季節の花

季節の花などを掲載しています。写真はクリックして拡大して見てください。
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キツネノマゴ(狐のマゴ)

2007-09-30 19:56:43 | 趣味・季節の花
8月~9月頃路傍や荒地に生えて花を咲かせています。牛久自然観察の森でも9月中旬頃に咲いていました。恐らくこの花を見たことがないと言う人は少ないと思いますが、草丈も低くて足元に咲いていますので、踏みつけて歩いているかもしれません。シソのような花穂に薄紅紫色のごく小さな花を咲かせています。群生していますから、緑の葉に映えて美しく見えます。日本(本州以南)や東南アジア地域に分布しています。学名は「Justicia procumbens」で、キツネノマゴ科、キツネノマゴ属の一年草です。草丈は10~30cmほどで、花は直径5mm程度の小さな花です。一つの花穂に花が多く咲いているものを探しますが・・まばらに咲いているものが殆どです。写真は9月15日に撮影しました。もう少し良い写真が撮れたら更新します。
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ナンキンハゼ(南京黄櫨)

2007-09-29 07:52:56 | 趣味・季節の花
7月頃薄い黄色の目だたない花穂をつけ、ゆさゆさ風に揺れています。秋になると写真のような緑色をした実がつきます。写真は果実がまだ若い時期のもので、もう少し成熟すると茶色に変色します。秋が深まると果皮が弾けて落ち、白い種子が露出します。この種子の蝋状の部分を使って、蝋燭が作られるようです。中国・東南アジア地域が原産、学名は「Sapium sebiferum」で、トウダイグサ科、シラギ属の落葉高木です。この木は何と言っても紅葉が美しいことで有名です。各地の公園などに植栽されており、紅葉の時期には、高い大きな木全体が、紅・黄・緑などで彩られた衣を纏った様に美しく見えます。写真は9月下旬に近くの大学の構内で撮影しました。
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ハマギク(浜菊)

2007-09-28 22:13:43 | 趣味・季節の花
茨城から青森に至る太平洋沿岸地域に自生する耐寒性がある珍しい植物です。学名は「Nipponanthemum nipponicum」で、キク科、ニッポナンセムム属の多年草と記述されていました。学名にあるとおり、我が国が原産です。葉が肉厚で特色があります。花は9月から11月頃まで咲くようです。下妻の道の駅の山野草コーナーで売られていました。枝を挿し木すると軽易に繁殖するようです。気候条件さえ合えば、手間がかからない植物のようで、最近庭の花壇などとして植栽する人も多くなっていると記述されていました。マーガレットに似た白い花弁がとても清楚で美しい感じがします。暖かい地方の夏の暑さには弱いようですから、地球の温暖化で自生地の南限が変わるかもしれませんね。写真は9月27日に撮影しました。
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ノササゲ(野大角豆)

2007-09-27 18:16:45 | 趣味・季節の花
牛久自然観察の森で見つけました。林の中や林縁で淡黄白色の花を咲かせています。蔓性で、樹木に巻き付いて伸びていきます。マメ科らしく蝶形の花がとても美しいですね。花が終わると、サヤエンドウの形をした赤紫色のサヤが少し反り返るような形でぶら下がってきます。サヤは徐々に薄茶色くなって割れてきます。その中にブルーベリーのような青紫色の丸い実が見えるようになるようです。学名は「Dumasia truncata」で、マメ科、ノササゲ属の蔓性多年草です。写真は9月17日に撮影しました。
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マルバルコウソウ(丸葉縷紅草)

2007-09-27 13:30:07 | 趣味・季節の花
前述のハゴロモルコウソウを撮影して直ぐ近くの道端に咲いていました。葉は丸いと言うより、ヒルガオの葉に似てハート型ですね。熱帯アメリカ原産、学名は「Quamoclit coccinea」で、ヒルガオ科、ルコウソウ属の蔓性の一年草です。この品種はヒルガオと同じような葉を持ち、江戸時代末期の頃に観賞用に持ち込まれたものが野生化しています。車で走っていると、草木に巻き付いて、真紅の小さな花をつけ、群生しているので発見できます。ヒルガオは淡桃白色ですが、この花は真紅に近い色で直径がほんの2cm程度の小さい花です。写真は9月27日に下妻周辺の道端で撮影しました。
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ハゴロモルコウソウ(羽衣縷紅草)

