しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

ハマナデシコ ( 浜撫子 ) …… 「富士娘ナデシコ」

2017-07-23 |  7月 の花たち

                         ↑ 2017/06/17 撮影…富士娘ナデシコ

2017/06/26 撮影 

2017/06/16 撮影 

[ ナデシコ科ナデシコ属の多年草 ]

富士娘ナデシコはハマナデシコ(浜撫子)の園芸品種とされています。

ハマナデシコ (浜撫子)
日本では、
本州~沖縄にかけて、
海岸の砂地や付近の崖に自生します。
草丈は、20~50cm。
茎は数本叢生して直立し、無毛です。
茎葉は、長さ2~8㎝の卵形~長楕円形で先端は短い鋭形、
質が厚く光沢があって、両面無毛で縁には毛があり、対生します。
根出葉は、重なり合って付き、しばしば長大です。
花期は、7~10月
茎頂に集散花序をだし、
径1.5㎝、紅紫色の5弁花を密に多数付けます。
花弁は倒卵形で、先端に歯牙があり、長さ約6㎜、基部は長い爪部となります。
がくは円筒形で先端が5裂し、がくの下の小苞は先端が尾状に尖り、長さはがくの半分程です。
雄しべは10本、花柱は2個。
苞は3対、長楕円形で先に5~6㎜の草質の尾が付きます。
果実はさく果、円筒形で先端は4裂します。 
名は、海辺に生えるので付いたそうです。
別名 ; フジナデシコ(藤撫子)

藤色よりも紅色のかった、
可愛い花を咲かせ、
なめらかな優しい葉を付けます。

 

2017/04/21 撮影

 

2017/06/12 撮影

 

2017/06/17 撮影

 〃

 

2017/06/18 撮影

 

2017/06/20 撮影 

 

2017/06/26 撮影

 

2017/06/29 撮影

 

2017/07/04 撮影

 

2017/07/10 撮影 

 

2017/07/19 撮影 

 

2017/07/29 撮影

 〃

 
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ヤクシマイワキンバイ ( 屋久島岩金梅 )

2017-07-23 |  6月 の花たち

                         ↑ 2017/05/24 撮影 

 〃

[ バラ科キジムシロ属の多年草 ]

鹿児島県屋久島の
山地の日当たりの良い岩や砂礫地に自生します。
イワキンバイの矮小な品種です。
草丈は、4~5cm。
葉は根生し、長い柄を持ち、小葉は3枚で倒卵形、
下部に1~2枚の小葉を出すことがあります。
質が厚く、表面の皺は深く深緑色で、
裏面はやや白色を帯びます。
花期は、4~6月。
花茎の頂きに集散花序を出し、黄色の5弁花を付けます。
雄しべは黄色で多数あり、
葯は小さく、花床には白毛が密生します。
萼片は5枚、卵形で先が尖り、副萼片も5枚です。
果実は、痩果(そうか)です。 
名は、屋久島の岩場に自生し、花の形が梅花に似ており黄色なので付いたそうです。

鮮やかな黄色い花なのに小さいので、
気付いた時には、
散ってしまっていることがしばしばです。

 

2018/02/21 撮影…芽生え

 

<  2017 年  >
2017/05/07 撮影

2017/05/08 撮影

 

2017/05/09 撮影…花後

 〃…蕾

 

2017/05/24 撮影

 〃

 

2017/05/25 撮影

 

2017/05/30 撮影…花後と蕾

 

2017/06/29 撮影

 〃

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ギンバイソウ ( 銀梅草 )

2017-07-13 |  7月 の花たち

                                  ↑   2017/06/29 撮影

  2017/06/30 撮影

 2017/07/07 撮影

[ ユキノシタ科ギンバイソウ属の多年草 ]

