みのハイキングクラブ

友と山に登り、自然に親しみ、心身を健やかに、親睦を深めます。

岐阜県勤労者山岳連盟救助隊訓練 伊木山

2018-06-27 | クラブ山行

クラブ報告 

2018年6月24日(日)    天候 晴れ        みのハイキングクラブ参加者 14名
                                                                その他、アルパインKANI 大垣勤労者山岳会 
岐阜ケルン山岳会 
                                多治見勤労者山岳会
 中津川勤労者山岳会 瑞浪山の会
                                                      講師 岐阜ケルン山岳会  入野 健さん 
                  

                         

CL 圓戸さん
 伊木山の駐車場へ着くと、関市役所からのメンバー8人は既に到着していた。前日の雨は上がりお天気は回復、今日は暑くなりそう。
 今回は岐阜ケルン山岳会の入野健さんが講師です。長年、救助隊本部長を努めていました渡辺寛治さんが労山を退会され、新救助隊本部長に入野さんが就任されました。午前中、準備して頂いた資料をもとに、展望台広場で基本的なロープワーク(ロープの結束・固定、フリクションノット、引き上げシステム、チロリアンブリッジ)等の確認を行いました。  支点にかかる力計測を計りで行い6㎏のペットボトルの支点にかかる荷重は20㎏でした。 また搬送法として、立木やストックを利用した松葉杖の作り方や、要救助者の搬送を、リュックを利用して行う方法の説明がありました。
昼食後は、現場での訓練を行いました。2人の労山の仲間が伊木山でハイキング中滑落。救助要請があった事を想定して、遭難者の捜索、救助行うため伊木山へ入りました。
 ABC3班(各クラブ混成)に分かれ、3ルートに分かれて捜索開始。キュウピーの鼻で合流。さらに、登山道を5分ほど下った場所の、30mほど下の急斜面に遭難者を発見。
 まず立木を利用し、ロープを使い遭難者のところまで懸垂下降で降りて状況を確認。一人は足首の捻挫。もう一人は大腿部骨折の疑いのため、スケッドストレッチヤーを降ろして搬送準備。まず、足首捻挫の方を背負い登山道へ引き上げる。セットしたロープに1/3システムを作り、スケッドストレッチャーに乗った遭難者を登山道へ引き上げる。そして、登山道を搬送。搬送がスムーズに行くようにルート工作、ルート取りの班。遭難者の乗ったスケッドストレッチャーを搬送の班。と持ち場を交代しつつ訓練を行いました。
 最後はチロリアンブリッジによる谷越え。立木にチロリアンを張り、スケッドストレッチャーをセットしてロープを引く。スケッドストレッチャーが谷を越え安全な場所へ降ろされました。
 これで今回の救助隊訓練は無事に終了しました。救助訓練の最中、本物の要救助者にならないよう気をつけるようにとの注意を受けました。細い登山道をスケッドストレッチャーの搬送は、『急な坂になるよ、階段があるよ、ゆっくりね』と、お互いに声をかけあい、各隊員が慎重に行動しました。
 終了後、駐車場脇の影へ移動しました。入野さんの挨拶後、各クラブの皆さんと意見交換を行いました。午前中に、捜索、搬送に必要なロープワーク技術確認ができたことや、他のクラブの救助隊の方との交流ができたことが良いとの意見がでました。
 これまで沢での訓練を行ってきましたが、今回は身近な里山での訓練でした。沢でも里山でも、遭難場所から車での搬送が可能な場所や、ヘリでのピックアップできる場所までの、人力での搬送が必要とされます。その技術を、会の中で共有し受け継いでいくことは大切だと再認識いたしました。今回はベルグバハト隊員外、一般の参加も7人あり有意義な訓練となりました。皆さまお疲れさまでした。
                                                  (記録担当 泉谷さんの報告より)

 

コースタイム
関市7:30===伊木山駐車場8:3040・・・展望台広場ロープワーク確認9:0012:00 
班構成後伊木山へ入山・・・救助訓練12:4015:45 反省会後解散16:00


