しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

アキギリ ( 秋桐 )  

2023-12-16 |  9月 の花たち

                       ↑ 2022/11/13 撮影

 2022/11/11 撮影

 〃

[ シソ科アキギリ属の多年草 ]

-本州中部地方~近畿地方にかけて、
山地の木陰に自生します。
草丈は、20~50cm。
茎は下部が地面を這い、上部は立ち上がります。
葉は、長い柄を持ち、三角状ほこ形で長さ6~10㎝、
縁には鋸歯があり、対生します。
表面や裏面の脈上に毛がまばらにあります。
花期は、8~10月。
茎頂の苞葉の腋に、紫色で長さ約2.5㎝の大形の唇形花を数段付けます。
花冠の上唇はやや斜めに立ち、下唇は浅く3裂して平らに開き、
中央裂片のみ大きく、下に垂れます。
内面には毛があり、ざらつきます。
雄しべ2本、雌しべ1本で花柱は上唇より長く突き出し先は2裂します。
萼は鐘形で長さ1㎝位で、脈上に毛があります。
果実は分果です。
名は、秋に咲き、葉がキリの葉にやや似ている説や
花の形または花の色がキリを思わせることから付いたと
いう説などがあります。

茎の先に苞のようなものが出て、
その間に蕾を付けながら、大きくなり、
下から花が順に咲いていきました。
面白いと思いながら、楽しみに見ていました。


2022/04/05 撮影

2022/04/22 撮影

2022/05/05 撮影

2022/09/08 撮影

2022/10/08 撮影

2022/10/19 撮影

2022/10/22 撮影

2022/10/23 撮影 


2022/011/03 撮影
 〃

2022/11/04 撮影
 〃

2022/11/07 撮影
 〃
 〃

2022/11/11 撮影
 〃
 〃

2022/11/13 撮影
 〃
 〃

2021/11/18 撮影
 〃

2021/11/22 撮影

2022/11/28 撮影

2022/12/07 撮影
 〃

 


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メイゲツソウ ( 明月草 )  

2023-12-16 |  9月 の花たち

                        ↑ 2020/09/00 撮影

[ タデ科イタドリ属の多年草  ]

イタドリは変異が大きく、
花被や果実が特に紅色のものを
メイゲツソウ(明月草)と呼びます。
名は、月見の頃に花を付けることから付いたそうです。
別名 : ベニイタドリ(紅虎杖)

タドリ (虎杖)
北海道〜九州にかけて、
山野のどこにでも自生します。
草丈は、50〜150cm。
根茎は黄色の木質で横に長く伸び、各所に新しい芽を出します。
茎は太く分枝し、中空の円柱で、はじめは紅紫色の斑点があり、
節には膜質の短い鞘状の托葉があり、長さ4〜6㎜で早く落ちます。
葉は、柄を持ち、長さ5〜15㎝の広卵形〜卵状楕円形で、
先は短く鋭突し、基部は切形、質は硬く、縁は全縁、互生します。
雌雄異株です。
花期は、7~10月。
葉腋から枝を出し、その先に花穂を出して、白~淡紅色の小さな花を多数密に付けます。
花が特に紅色のものをベニイタドリ(紅虎杖)・メイゲツソウ(明月草)と呼びます。
雄しべは8個、雌花の子房上には3個の花柱があります。
花弁は無く、花弁状の長さ2㎜弱の萼片は5裂し、外側の3個は背面に翼があり、 
花のあと雌花の外側の花被片3個は翼状にはりだし、果実のときには長さ約7㎜に成長します。
果実は、痩果で3稜のある細い卵球形、翼状の宿存萼に包まれています。
変異が大きく、花被や果実が特に紅色のものをベニイタドリ(紅虎杖)・メイゲツソウ(明月草)と呼びます。
高山性の小型のものをオノエイタドリ(尾上虎杖)、
また伊豆諸島には葉が厚く硬く、光沢のあるハチジョウイタドリ(八丈虎杖)があります。
葉に斑の入るフイリイタドリ、ニシキイタドリなどの園芸品種が栽培されています。
地上部が枯れた頃に根茎を掘り採り、天日で乾燥させて、
生薬の虎杖根(こじょうこん)として、利尿・通経・健胃剤に用います。
若芽は酸味があり、生食にしたり・煮たり・塩漬けにしたりしますが、
シュウ酸を含むので生で多量に食べるのはよくないことです。
名は、虎杖は漢名、痛み取りの薬効があることから付いたと言われています。
別名 : タンジ・サイタナ
古名 : たぢひ・さいたづま

