みのハイキングクラブ

友と山に登り、自然に親しみ、心身を健やかに、親睦を深めます。

奥三界山

2016-05-24 | クラブ山行

クラブ報告

2016年5月22日(日)     天候 晴れ     参加者 25名

     

CL 松尾Kさん
 
奥三界岳は、日本3百名山および岐阜百山に選定されています。登山口から山頂まで約16km、標高差約1100m、キツイ山行となりました。
朝5時に集合して、5台の車で出発しました。夕森キャンプ場まで広い舗装道路で走行には問題ありません。林道ゲート前に8台程駐車出来ます。
ストレッチをして、A班、B班に分かれて林道ゲートから出発しました。林道はもみじ等の新緑のトンネルで、秋は人気スポットのようです。いくつかの滝もあります。
登山道に入り、つり橋を一人ずつ渡るとジグザグの登りが始まります。1時間ほど登ると再び林道に出ました。この広い舗装された林道を歩いて約1時間、先に2段の橋と滝が見えてきました。橋の手前に新しい登山道が出来ていて、そこを登ると狭い廃道に出ました。所々に山の斜面が崩れていて、ザレた岩の上を歩きました。しばらく歩くと作業小屋があります。ここが林道最終登山口で、ここから先はまだ長いのですが、少し先に行くと視界が開けて笹原に出ます。広い笹原にポツリ、ポツリと緑の木があり、立ち枯れの木もあり、なかなかいい感じの景色です。中央アルプスも見えています。
しばらく尾根歩きを楽しむと、突然沢になります。水は少ないですが、岩の足場を探しながら登り、また樹林帯へ入りました。シャクナゲの木がありますが、蕾が少なく、蕾があってもまだ硬くて咲くのは2~3週間あとかな・・・途中に1本と山頂に1本だけ咲いていました。山頂手前に湿地帯があり、水芭蕉が咲いていました。この湿地は沼地で木道から外れると腰下まではまって、危険です。
やっと頂上に着きました。頂上には、壊れかけの展望台があり、登ると御嶽山が大きく見えました。今日は、雲ひとつない晴天で綺麗な新緑と、さわやかな空気で気分がリフレッシュ出来ました。
長距離で10時間以上の山行となり足が疲れた人もありましたが、休みながらも全員が登頂できて充実した山行でした。忍耐の山でもありましたが・・・CL、SL、お世話になった方々、そして皆さんお疲れ様でした。感謝、感謝です。
                             
(記録担当 清水さんの報告より)

 コースタイム
関5:00=道の駅ひちそう5:30=夕森キャンプ場=川上林道ゲート前6:50~7:20・・・下の登山口7:45・・・吊橋・・・夕森・田立林道出会い8:50・・・夕森林道分岐9:50・・・林道(廃道)・・・林道最終登山口(作業小屋)10:10・・・1.5km山頂表示板11:10・・・山頂12:05~13:00(昼食)・・・作業小屋14:30・・・川上林道ゲート前駐車場16:50~17:50=かたらいの里鶴寿の湯18:10~18:55=関20:20

           
                                    (画像提供 山田Mさん)

 

       
                                  (地図提供 前田さん)

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岩登り講習会

2016-05-16 | クラブ山行

クラブ報告

2016年5月15日(日)   天候 雨のち晴れ    参加者 17名

   
CL 鷲見Sさん
 朝起きたら雨 嘘~降水確率0%なのに?  (でも安心してください。橋の下があります)、雨の中創造の森に向かいます。到着後カッパ、傘 全員ヘルメットにて橋の下にザックをしょって向かいます。降りるところがロープが張ってあり、すでに訓練でありました。橋の下は少し広場になっていて、そこにロープを横に張ってロープワークの勉強会です。今日は労山行事と重なって参加者が少ないので、なんとマンツウマン方式でていねいに教えてもらえるとてもお得な講習会です。

 ①   簡易ハーネスの作り方
 ②   エイト結び
 
③   プルージックの使い方
 
④   グローブヒッチ(マスト)
 
⑤   ムンターヒッチ(ハンマスト)
 
⑥   ダブルフイッシャーマン

 
晴れてきたので、昼食のあとは山の中の斜面を利用して、学んだロープワークの実施訓練にはいります。 二つのグループになり訓練です

 危険個所のロープの張り方、通過の仕方
①   先頭が登りながらロープに支点を取り張に行きます。先頭の確保はムンターヒッチで行います。ロープを張ってもらったら、次の人はプルージックを作り自分の簡易ハーネスにつけて、登っていきます。支点にかけてあるカラビナのところで、考えて操作して通過します。
②   下降の時の ロープワーク 
③   トラバースの時
④   その他 想定して行う

 私は山行の時に重いザイルを持っている人を5~6人知っています。危険個所で実際に張って頂き通過したことが何回もあります。いつもありがとうございます。
 
みのハイキングの平均年齢が高くなるにつれて、事故、怪我はないとは言えません。簡易ハーネスは絶対ではありませんが、安全に通過するにはあるとないとは精神的にも違います。せめて簡易ハーネスを作るシュリンゲ1本とつなぐ安全カラビナとプルージック用のシュリンゲとカラビナを山行の時持参して頂きたいと切に思います。万が一の時少しでも安心して登り降りができるように、、、、

各講師の方ありがとうございました。特に総合講師として講習内容の資料作成、実施訓練場所の研究などお骨おりくださったO.Mさんに感謝申し上げます。
                             (記録担当 鷲見Sさんの報告より)

 コースタイム
関7:40=創造の森8:05(雨のため橋の下)ロープワーク~昼食11:20~11:45(晴れてきたので)山の中で実施訓練14:30 ミーテング15:00=関15:30

                

                                                                                                                 (写真提供 前田さん)

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公開山行蕪山

2016-05-13 | クラブ山行

クラブ報告

2016年5月8日(日)   天候 晴れ    参加者 会員・会友  45名 
                                                                   
一般  47名        合計 92名

   

CL 渡辺Kさん
 昨年11/8に計画された公開登山「蕪山」は一般参加者28名を含む58名で行われる予定であったが悪天の為中止となり、一般参加者は中止案内にガッカリされたとかで、2016年度山行計画の早い時期に組み込む事になった。今年も事務局のお骨折りで一般参加者の募集を関市広報、中日新聞、タウン誌等を利用し、また会員からの知人勧誘も多く、予想外の人数に膨れあがった。今回の山行の諸役はいつもの役職以外に受付、車両提供、ぜんざいサービス係、各役の補助等に多くの会員が携わり、そしてこの大イベント成功の為に多数の会員諸氏が参加してご協力頂いた事に感謝と敬意を表しておきたい。昨年の20周年記念式典や今回のイベントを通じみんなの智恵と協力精神をまとめ上げれば大きな事が為し遂げられる事を改めて感じ、我がみのハイクの良さを再確認した。
 週末になったら事務局の執念が実ったかの様に奇跡的に天候が回復し清々しい朝を迎えた。関の集合場所では早朝から会員・一般に分けて受付開始、参加費の支払いを終え班別区分の5色のリボンを各自受け取った。関スタート組は52名にもなり手配車両ナンバーと乗車メンバーを掲示してズラリと並んだ12台は壮観であった。全員揃った所で事務局の説明を受け分乗して板取へ向かった。多人数の為往路のトイレ休憩は車両毎に5ヶ所に分散する様に事前に指示されていたので、それぞれの場所で終えて21世紀の森に向かい受付等を終えた現地集合組40名と合流した。
 代表世話人挨拶、CLによる行程説明・注意事項、班長紹介の開会セレモニーを終え、全員写真を撮ってからストレッチを行い、A~Eの班長先導に従い分散して登山開始となった。野鳥観察コース登山口から尾根に取り付いた。鬱蒼とした植林帯の中にジグザグに整備された道を辿って高度を上げる。足下には時々チゴユリが可憐な姿を見せたが、恋の季節は終わったのか野鳥の声は聞けなかった。大部隊の通過で逃げたのかもしれない。株杉コース合流点で山頂まで2515mの標識に出会い前途多難を感じた。標高760m付近で尾根に乗ると二次林が多くなり鮮やかな新緑が心地良い。北東方向の梢越しに蕪山山頂部が姿を見せてくれ、860mの平坦地で休憩中の先行グループに追いついた。小憩後の登山道の傾斜はきつくなったが、左右は新緑が続き吹き抜ける風は爽やかで、時々見られたブナの大木や登山路を這う根っ子に生命力を感じ、樹林のあまりの美しさに「いいなー、いいなー」と呟きながら登った。963m標高点ピークの手前で「山頂まで1000m」の標識を眺め一旦鞍部まで下り蕪山の山腹に取りつくとシロヤシオが出迎えてくれ、白い花が緑に映えて初夏の雰囲気を感じた。荒れた奥牧谷コースとの合流点には色の褪せたビニール紐が1本結ばれていた。そこから僅かで360度の展望が拡がる頂上に到達して三角点に挨拶。最終は最初のグループに13分程遅れての到着だったそうで、既にあちこちで昼食が始まっていた。我々は大部隊なので山頂から溢れるのではと懸念していたが、他の登山者が少なかった事もあり余裕で広い山頂台地に散らばってランチタイムを終える事ができてなによりだった。自分が食事を摂っていたら早々にぜんざい作り担当のメンバーや抽選準備の方達が先行下山され申し訳ない事であった。薄雲のせいか遠隔地の山々の展望はクッキリしないが、白山、乗鞍岳、御嶽山、目を凝らせば北アルプスらしき姿も望めて大満足、間近な奥美濃の山々、滝波山、平家岳、ドウノ天井、日永岳、三尾山、舟伏山、高賀三山、ゴンニャク・・etc山座同定を楽しんでから、班毎に時間をずらせて下山を開始した。時々すれ違った登山者達も一様に新緑の美しさに感嘆の声をあげておられた。860mの平坦地で下りも小憩を取り「蕪山のおいしい水」標識の水場で喉を潤して下山した。最終組の我々の到着時間が遅れたのではと心配していたが、時間差は僅かであったと聞いて安堵した。 
 駐車地では下山チェックを兼ねて一般参加者にはお楽しみ抽選を行いタオルやN氏作成の折り紙傘、労山のティッシュなどを配布、東屋では全員に「ぜんざい」がふるまわれて疲れを癒してもらった。早々に帰路につかれた車もあった様だが落ち着いたところでCLの閉会挨拶を頂き現地解散となった。

 出合った花。 自分は花オンチなので詳しい方にお尋ねしたら、登ってすぐに珍しいイチヨウラン(一葉蘭)、ユキザサ、チゴユリ、シロヤシオ ウワミズサクラなど。
 

 公開山行はどこの山岳団体も新会員を募る手段として行われている様である。我がみのハイクも発足3年目の1997年から実施していて、これを契機に加入頂いた会員も多く有る。2016年から8/11が山の日として祭日になり、山に関心の有る人の参加がこれから増えるかもしれない。会員募集と言う短絡的な目標だけでは無く、山岳団体としての社会貢献の一助としても考えて行きたいものだ。 
 今回の山行は奇跡的な好天に恵まれ、一般参加者の力量が判らないので事故の心配をしていたが、登りで膝痛発生、登山靴の破損などの軽いトラブルがあったらしいが適切な対応で全員無事下山出来たのは幸運であった。多人数も心配したが的確な班編制により混乱も無かった様で公開登山として大成功であったと思われるが、一般参加者の感想が気になるところである。
                                 (記録担当 水野Oさんの報告より

 コースタイム
関7:10==21世紀の森P8:25 開会式 8:50・・・野鳥観察コース(尾根道)登山口9:11・・・株杉コース合流(山頂まで2515m地点)10:10・・・860m付近平坦地(山頂まで1320m地点)10:58 11:07・・・950m付近(山頂まで1000m地点)11:22・・・奥牧谷コース合流11:57・・・蕪山12:03 昼食 12:48・・・860m付近13:28 13:31・・・株杉コース合流14:04・・・登山口14:47・・・21世紀の森P14:58 抽選会ぜんざい 閉会式 15:12(現地解散)      <E班最後尾のコースタイム>

                 
                                                                                                          (写真提供 前島さん)

         
                                      (地図提供 前田さん)

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