しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

ドクダミ ( 蕺草 )

2011-05-31 |  5月 の花たち

                                 2011/05/31 撮影

2014/06/04 撮影

[ ドクダミ科ドクダミ属の多年草 ]

日本では、本州から沖縄までの日陰地に群生し、
特有の臭いを持ちます。
草丈は15~50cm位。
地下茎を延ばして広がり、
葉は心臓形でやわらかく互生します。
花期は6~7月頃、
花弁状の4枚の白い総苞片(そうほうへん)の中心に、
淡黄色の小花を多数穂状に付けます。
十の薬効があるということから「十薬」と呼ばれ、
昔から煎じて消炎・利尿剤としたり、
生葉を化膿・創傷・虫さされに用いるなど
民間薬として広く使われてきました。
名の蕺草 (どくだみ)は、毒を矯(だ)める・止める、
あるいは毒痛(だ)みの意からとされています。

白い十字の花弁に見える花は清楚です。


2011/03/25 撮影…芽生え
2011/04/02 撮影
2011/04/08 撮影

2011/05/26 撮影
2011/05/27 撮影


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エビネ ( 海老根 )

2011-05-30 |  4月 の花たち

                        ↑ 2011/05/04 撮影

2011/05/08 撮影

[ ラン科エビネ属の多年草 ]

エビネ属には、
東南アジアからマレーシア、ヒマラヤなどを中心に150種ほどあり、
日本に15種類ほどが分布しています。
エビネの仲間の代表がエビネで、ジエビネとも呼ばれています。


日本では、
北海道西南~沖縄にかけて、
山林や松林、竹林などの林床に自生します。
広い範囲に分布するため、
地域によって2色の色彩の組み合わせにさまざまな変異が生じます。
里山でごく普通にみられましたが、乱獲と造成地の開発により、希少植物になっています。
草丈は、30~50cm。
地下茎は球状の偽鱗茎(バルブ)があり、1連なって這い、多数の根を出します。
葉は越年生で、2~3枚根生し、長さ20㎝内外の倒披針状長楕円形で、先は尖り、基部は細い葉柄になります。
質は薄く、縦にひだを付け、裏面には短毛を生じます。
初めは直立するが、冬には地表に伏せます。
花期は、4~5月。
新葉の開かない間から1花茎を直立させ、総状に径2~3㎝の花を10個内外少しまばらに付けます。
唇弁はわずかに紅色を帯び、下向きに開き、大きく3裂し、中裂片はさらに浅く2裂しています。
ずい柱は花の中心の白い部分、側花弁は花の左右に斜め上向きに開いています。
萼片はやや幅が広く、側花弁の下と上にあります。
花色は黒紫色~茶色、赤色、黄色、緑色系などの落ち着いた色合いが多く、色の変化が多いです。
萼片と側花弁が紫褐色で、唇弁が淡紅色のものをアカエビネ、
萼片と側花弁が黄褐色で、唇弁が白色のものをダイダイエビネと呼ばれています。
名は、古い球状の偽鱗茎が連なる形をエビの体に見立てて付いたそうです。
別名 : ジエビネ(地海老根)

40年ほど前に、
山野草のお好きなお隣のTさんから戴いたエビネです。
何回も場所を移動していますが、
丈夫で毎年花を楽しませてくれています。


2021/04/13 撮影

2018/04/18 撮影

2011/05/04 撮影


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アマチャ ( 甘茶 )

2011-05-28 |  5月 の花たち

                               ↑ 2011/05/27 撮影

2011/05/27 撮影

[ ユキノシタ科アジサイ属の落葉低木 ]

本州関東地方・中部地方の、
山地で自生していますが、
多くは栽培されています。
母種の山アジサイに茎葉ともに似ていますが、
甘味成分のフィロズルチンを持っています。
樹高は、1~2m。
幹は叢生し、下部からよく分岐します。
葉は柄をもち、楕円形または倒卵状楕円形で先端が尖って、
質はやわらかく、縁に鋸歯があり、対生します。
花期は、5~7月。
枝先に多数の花を散房状花序に付けます。
中心に両性花を、そのまわりに数個の装飾花を額縁状に付けます。
両性花は花弁5個、通常雄しべ10本と花柱3個あり、
ガク片は小さく5個あります。
装飾花の萼片は花弁状となり、紫色~紅色を帯び、円形~広卵形で、
先が丸く、ふちが重なりあっています。
果実は、さく果で小さく倒卵形体です。
葉を乾燥すると甘くなり、それを煎じ甘茶にします。
また観賞用に庭に植えたり、茶花などにも利用されます。
名は、葉を乾かすと非常に甘くなり、それで甘茶を作ることから付いたそうです。
別名 : コアマチャ