毎年お花を楽しみにしていますのに、
なかなか付けてくれません。
この株のお花を見てみたいものです。


2021/03/25 撮影

2021/04/07 撮影

2021/06/25 撮影


<  2020 年  >
2020/03/13 撮影

2020/03/27 撮影

2020/04/25 撮影

 

<  2019 年  >

2019/05/05 撮影

 

2019/08/15 撮影

 


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ケハギ (毛萩 )

2021-10-15 |  9月 の花たち

                         2019/09/19 撮影

 〃

[ マメ科ハギ属の落葉小低木 ]

本州東北地方~北陸地方にかけて、
日本海側の多雪地の日当たりのよい所に自生します。
樹高は、1~1.5m。
茎は角張り下部は木化しますが、地上部は一部を残して枯れます。
枝は多く分枝して、直立したり垂れたり色々です。
茎と枝には立毛のあるものや伏した毛しかないものまで、
種々変異があります。
葉は、柄を持ち、3出複葉です。
小葉は狭楕円形~やや円形に近いものまで色々変化し、長さ3.5~9㎝、
先は鋭形または鈍形、基部は鈍形、質は薄い膜状の草質、淡緑色です。
花期は、5~10月。
花は、葉腋からたくさんの長い花序を伸ばして
濃紅紫色(竜骨弁は紅紫色)の蝶形花を総状に付け、
のち莢(さや)を結びます。
花は早いものでは5月から咲き始めるので
「サミダレハギ」と言われることもあります。
ミヤギノハギ(宮城野萩)はケハギから園芸化されたものとも考えられています。
名は、立毛が多い個体であったことから付いたそうです。
別名 : サミダレハギ(五月雨萩)・ダルマハギ(達磨萩)

春に古い株から新芽が萌えだし、萩の若葉が出揃って、
夏には青々と葉が茂り、少しの花を見せて、
秋になると葉腋に紅紫色の可憐な花を沢山付けて枝垂れ、
風に揺れるようすは優美な佇まいがあります。
花の後に小さな実を結びます。


2021/09/19 撮影

 〃

 〃

〃…おばあちゃん猫


2021/10/09 撮影
 〃
 〃

 

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ユウガギク ( 柚香菊 )

2021-09-15 |  9月 の花たち

                            ↑ 2021/09/15 撮影

2020/11/18 撮影

[ キク科シオン属の多年草 ]  

本州近畿地方以北~北海道にかけて、
日当たりの良い山野の草地や道端などに自生します。
草丈は、30~150cm。
地下茎は長く横に這います。
茎は硬く直立して、よく分枝します。
茎の下部や中部の葉は、卵状長楕円形または長楕円形で長さ7~8㎝、幅3~4㎝、
質は薄く、縁は浅く裂けるものや羽状に中裂するものもあり、互生します。
花期は、7~10月。
頭花は径約2.5㎝で、舌状花は普通白色でわずかに青紫色を帯び、
中心の筒状花は黄色です。
果実は、瘦果で長さ約2.5㎜の扁平な倒卵形、冠毛はごく短く長さ0.25㎜です。
名は、葉にかすかに柚の香りがすることから付いたそうです。

7月頃から優しい花を開き、
お世話もしないのに咲き継いで‥‥
癒されています。


2021/07/13 撮影

2021/08/29 撮影

2021/09/15 撮影


<  2020 年  >
2020/11/18 撮影

2020/11/23 撮影

 

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イタドリ ( 虎杖 )

2020-10-08 |  9月 の花たち

                       ↑ 2020/09/28 撮影…砂子斑イタドリ

2020/09/28 撮影

[ タデ科ソバカズラ属の多年草  ]

