しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

オキザリス……「桃の輝き」

2017-12-24 |  12月 の花たち

                            ↑ 2017/12/19 撮影…桃の輝き 

 2017/12/17 撮影

 2017/12/19 撮影

[ カタバミ科カタバミ属の多年草、南アフリカ原産 ]

桃の輝き 
「桃の輝き」はオキザリスの1品種で、
小さな球根を秋に植えると、冬に花が咲きます
草丈は、10~30cm。
葉は、三出複葉で、夏前に枯れて休眠します。
花期は、10~3月。
花は、濃桃色の5弁花で、筒部は黄色です。
花がよく付き開花期が長く、
寒さにも強くて育てやすい品種です。
鉢植えや露地植えなどに広く利用されます。
日当たり・風通の良い場所で、
水はけの良い土を好みます。
園芸店などでは晩秋から早春にかけて販売されます。

 オキザリス 
原産地は広く、南アフリカ・熱帯~亜熱帯アメリカなどに
800種を超える品種が自生しています。
日本にも、仲間のミヤマカタバミなど6種が自生し、
他に7種ほどの外来種が帰化植物となっています。
草姿、花色、大きさなども色々で変化に富んでいます。
一年草や宿根草、ロゼット状のものや半低木状のもの、球根を作るもの、
多肉植物として扱われるもなどさまざまです。
花色も、黄,白,ピンク,紫,オレンジ,複色などです。
開花期や生育環境、性質も多様で、
開花期は、秋咲き、冬咲き、春咲き、四季咲きと分けられます。
秋(8~9月)に植え付けると、冬~春に開花し、
夏前に葉が枯れて休眠に入ります。
春(3~4月)に植え付けると、夏~秋に開花し
冬の間は休眠します。
葉は、根生し細かい毛でおおわれ、
クローバーのような3小葉のものが多いのですが、
4小葉のもの、5裂や10数裂するものもあります。
花は日が当たると開きますが、
雨や曇りの日、日が当たっても温度の低いときは閉じています。
現在日本では、年間を通じて30種類ほどのオキザリスの花を見ることができます。
園芸では、半耐寒性の球根を作る種が主に栽培され、
特に南アフリカ原産種が多く作られています。
南アフリカ原産のボーウィー(ハナカタバミ)・バーシカラー・プルプレア・ヒルタ・ペスカプラエ、
ブラジル原産のラジリエンシス、メキシコ原産のデッペイ、などです 。
名は、ギリシア語で「酸性」を意味するオクシスに由来し、
葉や茎にシュウ酸を含んで酸味があることから付いたそうです。
別名 : オクサリス

外来種は強健なので、
弱い在来種が負けてしまうと思い、
オキザリスを草庭に植えることは控えていましたが、
花の少ない時期、
「桃の輝き」の鮮桃色に惹かれ、植えてみました。
日が当たっていても気温の低い日などは、
閉じた姿の時もままありますが、
それもまた愛らしく思います。

 

 2017/12/15 撮影

 〃

 〃

 〃

 

2017/12/16 撮影…開く(気温は13℃)

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 2017/12/18 撮影…日が射しても開かない(気温10℃)

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 2017/12/19 撮影…開く(気温13℃)

 〃…↑と同じ花で花弁が1枚取れてしまう

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2017/12/21 撮影…閉じている花弁が1枚かけた花(気温10度) 

〃…↑と同じ花

 

2017/12/22 撮影…少し綻んだ花(気温11℃)

〃…少し綻んだ(同時に開いた花)

 

2017/12/23 撮影…開く(気温13℃)

〃 

 


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マルバノキ ( 丸葉の木) 

2017-12-12 |  11月 の花たち

                                                                    ↑ 2017/11/09 撮影 

 〃

 2017/11/07 撮影 

 2017/11/12 撮影 

 2017/11/14 撮影

 2017/11/18 撮影             

[ マンサク科マルバノキ属の落葉低木~小高木 ]

本州の中部地方~近畿地方と中国地方の岡山県・広島県、四国の高知県など、
山地の谷間や日当たりの良い岩場など限られた場所に自生します。
樹高は、2~4m。
多くは株立ちになります。  
葉は、長い柄を持ち、卵円形あるいは円形で長さ5~10㎝、
先は鋭形または鈍形で基部は心臓形、全縁で互生します。 
厚膜質で毛が無く、表面は緑色、裏面は帯白色です。
若葉は時に赤紫色を帯び、 秋には美しく紅葉します。 
花期は、11~12月。 
花は、葉腋に短い花柄を出し、径約1㎝の星形、
暗紅色の5弁花を背中合わせに2個付けます。
花弁は狭くて長く、上部は次第に細くなります。
花柄の基部は数個の鱗片で包まれています。
雄しべは5本で短く、花柱は2個です。
花には独特の臭気があります。
果実は、朔果で翌年の花の時期に暗褐色に熟します。
名は、葉が丸いことから付いたそうです。
別名 : ベニマンサク(紅満作)

春の若葉、秋の紅葉と
ハート形の葉を楽しめます。
紅葉している枝に
マンサクに似た紅色の花を同時に楽しめます。 
普通、落葉樹は、花芽で冬を過ごし、
春になると咲くと思っていましたが、
晩秋に花を咲かせる木があることを知りました。 

 

 2017/04/08 撮影…冬芽

 

 2017/04/15 撮影

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2017/04/29 撮影

 

 2017/10/27 撮影

 

 2017/11/07 撮影

 

 2017/11/08 撮影

 

 2017/11/09 撮影

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 2017/11/10 撮影

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 2017/11/11 撮影

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 2017/11/12 撮影

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 2017/11/14 撮影

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 2017/11/16 撮影

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 2017/11/18 撮影

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 20187/12/11 撮影

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