尼僧さまから戴いたもので
母が大切にしていました。
草庭の甘茶の花の色は

蕾が緑白色からだんだん変化しながら
淡紅空色・青紫色になります。


2011/03/11 撮影
2011/04/10 撮影
2011/04/18 撮影
2011/04/29 撮影
2011/05/04 撮影
2011/05/13撮影
2011/05/16 撮影
2011/05/18 撮影
2011/05/19 撮影
2011/05/24 撮影
2011/05/24 撮影


<  2010 年  >
2010/05/20 撮影…つぼみ
2010/05/20 撮影…色付く
2010/05/26 撮影


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余花 ( よか ) <季> 初夏

2011-05-19 |  夏の草木・その他 の 俳句

◉ 若葉の花 (わかばのはな)・青葉の花 (あおばのはな)・夏桜 (なつざくら)

余花に逢ふ再び逢ひし人のごと ・・・・・  高浜虚子
行き行きて余花くもりなき山の昼 ・・・・・ 飯田蛇笏

余花の雨八十路の老のかんばせに ・・・・・ 富安風生

やや寒いところや高い山などで、
初夏になっても咲いている桜の花のことを余花と言います。
青葉若葉の中に淡々しく咲いている花は、
どこか淋しくしみじみとしたものがあります。
古来から歌書などで春の季題の残花との区別は論じられていましたが、
俳句では「残花」は春、「余花」は夏と決めています。

   [ バラ科サクラ属のサクラ亜属の樹木の中で一般に花が美しく、鑑賞されるもの ]

戸隠神社奥社に近い杉並木の参道を少し外れたところに
高く伸びた桜の木があり、
梢に向けて花が咲いていました。
杉に負けないで日の恵みをいただけるようにと
あんなに高くなったのでしょうか …
山桜より赤みが強いので
大山桜(別名ベニヤマザクラ)ではないかと思いました。

余花ぐもり絶えず水音奥社まで ・・・・・ みなみ
おむすびを分けていただく余花の風 ・・・・・ みなみ

 


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戸隠森林植物園 と 戸隠神社 ・・・ [ 長野県長野市 ] < 5月 >

2011-05-18 |  雀の足あと ・・ 夏

                         ↑ 2011/05/17 撮影…戸隠森林植物園のミズバショウの群生

戸隠森林植物園 ( とがくししんりんしょくぶつえん ) 
71.34ヘクタールの広大な園内には、
雪解けと共に、ミズバショウ・リュウキンカや
キクザキイチゲ・カタクリなどが咲き出していました。
四季折々に、多種多様な植物が美しい花を咲かせるそうです。
また約120種類もの野鳥が生息し、
「戸隠小鳥の森」の一部になっているとのことです。
モミの木園地・水芭蕉園・植物観察園などや
森林学習館・野生生物観察舎・みどりが池などの施設があります。

さえずりを聞きながら、
木々の芽吹きの明るい森の中の整備された木道をゆっくりと散策。
ちょうど見ごろな水芭蕉の群生は清々しく、
心身ともにリフレッシュしました。

…道しるべ
…ミズバショウとリュウキンカ
…ムシカリ ( オオカメノキ )
…エンレイソウ


…ミズバショウ
…リュウキンカ
…カタクリ
…アズマイチゲ  
…ヤマエンゴサク
…ニリンソウ
…小川のこみち



戸隠神社奥社 ( とがくしじんじゃおくしゃ ) 
嘉祥2年 ( 894 )、学門行者が修験の霊場として開いた戸隠寺が起源
と伝えられています

戸隠山を望む大鳥居をくぐり、
まっすぐに伸びる参道を行くと
萱葺きの赤い随神門。
その先は樹齢400年以上の見事な杉並木が続き、
苔むした石垣も残っています。
心地よい水音を聞きながら不揃いの石段を登ると、
奥社に着きす。
奥社本殿の左には、
戸隠神社中最古の九頭龍社があります。

…奥社参道入口
…狛犬と随神門

…随神門 ( 旧仁王門 )
…参道杉並木
…スギ
…サクラ
…滝
…戸隠神社奥社
…九頭龍社 ( くずりゅうしゃ )
…残雪


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ハナイカダ ( 花筏 )

2011-05-17 |  5月 の花たち

                             ↑ 2011/05/02 撮影

[ ミズキ科ハナイカダ属の落葉低木 ]