北海道〜九州にかけて、
山野のどこにでも自生します。
草丈は、50〜150cm。
根茎は黄色の木質で横に長く伸び、各所に新しい芽を出します。
茎は太く分枝し、中空の円柱で、はじめは紅紫色の斑点があり、
節には膜質の短い鞘状の托葉があり、長さ4〜6㎜で早く落ちます。
葉は、柄を持ち、長さ5〜15㎝の広卵形〜卵状楕円形で、
先は短く鋭突し、基部は切形、質は硬く、縁は全縁、互生します。
雌雄異株です。
花期は、7~10月。
葉腋から枝を出し、その先に花穂を出して、白~淡紅色の小さな花を多数密に付けます。
花が特に紅色のものをベニイタドリ(紅虎杖)・メイゲツソウ(明月草)と呼びます。
雄しべは8個、雌花の子房上には3個の花柱があります。
花弁は無く、花弁状の長さ2㎜弱の萼片は5裂し、外側の3個は背面に翼があり、 
花のあと雌花の外側の花被片3個は翼状にはりだし、果実のときには長さ約7㎜に成長します。
果実は、痩果で3稜のある細い卵球形、翼状の宿存萼に包まれています。
変異が大きく、花被や果実が特に紅色のものをベニイタドリ(紅虎杖)・メイゲツソウ(明月草)と呼びます。
高山性の小型のものをオノエイタドリ(尾上虎杖)、
また伊豆諸島には葉が厚く硬く、光沢のあるハチジョウイタドリ(八丈虎杖)があります。
葉に斑の入るフイリイタドリ、ニシキイタドリなどの園芸品種が栽培されています。
地上部が枯れた頃に根茎を掘り採り、天日で乾燥させて、
生薬の虎杖根(こじょうこん)として、利尿・通経・健胃剤に用います。
若芽は酸味があり、生食にしたり・煮たり・塩漬けにしたりしますが、
シュウ酸を含むので生で多量に食べるのはよくないことです。
名は、虎杖は漢名、痛み取りの薬効があることから付いたと言われています。
別名 : タンジ・サイタナ
古名 : たぢひ・さいたづま

5月の山野草展で、イタドリの美しい葉の味わい深い鉢植えを拝見し、
手がけて見たいと思いました。
思いがけず可愛い花を付けてくれて嬉しいのでが、
葉の方はどうも虫の被害にあったようです。
美しい葉は来年に期待して‥‥

2020/03/13 撮影

2020/03/27 撮影

2020/04/25 撮影


2020/09/11 撮影

2020/09/15 撮影

2020/09/19 撮影


2020/09/22 撮影


2020/09/28 撮影

 〃

2020/10/01 撮影

 〃

 〃


2020/10/07 撮影

 〃

 〃


2020/10/12 撮影

 〃

 

<  2019 年  >

2019/05/05 撮影

2019/08/15 撮影

 

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ニラ ( 韮 )

2020-09-08 |  9月 の花たち

                           ↑ 2020/08/27 撮影

2020/08/30 撮影

2020/09/08 撮影

[ ネギ科ネギ属の多年草 、中国南部~東南アジア原産]

日本各地で、食用として畑に栽培されています。
山野にも自生するといわれていまが、
自生のものか、野生化したものかよくわかっていません。
草丈は、30~40cm。
全草に特有な匂いがあります。
鱗茎は狭い卵形体で、鱗片葉が枯れて残った繊維で包まれています。
葉は、篇平の線形で長さ20~30㎝で、柔らかく濃緑色、2列に並びます。
花期は、8~9月。
葉の間から1本の花茎を出し、
先端に花柄を持ち、半球状の散形に径6~7㎜の白花を多数付けます。
花被片は長さ5~6㎜の狭長楕円形で、先は尖り、開出します。
雄しべは6個、花被片より少し短く、葯は黄色です。
果実は蒴果、倒心臓形で、黒い種子は6個です。
栄養価が高く、葉を生食・煮食にし、花は塩漬けにして食べます。
四季通じて食べられますが、辛臭が強く避ける人もいます。
名は、「古事記」にはカミラ(加美良)、古代においてはミラの名で登場し、
これが転訛したという説があります。韮は漢名です。
古名  :  コミラ(小韮)・ミラ(彌良)

