しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

アワコガネギク ( 泡黄金菊 )

2021-12-10 |  10月 の花たち

                            ↑ 2021/10/24 撮影

[ キク科キク属の多年草 ]

日本では、
本州岩手県~近畿地、四国・九州の一部にも見られ、
やや乾いた山麓や崖、土手などに自生します。
草丈は、60~90cm。
根茎は短く、茎は叢生し、直立して上部では分枝し、細毛があります。
葉は、長さ5~7㎝の広卵形で5深裂し、裂片の先は尖り、基部は切形またはやや心臓形、
質は薄く、艶が無く、互生します。両面に細毛があります。
花期は、10~11月。
茎の上部に1.5cmほどの黄色い小頭花を多数つけます
中央には多数の黄色い筒状花が集まり、周囲には5~7mmの黄色の舌状花が一列に並んでいます。
果実には冠毛を欠きます。
名は、黄色の花が泡のように密に咲くことから付いたそうです。
別名 : キクタニギク (菊渓菊)

いつの間にか、
ひょろひょろと伸びた一本の茎に、
黄金色の小花が多数集まって、
輝いて咲いていました。

穏やかな秋の日に照らされて、
まだ開いていない小さな蕾たちも
咲くのを待っているかのようです。



2010/10/23 撮影

 〃

 〃


2021/10/24 撮影

 〃

 〃

 〃

 〃


2021/10/29 撮影


 〃

 〃


2021/11/01 撮影


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ジンジソウ ( 人字草 )‥‥‥「ムラサキジンジソウ(紫人字草)」

2021-12-01 |  10月 の花たち

                         ↑ 2021/11/06 撮影…ムラサキジンジソウ

2021/11/10 撮影

[ ユキノシタ科ユキノシタ属の多年草 ]

園芸店で求めました時のラベルに、
「ムラサキバジンジソウ」の名が記してありました。
葉が紫色の種は品種のムラサキジンジソウと呼ばれています。


ジンジソウ (人字草)
本州の関東地方以西〜九州にかけて、
山地の谷間のやや湿った岩壁に自生します。
草丈は、10〜35cm。
やや無毛または粗い毛があります。
根茎は短く直立または斜上します。
根出葉は、長さ2〜15㎝の柄を持ち、腎臓形または円形で7〜11に中裂し、
長さ2~11㎝、幅は3〜16cm、基部はやや心臓形で、
裂片には欠刻状の鋸歯があり、束生します。
花期は、9~11月。
花茎を伸ばし、集散状の花序に白い花を多数付けます。  
花弁は5枚で白色で、
上側の3枚は扇状に並び、小さく先がとがっていて、
基部に黄色の斑点があり、はつきりした爪があります。
下の2枚は長楕円形で長さ1.2~2.5㎝、垂れ下がっています。
雄しべは10個、葯は橙黄色です。
果実は蒴果で、先端に2つのくちばし状の突起があります。
名は、花の形が「人」の字に似ていることから付いたそうです。
別名 : モミジバダイモンジソウ(もみじ葉大文字草)
葉が紫色の種は品種のムラサキジンジソウと呼ばれています。

日かげに植えていますので、
花が咲かないのかしらと思っていましたが、
可愛い花を見せてくれました。

ムラサキジンジソウ
2021/03/10 撮影

201/21/07/10 撮影


2021/10/21 撮影

 〃




2021/10/24 撮影


2021/10/26 撮影


2021/10/30 撮影


2021/10/31 撮影


2021/11/06 撮影

 〃
 〃

 〃


2021/11/07 撮影

 〃


2021/11/08 撮影

 〃


2021/11/10 撮影

 〃


2021/11/13 撮影

2021/11/17 撮影


2021/11/23 撮影


2021/11/30 撮影

 〃

 〃


2021/12/03 撮影

 〃


2021/12/17 撮影

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チャボバホトトギス ( 矮鶏葉杜鵑草 )

2021-11-20 |  10月 の花たち

                           ↑ 2018/10/10 撮影

2021/10/09 撮影

[ ユリ科ホトトギス属の多年草 ]

