しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

ヤブコウジ ( 藪柑子 )

2011-11-26 |  6月 の花たち

                                                      ↑ 2010/06/19 撮影

2011/11/18 撮影

[ ヤブコウジ科ヤブコウジ属の常緑小低木 ]

日本では、
北海道~九州の
山林の木陰などに自生します。
樹高は、10~20cm。
根茎を四方に発達させ、
所々から地上茎を出し、群生します。
茎は枝分かれしません。
葉は、互生しますが、
上部では重なり合って、
輪生状に付いているように見えます。
長楕円形で光沢があり、
縁に細鋸歯があります。
花期は、7~8月。
葉腋から紫色の斑紋のある白い小花を下向きに、
散形状に付けます。
花径は7㎜、花冠は杯状で5深裂、雄しべは5本です。
果期10~11月11で、
果実は球形の液果で赤熟し、
冬を越し春まで付いています。
赤い実が冬でも落ちないので、
縁起物として正月の飾りに用いられれ、栽培されます。
観賞用として庭に植えられ、
江戸時代より古典園芸植物の一つとして、
斑入りなど多くの園芸品種が作られました。
根茎と根を天日に干し、
生薬の紫金牛(しきんぎゅう)として、
気管支炎・去痰・鎮咳薬などに使います。
別名 : ジュウリョウ(十両)


2011/10/12 撮影
2011/10/18 撮影
2011/10/24 撮影
2011/10/28 撮影
2011/10/28 撮影…今頃花が
2011/10/31 撮影
2011/10/31 撮影
2011/11/05 撮影
2011/11/12 撮影
2011/11/16 撮影
2011/11/16 撮影…10/30日の花の実
2011/11/18 撮影
2011/11/23 撮影
2011/12/10 撮影
2012/01/02 撮影


<  2010 年  >
2010/06/15 撮影…つぼみ
2010/06/19 撮影…開花
2010/07/17 撮影…青い実
2010/11/03 撮影…赤い実



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敷松葉 ( しきまつば ) <季> 初冬

2011-11-24 |  冬の草木・その他 の 俳句

◉ …

庭石の裾のしめりや敷松葉 ・・・・・ 高浜虚子 [虚子全集]
北向の庭にさす日や敷松葉 ・・・・・ 永井荷風 [荷風句集]

腰窓の障子灯る敷松葉 ・・・・・ 富安風生 [十三夜]

冬の庭園に枯れた松葉を敷くことです。 
苔が霜でいたむのを守るために敷くのですが、
常盤木の緑と敷松葉の茶色との対比で
庭に雅趣を添えるということもあります。
庭の一部を区切って敷いたり、
一面に敷いたりします。
茶道では、
炉開き(陰暦10月初旬の亥の日)とともに露地に松葉を敷き、
正月から少しずつ拾い取り、
炉塞ぎ(陰暦3月晦日)には全部を取り去ります。

敷松葉敷く指先の昏れゆきぬ ・・・・・ みなみ


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千両 ( せんりょう ) <季> 三冬

2011-11-19 |  冬の草木・その他 の 俳句

◉ 仙蓼 (せんりょう)・草珊瑚 (くささんご)・実千両 (みせんりょう)

千両や大墨にぎる指の節 ・・・・・ 長谷川かな女
名は千両といふ明るくて寂しくて ・・・・・ 有働 亨
山より日ほとばしりきぬ実千両 ・・・・・ 永田耕一郎

実の付いた千両のことをいいます。
小さいつぶらな赤い実がかたまって付き、
鮮緑色のつややかな葉の上に美しく輝き、
冬の庭をひきたてます。
縁起物に相応しい風情があり、
正月用の重要な花材(切花)や鉢植えとして栽培れます。
古くは生け花で「仙蓼果・仙蓼花」と記され、
江戸時代初期以降は「千両」という表記がひろまりました。
千両を詠んだ江戸時代の例句は少なく、
麦雨の
「せんれうや猟師わけ入(る)山の口」が秋季として一句載っています。
冬季としての句は明治時代にも見当たりません。
昭和になってから
長谷川かな女の
「千両や大墨にぎる指の節」や
今井つる女の
「千両の実をこぼしたる青畳」
石田破郷の
「いくたび病みいくたび癒えき実千両」などの
句が歳時記に載っています。
変種の黄実の千両は果実が黄色く熟します。