ほかの球根と混ざらないように鉢植えにしました。
ことしは株を充実させたいとも思いましたが、
花を楽しむことにいたしました。
真っ直ぐ伸びた花茎に真っ白な花、
風に揺れている姿は涼げです。

2020/08/27 撮

 〃

 〃

 〃

 〃

 〃

 〃

 〃


2020/08/30 撮影


2020/09/02 撮影

 〃

 

2020/09/06 撮影

 

〃 2020/09/08 撮影

 〃

2020/09/11 撮影


2020/10/01


2020/10/23 撮影


2020/11/02 撮影

 

 

 

 


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アシロリンドウ ( 安代竜胆 ) ‥‥‥「シャインブルーアシロ / クリスタルアシロ」

2019-12-10 |  9月 の花たち

                               ↑ 2017/09/13 撮影…シャインブルーアシロ
 〃


  2020/09/11 撮影…クリスタルアシロ



[ リンドウ科リンドウ属の多年草 ]

シャインブルーアシロ
鉢物用品種として開発されたシャインブルーアシロは、
花全体の鮮明なブルーが特徴的な品種です。
閉じた状態でも美しく、高温で次々に開花するため、
7月下旬から9月下旬までにわたって長期間楽しむことができます。

クリスタルアシロ
鉢物用品種として開発されたクリスタルアシロは、
花が大きくボリュームのある白色で、
低温期の花の咲き始めは淡いブルーの縦縞が入り、
開花が進むとさわやかな白になる品種です。
花の老化が遅いため、
7月中旬から9月上旬までにわたって長期間楽しむことができます。

安代りんどうは、
りんどうの生産量日本一で知られる、
岩手県八幡平市(旧安代町)で育種・生産されるりんどうのフラワーブランドです。
風土の特徴である寒暖差を活かした、発色の良い複数のオリジナル品種が栽培されています。
また、園芸品種のりんどうは、「エゾりんどう」と「ササりんどう」の二つの系統に大別されます。
「エゾりんどう」は、花冠の先端が開かず、筒状に開花する系統で(花期7~10月)、
一方の「ササりんどう」は、蕾から花が反り返るように開花する系統です(花期9~11月)。
りんどうの新しい品種はこれらの交配によって開発されており、
同系統同士、もしくは異なる系統の掛け合わせによってさまざまな花の咲き方になります。
・安代りんどう (http://ashiro-rindo.com/index.html)

「 10月の花たち・竜胆 」参照 

手持ちの図鑑で調べましたが、
載っていませんでした。
毎年花が咲き、
楽しませてくれています。 

シャインブルーアシロ
 2018/03/01 撮影

 2018/03/10 撮影

 2018/04/18 撮影

 

 2018/07/10 撮影

 

 2018/07/19 撮影

 2018/08/10 撮影

 2018/08/19 撮影

<  1207 年  >
 2017/09/13 

 〃

  〃

  〃

  〃

  〃

  〃

 〃

 〃

 

リスタルアシロ
 2020/09/08 撮影

2020/09/11 撮影


2020/11/07 撮影

 〃

 

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フジバカマ ( 藤袴 )

2019-10-26 |  9月 の花たち

                                ↑ 2019/10/20 撮影

2019/10/26 撮影

[ キク科ヒヨドリバナ属の多年草、中国原産 ]

奈良時代に薬用として中国から渡来したものが、
帰化したと考えられています。
本州関東地方以西~九州にかけて、
河岸の肥えた土の堆積した湿った草地や土手などにまれに自生します。
草丈は、1~1.5m。
地下茎は長く横に這います。
茎は多く集まって直立します。
葉は、短い柄を持ち、長さ8~12㎝の長楕円形~長楕円形披針形で、
質はやや硬く、表面に光沢があり、両面ともほとんど無毛です。
下部の葉はふつう深く3裂し、上部の葉は裂けず、
縁に鋭い鋸歯があって、対生します。
花期は、8~9月。
上部で多数に分枝した先に、
5個の筒状花からなる淡紅紫色の頭花を多数散房状に付けます。
筒状花はほとんど白く、舌状花はありません。
総苞は長さ7~8㎜、2~3列に並びます。
自生のものは淡い色ですが、栽培品は濃い色をしています。
秋の七草のひとつです。
、藤色の花が咲く姿が袴のようにみえることから付いたそうです。
古名はアララギ(あららぎ)。
漢名はランソウ(蘭草)。
・絶滅危惧種・