日本では、
北海道以南~九州にかけて、
山地の谷間や木陰などに自生します。
樹高は、1~2m。
幹はふつう株立ちとなり、分枝します。
枝は緑色です。
葉は、柄を持ち、卵円形で先がとがり、縁に細かい鋸歯があって、
互生します。
雌雄異株です。
花期は、4~5月。
花は、葉の表面にある主脈の中央付近に、
短柄で淡黄緑色の小さい4弁花を少数付けます。
果実は核果で、径1cm弱の球形、緑色から熟すと黒くなります。
葉の色が淡緑色や斑入りの品種も知られています。
若葉を食用とし、てんぷらやおひたしなどで食べます。
名は、花を載せた葉を筏にたとえて付いたそうです。
別名 ; ママッコ・ヨメノナミダ


2011/03/28 撮影…芽吹き

2011/04/24 撮影

2011/04/27 撮影

2011/05/02 撮影

2011/05/04 撮影
2011/05/04 撮影

2011/05/08 撮影
2011/05/08 撮影


< 2010 年 >
2010/05/08 撮影…花

2010/06/07 撮影…青い実

2010/07/02 撮影…黒色の果実





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エビネ ( 海老根 )

2011-05-16 |  5月 の花たち

                         ↑ 2011/05/08 撮影

[ ラン科エビネ属の多年草 ]

このエビネの名は判りませんが、
以前からジエビネとキエビネが毎年花を付けていたので、
その自然交雑種とも考えられます。


2011/04/24 撮影
2011/04/30 撮影
2011/05/04 撮影
2011/05/06 撮影



< 2010 年 >
もう蟻が遊びに来ていました。
この色のエビネは
ジエビネよりも少し遅く
5月に入って見ごろを迎えました。
毎年良く咲くキエビネは
今年は咲く気配がありません。

2010/05/04 撮影



< 2012 年 >
  2012/05/14  撮影


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ウケザキオオヤマレンゲ ( 受咲大山蓮華 )

2011-05-15 |  5月 の花たち

                         ↑ 2011/05/03 撮影

[ モクレン科モクレン属の落葉性の小形高木 ]

大山蓮華と朴 (ほお) の木との雑種とされています。
栽培されていますが、自生地は不明とされています。
一説には中国が原産だといいます。
樹高は、5~8m。
枝はやや太めです。
葉は、柄を持ち、倒卵形または倒卵状長楕円形で長さ15㎝内外、先は鈍形、
縁は全縁、互生します。
裏面は粉白状で軟らかい絹毛があります。
苞葉は帽子状で、1つの上の幼葉を包み、早落性です。
花期は、5月。
枝先に短く太い花柄を持ち、芳香のある径12~15㎝、浅い皿形の白色の花を1個上向きに付けます。
花弁は10個ほどあり、へら状倒卵形です。
雄しべは多数あって紫紅色を帯び、花中に突き出した柱状の花托の基部に低く螺旋状にならび、
上半分には心皮が多数螺旋状に並んでいます。
結実はしません。
名は、上向きに咲くオオヤマレンゲということから、付いたそうです。

同じ木なのに、
毎回どこか少し違った感じの花が咲きます。
気候や水遣り・肥料などが作用するのでしょうか ‥‥。


2011/04/13 撮影・・・つぼみ(2)
2011/04/19 撮影
2011/05/14 撮影
2011/05/15 撮影
2011/05/16 撮影
2011/05/18 撮影・・・朝
2011/05/18 撮影・・・昼
2011/05/18 撮影・・・夕方
2011/05/18 撮影・・・夕方

2011/04/13 撮影・・・つぼみ(1)
2011/04/16 撮影
2011/04/17 撮影
2011/04/19 撮影
2011/04/22 撮影

2011/05/01 撮影
2011/05/02 撮影・・・朝
2011/05/02 撮影・・・午後
2011/05/03 撮影


2020/05/15 撮影


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チャボアヤメ (矮鶏菖蒲) ・アヤメ ( 菖蒲 )

2011-05-14 |  5月 の花たち

                            ↑ 2011/05/14 撮影…チャボアヤメ

2011/05/14 撮影…チャボアヤメ

[ アヤメ科アヤメ属の多年草 ]

チャボアヤメ(矮鶏菖蒲)
草丈は20~30cm位。
小振りで
草丈がアヤメより低く、
青紫色や白色の花を付ける
矮性種です。
別名;三寸アヤメ(三寸菖蒲)

 