  [ センリョウ科センリョウ属の常緑小低木 ]

千両のみな啄まれ寒にいる ・・・・・ みなみ

センリョウ (千両)
日本では、
本州中部以西~沖縄の
暖地の常緑樹林下に自生します。
高さは、50~100cm。
茎は、緑色でふくれた節があり、
枝は、少し分岐し節が隆起します。
葉は、長楕円形で光沢があり、
先が尖って縁に鋸歯を持ち、対生します。
花期は、7~8月。
茎の先に、黄緑色の細かい花を
短い穂状花序に付けます。
花被がなく、雄しべ・雌しべともに1個。
果期は10~1月、
果実は径6㎜球形の液果で、
10月頃から赤く熟し、翌年2月頃まで見られます。
変種のキミノセンリョウ(黄実の千両)は果実が黄色く熟します。
観賞用として庭園に植えられ、
また名前がめでたいので
正月の縁起物とされ、生花として用いられます。
名はヤブコウジ科の万両に対して付いたそうです。

 


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キミノセンリョウ ( 黄実の千両 )

2011-11-19 |  11月 の花たち

                                2013/07/04 撮影…花


2013/12/09 撮影



[ センリョウ科センリョウ属の常緑小低木 ]

千両の変種で果実が黄色に熟するものを
黄実の千両といい、栽培されています。
  
  「 10月の花たち・センリョウ 」参照  
 
2013/07/03 撮影…花
2013/07/07 撮影
2013/07/09 撮影
2013/07/10 撮影
2013/07/11 撮影
2013/07/14 撮影
2013/07/15 撮影
2013/07/16 撮影
2013/07/17 撮影
2013/07/18 撮影
2013/07/21 撮影
2013/07/22 撮影
2013/07/24 撮影
2013/07/26 撮影
2013/07/28 撮影
2013/07/29 撮影
2013/07/31 撮影
2013/08/31 撮影
2013/10/11 撮影
2013/10/19 撮影
2013/10/27 撮影
2013/11/10 撮影
2013/11/14 撮影
2013/11/20 撮影
2013/11/25 撮影
2013/11/29 撮影
2013/12/09 撮影



<  2011 年  >
2011/11/23 撮影…実 〃  〃  〃 

2011/11/24 撮影 

2011/11/26 撮影 

2011/11/27 撮影…実

2011/11/28 撮影

2011/12/10 撮影




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センリョウ ( 千両 )

2011-11-19 |  7月 の花たち

                              ↑ 2010/07/02 撮影…花

2011/10/26 撮影…実

2011/11/20 撮影

[ センリョウ科センリョウ属の常緑小低木 ]

日本では、
本州中部以西~沖縄の
暖地の常緑樹林下に自生します。
高さは、50~100cm。
茎は、緑色でふくれた節があり、
枝は、少し分岐し節が隆起します。
葉は、長楕円形で光沢があり、
先が尖って縁に鋸歯を持ち、対生します。
花期は、7~8月。
茎の先に、黄緑色の細かい花を
短い穂状花序に付けます。
花被がなく、雄しべ・雌しべともに1個。
果期は10~1月、
果実は径6㎜球形の液果で、
10月頃から赤く熟し、翌年2月頃まで見られます。
変種のキミノセンリョウ(黄実の千両)は果実が黄色く熟します。
観賞用として庭園に植えられ、
また名前がめでたいので
正月の縁起物とされ、生花として用いられます。
名はヤブコウジ科の万両に対して付いたそうです。

庭のあちこちに芽が出て、
よく増えます。

2013/07/03 撮影…花
2013/07/04 撮影
2013/07/07 撮影
2013/07/09 撮影
2013/07/10 撮影
2013/07/11 撮影
2013/07/13 撮影
2013/07/14 撮影
2013/07/15 撮影
2013/07/16 撮影
2013/07/22 撮影
2013/07/24 撮影
2013/07/26 撮影
2013/07/28 撮影
2013/07/29 撮影
2013/07/31 撮影
2013/08/31 撮影
2013/10/11 撮影
2013/10/19 撮影
2013/10/24 撮影
2013/10/27 撮影
2013/11/10 撮影
2013/11/14 撮影
2013/11/20 撮影
2013/11/25 撮影
2013/11/29 撮影