今年は、葉に元気がなく、
花を付けないのではないかと思うほどでしたが、
淡紅紫色の香の高い花が咲きました。
白花は残念ですが、花を付けませんでした。

栽培品
2019/10/20 撮影

 

2019/10/26 撮影

〃…赤花の葉

〃…白花の葉

 

2019/10/31 撮影

 

2019/11/04 撮影

 

 

<  2018 年  >
 2018/07/20 撮影

 

2018/09/10 撮影

 

2018/09/28 撮影

 

2018/10/10 撮影

 

2018/10/22 撮影

 

 

 

 

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ウメバチソウ ( 梅鉢草 )

2019-10-20 |  9月 の花たち

                        ↑ 2018/09/30 撮影

2018/09/28 撮影

 2018/10/03 撮影

[ ユキノシタ科ウメバチソウ属の多年草 ]

北海道~九州 にかけて、
山野の日当たりの良い湿地に自生します。
草丈は、10~40cm。
根茎は太く短いです。
根生葉は、長い柄を持ち、長さ幅とも2~4㎝の広卵形で、基部は心形で、
数個が束生します。
茎葉は、柄が無くて1枚、卵形または円形で、基部は心臓形で茎を抱きます。
花期は、8~10月。
数本の花茎を直立し、
茎頂に径2~2.5㎝の白色の花を1個上向きに付けます。
花弁は5個、卵状円形で先は円く、長さ7~10㎜、平開します。
雄しべは5本です。
花粉をださない仮雄しべ5個は、先が糸状に12~22裂し、
先端に小さい球状の黄色い腺体が付いています。
雌しべの柱頭は4裂します。
萼片は5個、長楕円形で緑色です。
果実は、さく果で上部が4つに裂け、内部に多数の種子があります。
名は、花が家紋の梅鉢に似ているので付いたそうです。

今年は山シャクヤクの翳になってしまったからでしょうか・・・
花を見ることが出来ませんでしたので、
去年の写真です。
 

 2018/06/29 撮影

 〃

 〃

 

 2018/07/02 撮影

 

2018/07/04 撮影

 

2018/07/10 撮影

 

2018/07/18 撮影

 

2018/07/26 撮影 

 

2018/08/10 撮影

 

  2018/09/30 撮影

 

 2018/10/03 撮影

 

2018/10/10 撮影

 

 

 

 

 

 

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タラノキ ( 楤木 )

2017-11-23 |  9月 の花たち

                                 ↑ 2017/09/15 撮影…メダラ 

2018/03/23 撮影

 2017/10/06 撮影
 〃

 2017/10/27 撮影…実

2017/11/12 撮影
 〃

[ ウコギ科タラノキ属 の落葉低木~小高木 ]

北海道~九州にかけて、
山野の林縁や道端、荒れ地などにに自生し、 
しばしば群生します。
樹高は、2~5m。
樹皮は灰褐色、幹は棒状で、あまり分枝せず直立し、
大小の鋭い刺があります。刺(とげ)がほとんどないものをメダラといい、
食用に栽培されます。
若木は小葉軸にも刺があります。
葉は、長い柄を持ち基部が大きく茎を抱き、
大型の2回羽状複葉で長さ50~100㎝、枝先に集まって傘のように四方に開き、互生します。
小葉は卵形で長さ5~12㎝、卵形で多数あり、縁には鋸歯があつて、対生します。
表面には粗毛が散生し、
裏面には粗毛がやや密生するものもあつて白色を帯びます。
葉柄や葉軸には粗毛が散生します。
花期は、8〜9月。
幹の頂や枝先に大きな散形花序を出し、総状または円錐状に伸び、
淡緑白色の小さな花を多数付けます。
花序の枝の上部には両性花の花序、下方には雄花の花序の付くことが多く、
花は径3㎜、花弁は5個あります。
雄しべは5個、花柱も5個です。
花序には、両性花と雄花があります。
両性花は雄しべが先に熟し、
花弁や雄しべが落ちてから雌しべが熟します
果実は液果で、径約3㎜の球形、秋には黒紫色に熟します。
新芽は「タラノメ(楤芽)」と呼ばれて独特の風味があり、 
天ぷらや和え物にして食されます。
栽培されている山菜の一つです。
民間薬として、
木や根の皮をはいで刻み、乾燥したものを煎じて、
胃腸病・腎臓病・糖尿病などに用います。
別名 : ウドモドキ・トゲウド  
   若芽をタラノメ・タランボなど。