2007-09-27 12:52:27 | 趣味・季節の花
夏に真紅の美しい花を咲かせます。今年は暑いのでしょうか、9月の末でもまだ綺麗に咲いていました。一般に見受けるルコウソウは糸状の葉ですが、葉の種類によって呼び方が異なっています。写真は、比較的大きい葉に深い切れ込みが入っています。モミジのような葉を持つものもあり、別名をモミジバルコウソウ(紅葉葉縷紅草)とも言うようです。丸い葉を持つものはマルバルコウソウ(丸葉縷紅草)と言われています。ハゴロモルコウソウはマルバルコウソウとルコウソウの交配でできた園芸種と言われます。学名は「Quamoclit multifida」で、ヒルガオ科、ルコウソウ属の蔓性の一年草です。写真は9月27日に道の駅の花壇で咲いていたものを撮影しました。
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エンジュの実

2007-09-27 12:29:28 | 趣味・季節の花
つくば市内の一部の街路樹として植えられており、7月頃から花が咲き、9月頃には簪の様にぶら下がっている実がつきます。中国原産で、学名は「Sophora japonica」、マメ科クララ属の落葉高木です。和名の「槐」は仏教とほぼ同時期に伝来し、もともと中国名「槐樹」をそのまま当てたものと言われます。中国では、学問と権威の象徴、出世の樹として大切にされているものと記述されていました。枝の先に小さなマメ科独特の蝶の形をした花が房のように咲いた後写真のような実がなります。エンジュは古来薬用としても使われており、蕾を乾燥させた「槐花 (かいか)」が漢方として止血剤になっているようです。花については、8月16日に掲載していますので、比較してご覧下さい。写真は9月27日につくば市内で撮影しました。
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ホウセンカ(鳳仙花)

2007-09-25 20:40:17 | 趣味・季節の花
小学生の頃、学校の花壇に植えてあり、手を触れると種が弾けて飛ぶ植物であるとか、色のついたインク状の液を吸い上げる様子を理科で学んだりした記憶があります。最近は花壇で見るのも少なくなってきたように感じます。夏から秋にかけて赤、ピンク、白などの花が咲きます。東南アジア熱帯地方が原産で、学名は「Impatiens balsamina」、ツリフネソウ科、ツリフネソウ属の1年草です。帆掛け舟を思わせる花の形からツリフネソウという名前の植物がありますが、それと同一の科で同属です。そう言えば、ホウセンカの花もなんとなく帆を張って風を受けているような感じがしませんか。花の後方に長いひも状の物がありますが、これは距と言われ、蜜つぼの役割をしています。昆虫を奥まで引き寄せて受粉を確実にしようとしていると考えられています。写真は近所の花壇で咲いていたものを9月24日に撮影しました。
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シラヤマギク(白山菊)

2007-09-24 22:50:02 | 趣味・季節の花
8月下旬頃から丘陵や野原で咲いています。牛久自然観察の森でも日当たりの良い南斜面のところで咲いていました。北海道から九州までの日本各地、朝鮮半島、中国などに分布し、学名は「Aster scaber」で、キク科、シオン属の多年草です。花を付ける茎が8月初旬頃からどんどん伸びてくるため、草丈は1mくらいで比較的高く、根本のほうの葉は大きいですが、花は直径2cm程度の小さなものです。写真のように花を付ける茎は上部で分枝しており、それぞれの茎に白い舌状花がつきます。この植物の若芽は食用にできるようで、春に同じく食用にするヨメナ(嫁菜)と対比してムコナ(婿菜)と言う別名がついています。美味しいのでしょうか、蜂などの昆虫も花に来ています。写真は10月4日に撮影したものに変更しました。
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シュウメイギク(秋明菊)

2007-09-24 17:24:30 | 趣味・季節の花
秋になるとあちこちの庭で咲くシュウメイギクが美しく見えます。仲秋の頃に特に綺麗に見えるような気がします。中国が原産ですが、日本へ伝来したのは古く、古来我が国でも秋の花として愛でられている花です。学名は「Anemone hupehensis var. japonica」で、キンポウゲ科、アネモネ属の多年草です。写真のような淡紅紫色の花は京都北山の貴船付近に自生していたことから別名を「貴船菊」とも言われています。白色の花も綺麗で好きですが、写真のように薄紫がかったピンクの花も気品があって良いですね。花弁のように見えるものは実は萼です。最近は園芸種も多く、八重の品種もあるようです。写真は近所の花壇で咲いていたものを9月24日に撮影したものです。
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キンエノコロ(金狗尾)