本州関東以西~九州にかけて、
山地沢沿いの林下などに自生します。
草丈は40~70cm。
根茎は木質で太く横に這い、
茎は直立し、全体に毛がまばらにあります。
葉は、柄を持ち、長さ10~20㎝、幅6~12㎝の楕円形または倒卵形で、
先が浅く2裂して二又の尾状となり、
基部はくさび形です。
両面に粗い毛があり、縁には大小の鋭い鋸歯があって、対生します。
花期は、7~8月。
茎頂に集散花序を出し、
10~20個の白い花を付けます。
花序ははじめ苞に包まれ球状をしています。
両性花と装飾花からなります。
両性花は径約2㎝、5弁花で倒卵形、
花盤の周辺に多数の雄しべを付けます。
雌しべは1本で、花柱は5裂します。
がくは鐘形で5裂し、
裂片は広卵形をしています。
装飾花は白色または淡紅色で数個あり、
花弁状のがく片3枚からなります。
果実はさく果、楕円体です。
名は、花の色と形が白梅に似ているので付いたそうです。

両性花はふくよかな花で、 
装飾花は控え目です。
初めて見る花に
新鮮な興味を覚えました。

 

2020/07/01 撮影

 〃 

<  2017 年  >

 2017/04/11 撮影

 〃

 

2017/04/15 撮影

 〃

 

2017/04/18 撮影

 〃

 

2017/04/21 撮影

 〃

 

2017/05/01 撮影

 

2017/05/25 撮影

 

2017/05/30 撮影

 

2017/06/04 撮影

 〃

 

2017/06/07 撮影

2017/06/12 撮影

 〃 

 

 

2017/06/17 撮影

2017/06/24 撮影

 〃

 

2017/06/26 撮影

 2017/06/29

〃…蕾

 〃…装飾花

 

2017/06/30 撮影…両性花

  〃

 〃

 〃

 

2017/07/01 撮影

 〃

 

2017/07/04 撮影

 〃

 

2017/07/07 撮影

 

 

25017/07/10 撮影

 〃

 

 2017/08/02 撮影

 〃

 

2017/08/03 撮影

 

2017/08/28 撮影   


<  2016 年  >
0 2016/05/03 撮影

2016/05/06 撮影

2016/08/24 撮影


0216/08/26 撮影

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クモキリソウ ( 蜘蛛切草、雲切草 )

2017-07-13 |  6月 の花たち

                                                                                 ↑ 2017/05/08 撮影 

2017/05/14 撮影

[ ラン科クモキリソウ属の多年草 ]

日本では、
北海道~沖縄にかけて、
山地の林内などに自生します。
草丈は、10~20cm。
偽鱗茎(バルブ)は卵球形で緑色、
多くは地上に露出します。
秋には根も葉も旧偽鱗茎も枯れ、
新しい偽鱗茎だけを地上に残して冬を越します。
葉は、茎の基部に2枚が相対して付き、
広楕円形で長さ5~10㎝、幅3~5㎝前後、
やや光沢があり鮮緑色、先端は鈍頭で、
縁は細かく波打ち、対生します。
花期は、5~6月。
葉の間から花茎を直立し、上部が総状花序となり、
淡緑色の花を10個内外付けます。
萼片・側花弁とも長さ約8㎜で細い管状です。
唇弁は長さ5~6㎜、倒卵円形で、先は丸く、
中程から下方に反曲します。
蕊柱は長さ3㎜、上端に狭い翼があります。
黄色く丸い部分は花粉塊です。  
名は、花を、名刀によって両断した蜘蛛の形に見立てて、と言う説と、
ほかに蜘蛛の子を散らしたように見えるから、という説などもあるそうです。

咲いて見ると、
蜘蛛の子に似たユニークな形の花でした。
いずれにしても、
色々なことを想像させますね。

 

 2017/04/15 撮影

 

2017/04/18 撮影

 

2017/04/29 撮影

 

2017/05/03 撮影

 〃

 

2017/05/04 撮影 

 〃 

 

2017/05/07 撮影

 

2017/05/08 撮影

 

2017/05/10 撮影 

 〃

 

2017/05/11 撮影

 〃

 

  2017/05/12 撮影

 

2017/05/15 撮影

 

2017/05/19 撮影

 〃

 

2017/05/21 撮影

 

2017/05/24 撮影

 

2017/06/04 撮影

 

2017/06/05 撮影

 

2017/06/12 撮影

 

2017/06/18 撮影

 

2017/06/26 撮影

 


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