みのハイキングクラブ

友と山に登り、自然に親しみ、心身を健やかに、親睦を深めます。

萩原御前山

2019-09-13 | クラブ山行

クラブ報告

2019年9月8日(日)  天候 晴れ   参加者 35名


CL 高岡さん 

 深い眠りから覚めて、あれは夢だったのか?と不思議に思う。毎回自分は本当に頂きにたったのか?と考える・・・。起き上がってみると確かな痕跡が残っている。筋肉痛だ。だから行ってきたのは確かなのだろう。 コメントを書くために、記憶を甦らせた。
 時は令和元年9月8日、あの頃は若かった。と言ってもほんの数日前。今回のお山は、下呂市萩原町にそびえる標高1646mの「萩原御前山」、御嶽山を真正面から望み、人里から山頂を見ることができない不思議な隠れ山。
 明六ツ半7時頃総勢35人のみのハイクご一行様は水洞平駐車場に到着後、辰の刻7時21分に桜洞登山口から登山を開始した。1キロほど林道を歩き、透明度の高い沢に沿って苔むしてツルツル滑る道をひたすら登って行く、沢は勢いよく流れる。数個の弱そうな木橋を繰り返し渡ったが、慎重さが皆を無口にさせた。
 黙々と登り続け、やがて鳥居が現れた。更に上ると目の前に巨大な岩壁が出現した。七合目半の屏風岩だ。時刻は9時45分、想像をたくましゅうして巨岩の屏風岩をつぶらな瞳で見つめていると、だんだんみのハイクの誰かさんの顔に見えてきた。
 さらに、ぐいぐい苔々した道を登り続け、10時35分九合目を通過。時折、爽やかな沢の音が慰めてはくれたが、いい加減苔と沢ばかりの道に嫌気がさし飽き飽きした11時15分頃、ようやく山頂にたどり着き、見えてきたのは、デーンっと悠々とそびえる御嶽山の姿であった。
 山頂は狭く、ことのほか日射しが暑い。ところ狭しと皆詰め寄って食事をした。
 昔々、山頂に織田信長が岐阜城の鬼門除けとして金の観音像を安置したそうじゃ。何でもその金の観音像は再三の盗難に遭ったそうな。何ともまあ、腹立たしい落ち噺だこと。
 午の刻12時00分登り口とは別の上村登山口へ下山を開始した。沢も苔も無い。ただ、ひたすら笹の道が続く。下山しているのに何故か登っている。
 12時20分9合目焼堂ヶ原通過、石の観音様にお会いした。この先一合目ごとにお出迎えしてくれるそうじゃ。そして、12時40分もみの木広場を越え、鷹巣観音展望台14時8分、下山口に14時20に到着した。
 6月7月の雨は私を憂鬱にさせ、8月の暑さは私をイラつかせた。そして9月せめて、一足先に秋の風を感じたかったがまだ早かった。
 山の中で一日を費やし、温泉に入り、そして、まもなく色づき始める山々を車窓から眺めながら家路についた。
 落語噺と登山は落ちがつきものですが、今回は滑ったりつまづいたりして転んだ方が何人かいました。大事には至りませんでしたが、この先誰も大きな怪我をしませんように。
 リーダー、運転手の皆さま有難うございました。
                         (記録担当 森Mさんの報告より)

 

コースタイム
関5:00==孝子ヶ池6:05~6:20トイレ休憩==萩原ゲート==水洞平駐車場7:00・・・桜洞登山口、登山開始8:21・・・鳥居8:42・・・屏風岩9:45・・・9合目10:35・・・萩原御前山山頂11:15・・・下山開始12:00・・・9合目焼堂ヶ原12:20・・・もみの木広場12:45・・・鷹巣観音展望台14:08・・・上村登山口14:20
 ※1班~3班に別れ、3班のタイムです。登り最後尾、下山は先頭

  

                             (写真提供 前田さん・高岡さん)

 

 

                                 (地図提供 高岡さん)

 


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