しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

ミヤマクワガタ ( 深山鍬形 )

2024-08-02 | 草庭の12ヶ月

                     ↑ 2024/07/26 撮影…桃色クワガタ

 〃

[ オオバコ科クワガタソウ属の多年草 ]

名札には「桃色クワガタ」と記してありましたが、
図鑑で調べますと、葉の姿から「ミヤマクワガタ」のように思われます。

日本固有で、母種はキクバクワガタです。
本州の福島県と中部地方の、高山帯の礫地に自生します。
草丈は、10~25cm。
地中を短い地下茎が這い、数本の茎を出します。
茎は直立して、ほとんど枝分かれしません。
葉は、長い柄を持ち、卵状長楕円形で長さ2~4㎝、幅1~1.5㎝、
先は尖り、縁には不揃いな尖った鋸歯があって、
根ぎわに多く集まり、対生します。
花期は、7月~8月。
茎の頂に総状花序を出し、花柄は5~15㎜で腺毛がまばらに生え、
径10~12㎜の青紫~紅紫色の花を10~20個まばらに付けます。
花冠には紫色または紅紫色の条があり、短い筒部の先は深く4裂して広く開きます。
上裂片は円形で大きく、下裂片は倒卵形で小さいです。
雄しべは2本、雌しべと共に花の外に長く飛び出しています。
萼は深く4裂し、裂片は線状披針形で先が尖ります。
果実は蒴果、倒卵状球形で先が凹みます。
地域ごとの変異が多い種で、特に花色に著しく現れます。
名は果実の形が兜の鍬形に似ていることから付いたそうです。

何年か前に植えましたが、
知らない間に花が咲いてしまって、
お花を撮る機会を逸していました。
今年は可愛い花を撮ることが出来ました。


桃色クワガタ
2024/07/26 撮影


2024/08/02 撮影

 〃


<  2022
  年  >
2022/03/13 撮影

2022/03/19 撮影

2022/03/25 撮影

2022/04/18 撮影

2022/05/11 撮影


<  2021 年  >
2021/05/10 撮影

2021/05/17 撮影

2021/07/07 撮影


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ツルニガクサ ( 蔓苦草 )  

2023-12-16 | 草庭の12ヶ月

                    ↑ 2023/06/18 撮影

2023/06/30 撮影

[ シソ科ニガクサ属の多年草 ]

日本では、
北海道~九州にかけて、
山地の林縁や木陰などに自生します。
草丈は、20~60cm。
根茎は細長く地中を這います。
全体に腺毛があります。
葉は、長い柄を持ち、長卵形または長楕円形で長さ4~10㎝、幅1.5~5㎝、
先は尖り、基部は急に細くなって、質はうすく脈は表面で凹み、
縁には粗い鋸歯があり、対生します。
花期は、7~9月。
上部の葉の腋から長さ2~8㎝の総状花序花序を出し、
小形の長さ8~10㎜の淡紅色の唇形花を多数付けます。
上唇はごく小さく、下唇は長く前に突き出ています。
雄しべは4本で、上唇の裂け目から、雌しべとともに外に長く突き出します。
萼は鐘形で先は5裂し、裂片の縁には腺毛があり、
表面にも腺毛を付けること多くあります。
果実は分果で、果実の熟する時、萼は球状にふくらみ、内に分果を包んでいます。

知らない名前でしたので、
育てることにしました。
比較的丈夫な花だと思いました。


2023/06/16 撮影
 〃

2023/06/18 撮影
 〃
 〃 

2023/06/23 撮影

 2023/06/30 撮影

 2023/07/08 撮影
 〃



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アズマイチゲ ( 東一華 )  

2023-03-28 | 草庭の12ヶ月

                   ↑ 2023/03/08 撮影

2023/03/06 撮影

 [ キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草 ]   

日本では、
北海道~九州にかけて、
山地の落葉樹林内や林縁、草地などに自生します。
草丈は、15~20cm。
根茎は横に這い、大型にはならず先端には鱗片があります。
根生葉は花後に伸び、長い柄を持ち長さ10~15cm、2回3出複葉で、
小葉はさらに深く裂け蒼緑色で平滑、無毛です。
茎葉は短い柄を持ち、3出複葉で3枚を輪生し、
先に鋸歯があり、長さ2~3㎝、柔らかく垂れ下がります。
形も質も根生葉と同じです。
花期は、3~5月。
花は、茎頂に短い柄をも持つ、径3~4㎝の白でときに微紫色を帯びる花を1個付けます。
花弁状の萼片は8~13個あり、狭い長楕円形で白色、
基部と裏面はわずかに紫色や紅紫色を帯びます。
花弁はありません。
雄しべは多数で黄色、雌しべも多数、細い卵形体の子房には細毛があります。
スプリング・エフェメラル(春植物)の一種です。
名は、関東地方に多く分布することからアズマ(東)、
イチゲ(一華)は1茎に花を1個付ける意から付いたそうです。
別名 : ウラベニイチゲ(裏紅一華)

