みのハイキングクラブ

友と山に登り、自然に親しみ、心身を健やかに、親睦を深めます。

針ノ木岳・蓮華岳

2014-08-07 | クラブ山行

クラブ報告

2014年8月2日(土)・3日(日)  天候 晴れ   参加者 24名

CL 山田Mさん
(1日目)

 今回の一泊二日の山行は、初日に針ノ木峠の針ノ木小屋までの日本三大雪渓の一つ、針ノ木大雪渓を歩く楽しみ、二日目は針ノ木岳と蓮華岳の登頂を目指して下山の計画である。勿論、針ノ木岳は日本2百名山で新・花の百名山であり、蓮華岳も針ノ木峠を挟んで針ノ木岳東側に対峙し、コマクサの群生地で知られる日本3百名山で、花との出会いに大いに期待が持てる。
 当日早朝は青空に朝日で茜色に染まる雲がたなびき、好天の幸運を予感させる気配が漂う。CLからの行程説明等があり、参加者24名は5台の車に分乗し発進する。阿知PAと梓川SAへ寄り扇沢駐車場へ向かうが、現地は登山者や観光客の車でごった返していた。諦めかけた無料駐車場に運よく駐車でき、心配も杞憂に終わり幸先良く出発でき、笑顔一杯で賑やかに歩を進めた。
 扇沢駅の左手の登山道入り口で登山届を提出し、森の中に入るが4回程関西電力の舗装管理道を横切る。白樺やブナ、ダケカンバの静かな登山道から 涸沢へ、ここでは伏流水のお蔭か涼風が吹き上げ暫し休憩、渓流では冷たい湧水もあり飲料水を汲む人、喉を潤す人でホッと生き返る一時を過ごす。やがて大沢小屋へ到着、小屋内外のテーブルで楽しいお喋りランチタイムの後は、大きな渓谷沿いの細い岩場の道が続き、やがて涼しさを感じると眼前に期待の大雪渓が姿を見せた。
 雪渓歩きはガスも無く前方は稜線尾根までくっきりと美しい景色で、快適な冷風のなか後方に圧倒的なスケ~ルで迫りくる爺ヶ岳や鹿島槍ヶ岳等の後立山連邦の山容に酔いしれながら、参加者は大満足の雪渓歩きができた。針ノ木小屋直前で少し雨がありカッパを着用するが程なく到着できた。
 夕食まで4時間弱ものたっぷりの時間があり、外は雨模様でいつもの?愉快な大懇談会の開催となった。山小屋の食事場所の都合で部屋に戻っても、大笑いの絶えない元気な仲間達の姿が頼もしく、クラブ会員同志ならではの強い絆の良さが感じられ、最高に幸せな時間が過ごせた。
 大混雑で畳一枚に2、5人の収容人数の宿泊の悩みも、気の利く廊下利用2人キャンセル空き部屋移動3人の合計5人の優しい配慮のお蔭で、かなり余裕ができ有り難く休め感謝、感謝でした。夕方の雨模様と疲れもあり寝入った11時頃、突然女性の大きな叫び声に正直叩き起こされた。確か!「
みんな星がものすごーく綺麗だよ!」と。結構多くの仲間が暗闇の冷気の中で、満天のきらめく星空に感動した後、流れ星探しを競いだし見つける度に歓声を上げて喜び合ってから、山行初日の幕を穏やかに閉じた。 
                                   (記録担当 西口さんの報告より)
コースタイム
関5:00=富加関IC=安曇野IC7:45=扇沢駐車場8:35・・・扇沢駐車場900・・・大沢小屋10:55・・・針ノ木峠15:05(針ノ木小屋泊)

(2日目)
 早朝3時半頃から、早い人は起き登山の用意始める。昨晩11時頃星が綺麗との声で、外にでると満天の星空に流れ星を見ることが出来た。薄明かりの中朝食は、食べずに針ノ木岳へ出発する。急登のザレ場を登ると、ご来光を見る事ができ快晴です。360°の大展望が広がり山頂では、山座同定がはじまる。富士山 八ヶ岳を背に集合写真を撮る。登山道の岩にはミヤマキンバイ・ミヤマダイコンソウ・チングルマ等多くの花が咲き誇り、憧れの名峰を眺めながらゴロゴロ岩を慎重に針ノ木小屋に下る。
 おにぎりの朝食を食べ、蓮華岳へ出発です。ハイマツの中急登をすぎると後は、なだらかで気持ちよい尾根歩き、白い砂礫の中に地面と同じくらいの低さで、今が見ごろのコマクサが見えはじめる。一度は登ってみたい剣岳眺めながら、カメラを手にコマクサの群生に最高の笑顔です。山頂では北方面に爺ヶ岳・鹿島槍・奥に白馬を眺め山座同定が始まる。白いコマクサが一株3輪の花をつけているのを数名の人が見に行かれる。穏やかで優しい山です。集合写真を撮り見飽きない景色を後に下山する。
 針ノ木峠から、すれ違いに注意しアイゼン着ける所まで下る。昼食を食べアイゼンを着ける。まだ雪がしまっているから注意して歩くようにとリーダーが言われる。B班が先に出発ししばらくすると、ガスで前後が見えなくなる。数人毎離れないようにリーダーが途中で確認しながら、雪渓の終わりに無事到着する。リーダーさん気配り有難うございました。
 全員が到着するのを確認し大沢小屋へ下る。ゴロゴロ岩の足元に気をつけ、扇沢登山口に到着する。
花も時期がピッタリ、天気も快晴景色も良く大満足の山行でした。CLさん諸役の皆さん有難うございました。針ノ木小屋の宿泊者70名の定員の所140人位で廊下 階段と寝ている人で、大混雑でした。