2007-09-24 16:20:59 | 趣味・季節の花
前述のエノコログサと同属です。各地の土手や野原に生えており、花穂の付け根から伸びる芒が黄金色に見え、緑色のエノコログサとの違いがわかります。黄金色に見えるだけでなんだか雰囲気が異なるのも面白いものです。イネ科エノコログサ属の1年草です。また、エノコログサに似たアキノエノコログサもあるようですが、花期が少し遅く、花穂がエノコログサより更に長くて穂が下垂することで見分ける事ができます。雑草ですがよく観察すると少しずつ異なっているものですね。
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エノコログサ(狗尾草)

2007-09-24 16:05:48 | 趣味・季節の花
各地の土手や野原に何処にでも生えています。子供の頃「猫じゃらし」と言って子猫の目の前でこの花穂を振るとじゃれてきて遊んだ記憶があります。別名は子供の頃教わった名前どおり「ネコジャラシ」とも言うようです。和名の由来は見たとおりで、花穂は剛毛に覆われており、子犬(狗)の尾に似ていることから、「犬っころ草」と呼ばれていたものがが、次第に「エノコログサ」となったようです。イネ科エノコログサ属の1年草です。似た草にキンエノコロやアキノエノコログサがあります。ともにほんの数ミリ程度の花が無数に集まって剛毛に覆われており、独特の花穂を作っています。写真は9月16日に牛久自然観察の森で撮影しました。
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フユザクラ(冬桜)

2007-09-24 14:03:22 | 趣味・季節の花
久しぶりに近所の大学の構内を散策していたら、綺麗な桜が咲いていました。銘板を見ると「フユザクラ」と書いてあり、学名は「Prunus×parvifolia Koehne cv.Parvifolia」と記されていました。バラ科の落葉高木です。冬と春に開花する桜で、初冬の10月頃から12月頃まで美しい淡桃白色の一重の比較的大きな花(写真の花は直径2cm程度でした)を咲かせます。春は3月下旬頃から4月頃にかけて冬よりもう少し大きい花が咲きます。年に2回美しい花を見ることが出来る珍しい花ですね。銘板には、『春の花には花弁の先端に切れ込みがあるが、冬に咲く花はしばしば逆に突形となることがある』と記されていました。図鑑によると、江戸時代にマメザクラとヤマザクラの交雑でできた園芸品種のようで、別名は「コバザクラ(小葉桜)」また「十月桜」とも呼ばれるようです。今年は開花が早いのでしょうか? 9月下旬ですがもう咲き始めていました。写真は9月24日に撮影したものです。
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チジミザサ(縮み笹)

2007-09-23 22:08:32 | 趣味・季節の花
和名の通り、葉が笹に似ており、葉の周辺が波打って縮んだように見えることから名づけられているようです。写真でお判りのように、花はごく小さいですが、稲のように穂状になっていて花の先端に毛状のが芒あります。学名は「Oplismenus undulatifolius」で、イネ科、チヂミザサ属の多年草です。秋の野原の植物に多いのですが、この植物も動物に引っ付いて運ばれて繁殖します。草丈もそんなに高くないですから、足早に歩いていると見逃してしまいそうな植物です。牛久自然観察の森では説明板があり初めて見ることが出来ました。9月16日に撮影しました。
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ボタンヅル(牡丹蔓)

2007-09-22 12:44:59 | 趣味・季節の花
8月下旬の頃から近所の家でさいています。遠くから見ると庭木に巻き付いて真っ白に見えます。近づいてみるとやや淡黄白色でした。本州から九州にかけての日本や朝鮮半島などの日当たりの良い山野に分布しているといわれています。学名は「Clematis apiifolia」、キンポウゲ科、センニンソウ属の多年草です。白く4枚の花弁のように見えるものは顎です。花が美しく、センニンソウと似ています。センニンソウは有毒であると記述されていましたが、このボタンヅルにはその記述がないので大丈夫でしょうか。茎は冬にも硬くなってテッセンのように残ります。実はテッセンとも同じ仲間の植物だからでしょうね。そういえば、花後の独特の綿状の種等はそっくりです。写真は9月16日に撮影しました。
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