東一華の根茎を植えてから、
葉ばかりで何年も花を見ることができませんでした。

花友Aさんのお庭は、東一華を上手に咲せて群れています。
昨年、その中の元気な一株頂いて植えましたので、

この春には花が見られるかしらと期待していました。
草庭で咲いた東一華の花を初めて見ることが出来て感謝です。


2024/02/24 撮影

2024/02/27 撮影

2024/02/28 撮影

2024/03/01 撮影

<  2023 年  >
2023/03/01 撮影
 〃

2023/03/02 撮影

2023/03/03 撮影

2023/03/04 撮影
 〃

2023/03/05 撮影…薄日

2023/03/06 撮影
 〃

2023/03/08 撮影
 〃

2023/03/11 撮影
 〃

2023/03/12 撮影

 〃

2023/03/15 撮影


2023/03/19 撮影

2023/03/20 撮影

2023/03/21 撮影
 〃

2023/03/24 撮影…雨降り
 〃

2023/03/27 撮影

<  2022 年  >
2022/03/10 撮影

2022/03/19 撮影 


<  2019 年  >
 2019/03/09 撮影…芽生え

2019/03/10 撮影

2019/03/11 撮影

〃…芽生え

 2019/03/13 撮影

 2019/03/18 撮影

 


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草庭の12ヶ月

2012-03-02 | 草庭の12ヶ月

小さな山野草に
なぜか惹かれます。
とくに、セツブンソウやカタクリ・コバイモなど、
スプリング・エフェメラル(春植物)と呼ばれている草花の
早春の芽生えが楽しみです。
ささやかな庭には
午前中に良く陽があたり、
山野草に向いているとも言えるのでしょうが、
それでも2・3年もすると
消えてしまうものもあります。
それだけに、
毎年変わらず花を咲かせる草花たちへの愛しさも一入、
と言ってよいのかもしれません。

少しずつ集めてきた草花たちの四季の写真を
ご覧いただければうれしゅうございます。

2010年3月2日
               東京都 ・・・・・ みなみ


…春 
  
…夏 
  
…秋   

…冬   











    


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新年 ( しんねん ) … 1月

2012-03-01 | 草庭の12ヶ月

                  ↑ 2013/01/14 撮影…初雪の草庭

2011/01/02 撮影…小鳥たちの水場
             
新年を寿ぐように、
千両や万両の実の一粒づつが初日に輝き、
正月用に毎年植える葉牡丹が鮮やかな彩りを添えています。
凍てつく寒の空、枯れ色の目立つ庭、
大地はひそかに休息をとり、
草花たちもひっそりと耐えているようです。
つくばいを厚氷が閉ざし、
春の訪れをしずかに待つています。

小鳥たちにとって、
自然界に餌の少ない冬は、
庭の草木も大切な餌場となります。
目白・鵯(ひよどり)たちが
寒椿や侘助の花蜜を吸い、
番(つがい)らしい山鳩などが
赤い木の実を啄ばみます。
雀・四十雀たちが餌台の周りを飛び交い、
つくばいの氷の隙間の水を飲んだりします。
寒い中でも小鳥たちは日当りの良い水場で水浴びをし、
鴉などは派手な水音を立てています。
そのほか、
カワラヒワ・ジョウビタキ・ムクドリ・ツグミ・コゲラなど、
時には、アオジ・シロハラ・アカハラなども遊びに来ます。