<  2011 年  >
目立たない花なので、
今年は見過ごしてしまいました。
2011/10/16 撮影…実
2011/10/18 撮影
2011/10/20 撮影
2011/10/24 撮影
2011/10/26 撮影
2011/10/31 撮影
2011/11/05 撮影
2011/11/17 撮影
2011/11/23 撮影


<  2010 年  >
2010/07/02 撮影…花

2010/07/17 撮影…青い実
2010/09/12 撮影…青い実
2010/11/03 撮影…赤い実


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石蕗の花 ( つわのはな ) <季> 初冬

2011-11-18 |  冬の草木・その他 の 俳句

◉ 橐吾の花 (つわのはな)・いしぶき・石蕗の花 (つわぶきのはな)

ちまちまとした海もちぬ石蕗の花 ・・・・・ 一茶
静かなる月日の庭や石蕗の花 ・・・・・ 高浜虚子
茎高くほうけし石蕗にたもとほり ・・・・・ 杉田久女

花の少ない晩秋から初冬にかけ、
暖地の海辺や崖などに黄色い花を咲かせて
周りを明るくします。
濃緑色の厚い葉にはつやつやと光沢があり、
葉よりも高く伸ばした花茎の上部に、
菊に似た鮮黄色の花を多数付けます。
もの静かな趣があり、
庭園や茶庭の下草などにも植えられ、
古くから親しまれて来ました。

  [ キク科ツワブキ属の常緑多年草 ]

石蕗咲くやよく効くといふ鍼灸師 ・・・・・ みなみ

草庭のツワブキは、
例年より遅めの花が
やっと開いてきました。
小春日の石蕗の花には
黄蝶が訪れて羽を休めます。

ツワブキ (石蕗) 
日本では、
本州太平洋岸の福島県以南と日本海岸の石川県以南~沖縄の、
海岸や海辺の山に自生します。
草丈は、30~75cm。
葉は、長い柄を持た、腎心形で厚く光沢があり、根生します。
花期は、10~12月。
30~70cmの花茎を出し、菊に似た黄色の頭花を付けます。
花径5cm、管状花と舌状花からなり、散房状に付きます。
果実は、そう果で密に毛があり、冠毛は長さ1㎝です。
日本では、17世紀後半ごろから観賞用として栽培されるようになり、
多くの園芸品種があります。
美しい葉には斑入りなどもあり、
古くから寺院の庭園や茶庭の下草として重用されています。
若い葉柄は、食用にまた薬用にも用い、
特に魚毒を消すと言われています。
葉は、民間薬として腫物・湿疹などに利用されてきました。
名は、葉が蕗に似ていてつやがあることから付いたそうです。


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ツワブキ ( 石蕗 )

2011-11-18 |  11月 の花たち

                            ↑ 2010/11/13 撮影

2011/11/12 撮影

[ キク科ツワブキ属の常緑多年草 ]

日本では、
本州太平洋岸の福島県以南と日本海岸の石川県以南~沖縄の、
海岸や海辺の山に自生します。
草丈は、30~75cm。
葉は、腎心形で厚く光沢があり、
葉柄は長く根生します。
花期は、10~12月。
30~70cmの花茎を出し、
菊に似た黄色の頭花を付けます。
花径5cm、管状花と舌状花からなり、
散房状に付きます。
果実はそう果で密に毛があり、冠毛は長さ1㎝です。
日本では、17世紀後半ごろから
観賞用として栽培されるようになり、
多くの園芸品種があります。
美しい葉には斑入りなどもあり、
古くから寺院の庭園や茶庭の下草として重用されています。
若い葉柄は、食用にまた薬用にも用い、
特に魚毒を消すと言われています。
葉は、民間薬として腫物・湿疹などに利用されてきました。
名は、葉が蕗に似ていてつやがあることから
付いたそうです。