咲いていた花
アオノツガザクラ イワカガミ イワギキョウ イワツメグサ イワベンケイ ウサギギク ウツボグサ カラマツソウ コメススキ ゴゼンタチバナ シロバナシャクナゲ タカネシオガマ タカネヤハズハハコ タカネツメクサ ツマトリソウ ニッコウキスゲ シラネニンジン シモツケソウ ハクサンイチゲ ベニバナイチゴ 他
                                   (記録担当 細江さんの報告より)

コースタイム
針ノ木小屋発 4:50.・・・針ノ木岳5:55~6:30・・・針ノ木小屋7:20~8:00 朝食・・・蓮華岳9:00・・・針ノ木小屋10:20 休憩 10:40出発・・・大沢小屋13:15~13:30・・・扇沢駐車場14:45~15:15発=薬師ノ湯15:40~16:30入浴=安曇野IC=梓川SA17:30~夕食~18:15=関着20:30~20:50頃

 

 
                                  (スライド写真提供 山田Mさん)

 


                                        (地図提供 山田Mさん) 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クラブ山行、針ノ木岳・蓮華岳

2014-08-04 | クラブ山行

好天に恵まれクラブ山行、針ノ木岳・蓮華岳が8月2~3日実施され、全員無事下山出来ました、全員の方に担当係りを受け持っていただき、計画通り山行も順調に進み、登山口へ予定の時間より約1時間30分ほど早く到着しました、皆さんの協力により無事終了しました、急な岩場、雪渓の登下降があり次回の山行に生かして頂ければと思います(アイゼンでの登下降、4本、6本、8本以上の選定判断)

CL・山田       頂上(針ノ木岳、蓮華岳 他)での集合写真を希望の方は山田まで申し込み下さい、

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

谷川岳

2014-08-01 | 自主山行

 

2014年7月24日(木)~25日(金)   天候 小雨・曇りと霧・時々晴れ     参加者 10名

 

   24日の午前5時に関市を出発。途中富岡ICで下車し、世界遺産になった富岡製糸場をガイドの案内で見学した後、一路群馬・水上へ。ところが、現地の宿へ着くとなんと雨。

 到着後周辺の散策をと考えていたが、これでは・・としばし戸惑う。でも小雨だし、せめて明朝の登山口確認だけでもと、傘をさして歩き始める。登山口のあるマチガ沢出会で「ここまでか・・」と立ち止まっていると、そこへ巡回中の9人乗り小型8輪バスが来た。身体不自由者や小児用の無料バスだけど悪天で乗客はゼロ。うまく頼み込んで一ノ倉沢出会いまで便乗させてもらった。ガスがたれ込み、展望はいまいちだったけれど、今日は無理と思っていた一ノ倉沢岩壁が垣間見られた。その後、ロープウェイ駅まで戻って降ろしてもらい、遭難者慰霊公園にも立ち寄ってから宿へ帰った。
 翌朝は宿を5時半に出発。谷川岳指導センター手前で車をデポ、一般車通行止めのため歩いて登山口へ。ストレッチをしてから6時半にスタートした。上部一ノ倉岳辺りには陰鬱で暗く重いガスが立ちはだかっている。時々小雨がパラ、パラッときて、雨具を着けたり脱いだりする。超高齢者?もいるためペースはゆったりだ。西黒尾根との合流地点であるラクダ(ガレ沢)のコルまで約3時間半。ロープや鎖、ハシゴも出てくる岩場が結構長い。
 予報によれば、今日は良くなっていくというが、この山はそんなに素直ではない。でも青空がのぞくようになり、少しずつ明るくなっていった。
 コルで西黒尾根に合流すると、ザンゲ岩をめざしての岩場登りだ。近くに見えていて、登っても登っても近づかない。そのザンゲ岩からは一気に山頂トマの耳へ到達した。最高点のオキの耳まではおよそ10分か15分くらいのもので、ピストンした後トマの耳で昼食休憩となった。
 下りはロープウェイ利用なので楽チンかと思えたが、結構距離があり、炎天下2時間半かかって下界の土合口駅に降り立った。自分の足で下から山頂まで登りきった満足感と快い疲れに浸りながら、その後は温泉とおいしい食事、偶然水上町の夏祭りも見物するというゆったりの一時を過ごした後、北陸道経由で深夜の帰関となった。                             禅

                                       (写真提供 KS)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする