つくば植物園のハーブ花壇で咲いていました。ごく小さな淡紅紫色の花が無数についており、香りが良いのが楽しみです。寒さに強い常緑低木で樹高が低いことから、庭植えなどで緑や花を楽しみ、葉をハーブティーとして美味しく戴く愛好家も多いようです。説明によれば、ヨーロッパ原産の原種で、「Thymus vulgaris」、シソ科の常緑低木です。写真は5月3日に撮影しました。
つくば植物園の林の中で見つけました。写真のように上に伸びた花茎に小さな花がたくさんついて円錐花序を形成しています。まだ蕾もありますので、咲き始めの頃です。6月下旬くらいには、独特のヘリコプターのような実が上を向いて美しくみえます。また秋には黄色く色づく紅葉が楽しめます。説明によれば、「Acer distylum」、カエデ科の落葉高木です。写真は5月3日に撮影しました。
つくば植物園で見かけたとても珍しい花です。説明によれば、ヒマラヤ地方原産で、「Notholirion thomsoinanum」ユリ科の多年草です。1600から2000m級の高山の岩が多い斜面で生育している珍しい植物で、写真のような淡い青色をした花が咲きます。園芸用に流通している名前は「ヒマラヤの青い百合」でとてもロマンチックな名前です。写真は5月3日に撮影しました。
つくば植物園の林の中で見かけました。枝先に白い泡のような花が咲いています。この木は、古来神事に使う木幣(イナウ)として使われているそうです。白い粒状の花が円錐花序を形成しています。7月頃には実が紅色になって美しく実り、果実酒にされるそうです。説明によれば、本州・四国・九州～朝鮮半島南部及び中国に分布し、「Sambucus racemosa subsp.sieboldiana」、スイカズラ科の落葉低木です。北海道には、この変種のエゾニワトコが生育すると記されていました。写真は5月3日に撮影しました。
つくば植物園の林の中で咲いていました。5弁の小さな白い花が枝の先に集まって咲く散房花序を形成しています。秋には赤い実が美しく見えるようになります。北海道・本州・四国・九州およびアジア東北部に広く分布し、「Sorbus commixta」、バラ科の落葉高木と記されていました。写真は5月3日に撮影しました。
つくば植物園の筑波山で見かける植物の展示区画で見つけました。白色の美しい花を咲かせています。葉には赤褐色の筋がはっきり見えてこれも変わっています。説明によれば、「Ajuga yezoensis var. tsukubana」、シソ科と記されていました。図鑑を見るとニシキゴロモの変種だとかで、ツクバキンモンソウは主に太平洋側でニシキゴロモは主に日本海側に分布するそうです。写真は5月3日に撮影しました。
つくば植物園で見かけた珍しい植物です。通常のチャルメルソウは、本州～九州にかけての沢筋の湿り気の多い場所で生育しています。ユキノシタに似た葉の間から真っすぐ上に伸びた花茎にごく小さな2～3mmくらいの花が咲きます。写真の花が珍しいのは、白い雪の結晶のような花です。説明によれば、アメリカ東海岸に分布している「Mitella diphylla L.」で、雪の結晶にそっくりな花を咲かせるのはこの種だけだそうです。写真は5月3日に撮影しました。
つくば植物園の広葉樹林の林床で見かけました。草丈は20cmくらいで低く、花も小さい白い花が咲いて可憐です。まさに大きな百合から比べれば、稚児のようなものでしょう。説明によれば、本州～九州にかけて広く分布しており、「Disporum smilacinum」、イヌサフラン科(旧ユリ科）と記されていました。夏には黒い実を付けます。写真は5月3日に撮影しました。
つくば植物園の食の植物展示区画では、日頃食卓に並ぶ野菜も花が咲くまで観察できます。冬に鍋物などで欠かせないシュンギクも5月初旬頃には写真のような美しい黄色の花を咲かせます。花を見ると菊の花に似ているので、和名が納得できると思います。説明によれば、地中海沿岸原産で、「Glebionis coronaria」、キク科です。
つくば植物園の林の中で見かけました。写真のように葉が出る前に花が咲くようです。説明によれば、中国原産で、「Pistacia chinensis」ウルシ科の落葉高木です。葉は若芽は香りがあってお茶として飲用されたり食用に、秋には美しい紅葉が楽しめると記されていました。もともとこの樹は孔子廟に植栽されていたことから学問の木とされて、寺子屋や学校等に植栽されたと言われます。木材は堅くて船材や碁盤等に好まれるそうです。写真は5月3日に撮影しました。
つくば植物園のバラ園で見かけた淡い黄色の一重のモッコウバラです。近づくとほんのり芳香があります。花の数が多くて枝いっぱいに咲くととても豪華です。写真は5月3日に撮影しました。
つくば植物園の各種バラの展示区画で一番早く咲くバラの一つです。直径5cmくらいの一重の黄色い花が愛おしく思えます。もう少しすると枝いっぱいの黄色い花が咲いて豪華に見えます。一季咲きで、「’Golden Chersonese’」と記されていました。写真は5月3日に撮影しました。
つくば植物園のブルーベリーの多様性展示区画で見かけました。小さな釣鐘のような花がやや長く、縦に皺があるように見えます。夏に紫色の葡萄のような実を付けます。比較的寒い地方でも育つ品種だそうです。説明によれば、アメリカ南部原産で、「Vaccinium corymbosum 'Chandler'」、ツツジ科と記されていました。写真は5月3日に撮影しました。
つくば植物園のブルーベリーの多様性展示区画で見かけました。説明によれば、アメリカ南部原産で、「Vaccinium corymbosum'Collins'」、ツツジ科と記されていました。艶のある青い実が楽しめます。秋には紅葉した葉を楽しむことが出来ます。写真は5月3日に撮影しました。
同じサザンハイブッシュ系のブルーベリーです。釣鐘のような小さな花が少しピンクがかっているように見えます。説明によれば、本州～琉球列島、東南アジア、オーストラリアに分布し、「Vaccinium darrowii 'Misty'」ツツジ科と記されていました。蒼い色の美味しい実がなります。写真は5月3日に撮影しました。
