姿が見られる。マイクロバスに乗り、畜産センター経由で登山口近くの則松グランドに向かう。則松グランドの山あいには雪が溶けずに残っていた。気温はマイナス5℃。ストレッチを係の指示の下、念入りに行う。「これでケガはありません。」とUさんのジョークで心身共にほぐれていざ出発、刑務所横の登山口から登る。No.18の鉄塔に到着すると、一気に視界が開けた。西の山々、霊仙、池田山、トラス、小津権現がよく見える。もう半袖になった人がいる。Hさんである。一部に雪は見られはしたが、幸い雪は登山道に残っておらず、落ち葉が積もる道を快適に歩くことが出来た。
 8:15に四等三角点のある御望山に到着したが、山名を示す看板は無かった。その代わり、丸太を組んだベンチとブランコが3つあるではないか。15分程お手製のブランコで遊んだ。
 尾根歩きを楽しみながら東に行くと今回3番目の鉄塔に到着。ここから4番目の鉄塔を目指し、その鉄塔から二田子登山口に一気に下山するのだが、リーダーは試練を我々に与えようとの思いからなのか、道の無いこのコースを敢えて取り入れたようだ。事前に下見したリーダーが付けた赤テープを目印に、雑木林の急斜面を木を掴みつつ直線的に下った。「らくーっ!」と叫ぶ声が前方から聞こえる。下山口近くには錆びついた見にくい鉄線が足元に2箇所あって注意が必要だった。二田子登山口に到着すると、なんとマイクロバスが待っているではないか。リーダーの心遣いに感謝しつつ、石谷登山口まで移動した。
 石谷登山口では、御望山と城ヶ峰にトンネルを通すための巨大な高架橋が目に飛び込んできた。高架高速道路が風景を一変させる。急斜面を30分程かけて登ると、石谷展望岩に到着した。ここからはこれから登るアップダウンの続く尾根全体が見渡せる。眼下には岐阜大学、東方に金華山の岐阜城や岐阜駅のビル、遠く名古屋駅周辺の高層ビル群も見えた。
 登ること10分程で三等三角点の石谷に。さらに三級基準点や祠を通過し、木漏れ日の中をアップダウンをしながら城ヶ峰に到着した。途中、Bコースの面々と出会い、年頭の挨拶を交わした。Cコースの人達を城ヶ峰でアーチを作り歓迎した。No.50の鉄塔からは急斜面を常国寺登山口まで下りたがなかなかキツイ。Cコースはここをピストンするのだから大変である。
 今回のように里山をつないでいけば、結構な距離となり、アップダウンも適度にあって手応えのある山行になる。コロナ禍で遠出もままならぬ昨今、幾つかの里山を繋ぐコースを発掘していくのも良いものだとの思いを強くした。
 おらが山として地元の人に愛されてきた里山。そこには登山道の整備を担ってきた人々がいる。新年互礼会登山が出来るのもこうした方々のおかげである。実にありがたいことだと思う。それに比べて東海自然歩道はどうであろうか。企画当初は維持費を予算化していただろうが、荒れてしまった所もある。残念なことだ。道は整備する人とその道を利用する人とで成り立つと云われる。我々クラブとしては瓢ヶ岳の登山道整備を毎年やっているが、数年手を付けなかったら薮化してしまうだろう。なんとしても登山道を守る責務がある。
 畜産センターでは、全員が集まったところで、新入会員の紹介、代表による新年の挨拶、腰痛を克服され山登りを続けられた東山さんへの傘寿の御祝いが執り行われた。そして、全員による豪華景品付じゃんけんゲームがワイワイ楽しく行われた後、ワインで乾杯。手作りチーズケーキとワッフルをいただいて、新年互礼会登山は終了した。リーダーをはじめ、皆さんのクラブ愛が詰まった心遣いにいつもながら深謝します。ありがとうございました。
                           (記録担当 多賀さんの報告より)

コースタイム(Aコース)
関6:30==畜産センター(トイレ)7:00==則松グランド7:10〜7:30・・・登山口7:35・・・No.18鉄塔7:55・・・御望山8:15〜8:20・・・鉄塔8:50・・・二田子登山口9:10==石谷登山口9:15〜9:20・・・石谷展望岩9:50・・・石谷10:00・・・城ヶ峰10:35〜10:55・・・No.50鉄塔11:10・・・常国寺登山口11:35==畜産センター11:50

コースタイム(Bコース)
関7:55==畜産センター8:25~8:44==常国寺登山口8:50~8:52・・・No.50鉄塔9:30~9:36・・・城ヶ峰10:00~10:14・・・石谷11:02・・・石谷展望岩11:10~20・・・石谷登山口11:47~12:00(マイクロバス待ち)==畜産センター12:10

コースタイム(Cコース)
  関7:55==畜産センター8:25~8:44== 常国寺登山口9:10・・・No.50鉄塔10:05~25・・・城ヶ峰10:55~11:05・・・No.50鉄塔11:30・・・常国寺登山口12:20=畜産センター

 

                    (Aコース写真提供 古谷さん

 

                            (GPS軌跡提供 多賀さん)

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年頭の挨拶(2022.1.1)

2022-01-02 | 掲示板

(各務原アルプス 明王山380mからの初日の出 写真提供 古谷さん)

 

あけましておめでとうございます

みのハイキングクラブ 世話人代表   堀越 正栄

 世界的な恐怖のコロナ感染を乗り越えたと思ったら、新たにオミクロン株感染が世界に拡大しようとしている今日、新年を迎える2022年度はどうなるのだろうか?と一抹の不安が蘇ります。
 でも昨年を振り返りますと、世界的なコロナ過の苦難の日々を日本国は無事に乗り越え、我がクラブの皆さんと共に無事新年を迎える事が出来ます事に安堵致しております。  これも偏に、事務局長を初めスタッフ一同極め細かな感染予防対策を実施し、寛容精神でクラブ運営に当たり、無事乗り切ってまいりました賜物です。クラブを代表して深く感謝致しますと共に心より厚く御礼を申し上げます。
 コロナ過により世界に与えた経済活動の打撃は、図り知らない程大きな問題ですが、それと共に社会性が急激に変化してまいりました。
 新たな日常生活の場に「メタバース時代}の到来です。日本の人口1億2614万人の内65歳以上が28,6%と過去最高となりました。生活環境はAI機能を生かした利便性が高齢者を支えてくれるだろうが、心までは支えきれません・・・。いよいよ多様性を認め、お互いの寛容精神性が問われる時代になってきたのです。
 我がクラブは労山会員の中でも平均年齢70歳と高齢クラブですが、時代の最先端のクラブとして注目されております。高齢人生で一番の財産は、信頼できる仲間が身近に在籍していることです。長い山行期間に築かれた信頼する山友と、健康でより長く共に活動できる事は最高の宝者です。ますます高齢人生が長くなりつつある今日、時代に対応できる要素が我がみのハイキングクラブは持ち合わせているのですから・・・。

多様性を認め、寛容の精神で山行を楽しみましょう!

苦難な時ほど心豊かに暮らしましょう・・・

 

        山のあなた

 山のあなたの空遠く「幸」住むと人のいふ

  ああ、われひとと尋めゆきて、涙さしぐみ、かへりきぬ

   山のあなたになほ遠く「幸」住むと人のいふ   (カール、ブッセ詩集より)

 

 黙禱、 昨年期、前島 宏宜氏 水野 修身氏がご逝去されましたご冥福をお祈り致します

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