 

 

           

                     (写真提供 古谷さんより)

 




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瓢ヶ岳(関市役所P清掃と登山道整備)

2018-06-04 | クラブ山行

 クラブ報告

 2018年6月3日(日)    天候 晴れ    参加者 46名  (他に関市役所P清掃のみ3名) 


 CL 安田さん
 梅雨入り前の日曜日。とてもすがすがしい朝です。皆さん朝早くから、日頃お世話になっている関市役所の清掃に参加。前々日から晴天続きで落ち葉も乾燥して掃除しやすく、隅の草も綺麗に除かれ、とてもすっきりしました。
 予定より早く終了。CLの挨拶後650分、10台の車で関市役所を出発。美濃道の駅でトイレを済ませ、745分中美濃林道峠登山口に到着です。マーカー担当の1台はふくべの森Pに駐車。道中、ウツギ・マタタビ・ヤマボウシ・タニウツギとたくさんの花が出迎えてくれました。車は、下山口のふくべの森Pにデポしに。戻ってくる時間を利用して充分なストレッチを行い、まだ、時間があるという事で、周辺のゴミ拾いと登山口の草刈りをしました。
 820分マーカー担当5人以外の全員で登山口を出発。草刈り隊5台を先頭に、刈った草の処理をしながらあとに続きます。しかし、このままでは予定の登山道整備が終わらなくなると判断され、先ずは瓢ケ岳の頂上を目指す事になりました。見上げるとドウダンやウラジロヨウラクがかわいく、足下にはギンリョウソウがとても儚げに咲いていました。
 940分頂上到着。今日はかすんでいて眺めは望めず残念。お手製の横断幕で写真撮影後3班に分かれて作業を進める事に。CLから作業内容の説明がありました。今回は状況による作業変更等があり、その都度の説明確認、CLさん悩まれたことでしょう。
 草刈り機2台とA1班は登山口から頂上までのやり残してきた部分の整備、草刈り機1台とB班は頂上から骨ヶ平までの整備、草刈り機2台とA2班、B班の一部の方は骨ヶ平から南岳見晴台までの整備をしました。私の担当の骨ヶ平までは、よく通られているようで、ゴミもほとんどなく登山道もしっかり確保されておりました。でも、道脇の笹はよく伸びていて草刈り機担当の方たちはとても大変だったと思われます。
途中、頂上を目指しているマーカー担当の5人とすれ違いました。ふくべの森Pから骨ヶ平までの登山道を、わかりやすいよう赤ペンキでマーキングしてきたとの事です。
 1155分骨ヶ平に全員集合。今回2度目の写真撮影は46名揃ってカメラに収まりました。そして、昼食。朝早くからしっかり働いた後ですもの、とても美味しく頂けたのでは・・
 1240分下山開始。下山時も見やすくマーキング。これで登山者も安心です。分岐で二手に分かれ登山口までを整備。最後に登山口をきれいに仕上げて作業終了です。燃料も丁度なくなりました。今年も頂上と骨ヶ平にみのハイキングクラブのポスターを設置してきました。新しい方が入って下さるといいですね。
 ふくべの森Pでは接待係の方たちが、すいか、ジュース、お菓子を用意していてくださり、火照った体に冷えたすいかは最高のごちそうでした。1450CL挨拶後現地解散。

 皆さん、今日は一日朝早くから大変お疲れ様でした。
 CLはじめ諸役の方々ありがとうございました。
                           (記録担当 河合Jさんの報告より)

 コースタイム
関市役所P清掃600
関市650=中美濃林道峠登山口745820(登山道整備途中切り上げ)・・瓢ヶ岳9401000A1班中美濃林道途中~瓢ヶ岳登山道整備)(B班瓢ケ岳~骨ケ平登山道整備)(A2班+B班一部骨ケ平~南岳見晴台登山道整備)・・骨ヶ平(昼食)11551240・・ふくべの森P14251450現地解散


                                                                    
                                                        (写真提供 水野Oさん)

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