手持ちの図鑑で調べましたが
載っていませんでしたので、
ネットからの抜き書きと見た目からの雑感です。

矮性種です。
草丈は、20~30cm。
茎の節間は詰まっていて、垂直に伸びます。
葉は、楕円形で先が尖り、基部は茎を抱き、
質は厚く硬く、毛があって、2列に出て水平に開き、互生します。
花期は、8~10月。
茎の上方の葉腋に短い花柄を持ち、漏斗状の花を2~3個ずつ埋もれるように上向きに付けます。
花被片は6枚、白地で内面に紅紫色の細かい斑点が多数付きます。
雄しべは6個で、花柱は三つに分かれ、先が2裂します。
果実は、さく果です。
初冬に地上部の茎や葉などが枯れ、地中の根や地下茎が残ります。
休眠状態で冬を越して、翌年再び葉が出ます。
ホトトギス属には、変化に富んだ多くの種類があり、
また色々な園芸品種が観賞用に栽培されています。
渋い味わいが好まれ茶花に使われます。
名は、全体が小形で寸づまりなのでチャボにたとえて付いたそうです。

矮鶏葉杜鵑草と名札が付いていましたので、
チャボ杜鵑草系なら草丈が低いと思い求めました。
花色は黄色ではなく、
白地に紅紫色の斑点が多い、静かな花です。
露地植えで、毎年草丈は15㎝ほどになります。

2018/06/29 撮影

2018/06/29 撮影

 

2018/10/08 撮影

 

2018/10/10 撮影

2018/10/16 撮影

 

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イワギク ( 岩菊 )

2021-11-10 |  10月 の花たち

                        ↑ 2021/10/21 撮影



園芸店の名札には「イワギク」と記してありましたが、
図鑑で調べますと、
この花は葉の形が違うように思われます。

[ キク科キク属の多年草 ]

日本では、
北海道~九州にかけて、隔離分布しています。
山地の岩場などに自生します。
草丈は、10~60cm。
地下茎を長く伸ばして増えます。
葉は、長い柄を持ち、下部の葉は長さ1~3.5㎝、幅1~4㎝で、
2回羽状に深裂または全裂します。
表面は光沢があり、裏面は淡緑色で腺点があります。
葉の切れ込み方や裂片の幅など、地方によって変化があります。
花期は、7~10月。
茎先に径3~6㎝の頭花を付けます。
舌状花は白色、筒状花は黄色です。
雄しべは5個です。
果実はそう果です。
小鉢に植えられる小型種です。
名は、岩場に生育しているので付いたそうです。

葉を虫に食べられながら、元気に鉢で育ちました。
草丈が低いので、半分地に下ろしてみました。
来年もっと増えてくれればと期待して‥‥。


2021/03/10 撮影












2021/10/23 撮影

 〃


2021/010/24 撮影

 〃

 〃


2021/10/26 撮影


2021/10/29 撮影

 〃


2021/11/01 撮影

 〃


2021/11/06 撮影


2021/11/10 撮影

 〃

 〃




                       

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丁寧な草取り

2020-10-25 |  10月 の花たち

                           ↑ 2020/10/25 撮影…今日の庭

 〃…ダイモンジソウ  〃

爽やかな10月に入って、
時間を見つけては草取りをしています。
鵯・四十雀・目白などの声や鉦叩きの声を聞きながら‥‥。
黄蝶や蜆蝶なども遊びに来ます。
まだ蚊遣りは必要です。
草花の陰で育つた雑草を見つけ出しては、
種を零さないうちに、なるべく根から引き抜き、
苔の中に生えるゼニゴケも見逃さない様に取ります。
虫たちのために、片隅の草を少し残して‥‥。
私の草取りを「ご丁寧なこと」と主人は言います。
無理をしない様に膝当てスポンジを移動しながら、
時間をかけてする草取りですが、
好きな時間ですので中々やめられません。
心身ともに爽やかになります。