2011/01/04 撮影…スズメ 
〃…シジゥカラ

2011/01/02 撮影…カンツバキ「勘次郎」

2011/01/09 撮影…シモバシラ

2011/01/19 撮影…ワビスケ「初雁」見ごろになりました

2011/01/26 撮影…スイセン

2012/01/02 撮影…マンリョウ 
〃…シロミノマンリョウ

〃…センリョウ  〃…キミノセンリョウ

〃…ヤブコウジ 

2012/12/31日 撮影…ハボタン


早朝の雨が雪となり、
冬草も見る間に白く覆われました。  
2013/01/14 撮影      
 〃 






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春浅し ( はるあさし ) … 2月

2012-02-28 | 草庭の12ヶ月

                              ↑ 2011/02/04 撮影

春とは名ばかりで、
名残りの寒さはまだ厳しく、
空気は凛としています。
それでも立春の陽光に
大地は眠りから覚め始め、
蕗のとう・福寿草が顔を出し、
白梅がほころぶなど、
春の息吹を感じさせます。
紅梅や黒文字・馬酔木(あせび)・沈丁花(じんちょうげ)などの蕾も
いくらか膨らみを増したようです。
山芍薬はしっかりとした紅い芽を出していますが、
他の草花たちはもう少し土の中にいたいようです。
鳥の声も力強く感じられ、
ささやかな水場は
ヒヨドリ・目白・四十雀などの
水浴びのひと時、
賑わいを見せています。
先月に引き続き
寒椿・侘助・水仙などの花が咲き継いでいます。


2011/02/01 撮影

2011/02/04 撮影…白梅 
〃…紅梅の蕾

〃…フキノトウ 

〃…山シャクヤク…芽生え

〃…クロモジ 
〃…アセビ

〃…ジンチョウゲの赤
〃…ジンチョウゲの白

2011/02/08…コバイモ

2011/02/17撮影…バイモ 

〃…アサツキ

2011/02/26 撮影…フクジュソウが咲き出しました 

〃…セツブンソウの芽


2012/02/24 撮影…カンノンソウの実

2012/02/26 撮影…セツブンソウ

〃…オキナグサの芽

〃…フクジュソウの芽





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水温む ( みずぬるむ ) … 3月

2012-02-27 | 草庭の12ヶ月

                               ↑ 2011/03/04 撮影

寒暖の差の大きい日が続きますが、
それでも3月の声と共に
寒気がゆるみ、
切れるように冷たかった
蹲踞(つくばい)や水甕・目高のいる古火鉢・水道などの水が手に優しく、
温もりを感じます。
柔らかに輝く光に、水草も目高も生き生きと動き出し、
片栗・熊谷草(くまがいそう)・大文字草・女郎花(おみなえし)なども芽生え、
山吹草・靭草(うつぼぐさ)・連福草(れんぷくそう)・捩花(ねじばな)・
猩猩袴(しょうじょうばかま)などの葉も確りしてきました。
日陰躑躅(ひかげつつじ)の花芽が膨らみ、
馬酔木(あせび)・沈丁花(じんちょうげ)なども咲き出しました。
白梅は散り始め、紅梅が見ごろです。
福寿草も丈を伸ばして花の盛りを迎え、
椿は変わらず咲き継いでいます。