園芸店で求めたものですが、
幹にも葉にも刺が無いので、
メダラと呼ばれる刺のない変種と思われます。
春に、枝の頂きの大きな新芽を摘むと、その少し下に2番芽がふくらみます。
3番目の芽を残さずに摘み取ると木が枯れてしまうという事なので、
2番目もしくは3番目の芽は残すように気を付けています。
毎年若芽の天ぷらを楽しんでいます。

 

2018/03/23 撮影

 

 <  2017 年  >
 2017/09/08

 〃

 〃…メダラ

 

 2017/09/10 撮影

 

 2017/09/15 撮影

 〃

 〃

 

 2017/09/20 撮影

 

 2017/10/06 撮影

 〃

 

 2017/10/27 撮影 

 〃

 〃

 〃

 

2017/11/12 撮影

 〃

 2017/12/11 撮影

<  2010 年  >
 2010/10/08 撮影 


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アサギリソウ ( 朝霧草 )

2017-10-28 |  9月 の花たち

                       ↑ 2017/09/22 撮影

 2017/10/02 撮影

[ キク科ヨモギ属の多年草 ]

日本では、
北海道~本州(東北・北陸)にかけて、
亜高山帯~高山帯の日当たりのよい岩場や岩礫地に自生します。
また千島やサハリンでは海岸の岩場にも自生します。
草丈は、15~35cm。
全体に銀白色の絹毛でおおわれます。
茎は地を這うように伸びながら立ち上がり、多数分枝します。
晩秋に葉は枯れますが、
翌春になると茎にまた葉芽が出ます。
葉は、2回羽状または掌状に全裂し、
裂片は狭長く幅約1㎜で、質は軟らかく、互生します。
花期は、8~10月。
総状円錐花序に、径約5㎜、白~黄色の頭花を多数下向きに付けます。 
外片は内片よりも短く、楕円形または卵形です。
花床には白い剛毛が密生し、花冠の外側にも毛が多く、
淡黄色で中部に両性花、周辺に1列の雌性花があります。
総苞も絹毛があります。
花より葉の方が珍重され、鑑賞用に栽培されています。
ロックガーデンや寄せ植えの材料に向いています。
伸び放題にすると姿が乱れるので、
初夏に思い切って切り戻しておきます。
名は、銀白色を帯びた薄緑の葉を朝霧にたとえて付いたそうです。

やさしいシルバーリーフが美しく、
清々しい風情があります。
今年、初めて花が咲きました。
切り戻しをしなかったので、
咲いたのでしょうか。

 

 2017/04/11 撮影

 

 2017/06/29 撮影

 〃

 

 2017/09/08 撮影

 〃

 〃

 

 2017/09/10

 〃

 

 2017/09/13

 

 2017/09/15

 

 2017/09/20

 〃

 

 2017/09/22

 〃

 

 2017/09/25 撮影

 〃

 

 2017/10/02

 〃

 

 2017/10/06 撮影

 〃

 

 2017/10/12 撮影

 〃

 〃

 

 2017/10/26 撮影

 〃

 

 2017/10/28 撮影

 〃


<  2016 年  >
 2016/04/10 撮影

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ヤマホトトギス ( 山杜鵑草 )

2017-10-13 |  9月 の花たち

                          ↑ 2017/09/23 撮影

 

2019/09/12 撮影

[ ユリ科ホトトギス属の多年草 ] 