プロフィール画像を狗尾草に変更致しました。
少し明るい感じがいいように思いましたので‥‥。
よろしくお願いいたします。

 

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ヒメハマトラノオ ( 姫浜虎の尾 )

2020-10-23 |  10月 の花たち

                              ↑ 2020/010/23 撮影

2020/10/23 撮影

[ ゴマノハグサ科ルリトラノオ属の多年草]

このお花ご存知の方がいらっしゃいましたら、
 お教えいただければ幸いです。

以前に山草展の即売で求めました時、
名札には「ヒメハマトラノオ」と記してありました。
手持ちの図鑑やネットで調べましたが
載っていませんでした。
ハマトラノオの葉を小さくしたような葉です。
4月頃の鋸歯がはっきりしていた葉が、
成長するにしたがって不明瞭になっていくように思います。
思いもよらず鮮やかな紫色の花を見ることができました。

* 在来種では、というお話しを頂きました。

2020/04/26 撮影…大きな鉢に植え替える

  〃

 

2020/06/26 撮影

 

2020/08/19 撮影

 〃


2020/09/11 撮影


2020/10/12 撮影

 〃

 〃


2020/10/13 撮影

 〃


2020/10/15 撮影

 〃


2020/10/19 撮影

 〃


2020/10/20 撮影

 〃

2020/10/23 撮影

 〃


2020/10/30 撮影

 〃


2020/11/02 撮影


2020/11/06 撮影


2020/11/10 撮影

2020/11/23 撮影

 

<  2019 年  >

2019/05/05 撮影

 

2019/08/13 撮影

 

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ヤクシマノギク ( 屋久島野菊 )

2020-01-04 |  10月 の花たち

                          ↑ 2019/08/10 撮影

 2018/07/19 撮影

2021/07/13 撮影

[ キク科シオン属の多年草 ]

屋久島の固有種です。
明るい林の縁に自生します。
草丈は、60~100cm。
地下茎を多数横に伸ばして繁殖します。
茎は直立してよく分枝し、短毛が密生してざらつきます。
葉は、狭い楕円形で、
両面に短毛が生えてざらつき、互生します。
花期は、8~11月。
茎頂に頭花を多数散房状に付けます。
舌状花は淡青紫色~白色で、
中央の筒状花は黄色です。
果実は瘦果(そうか)です。
別名 : ヤクシマノコンギク (屋久島野紺菊)
・絶滅危惧種・

手持ちの図鑑で調べましたが
載っていませんでしたので、
ネットからの抜き書きと見た目からの雑感です。
楚々と咲く花の姿を長いあいだ楽しめ、
丈夫でとても育て易く、親しみを覚えます。


2021/07/13 撮影

<  2019 年  >
 2019/08/10 撮影

〃 

 

2019/10/06 撮影

 

2019/10/20 撮影 

 

2019/11/10 撮影

<  2018 年  >
 2018/07/19 撮影

 〃…蕾

 


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キッコウハグマ ( 亀甲白熊 )

2019-11-29 |  10月 の花たち

                       ↑ 2019/11/14 撮影

2019/11/19 撮影

[ キク科モミジハグマ属の多年草 ] 

日本では、
北海道南部~九州にかけて、
山地の木陰に多く自生します。
草丈は、10~20cm。
地下茎は細長く這い、茎や葉の両面に毛があります。
葉は、長い柄を持ち、長さ幅とも1~3㎝で変異が大きく普通は5角形または3角状円形となり、
浅く3~9裂し、茎の下部に5~10個の葉が互いに接して、互生します。
花期は、9~10月。
葉の集まりの中心から花軸を伸ばし、
上部に3個の筒状小花からなる頭花を多数総状花序状に付けます。
花冠は白色で長さ7~10㎜、先が深く5裂し、裂片は反曲します。
総苞は狭い筒形で長さ1〜1.5㎝です。
小花は閉鎖花を結びます。
果実は長さ約4.5㎜の痩果で、1個の頭花に果実が3個付き淡褐色、
茶褐色羽毛状の冠毛が付きます。
名は、葉が亀甲の型で、花が白熊(ヤク)の尾毛に似ていることから、
ハククマ、転じてハグマになったそうです。