            < 2011/03/04 撮影 > 
2011/03/04 撮影…アセビ

〃…ジンチョウゲ 

〃…ヒカゲツツジの花芽 

〃…ノイバラ

〃…クマガイソウ 

〃…ダイモンジソウ

〃…オミナエシ 

〃…レンプクソウ
 
〃…ヤマブキソウ 

〃…ウツボグサの冬を越した葉

2011/03/05 撮影…フキノトウ 

〃…サンズンアヤメ

〃…ミセバヤ 

〃…オダマキ

〃…ユキノシタ 

〃…カタクリ

〃…フシグロセンノウ 

〃…ヒメカンゾウ

〃…ネジバナの冬を越した葉
 
〃…ゲンノショウコの冬を越した葉

〃…ショウジョウバカマの冬を越した根生葉

〃…コウバイが見頃

2011/03/06 撮影
2011/03/06 撮影…ナガホシロバナワレモコウ

〃…イブキトラノオ 

…バイモ

〃…ニリンソウ 

〃…ツルボ

〃…カントウタンポポの冬を越した葉と花芽

                                   < 2011/03/08 撮影 > 
2011/03/08 撮影…シコクカッコソウ
〃…イヨベニカッコソウ 
〃…シロバナカッコソウ

〃…ミヤコワスレの冬を越した葉 

〃…シュンランの花芽

2011/03/11 撮影…シロバナタンポポ 

〃…イソギク

〃…オドリコソウ 

〃…シロホトトギス

〃…タイワンホトトギス
〃…キバナノホトトギス

〃…アマチャ 

〃…シモツケ

〃…キョウカノコ 

〃…カントウカンアオイ

〃…コバノタツナミ  〃…シロバナコバノタツナミ

 2011/03/14 撮影…ジンチョウゲ見ごろになりました

 2011/03/15 撮影…ギョウジャニンニク
 
〃…サクラソウ
  
〃…ボタン

2011/03/18 撮影…フクジュソウ

2011/03/20 撮影…キクザキイチゲ

2011/03/23 撮影…フッキソウ

〃…フキの花
 
〃…イチリンソウ

〃…ヤマブキソウ
 
〃…カワラナデシコ
〃…トサミズキ  
〃…ヒイラギナンテン
〃…ユキヤナギ

2011/03/25 撮影…ギボウシの芽生え

〃…フウチソウ
 
2011/03/27 撮影…ミスミソウ

〃…ホソバヒメタムラソウ 

〃…キランソウ

2011/03/28 撮影…シャガ
 
〃…シロバナタンポポ 

〃…シュンラン 

〃…エンレイソウ

〃…ミヤマカタバミ 

〃…カタクリ

2011/03/31 撮影…ナズナ

〃…レンゲショウマ 

〃…レンプクソウ

〃…オオミスミソウ 

〃…ショカツサイ

〃…クロモジの花 

〃…アケビ


2012/03/18 撮影…オキナグサ


2013/03/09 撮影…ウメ


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麗か ( うららか ) … 4月

2012-02-26 | 草庭の12ヶ月

                     ↑ 2010/04/17 撮影…ウラシマソウ

明るさと
あたたかさとが日々に増し         
ひとつひとつの草花が、
控えめながら生き生きと
生命力に溢れます。
日陰躑躅(ひかげつつじ)が咲き始め、
一輪草が続きます。
節分草が実を結び
早くも弾けて零れます。
種が乾かぬそのうちに、
早く埋めてあげましょう。
たどたどしげな鶯の
声が聞こえてまいります。
いつの間にやら庭隅に
浦島草(うらしまそう)が釣り糸を
静かに垂らしておりました。

<  2011 年  >
にわかに彩が豊かになった草庭を
飛び石伝いにぶらぶらしながら、
春を告げる草花の写真を撮ります。
気を付けないと
見過ごしてしまいそうな小さな花たちが、
次々と咲き出します。
黄色の花は、
日陰躑躅・山吹・山吹草・関東蒲公英・木香薔薇・土佐水木・黒文字…
白の花は、
白花蒲公英・白花郭公草・一輪草・二輪草・山芍薬・梅花碇草・
丹頂草・菫・鳴子蘭・雪柳・白山吹…
紫の花は、
片栗・白根葵・菫・四国郭公草・ムスカリ・シャガ・苧環・小葉の立浪草・碇草・
花大根・キランソウ・紫ケマン…
それ以外の緑や赤の花などは、
貝母・連福草・エンレイ草・翁草・伊予郭公草・春蘭・熊谷草・
浦島草・アケビ・躑躅…
今年は紅枝垂 (カエデ類の園芸品種) が、
小さな花を付けたのを見つけました。
お隣の紅枝垂もやはり
珍しく花を付けたそうです。
今年はまだ鶯の声が聞こえてきません。


<  2010 年  >
2010/04/08 撮影…チングルマ

2010/04/11 撮影…カタクリ

〃…ニリンソウ

2010/04/15 撮影…キランソウ

2010/04/18 撮影…ニホンサクラソウ


2010/04/19 撮影…バイカイカリソウ
〃…ヤマシャクヤク

2010/04/20 撮影…ミヤマオダマキ 
〃…ヤマブキソウ

2010/04/21 撮影…シャガ

2010/04/14 撮影…ヒカゲツツジ 
2010/04/18撮影…アケビ
2010/04/19 撮影…シロヤマブキ
  2011/04/24  撮影…ツツジ
 〃ヒラドツツジ 
 

 2010/04/11 撮影…セツブンソウの袋果

2010/04/13 撮影


<  2011 年  >
2011/04/03 撮影…オキナグサ

2011/04/06 撮影…エンレイソウ

2011/04/07 撮影…ショカツサイ


2011/04/08 撮影…タチツボスミレ

2011/04/09 撮影…スミレサイシン

2011/04/10 撮影…シラネアオイ

  2011/04/11  撮影…スミレ


2011/04/11 撮影…シコクカッコソウ
2011/04/11 撮影…カッコソウ「伊予紅」
2011/04/12 撮影…カッコソウ「白花」
 2011/04/13 撮影…ムスカリ
 2011/04/13 撮影…タンチョウソウ
2011/04/16撮影…カントウタンポポ・シロバナタンポポ
2011/04/16 撮影…ヒゴスミレ