アヤメ
アヤメ属は、世界の温帯に150種ほどあり、
日本に7種が分布しています。
北海道~九州の
山地の日当たりのよい草地に自生し、
群生します。
草丈は30~60cm。
根茎は繊維質で堅く、暗褐色です。
根出葉は長さ約30~50cmの細長い剣状で、
数枚が直立します。
葉の基部は赤紫色になることが多く、
葉面は平でいくらか白を帯び、
目立った中央の脈はありません。
花期は、5~7月。
花茎は葉状の包片を1~3枚付け、
通常、葉より高くなります。
その頂に青紫色で径約8㎝の花を
1~3個付けます。
外花被片(ガク片)の基部には網目模様があって大きく下垂し、
内花被花片(花弁)は立ちます。
白花もあり、
また矮鶏菖蒲(チャボアヤメ)、別名三寸アヤメという矮性種もあります。
名は、花被片に網目模様が入るので、
網目が文目(あやめ)の意味を持つところから
付いたそうです。

30年ほど前に園芸店で求めたもので、
名札には「三寸アヤメ」と書かれていました。


チャボアヤメ(矮鶏菖蒲)
2011/03/05 撮影…芽
2011/05/08 撮影
2011/05/09 撮影・・・白花の蕾
2011/05/09 撮影
2011/05/09 撮影
2011/05/09 撮影
2011/05/12 撮影
2011/05/14 撮影
2011/05/14 撮影


< 2012 年 >
種が出来ていました。
 2012/11/22 撮影
 2012/11/22 撮影

< 2010 年 >
丈夫で栽培しやすく、
草丈が低くまとまっているので、
気に入っています。

2010/05/14 撮影


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マイヅルソウ ( 舞鶴草 )

2011-05-12 |  5月 の花たち

                         ↑ 2011/05/06 撮影

[ ユリ科マイヅルソウ属の多年草 ]

マイヅルソウ
日本では、北海道~九州の
山地の針葉樹林内に自生し、
多くの場合叢生します。
草丈は、10~20cm。
葉は、卵心形または3角状卵心形、
質が薄く両面とも無毛で、
基部は深い心形です。
2~3枚が互生し、
上茎葉は徐々に幅が狭くなります。
花期は、4~5月。
花は、径5㎜楕円形の4花被片で白色です。
茎の上部に、短い花柄で総状に付きます。
花被片は反り返って平に開きます。
4個の雄しべは花被片より短く、
子房は卵球形で花柱の先が3浅裂し、
総包片は披針形、小包片は卵形です。
果実は球形の液果で、赤く熟して光沢があります。
名は、葉の様子が羽を広げた鶴の姿に似ていることから
付いたそうです。

ヒメマイヅルソウ
マイヅルソウの近似種。
全体に小形で、葉の縁の細胞が毛状の突起となり、
下面に毛があります。

 2016/04/08 撮影 〃

 2016/04/10 撮影

 2016/04/18 撮影

 

 

30年ほど前に戴いたものです。
草庭の舞鶴草は、姫舞鶴草と思われます。

< 2011 年 >
  2011/04/22 撮影
2011/04/24 撮影
2011/04/26 撮影
2011/05/01 撮影
2011/05/06 撮影



< 2010 年 >
  2010/05/02 撮影
 
 
 


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シロバナコバノタツナミ ( 白花小葉の立浪 )

2011-05-11 |  5月 の花たち

                              ↑ 2011/05/04 撮影

  2011/05/15  撮影

[ シソ科タツナミソウ属の多年草 ]

立浪草は、変異による多くの種があり、
分類が難しい植物として知られています。
「白花小葉の立浪」は、小葉の立浪草(淡紫色)の変種の白花です。
本州伊豆半島以西~九州の
山地のやや日陰や岩場などに自生します。
草丈は、10~20cm。
茎は地を少し這ってから、真っ直ぐに直立します。
葉は、小さい心形で厚く、縁に少数の鋸歯があり、
毛が密生してビロード状を呈し、対生します。
花期は、4~5月。
茎頂に花穂を出し、
白色の唇形花を付けます。
花は2列に並び、花冠の基部が曲がって立ち、
同じ方向を向いて開きます。
名は、葉がタツナミソウに比べ小さく、
白い小さな花穂の姿が波頭を思わせるので
付けられたそうです。


2011/04/05 撮影
2011/04/20 撮影
  2011/04/25  撮影
  2011/04/27  撮影
  2011/04/29  撮影
  2011/04/30  撮影
2011/05/02 撮影


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オオムラサキツツジ ( 大紫躑躅 )

2011-05-11 |  5月 の花たち

                                ↑ 2011/05/14 撮影

2011/05/12 撮影

[ ツツジ科ツツジ属の常緑低木 ]