「春の山草展」で、キッコウハグマの苗と出会いました。
名前だけは知っていましたが、
花を見たことはありませんでした。
珍しい形の清楚な可愛い花を一輪付けてくれました。
閉鎖花を多数付け、茶色の冠毛になっています。

 

2019/05/05 撮影

2019/07/20 撮影

2019/08/13 撮影

 

  2019/11/13 撮影

 

2019/11/14 撮影

 

  2019/11/16 撮影

 

2019/11/18 撮影

 

2019/11/19 撮影

〃…閉鎖花

〃…閉鎖花

 

2019/11/24 撮影

 

2019/11/27 撮影

 

2019/11/29 撮影

 

<  2020 年  >
2020/11/07 撮影…閉鎖花   

 

 

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ヤマラッキョウ ( 山辣韭 )

2019-11-18 |  10月 の花たち

                      ↑ 2019/11/07 撮影

2019/11/11 撮影

[ ネギ科ネギ属の多年草 ]

日本では、
本州福島県以南~沖縄にかけて、
山地の草原に自生します。
草丈は、30~60cm。
鱗茎は長さ2~3㎝の狭卵形で、茎の下部とともに枯れた葉鞘で包まれます。
根生葉は、長さ20~50㎝、幅2~5㎜の円柱状で、2~3枚です。
花期は、9~10月。
葉の間から円柱形の花茎を1本だし、
茎頂に紅紫色の小さな花が多数散形状に付き、径3~4㎝の球形で、
花柄は長さ10~15㎜です。
花被片は広楕円形で長さ5~6㎜、鈍頭です。
雄しべは6個で花被片より長く花の外に突き出ます。
果実は、蒴果です。
白花や咲き分け種などがあります。
名は、山に生えるラッキョウの意で、鱗茎がラッキョウの形をしていることから付いたそうです。

一昨年に種を蒔いたものです。
花数が少し少ないように思いますが、
それでも花を見ることが出来て嬉しいです。
花の咲き始めの頃には、3本ほどになってしまっていた葉が、
花の終わりの頃には14, 5本まで増えていました。
来年に期待して・・・。

 

2019/08/15 撮影 〃 

2019/10/20 撮影 〃 

2019/10/26 撮影

2019/11/01 撮影

2019/11/03 撮影

2019/11/05 撮影

2019/11/07 撮影 〃 

2019/11/10 撮影

2019/11/11 撮影

2019/11/13 撮影

2019/11/14 撮影

2019/11/16 撮影 〃 

 

2019/11/18 撮 

2019/11/19 撮影

2019/11/20 撮影

2019/11/24 撮影

2019/11/29 撮影

 

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ダルマギク ( 達磨菊 )

2017-11-10 |  10月 の花たち

                            ↑ 2017/10/23 撮影

 2017//10/18 撮影

 2017/10/23 撮影

[ キク科シオン属の半常緑多年草 ]

日本では、
本州中国地方~九州にかけて、
日本海に面した海岸の岩上などに自生します。
草丈は、25~40cm。
全体に長い軟毛と腺毛があります。
茎の基部はやや木質化し、
下部から密に分枝します。
葉は、へら状倒卵形で長さ3~9㎝、幅1.5~5.5㎝、
先端は丸く、下部は狭くなります。
質は厚くてやわらかく、白を帯びた緑色でビロード状、
全縁または多少の鈍鋸歯があり、重なり合って互生します。
茎葉は、長楕円状へら形です。
根出葉は花の頃には枯れます。
花期は、10~11月。
径約3.5~4㎝の頭花を上向きに付けます。
中心の部分に黄色の筒状花が集まり、
まわりを淡青紫色の舌状花が囲みます。
まれに白花もあります。
総苞片は3列に並び、先が鋭く尖った線形です。
果実は、そう果で扁平な長楕円形です。 
名は、全体の姿がダルマ(達磨)の座っている様子に似ている、
また丸い葉をダルマにたとえた、とも言われているそうです。