2011/04/16 撮影…ボタン「玉扶蓉」

  2011/04/19  撮影…丸葉スミレ白
 2011/04/20 撮影…サクラソウ
 〃…シバザクラ
2011/04/22 撮影…ニオイイリス
2011/04/24 撮影…ボタン「連鶴」 
〃撮影…イチリンソウ
〃撮影…イカリソウ
2011/04/24 撮影…コスミレ紫
2011/04/25 撮影…コバノタツナミソウ

2011/04/27 撮影…ニリンソウ

2011/04/29 撮影…ユキザサ
〃…クマガイソウ  〃…ジャーマンアイリス   

2011/04/11 撮影…クロモジ
2011/04/13 撮影…ヒサカキ
 2011/04/17 撮影…サンショ
2011/04/18 撮影…ドウダンツツジ
2011/04/20 撮影…モッコウバラ

2011/04/24 撮影…ベニシダレの花

 2011/04/20 撮影…二輪草と碇草


<  2012 年  >
2012/04/13 撮影…ヒトリシズカ

2012/04/22 撮影…アズマシャクナゲ
2012/04/26 撮影…ボタン


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新緑 ( しんりょく ) … 5月

2012-02-25 | 草庭の12ヶ月

              ↑ 2010/05/01 撮影…アオハダ:モチノキ科の落葉高木

2014/05/28 撮影

いつも目覚めの遅い青肌は、
ようやく梢の先まで若葉が出揃いました。
新緑の清々しさ、
みずみずしい生命力、
はれやかな5月は、
聖五月とも呼ばれています。
時折の心地よい風に
ついそのまま居続けて、
草を取ったり、
椿の毛虫を探したり、
時の経つのを忘れます。
新緑の生気をいただき、
心身がリフレッシュするひと時です。

ニオイイリスの花の香に包まれる楽しみも終わり、
大ムラサキ・更紗ドウダン・紅シタン・姫ウツギや
都忘れ・丁子草・舞鶴草・カザグルマ (クレマチス) ・エビネ類などが
見ごろとなりました。
先月から、碇草・二輪草・一輪草・蒲公英・小葉の立浪・シャガ・
雪笹・苧環(おだまき)などが咲き継いでいます。


2010/05/01 撮影…チゴユリ
〃…ミヤコワスレ
〃…マイヅルソウ

2010/05/03 撮影…チョウジソウ

2010/05/04 撮影…ヤクシマイワキンバイ
2010/05/04 撮影…エビネ

2010/05/08撮影…ツクバネソウ
2010/05/07 撮影…ヒメカンゾウ
2010/05/08 撮影…カザグルマ
 2010/05/09 撮影…ヒメシャガ
2010/05/09 撮影…ヒツジグサの浮葉
〃…アサザ
2010/05/10 撮影…アマドコロ
2010/05/14 撮影…サンズンアヤメ

2010/05/16 撮影…フタリシズカ
〃…ニワゼキショウ
2010/05/17 撮影…ヒメヒオウギ
2010/05/19 撮影…ユキノシタ

2011/05/19 撮影…シラン



2010/05/22 撮影…ツキミソウ
〃…クリンソウ

2010/05/26 撮影…ガンセキラン
〃…ウツボグサ
〃…ヒメヒオウギ

2010/05/28 撮影…ホオズキの花と青い果実


2010/05/01 撮影…サラサドウダン
2010/05/02 撮影…ヒメウツギ
2010/05/02 撮影…青い梅の実
2010/05/07 撮影…オオムラサキツツジ
2010/05/08 撮影…ハナユ
2010/05/09 撮影…ノイバラ
2010/05/14 撮影…テイカカズラ
2010/05/17 撮影…トウオガタマ
2010/05/19 撮影…スイカズラ
2010/05/21 撮影…アオハダの雄花
2010/05/26 撮影…アマチャ
2010/05/29 撮影…シモツケ
2010/05/029 撮影…ソヨゴ


<  2011 年  >
2011/05/04 撮影…エビネ
〃…スズラン
2011/05/11 撮影…サルメンエビネ
2011/05/15 撮影…シロバナコバノタツナミ
2011/05/27 撮影…ドクダミ