今年は、元気に立派な花を咲かせ、
菊に似た野趣のある香を漂わせています。


2011/10/25 撮影・・・つぼみ
2011/10/26 撮影
2011/10/27 撮影
2011/10/28 撮影
2011/10/31 撮影
2011/11/02 撮影
2011/11/03 撮影
2011/11/05 撮影
2011/11/05 撮影
2011/11/07 撮影
2011/11/08 撮影
2011/11/09 撮影
2011/11/10撮影
2011/11/10 撮影
2011/11/12 撮影
2011/11/13 撮影
2011/11/14 撮影
2011/11/14 撮影
2011/11/16 撮影
2011/11/16 撮影
2011/11/16 撮影
2011/11/17 撮影
2011/11/17 撮影
2011/11/18 撮影
2011/11/18 撮影
2011/11/18 撮影
2011/11/20 撮影
2011/11/21 撮影
2011/11/23 撮影
2011/11/24 撮影
2011/11/26 撮影
  2011/11/27  撮影
  2011/12/10  撮影
  2011/12/12  撮影



< 2010 年 >
極暑の影響なのでしょうか、
例年より花の形が悪く小さめですが、
それでも黄蝶が訪れています。
これから咲く花に期待して ...


2010/10/22 撮影・・・つぼみ

2010/11/07 撮影


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茶の花 ( ちゃのはな ) <季> 初冬

2011-11-15 |  冬の草木・その他 の 俳句

◉ …

茶の花に人里ちかき山路かな ・・・・・ 芭蕉
茶の花や裏門へ出る豆腐売り ・・・・・ 蕪村
茶の花のひそかに蘂の日をいだく ・・・・・ 長谷川素逝

芳香があり、
ふっくらとした白い花弁に金色の雄しべが輝き、
おだやかな陽光を浴びて下向きに咲く、
しずかな佇まいの花です。

  [ ツバキ科チャノキ属の常緑低木、中国南西部原産 ]

母とゐる刻ゆるやかにお茶の花 ・・・・・ みなみ

チャノキ (茶の木)
日本で栽培されている中国種は、
奈良時代に伝来し、
鎌倉時代以降、各地に広まりました。
樹高は、2~3m。
根は深根性で、主根は深く枝根は浅く広がります。
木質は堅く、樹皮は滑らかで、多数の枝を生じ、
若い枝は褐色、古くなると灰色になります。
春になって枝に芽ばえた新梢に多数の葉を付けます。
葉は、短い葉柄をもち長楕円形、
薄い革質の濃緑色で光沢があり、
縁には細鋸歯があって全体に波打ち、互生します。
花期は、10~12月。
花は、枝の先端および葉腋にそれぞれ2~3個付けます。
花径2~2.5cm、花弁は白色または淡紅色で5~8枚、
芳香のある花を下向きに付けます。
雄しべは多数で、基部が花冠と融合します。
果実は無毛の朔果で、翌年秋に成熟します
直径1.5~2cmの球形、熟すと3裂します。
葉を摘採して加工し、飲料として広く利用します。
製品は、製茶法によって、不醗酵茶(緑茶)・半醗酵茶(ウーロン茶・包種茶)・
醗酵茶(紅茶・紅だん茶)の3種に大別されます。
保健上有効な成分を含み、
古くから薬用として広く用いられてきました。
名は、漢名の茶の音によることから付いたそうです。

品種は、
中国や日本で栽培されている
葉の小さい低木(2~3m)の中国種(中国南西部原産)と、
インド・スリランカなどで栽培されている
葉の大きい高木(8~15m)のアッサム種(インド北東部・ビルマ・ベトナム・中国南部原産)
とに2大別され、
一般に温暖多雨の気候を好みます。






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チャノキ ( 茶の木 )

2011-11-12 |  11月 の花たち

                           ↑ 2010/11/12 撮影…花

2010/11/12 撮影…花盛り

[ ツバキ科チャノキ属の常緑低木、中国南西部原産 ]

日本で栽培されている中国種は、
奈良時代に伝来し、
鎌倉時代以降、各地に広まりました。
樹高は、2~3m。
根は深根性で、主根は深く枝根は浅く広がります。
木質は堅く、樹皮は滑らかで、多数の枝を生じ、
若い枝は褐色、古くなると灰色になります。
春になって枝に芽ばえた新梢に多数の葉を付けます。
葉は、短い葉柄をもち長楕円形、
薄い革質の濃緑色で光沢があり、
縁には細鋸歯があって全体に波打ち、互生します。
花期は、10~12月。
花は、枝の先端および葉腋にそれぞれ2~3個付けます。
花径2~2.5cm、花弁は白色または淡紅色で5~8枚、
芳香のある花を下向きに付けます。
雄しべは多数で、基部が花冠と融合します。
果実は無毛の朔果で、翌年秋に成熟します
直径1.5~2cmの球形、熟すと3裂します。
葉を摘採して加工し、飲料として広く利用します。
製品は、製茶法によって、不醗酵茶(緑茶)・半醗酵茶(ウーロン茶・包種茶)・
醗酵茶(紅茶・紅だん茶)の3種に大別されます。
保健上有効な成分を含み、
古くから薬用として広く用いられてきました。
名は、漢名の茶の音によることから付いたそうです。