昨年は花が咲きませんでしたが、
今年は達磨菊の花を初めて見る事が出来ました。
草丈が低く、全体の姿が締まっていて、
パステルカラーの花色とビロード状の葉が、
優しい雰囲気を漂わせています。

 

 2017/10/02

 〃 

 

 2017/10/12 撮影

 〃 

 〃

 

 2017/10/14 撮影

 〃

 

 2017/10/18 撮影

 〃

 

 2017/10/22 撮影

 〃

 

 2017/10/23 撮影

 〃

 

 2017/10/26撮影

 〃

 〃

 

 2017/10/27  撮影

 

 2017/10/28 撮影

 

 2017/11/04 撮影

 〃

 

 2017/11/07 撮影

 

 2017/11/09 撮影

 

 2017/11/18 撮影

 

 2017/12/16 撮影

 

<  2016 年  >
2016/10/14 撮影  〃

 

2016/10/27 撮影

 

 2016/10/31 撮影  〃

 

 2016/11/05 撮影   〃 

 

 

 

 

 

 

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ヤマジノホトトギス ( 山路の杜鵑草 )

2017-10-19 |  10月 の花たち

                            ↑ 2017/10/02 撮影

  〃

[ ユリ科ホトトギス属の多年草 ]

北海道西南部~九州にかけて、
山野の林縁や明るい林床に自生します。
草丈は、30~60cm。
茎や葉にやや下向きの毛が生えます。
茎は直立し、いくらか屈曲します。
葉は、長さ8~18cmの楕円形または狭楕円形で、
先が尖り、基部は心形で茎を抱きます。
両面ともに粗毛が散生し、縁は波打って縁毛があり、互生します。
芽生えの頃の葉と基部ちかくの葉には、油点状の斑紋があります。
花期は、8~10月。
茎頂や葉腋に花柄を出し、1~3個の花を上向きに付けます。
花被片は6枚、白地で内側に紅紫色~暗紫色の斑点があり、
上半部が平開します。
雄しべは6個で斑紋がありません。
花糸の先が曲がり、下向きに葯を付けます。
雌しべの先端の柱頭は3裂して更に2裂し,紫色の斑紋があります。
果実はさく果です。
渋い趣が好まれ、茶花に使われます。
名は、山路でよく出会うことから付いたそうです。

「山路の杜鵑草」の花を見てみたいと
以前にも植えましたが、
咲きませんでした。
今度こそはと、再度植えました。 
山杜鵑草の後に続いて咲き、
山杜鵑草よりも慎ましやかな花でした 。
花被片の下部に黄色の斑点がなく、
花柱にも紫色の斑点がないので、 
白地の部分がもう少し多い花のようにも感じていました。 
何とか増やしたいと思っています。

 

2017/04/21 撮影

 

2017/10/02 撮影

 〃

 

2017/10/04 

 

 2017/10/05 撮影

 

 2017/120/06 撮影

 〃

 

 2017/10/12 撮影

 

 2017/10/14 撮影

 〃

<  2016 年  >
 2016/04/08 撮影

 2016/04/10 撮影

 2016/04/18 撮影

 2016/04/30 撮影


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ハマトラノオ ( 浜虎の尾 )

2016-11-07 |  10月 の花たち

                           ↑ 2016/10/15 撮影

  2016/10/15 撮影

2016/10/19 撮影

 2016/10/21 撮影

[ ゴマノハグサ科ルリトラノオ属の多年草 ]