北海道西南部~九州にかけて、
山地・丘陵の林縁や明るい林床に自生します。
草丈は、30~70cm。
茎に下向きの毛が生えているものとほとんど生えていないものがあります。
茎は直立し、いくらか屈曲します。
葉は、長さ10~15cmの楕円形で、
先が尖り、基部は心形で茎を抱きます。
質はやや薄く、両面とも細かい毛があり、互生します。
芽生えの頃の葉と基部ちかくの葉には、油点状斑紋があります。
花期は、7~9月。
茎頂や葉腋に散房花序を出し、
数個の花を上向きに付けます。
花被片は6枚、白地に紅紫色で大きめな斑点があり、
上半部が強く反り返ります。
雄しべは6個で、
花糸の先が曲がり、下向きに葯を付けます。 
雌しべの花柱は上部で3裂し、更に先が2裂して,
腺毛状突起があります。
果実はさく果、長さ約3㎝の披針状三稜形です。
名は、山地に生えるホトトギスという意味から付いたそうです。
(ホトトギスは花被片の模様を鳥のホトトギスの胸の斑点に見立てたもの)

初めて山杜鵑草の花の実物を見ました。
花被片が反り返っていて蕊が目立つ姿は、
図鑑から想像していた花とはイメージが違い、
個性的で奔放な花、という印象を受けました。

 

2017/04/21 撮影

 

 2017/09/10 撮影

 〃

 

 2017/09/20

 〃

 

2017/09/22 撮影

 〃

 〃

 〃

 

 2017/09/25 撮影

 〃

 〃

 

 2017/10/02 撮影

 

 2017/10/04 撮影

 

 2017/10/05 撮影

 

 2017/10/12 撮影

 

 


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ミヤマウズラ ( 深山鶉 )

2017-09-23 |  9月 の花たち

                             ↑ 2017/09/01 撮影 

2017/09/06 撮影

[ ラン科シュスラン属の常緑の多年草 ] 

日本では、
北海道中部以南~九州にかけて、
産地のやや湿った暗い林床や緩傾斜地などに自生し、しばしば群生します。
草丈は、12~25cm。
根茎は横に伸びて、節ごとに根を出します。
葉は、長さ2~5㎝、幅1~2.5㎝の卵状楕円形または卵形で、鋭頭、革質、
暗緑色の地に白斑が入り、地面近くに数個互生します。
花期は、8~9月。
葉の中心から棉毛を密生した花茎を直立し、鞘状葉を2~3枚つけます。
偏側性の穂状花序をなして、1㎝ほどの淡紅色花を5~10個付けます。  
外花被片は外側に毛を密生して平開しません。      
唇弁は内側に毛を密生します。       
葉の模様には個体差があり、美しいものは「錦蘭」と呼ばれ珍重されます。
名は, 葉の白い斑がウズラの羽の模様に似ているために付いたそうです。

シュスラン属は2年目に花が咲くと言われています。
昨年は花が付かず、渋い葉の成長がゆっくりの植物だと思いました。
今年は花芽が付いたので楽しみにしていましたら、
期待どおり、鳥が歌っているような姿の花を見ることができました。
名に深山と付いていますが、山里の山林に見ることも多いそうです。

 

2017/07/22 撮影 

2017/07/27 撮影

 

 2017/07/29  撮影

 

2017/07/31 撮影

 

2017/08/02 撮影 

 

2017/08/03 撮影

 

  2017/08/06 撮影

 〃

 

2017/08/07 撮影

 〃

 

2017/08/08 撮影

  〃

 

2017/08/10 撮影

 〃

 

2017/08/17 撮影

 

2017/08/18 撮影

 

 2017/08/21 撮影

 

2017/08/23 撮影…上部

 〃…中部

〃…下部 

 〃

 

  2017/08/25 撮影

 〃

 〃 

 〃

 

2017/08/28 撮影

  〃

 〃

  〃

 

2017/08/29 撮影

 〃

 〃

 

2017/08/31 撮影

  〃

  〃

 〃

 

2017/09/01 撮影

 〃

 〃

 〃

 

2017/09/03 撮影

 〃

 〃

 〃

 〃

 

 2017/09/06 撮影

 〃

 