2011/05/04 撮影…ハナイカダ 

2011/05/18 撮影…ウケザキオオヤマレンゲ
2011/05/31 撮影…イヌツゲ
2011/05/11 撮影…ベニシダレの翼果


<  2012 年  >
2012/05/04 撮影…キンラン  

2012/05/12 撮影…セッコク
2012/05/15 撮影…八重咲きのヒメシャガ

2012/05/27 撮影…バイカウツギ


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青梅雨 ( あおつゆ ) … 6月

2012-02-24 | 草庭の12ヶ月

                 ↑ 2011/07/01 撮影…ハンゲショウ

2010/06/02 撮影…手前から、キョウカノコ・アマチャ・シモツケ

梅雨入り前の草庭は、
まるで緑のシンフォニーの只中にいるようです。
色とりどりの皐月(さつき)が咲き揃い、
姫百合・京鹿子・河原撫子(かわらなでしこ)・下野草(しもつけそう)・
岩煙草・捩花(ねじばな)・下野(しもつけ)などが咲き、
一年の中でもっとも華やぐ時期と言えそうです。

青梅雨のみずみずしい草庭は、
やさしく降る雨の中にしっぽりと鎮まっています。
窓際の椅子に背を凭せ、
鳥の声に耳を澄まし、
木々を飾る水晶のような雫を眺めていると、
慣れ親しんだ雨の庭は、
静かな安らぎを与えてくれます。
五月雨桔梗(さみだれききょう)や擬宝珠(ぎぼうし)・紫陽花( あじさい )・
小紫(こむらさき)などなどの青い花が趣をそえています。   
黐( もち )・冬青( そよご )・木斛( もっこく )などの
青い実も目に付くようになりました。


2010/06/05 撮影…ドクダミ 

2010/06/07 撮影…サツキ  〃…ヒメユリ

2010/06/11 撮影…イブキトラノオ

2010/06/15 撮影…ホタルブクロの白

2010/06/16 撮影…イワタバコ

2010/06/17 撮影…キキョウ 

2010/06/19 撮影…ツユクサ 
〃…ヒツジグサ  〃…シモツケソウ
〃…ヤブコウジ 

2010/06/25 撮影…ハマオモト

2010/06/30 撮影…ギボウシ  〃…コクチナシ

2010/06/02 撮影…クロガネモチ

2010/06/15 撮影…ナンテン

2010/06/21 撮影…ビヨウヤナギ

2010/06/28 撮影…ノブドウ

2010/07/02 撮影…コムラサキ

< 青い実 2010/07/02 撮影 >
…ソヨゴ …ユズ
…ツゲ …モチ
…クロガネモチ 
…モッコク …アセビ
…サラサドウダン



2010/06/20 撮影…ヒツジグサの蕾の上にカマキリの子


<  2011 年  >
2011/06/20 撮影…カワラナデシコ
〃…ヤブレガサ 
〃…ユキノシタ 

2011/06/22 撮影…ホタルブクロ

2011/06/26 撮影…ヒメワレモコウ

2011/06/29 撮影…ヒメサユリ
〃…ネジバナ

2011/06/30 撮影…ハンゲショウ


<  2012 年  >
2012/06/05 撮影…ハマボッス

2012/06/29 撮影…イワナンテン


<  2013 年  >
2013/06/19 撮影…ヤマオダマキ








 


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炎天 ( えんてん ) … 7月

2012-02-23 | 草庭の12ヶ月

                 ↑ 2011/07/22 撮影…ユリ

木々は活力に満ち、
葉の緑が光沢を増して
豊かにあふれます。
こっそり大きく育った雑草を抜くと、
籠はたちまち草の匂いで一杯になり、
大きなビニール袋が出来上がって、
あっと言う間に午前中が過ぎます。
本格的な夏となり、
焼けつく空、
直射日光のもと、
打ちしおれた草花たちは
まどろんで粘り強く、
地温が下がるのを待っているかのようです。
それぞれの様子を見ながら、
夕方に水遣りをします。

節黒仙翁(ふしぐろせんのう)・百合・禊萩 (みそはぎ)など朱赤の花が咲き、
浜木綿(はまゆう)・梔子(くちなし)・白花節黒仙翁(しろばなふしぐろせんのう)
などの白い花も咲いています。


2010/07/06 撮影…ガクアジサイ

2010/07/10 撮影…シロバナフシグロセンノウ 
〃…キキョウ

2010/07/23 撮影…ベコニア

2010/07/10 撮影…オオバジャノヒゲ
 
2010/07/26 撮影…ハマユウの子カマキリ


<  2011 年  >
2011/07/02 撮影…ハンゲショウ

2011/07/03 撮影…ヒマワリ

2011/07/21 撮影…ホタルブクロ  〃…キキョウ

2011/07/22 撮影…イブキトラノオ
2011/07/23 撮影…ミソハギ
2011/07/25 撮影…フシグロセンノウ 
2011/07/25 撮影…レンゲショウマ