日本固有種。
九州西南部・奄美大島・沖縄の、
海岸の岩地などに自生します。
草丈は、20~30cm。
茎は円柱形で、基部は地を這い、上部は直立します。   
茎の下部の葉は長い柄を持ち、卵形で鈍い鋸歯があり、 
上部の葉は柄が無く、長楕円形で基部が細く、鋸歯はやや不明瞭です。
質は厚く表面に艶があり、対生します。    
花期は、8~10月。
茎頂に総状花序を出し、青紫色の小さな花を密に多数付けます。
花冠は径6~8㎜、基部近くまで深く4裂します。
裂片は広卵形で上裂片が大きく、    
雄しべは2本、雌しべは1本で、花冠から突き出します。
苞葉は線形、がくは深く4裂して裂片は狭卵形です。
花柄やがくには長い軟毛がまばらに生えています。
果実は蒴果、卵球形で先が少し凹みます。   
名は、海浜に咲くことから付いたそうです。             
・絶滅危惧種・

花の少なくなってきた晩秋に、
もの静かな青紫色の花を咲かせています。
蝶や花虻など、いつも遊びに来ています。

2016/10/10 撮影 

2016/10/14 撮影 

2016/10/15 撮影 

2016/10/16 撮影…蕾

2016/10/19 撮影  〃 

2016/10/21 撮影  〃

2016/10/27 撮影  〃  〃 

 2016/10/31 撮影  〃

2016/011/05 撮影 2016/11/05 撮影 

 

<  2017 年  >
 2017/12/16 撮影

  

 

 


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ノジギク ( 野路菊 )

2015-11-26 |  10月 の花たち

                            ↑ 2015/11/26 撮影

2015/10/30 撮影

 2017/10/26 撮影

2020/11/02 撮影

[ キク科キク属の多年草 ]

本州兵庫県以西~九州にかけ、
瀬戸内海・太平洋沿岸近くの日当りの良い山麓・崖などに自生します。
草丈は、60~90cm。
地下茎を伸ばし、 茎は斜上して基部は倒れ、
中部で普通3つに分枝し、上部で多数分枝します。
葉は柄をち、長さ3~5cmの広卵形で3~5片に中裂し、羽状に裂けます。
基部は心形または切形で、質はやや厚く、鋸歯があり、互生します。
表面はまばらに毛が生え緑色、裏面は毛が密生して灰白色をしています。
花期は、10月~11月
散房状に径3~4.5cmの頭花(*)を付けます。
中心の部分に黄色の筒状花が集まり、まわりを白い舌状花(*)が囲み、
がくのように見える総苞(*)は、長さ約8mmの半球形です。
栽培菊の一部の原種といわれていますが、
栽培菊が野生化したものという説もあります。
名は、野路の菊の意味で、牧野富太郎が発見し命名しました。

雨上がりに野路菊に近づくと、
白い清楚な花を付けて、
清浄な香りを漂わせていました。


<  2015 年  >
2015/10/14 撮影 

2015/10/15 撮影

2015/10/19 撮影

2015/10/22 撮影…下の方の花

2015/10/23 撮影
2015/10/25 撮影
2015/10/28 撮影

2015/10/30 撮影


2015/11/01 撮影


2015/11/03 撮影


2015/11/05 撮影

2015/11/10 撮影


2015/11/17 撮影


2015/11/26 撮影
〃…3番目に咲いた花
〃…総苞

2015/11/28 撮影

〃…総苞
〃…下の方


2015/12/06 撮影


2015/12/18 撮影




2015/12/21 撮影


2015/12/24 撮影

2015/12/29 撮影

2016/01/06 撮影


 2016/01/14 撮影



ー キク科の花での ー
(*) 頭花(とうか)とは、    
多数の小さい花(小花(しょうか))が花床(かしょう)の上に集まって、
一つの花の形を作る花序です。    
小花が集まって形成される全体を指して頭花、または頭状花・頭状花序と呼びます。  

(*) 総苞(ほうそう)とは、        
花序の基部について花を保護している多数の苞葉の集合体で、    
つぼみの時には頭花全体を保護しています。    
その苞葉の1枚1枚を総苞片と言います。    
苞葉(ほうよう)とは、芽や花や花序の基部にあって、萼の外側にあるつぼみを包む    
葉の変形した小さい形状のことで、苞(ほう)ともいいます。    
一つの花を包んでいる場合を苞、幾つかの花を包んでいる場合を総苞と呼びます。  