品種は、
中国や日本で栽培されている
葉の小さい低木(2~3m)の中国種(中国南西部原産)と、
インド・スリランカなどで栽培されている
葉の大きい高木(8~15m)のアッサム種(インド北東部・ビルマ・ベトナム・中国南部原産)
とに2大別され、
一般に温暖多雨の気候を好みます。


2014/10/18 撮影


< 2010 年 >

2010/10/27 撮影・・・つぼみ

2010/10/27 撮影・・・咲き始め


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ハマギク

2011-11-10 |  11月 の花たち

                          ↑ 2011/11/10 撮影

2011/11/10 撮影

[ キク科ハマギク属の多年草 ]

1属1種で日本特産。
青森県~茨城県那珂川の太平洋岸、
海岸の崖や砂丘に自生します。
草丈は、50~100cm。
茎の下部は、長く生き続けると木質化し、
木のように太ります。
葉は柄がなく、へら形で上部に鋸歯があり、
基部はくさび形です。
肉厚で表面に光沢があり、
茎の先に何枚も重なり合って付きます。
花期は、9~11月。
茎先に花径6cm位の頭花を1個付けます。
頭花は、花弁20数枚の白色の舌状花と、
黄色の管状花からなります。
江戸時代に、観賞用として
栽培されるようになったと言われています。
名は、浜辺に生えるので付いたそうです。

花の少ない時期に
大きな白い花は目立ち、
虫たちが次々と訪れます。


2011/10/24 撮影
2011/10/24 撮影
2011/10/30 撮影
2011/11/02 撮影
2011/11/03 撮影
2011/11/05 撮影
2011/11/07 撮影
2011/11/08 撮影
2011/11/08 撮影
2011/11/09 撮影
2011/11/13 撮影
2011/11/15 撮影
2011/11/16 撮影
2011/11/20 撮影
2011/11/23 撮影
2011/11/24 撮影
2011/11/26 撮影
  2011/11/27  撮影
  2011/11/28  撮影
  2011/12/12  撮影





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団栗 ( どんぐり ) <季> 晩秋

2011-11-04 |  秋の草木 の 俳句

◉ 櫟の実 (くぬぎのみ ・団栗独楽 (どんぐりごま)・団栗餅 (どんぐりもち)
 
団栗の寝ん寝んころりころりかな ・・・・・ 一茶
団栗を掃きこぼし行く箒かな ・・・・・ 高浜虚子
団栗の己が落葉に埋もれけり ・・・・・ 渡辺水巴

櫟・樫・楢・椎・柏など、
ブナ科の木の実を総称して言います。
特に櫟の実をいうことが多いようです。
皮が堅く、お椀のような殻斗(かくと)で
果実の下半分が包まれています。
普通は茶褐色で艶があり、
熟すと殻斗から離れ、地面に落ちます。

ころころ笑ひけりどんぐり拾ひけり ・・・・・ みなみ


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檀の実 ( まゆみのみ ) <季> 晩秋

2011-11-02 |  秋の草木 の 俳句

◉ 山錦木 (やまにしきぎ)・真弓の実 (まゆみのみ)・檀紅葉 ( まゆみもみじ )

しんじつを籠めてくれなゐ真弓の実 ・・・・・ 後藤比奈夫 [初心]
西の山人居てまゆみの実を握る ・・・・・ 金子兜太 [東国抄]
まゆみの実寄りくるものをいとほしむ ・・・・・ きくちつねこ [雪輪]

秋に葉は橙色に美しく紅葉し、
角ばった実は淡紅色で、
熟すと4個の赤い種子が顔を出します。
古くから観賞用に、
庭木や盆栽などに用いられてきました。
* 檀の花(仲夏)