 2017/09/08 撮影

 〃

 〃

 〃

 〃 

 

2017/09/10 撮影

 〃

 〃

 〃

 

 2017/09/13 撮影

 〃

 〃

 

 2017/09/15 撮影

 〃

 

2017/09/20 撮影

 〃

 〃

 〃

 

2017/09/22 撮影

 

 2017/10/12 撮影

 

 <  2016 年  >
 2016/04/08 撮影

 2016/04/10 撮影

 2016/04/18 撮影

 2016/04/21 撮影

 2016/04/25 撮影

2016/09/10 撮影

 2016/11/29 撮影



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シチョウゲ ( 紫丁花 )

2016-11-15 |  9月 の花たち

                                  ↑ 2019/07/20 撮影

 2016/09/16 撮影

[ アカネ科シチョウゲ属の落葉小低木 ]

日本固有種です。
本州の三重・和歌山・兵庫県と四国の高知県で、
川沿いの岩地や岸壁などに自生します。
樹高は、約15~70cm。
幹はよく分枝し、若枝は緑色で細毛があり、後に暗灰色になります。
葉は、短い柄を持ち、長さ1.5~3.5㎝、幅5~15㎜の狭長楕円形~狭披針形、
草のような質感、縁は全縁で、対生します。
表面は無毛、裏面は脈の上に短い毛があります。
葉柄間の小さな托葉は三角形で先が尖ります。
花期は、7~8月。
枝先や葉腋に、漏斗状筒形で紅紫色の花を付けます。
花冠は先が5裂し、長さ15~18㎜、
内側に柔らかな毛が生えています。
雄しべは5本、雌しべは柱頭の先端が5裂します。
花の基部に苞葉が2枚あり、癒合して萼を包みます。
萼は筒状で先端が5つの裂片に分かれ、
広三角形で先が尖ります。
果実は蒴果で、小さな楕円形です。
観賞用の盆栽や鉢植え・庭木として栽培されています。
名は,紫色の花で形が丁字に似ているので付いたそうです。
別名の岩萩は紫の花をハギに見立て、岩の上に生えることから付いたそうです。
別名 ; イワハギ(岩萩)
・準絶滅危惧種・

苔玉の中に植えた高さ10㎝ほどの紫丁花が、
可愛い花を次々と咲かせ、
10月になっても咲き継いでいます。

2016/09/16 撮影


2016/09/17 撮影


2016/09/18 撮影






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カリガネソウ ( 雁草 )

2016-10-09 |  9月 の花たち

                              ↑ 2016/10/01 撮影


 2016/10/04 撮影…何?

 2016/10/10 撮影…実

[ シソ科カリガネソウ属の多年草 ]
 旧分類ではクマツヅラ科でしたが、分類によっては シソ科へと変更されています。

日本では北海道~九州にかけて、
低山や原野の林縁など、
日当たりが良く乾燥しない場所に自生します。
草丈は、 60~100cm。
全草に独特の強い臭があり,茎は四角形で直立します。
葉は、柄を持ち、長さ8~13㎝、幅4~8㎝の広卵形で先は鋭く尖り、基部は円形または浅い心臓形、
縁に鈍い鋸歯があり、対生します。
花期は8~9月。
上部の葉腋から長い柄を持つ集散花序を出し、青紫色の5弁花をまばらに付けます。
花弁の下側の1片が舌状に大きく反曲し、濃紫色の斑点が入ります。
雄しべ4本と花柱は長く、花冠より弓形に飛び出します。
がくは鐘形で長さ2~3mm、5裂します。
果実は小堅果です。
名は、花の様子を雁の首に見立てて付いたそうです。
別名 : ホカケソウ(帆掛草)

種から育て、
初めてユニークな花が咲きました。
朝に咲いて、次の日にはもう散っています。
次々と咲き、楽しませてくれます。


2016/09/27 撮影


2016/09/28 撮影

2016/09/29 撮影

2016/09/30 撮影

2016/10/01 撮影


2016/10/02 撮影



2016/10/03 撮影

 2016/10/04 撮影

 2016/10/05 撮影

  2016/10/07 撮影

 2016/10/10 撮影

 2016/10/14 撮影

 


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