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残暑 (ざんしょ ) … 8月

2012-02-22 | 草庭の12ヶ月

                                           ↑ 2010年 撮影

立秋を迎えても燃えるような暑さが続き
日中は木々も草花たちもいささかぐったりしていましたが、
ここ2・3日の雨で何とか元気を取り戻しました。
花の少ない8月の草庭を彩るのは
女郎花(おみなえし)で、
ぽつぽつと咲き始めた黄色い花のまわりを
小さな虫たちが一日中飛び交っています。
今年は例年より遅く朝顔(あさがお)が咲き始め、
蓮華升麻(れんげしょうま)も咲き出しました。
沢桔梗(さわぎきょう)はこれからです。
みんみん蝉やつくつく法師が力強く鳴き、
毎年、十日頃には蟋蟀や鉦叩などの虫の声も聞こえ、
処暑のころになると
雀や目白・四十雀が群れて来るようになります。

先月に引き続き
桔梗(ききょう)・仙翁(せんのう)・吾亦紅(われもこう)・小鬼百合(こおにゆり)・
山苧環(やまおだまき)・下総(しもつけ)・水引(みずひき)・撫子(なでしこ)・
月見草(つきみそう)などが
咲き継いで楽しませてくれています。


2010/08/01 撮影…女郎花の花
2010/08/01 撮影…右手前は、女郎花(中部)です。

2010/08/06 撮影…アサガオ
2010/08/08 撮影…レンゲショウマ
2011/08/10 撮影…ホトトギス・青竜
2010/08/12 撮影…サワギキョウ
2010/08/18 撮影…ミョウガの花
2010/08/25 撮影…カワラナデシコ
2010/08/26 撮影…ナガボノシロワレモコウ 
2018/08/28 撮影…シュウカイドウ
2010/08/29 撮影…ホソバヒメタムラソウ
2010/08/30 撮影…ゲンノシウコ
 
2010/08/26 撮影…カマキリ


<  2011 年  >
2011/08/01 撮影…キキョウ
〃…キキョウ 「白花 」

2011/08/03 撮影…ミソハギ
〃…ミズヒキ

2011/08/09 撮影…ハコネギク

2011/08/12 撮影…ヒメタデ

〃…ヨメナ?



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爽やか ( さわやか ) … 9月

2012-02-21 | 草庭の12ヶ月

                    ↑ 2011/09/22 撮影
 
例年と違い
今年(2010年)は9月に入っても一向に暑さが収まりませんが、
それでも秋空となり、
朝夕にはやっといくらかの爽気を
感じるようになりました。
早朝の水撒きのあとなどに、
透明感のある清爽な空気が
心地よく肌にひんやりとします。
蚊に刺されるのは閉口ですが、
自然の生態系に配慮した庭を心がけ、
なるべく殺虫剤などを使わないようにしていますので、
仕方のないことと思っています。
そのおかげでしょうか、
昼夜をとわず虫の声がしています。
虫刺されには、
手作りの枇杷の葉酒をすぐに付けると良く効きます。

先月とあまり変わり映えしませんが、
藍の花がほころび始めました。
これから宮城野萩や白萩が咲き出し、
それに秋海棠・紫苑・白花曼珠沙華 ( しろばなまんじゅしゃげ )なども
咲き始めます。
徐々に秋の趣が出てくるのが楽しみです。


2010/09/1 撮影…オミナエシ・咲き継いで今も盛り
2010/09/19 撮影…アイの花・盛り
2010/09/03 撮影…オジギソウ
2010/09/11 撮影…ハギ
2010/09/14 撮影…シソ
2010/09/18 撮影…タマスダレ
2010/09/21 撮影…ヤブラン
2010/09/29 撮影…シロバナマンジュシャゲ

2010/09/04 撮影…ムカゴ


< 2011 年 >
2011/09/09 撮影…ツルボ
2011/09/14 撮影…ホソバヒメタムラソウ
2011/09/19 撮影…タイワンホトトギス
2011/03/27 撮影…シュウカイドウ


<  2006 年  >
2006/09/27 撮影…ヒガンバナ




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秋高し ( あきたかし ) … 10月

2012-02-20 | 草庭の12ヶ月

                             ↑ 2014/10/14 撮影

2010/10/03 撮影…ミヤギノハギ

高い空はひろびろと青く、
時折りの爽やかな風。
このところのやさしい雨に、
草木は生き生きとしています。
藍の花に、10羽ほどのスズメがとまっては
種を啄ばんでいます。
虫の音も一段と賑やかになり、
庭仕事に最適な季節。
蚊遣りをつけ、
虫の好きそうな草を少し残して草取をします。