  [ ニシキギ科ニシキギ属の落葉小高木 ]

この径の行き止まりらし檀の実 ・・・・・ みなみ

マユミ (檀)
日本では、
北海道~九州の山野に自生します。
樹高は、3~10m。
若い枝は緑で白い筋があり、
樹皮は灰白色です。
葉は楕円形で先が尖り、
縁に鋸歯があって対生です。
雌雄異株。
花期は、5~6月。
葉腋から出た長い柄の集散花序に、
花径約1cmの緑白色4弁花を付けます。
果期は10~11月。
果実はほぼ四角形で淡紅色に熟し深く4裂、
中から朱色の仮種皮に包まれた種子を出します。
材は細工物などに利用します。
名は、材がよくしなるのでこの木で弓を作ったことから、
真弓と付いたそうです。
別名 : ヤマニシキギ・カワクマツヅラ


2011/07/08 撮影…青い実


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フウチソウ ( 風知草 )

2011-11-01 |  10月 の花たち

                                ↑ 2011/10/20 撮影

2011/10/18 撮影…斑入り
2011/10/30 撮影

[ イネ科ウラハグサ属の多年草 ]

1属1種で日本特産です。
本州の関東西部~東海地方・紀伊半島の
山地の斜面や岩壁の凹地に自生します。
草丈は、40~70cm。
根は横に伸びます。
葉は長さ10~20㎝の披針形で、
若葉のうちは、一般のイネ科と変わりがありませんが、
成長するにつれて、葉の付け根あたりで表裏が反転します。
裏に隠れた表面は白色を帯び、表に現れた裏面は緑色で光沢があり、
脈が隆起して表のように見えます。
花期は、8~10月。
円錐花序を出し、散開し下垂して、
10~20㎜の小穂をまばらに付けます。
小花の基部に中~長毛があります。
古くから山野草として愛され、
石垣や草盆栽などにも用いられました。
また観賞用として黄葉種や斑入り種が広く栽培されています。
「風知草」はウラハグサの園芸上の通称です。
名は、柔らかな細長い葉が、
わずかな風にも軽やかに揺れる様子から付いたそうです。
別名;ウラハグサ(裏葉草)

細い葉が風にやさしく揺れる姿は風情があります。


2011/03/25 撮影・・・芽生え
2011/09/09 撮影
2011/0922 撮影
2011/09/24 撮影
2011/10/11 撮影
2011/10/18 撮影
2011/10/20 撮影
2011/10/20 撮影
2011/10/21 撮影
2011/10/24 撮影
2011/10/26 撮影
2011/10/28 撮影
2011/11/01 撮影
2011/11/13 撮影
2011/11/15 撮影
2011/11/18  撮影
2011/11/23 撮影
  2011/11/27  撮影
  2011/12/12  撮影








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フウチソウ の 育て方

2011-11-01 | 栽培のポイント

                                       フウチソウ

[ イネ科ウラハグサ属の多年草 ] 

育て方の一例
・耐寒性: 強。  
・耐暑性: 強。
・日照: 日向。夏は半日蔭。
・植え付け適期: 2月~4月。
・用土: 赤玉土(小粒)4・腐葉土3・桐生砂(小粒)3の混合土。市販の草花用培養土など特に選ばない。
・肥料: 追肥…油カスの固形肥料を少量(生育期間中の5~9月、2か月に1回)。
・鉢: 中深鉢。 深鉢。
・植え替え頻度:  1~2年毎。
・増殖: 株分け。実生。
・病害虫: バッタやハダニが付くことがあるが、ほとんど被害はない。
・潅水: 表土が乾いたら水をたっぷり与え。
 
*
・水はけの良い土。
・葉が巻きだしたら、水が欲しいサイン。
・水切れをしない様に注意。
・冬枯れした地上部は地際から1~2cm残して刈り取る。
・夏の強い日差しの当たる場所を避け、葉灼けに注意する。
・丈を低く育てたい時は、6月に半分ほど切る。
・露地植えは、特に水やりは必要ありません。
・露地植えは、特に肥料を与えなくてもよい
・丈夫なので地植えでも育て易い。
・露地植えは、傾斜地や少し盛り土をして植えるとよい。
 
 

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