昨年も掲載しましたが、今年も落ち葉の間から数センチの所に咲き始めました。セツブンソウにも似ていますが、葉がユキノシタのような形をしています。写真は咲き始めたばかりの2月28日に撮影しました。今年は昨年に比べて1週間程度早いような気がします。
今年もつくば植物園で咲き始めました。地面から5cmくらいのところに突然アイリスの花が咲いているような感じで、感動を覚えます。説明板によれば、コーカサス、小アジア、イラン地域に分布し、学名は「Iris reticulata ’J.S.Dijt’」アヤメ科、イリス属の多年草(球根)です。 草丈は写真でおわかりだとおもいますが、約10cmくらいです。そのうち花が上の半分、下は茎です。小さいことから、「ミニアイリス」として販売されていることもあります。早春に咲く花で、花の色は、赤紫、紫、青紫などがあるようです。写真は2月28日に撮影しました。
白色がベースで、唇弁に黄色と紫色がある優雅な花です。銘板には「Sc.Tropical Wedding 'Hawaii’」と記されていました。銘板に書かれている通り、素朴でしかも華やかさを持っているように見えて、なんとなく結婚式に似合いそうな花です。
世界ラン展2009で見たとても美しいランです。紫色にくっきり白い筋が模様になって見える唇弁が特徴です。シンプルですがそれが魅力的で、人を惹きつけますね。銘板には「Bc.Star Ruby 'Jupiter’」と記されていました。
東寺の庭園に河津桜が咲いていました。最近伊豆辺りから移植されたものでしょうか、まだ幹もそう大きくはなく樹高は2.5m程度でしたが、花は大きくて立派なものでした。観光で訪れていた外国人も盛んにシャッターを切っていました。やはり青空をバックに見上げる桜は日本を代表する美しい花ですね。学名は「Prunus×kanzakura×'Kawazu-zakura'」、バラ科の落葉樹(小高木)です。
京都へ行く機会があり、京都駅から近い東寺へ駆け足で行ってきました。たまたま快晴の好天に恵まれて、ほぼ満開の紅枝垂れ梅と五重塔を撮影してみました。日差しが強くて逆光のため鮮明に撮影できませんでしたが、雰囲気を感じてください。五重塔は、天長3年(826年)に空海によって創建されたと言われるものですが、その後、落雷が原因と思われる火災に遭って、4回の焼亡と再建を繰り返しています。現在の建物は、江戸時代の寛永21年(1644年)に再建されたもので、5代目に当たるそうです。この五重塔は、大きな地震によって崩壊したとの記録はないそうで、木組みを考えて造られた柔構造そのものに耐震性があると言われており、現在でもその耐震構造が注目されています。
とても変わった色をしたリンコソフロカトレヤです。全体に淡い色で、所々に紫や黄色などの模様がアクセントとなってとても美しい花でした。女性が髪を染めて「Mystic Lady」を演じている情景が浮かびます。まさに「Mystic Lady」と言う名前にぴったりのようなイメージですね。銘板には「Rsc.Mystic Lady ’Lime Morning’」と記されていました。
世界ラン展2009の会場でもひときわねだっていた花の一つです。名前の通り、「篝火(かがりび)」を思わせる色と形状をしていました。草丈が高く、花茎はまっすぐに上に伸びていました。ランの中でも独特の花を持つ種類ですね。銘板には「Epi.Maple Valley ’Kagaribi’」と記されていました。
もうすぐ桃の節句ですね。桃の枝を購入して部屋に飾っていましたら、節句を待ち切れずに咲き始めてきました。梅の花と違って、花がやや大きくて、少し上を向いて咲き、枝がまっすぐに伸びてそれに沿って花がついているのが特徴のようです。淡いピンク色は多くの人が好きな色で、梅、桃、桜と逐次暖かくなるにつれて咲く花が遷り変っていくのを見ると、季節の変化を感じます。
世界ラン展2009で展示されていたランでも最も大きい花の一つです。鉢の大きさも直径70~80cm、草丈は2mを超えてそうでした。まずはその巨大さに圧倒されます。花は、写真でお分かりのように、長く伸びた花茎の先端付近に花火が開いたように咲いています。出展者は、茨城県の大塚初枝さんで、銘板には「L.superbiens 'Kawano'」(レリア スーパービエンス ’カワノ’)と記されていました。
また世界ラン展2009からの画像を紹介します。ソフロカトレヤの魅力を思う存分提供してくれる花でした。花びらは程よい濃さの紅紫で、唇弁の濃い色との対比が優雅に見えます。銘板には、「Sc.Pond Goddess 'Misato'」と記されていました。
この花もつくば植物園の熱帯山地雨林温室で展示されている、原種ランの一つです。白い花弁とワインレッドの唇弁が程よく対比して、とても美しい花です。花びらは、とても薄くて透けて見えるように感じます。説明板によれば、フィリピン原産で、学名は「Dendrobium sanderae var. major」と記されていました。写真は2月21日に撮影しました。
鮮やかな世界ラン展の画像をお送りしていますが、つくば植物園では、世界各地の原種ランを多数集めて研究されています。写真もその一つで、原種ランのようです。派手さは少ないですが、花自体がシンプルで、色も淡い色で素朴な美しさを振りまいてくれます。つくば植物園の熱帯山地雨林温室で展示されていました。説明板によれば、ヒマラヤ~東南アジア、中国南部地域原産で、学名は「Dendrobiumu cucullatum」と記されていました。写真は2月21日に撮影しました。