平戸ツツジの一種で、
ケラマツツジとリュウキュウツツジの雑種と思われ、
江戸時代に作り出された園芸品種です。
樹高は、1~3m。
花期は、4~5月。
花は、小枝の先端に
径6~7cm紫紅色の大きな漏斗状5花弁を2~3個ずつ付け、
5㎜程の褐毛に覆われた柄があります。
ガク片には褐色の毛と腺毛があり、
とくに粘りはありません。
耐寒性にすぐれ公害や刈り込みにも強く、
土質を選ばないので、
公園や街路・生垣などによく使われます。
 
草庭の大紫躑躅 は、
淡紅色の平戸躑躅「高根絞り」に一足遅れて
咲き出します。

  「4月の花たち・平戸躑躅」参照


2011/04/29 撮影
2011/05/12 撮影



< 2010 年 >
2010/05/07 撮影


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チョウジソウ ( 丁子草 )

2011-05-11 |  5月 の花たち

                                ↑ 2011/05/14 撮影

2011/05/08 撮影

[ キョウチクトウ科チョウジソウ属の多年草 ; 毒草 ]

日本では,
北海道南部~九州にかけて、
川岸などの湿った草地に自生します。
草丈は、約60cm。
地下茎は横に這い、
茎は直立して丸く、上部で枝分かれします。
葉は、長さ6~10cm、幅1~2cmの披針形で、
両端が尖り、互生します。
花期は、5月頃。
茎の頂に淡青紫色の花を集散状に付けます。
花冠は径1.3cmの高杯形で、
下部が筒状となり、上部が5裂して平開します。
裂片は狭長楕円形、雄しべが5本です。
果実は、細長い袋果で二股に分かれた2本の円柱形、
1本の長さ5~6cm、細かい皺があり茶褐色です。
名は、花の形がフトモモ科の丁子の花に似ていることから
付いたそうです。
・絶滅危惧種・


2015/03/21 撮影
2014/03/28 撮影
2015/03/30 撮影


< 2011 年 >
2011/04/02 撮影
2011/04/16 撮影…花芽
2011/04/25 撮影
2011/04/27 撮影
2011/04/29 撮影
2011/04/30 撮影
2011/05/02 撮影
2011/05/03 撮影
2011/05/04 撮影
2011/05/06 撮影
2011/05/08 撮影


< 2010 年 >
青紫色の涼やかな花なのに
毒草なんて
思いもよりませんでした。
茎や葉を切ると乳液が出て
その乳液に毒があり、
食べると貧血・心臓麻痺を起こすことがある
と書かれていました。

2010/05/03 撮影


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ヒメウツギ ( 姫空木 )

2011-05-11 |  5月 の花たち

                            ↑ 2011/05/01 撮影

2011/05/02 撮影

2014/04/27 撮影

[ユキノシタ科ウツギ属の落葉低木]

本州の関東以西~九州の
山地の谷川沿いなどに自生します。
樹高は、約1m。
枝は株状に生え、小枝は細く下垂します。
葉は、卵形~広披針形で質が薄く、
縁に鋸歯があり、互生します。
花期は、5~6月。
花は、白い5弁の小花を多数付ける
総状花序です。
あまり大きくならないので
池の端や石組みに添わせるなど
庭木として利用されます。


2011/04/05 撮影
2011/04/11 撮影
2011/04/18 撮影
2011/04/24 撮影
2011/04/26 撮影
2011/04/27 撮影
2011/04/27 撮影
2011/04/29 撮影
2011/05/02 撮影
2011/05/04 撮影



< 2010 年 >
2010/05/02 撮影


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チゴユリ ( 稚児百合 )

2011-05-11 |  5月 の花たち

                          ↑ 2014/04/22 撮影

2014/04/22 撮影

 2016/04/16 撮影 

[ユリ科チゴユリ属の多年草]

日本では、
北海道~九州の
山野の林内に自生します。
草丈は、15~30cm。
根茎は細長く横に這います。
茎はふつう枝分かれせず、
数枚の葉を2列互生に付けます。
葉は長楕円形でうすく、無毛です。
花期は、4~5月。
茎頂に細い花柄を出し、
盃形の白い花を1~2個下向きに付けます。
花径約15~20mm、
花被片は6枚で細長く先端が尖ります。
果実は小球形の液果で、黒く熟します。
名は、かわいい小型の花を
稚児の姿にたとえたそうです。

もちの木の根元で
小さな花を咲かせていました。
もう少し良い場所にと植え替えました。
可愛花が咲き、
今、小さな青い実となりました。


2014/04/21 撮影
2014/04/22 撮影
2014/04/23 撮影

2014/04/24 撮影

2014/04/25 撮影


2014/04/26 撮影 〃…午後

2014/04/29 撮影

2014/05/02 撮影

2014/06/13 撮影

2014/09/14 撮影




< 2010 年 >
2010/05/01 撮影


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