(*) 筒状花(とうじょうか)とは、    
小花(しょうか)の花冠の下部が根元で融合し筒状(管状)になり、
先が5裂して星形になったものをいい、
管状花(かんじょうか)とも呼びます。    
花弁の中心からは雌しべが抜き出て、その周辺には雄しべ五本が互いに    
くっついて取り巻いています。  

(*) 舌状花(ぜつじょうか)とは、    
小花(しょうか)の花冠の下部が筒状で、
先が片方に大きく伸びて舌状の細長い形をした花弁を持ったものをいいます。      

(*) 冠毛(かんもう)とは、    
果実の上端にある毛状のもので、    
筒状花と舌状花の花冠と子房の付け根にあり、    
がくが変化したもので種子を散布すのに役立ちます。 


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コンギク ( 紺菊 ) ・ ノコンギク ( 野紺菊 )

2015-11-01 |  10月 の花たち

                            ↑ 2015/10/23 撮影…コンギク ?

2015/10/23 撮



[ キク科シオン属の多年草 ]

ノコンギク(野紺菊)と名札の付いたものを求めたのですが、
コンギク(紺菊)のようです

コンギク (紺菊)
ノコンギクの自生品種の園芸品種で、
舌状花の青紫色~紅紫色の鮮やかなものから選別されたものです。
ときには野生状態のものを見かけることもあります。
古くから観賞用に栽培されています。
草丈は、50内外cm。
白色の地下茎を伸ばしますが、あまり遠くへはいかず、
やや密生した集まりとなります。
葉はノコンギクより淡い緑色で先が鋭く、質も薄い傾向があります。
花期は、8~11月。
舌状花の色以外はノコンギクと似ています。
名は、花色に基づいて付いたそうです。


ノコンギク (野紺菊) 
北海道西南部~九州にかけて、
山野の道ばたや畑の周辺などに自生します。
草丈は、30~100cm
地下茎を多数横に伸ばして繁殖します。
茎は直立してよく分枝し、短毛が密生してざらつきます。
葉は、長さ8~10cmの長楕円形で3脈が目立ち、
両面に短毛が生えてざらつき、縁に粗い鋸歯があり、互生します。
花期は、8~11月。
茎頂に、径約2.5cmの頭花を多数散房状に付けます。
舌状花は淡青紫色で、
中央の筒状花は黄色です。
総苞は半球形で長さ4.5~5mm。総苞片は緑色で先端は暗紅紫色を帯びます。
果実は痩果(そうか)、長さ1.5~3mmの扁平な倒卵状長楕円形で、
多長さ4~6mmの冠毛があります。
野菊の一つで、古くから栽培され、
栽培品の小菊の原種の一つともいわれます。
名は、野に咲くコンギク(野紺菊)という意味から付いたそうです。


コンギク(野紺菊)
2015/10/14 撮影



2015/10/15 撮影



2015/10/19 撮影…a


2015/10/19 撮影…b


2015/10/22 撮影…a
〃 

2015/010/22 撮影…b

2015/10/23 撮影…a

2015/01/25 撮影…a



2015/10/28 撮影


2015/10/30 撮影


2015/11/01 撮影


2015/11/03 撮影


2015/11/05 撮影

2015/11/10 撮影

2015/11/17 撮影
〃 
2015/12/06 撮影

2015/12/18 撮影

2015/12/30 撮影

2016/01/06 撮影


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青大将 ( あおだいしょう )

2015-10-13 |  10月 の花たち
                                2015/10/13 撮影   

〃…蛇と猫                       
               
庭で、 とぐろを巻いた蛇(60cm位)と猫が睨み合っていました。
戦前には原っぱや庭でもときどき見かけたそうです。
近ごろは見たことが無いので、 まさか庭に蛇が出るとは、びっくりしました。
猫も興奮してすばやく手をだし、
蛇は首を伸縮して威嚇していました。
猫が離れようとしないので虫取り網に絡ませ、
柘植(つげ)の中に逃がしてやりました。

〃           

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