暑さが続いたので遅めなのでしょうか、
萩の硬い蕾がほころび始めました。
例年でしたら彼岸に咲く彼岸花(白)が今見頃、
彼岸花(赤)はようやく花茎20cm前後になり蕾を付けました。
秋が深まるにつれて
冬青(そよご)や木斛(もっこく)などの
木の実が色づき始め、
苔も元気になってきました。
女郎花・桔梗・繍線菊(しもつけ)・杜鵑草(ほととぎす)青竜・現の証拠・
月見草・玉簾・朝顔・藪蘭・水引などは、
先月とさしてかわらず咲き継いでいます。


2010/10/02 撮影…フイリヤブラン
〃…ヒガンバナ 

2010/10/05 撮影…ミズヒキ
〃…キンモクセイ

 2010/10/06撮影…ススキ 〃…ハナトラノオ

2010/10/08 撮影…ヒガンバナ  〃…タラの花

2010/10/09 撮影…コスモス

2010/10/10 撮影…ウスギモクセイ

2010/10/12 撮影…シモバシラ

2010/10/14 撮影…カワラナデシコ・きれいな色なので...
〃…アキチョウジ

2010/10/17 撮影…ミヤギノハギ

2010/10/19 撮影…ホトトギス・白秋 
〃…キバナノホトトギス
〃…バラ 

2010/10/25 撮影…ササリンドウ
〃…ホトトギス・東雲

2010/10/10 撮影…盛りを過ぎたオミナエシとカマキリ


< 2011 年 >
2011/10/14 撮影…ツリバナ
〃…シモバシラ

2011/10/17 撮影…シオン  〃…フウラン

〃 …フウチソウ  〃…シロバナホトトギス 

2011/10/24 撮影…シロバナサリンドウ

2011/10/26 撮影…ホトトギス 



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小春 ( こはる ) … 11月

2012-02-19 | 草庭の12ヶ月

                   ↑ 2010/11/26 撮影…ドウダンツツジ

夏から一足飛びに
冬がやって来たかと思うほどの
気温の下りかたでしたが、
ここ数日、
まるで春のように
穏やかな空が広がっています。
小鳥の声に誘われて
庭に出ると、
柔らかな日差しに
季節はずれの皐月の花が咲き出し、
やさしい風のそよぎに
一羽の黄蝶が輝きながら
石蕗の黄い花に止まると
紛れて姿が分からなくなります。
まだしばらくは
秋が立ち止まっているようです。
11月になると、屋根の低い餌台に、
小鳥の好きな向日葵の種などを出し始めます。
四十雀・河原鶸、それに雀もよく啄ばんでいます。
虫や草の実の少なくなった狭庭は、
餌台を中心に小鳥たちが飛び交い
楽しませてくれます。

笹竜胆(ささりんどう)・吉祥草が見頃を迎え、
少し遅れて白花笹竜胆や石蕗(つわぶき)も咲き始め、
千両や藪柑子(やぶこうじ)などの実も赤く色付きました。
先月に引き続き、桔梗・繍線菊(しもつけ)・杜鵑草(ほととぎす)・
河原撫子・秋海棠・秋丁子などが
咲き継いでいます。


2010/11/01 撮影…キチジョウソウ

2010/11/06 撮影…ササリンドウ 
〃…シロバナササリンドウ

2010/11/12 撮影…ツワブキ 

2010/11/16 撮影…ダイモンジソウ

2010/11/24 撮影…イソギク

2010/11/12 …チャの花
2010/11/15 撮影…サザンカ

  
実 
2010/11/03 撮影…センリョウ  〃…ヤブコウジ
2010/11/16 撮影…マンリョウ 

2010/11/03 撮影…ナンテン  〃…ベニシタン
〃…ソヨゴ  〃…クロガネモチ
〃…ツゲ  〃…ハギ
〃…ユズ

2010/11/12 撮影…モチ 
2010/11/21 撮影…ノイバラ 〃…シロヤマブキ
2010/11/27 撮影…ノブドウの実


 紅葉 
2010/11/22 撮影…ベニシダレ 
2010/11/26 撮影…ドウダンツツジ
2010/11/24 撮影…ツリバナ


2010/11/01 撮影…カマキリ



<  2011  >
2011/011/08 撮影…ハマギク

〃…カンツバキ

2011/11/16 撮影…ヤブコウジ
2011/11/26 撮影…キミノセンリョウ
2011/11/01 撮影…モッコク




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