しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

コガネネコノメソウ ( 黄金猫の目草 )  

2023-12-16 |  3月 の花たち

                        ↑ 2022/03/21 撮影

2022/03/20 撮影

2022/03/19 撮影

[ ユキノシタ科ネコノメ属の多年草 ]

日本では、
本州関東地方以西~九州にかけて、
山地や谷沿いの湿った日陰に自生します。
草丈は、3~10cm
白く長い軟毛を密生します。
根生葉は開花時には枯れます。
茎葉は、小さい扇形で長さ5~15㎜、縁には鈍い鋸歯があり、
ふつう一対です。
根元から側枝を出し、花が終わってから伸びて横に広がり、
腎臓円形で円い鋸歯のある葉を対生します。
花期は、3~5月。
花茎は暗紫色を帯び、白色で軟毛があります。
花は、茎頂に集散花序となって、径3~4.5㎜の黄色い小形の花を密に付けます。
花弁状の萼片は4個、花時は鮮やかな黄色で四角状に立ち、先はまるく長さ2~3㎜、
花後は緑色になります。
雄しべは8個で萼裂片より少し短く、葯は鮮やかな黄色です。
蒴果はに2個つの角があり、微細な種子は卵球形です。
名は、黄金色の花を開くネコノメソウであることから付いたそうです。

猫の目草の花を見て、
どこが猫の目に似ているのかしらと思いました。
山草や野草の本などには、
裂開した蒴果を、昼の猫の目の閉じた瞳孔にたとえた説や、
一日ごとに萼片の色が変化していく、その変化を、
瞳孔の開きが瞬時に変わる猫の目に置き換えたという説、
などが記されていました。
来年は、その気になって観察して見ましょうと思いました。


2022/02/01 撮影

2022803/10 撮影
 〃

2022/03/13 撮影
 〃

2022/03/14 撮影
 〃

2022/03/17 撮影

2022/03/19 撮影


2022/03/21 撮影

2022/03/23 撮影
 〃

2022/03/25 撮影
 〃

2022/04/05 撮影 〃

2022/04/18 撮影 〃

2022/04/22 撮影

2022/04/27 撮影

2022/05/04 撮影

2022/05/30 撮影


<  2021 年  >
2021/10/29 撮影


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イズモコバイモ ( 出雲小貝母 )

2021-03-06 |  3月 の花たち

                            ↑ 2021/03/06 撮影

2021/03/06 撮影

[ ユリ科バイモ属の多年草]
バイモ属はクロユリ類とコバイモ類の2つのグループに分けられます。 

島根県の、
早春によく日の当たる山地の斜面や疎林、
また平地林の林床や林縁に自生します。
草丈は、10~20cm。
鱗茎は小形で白色の鱗片2個からなります。
茎は細く軟らかく上部に2枚の葉が対生し、
さらに花の下に3枚輪生します。
花期は、3~4月。
花は広鐘形で甲斐小貝母に似ているが、
花被片はやや長く、先端はややほそくなって、
開花時には先端がやや外に反り返り、全縁で、
葯は黄白色です。
名は出雲産の小貝母という意味から付いたそうです。

昨年花後のポットを求め、鉢植えにしました。
何度かコバイモを地植えで試みましたが、
悲しいことに葉は出ても花を見ることはありませんでした。
今回は、お花が咲いてくれて、ありがとう‥‥。
ご褒美を戴いたような嬉しさです。

2021/02/17 撮影

 〃


2021/02/19 撮影


2021/02/21 撮影
 〃


2021/02/22 撮影

〃 


2021/02/24 撮影

 〃


2021/02/27 撮影
 
 〃


2021/03/01 撮影

 〃

2021/03/03 撮影

 〃


2021/03/04 撮影

 〃


 2021/03/05 撮影

 〃

 

2021/03/06 撮影

 〃


2021/03/11 撮影




2021/03/15 撮影

 〃


2021/03/17 撮影

 〃


2021/03/22 撮影

 〃


2021/03/27 撮影

 〃


2021/03/29 撮影


<  2020 年  >
2020/03/20 撮影

コメント (2)
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3月に咲き初めた花たち

2019-04-14 |  3月 の花たち

                           ↑ 2019/03/13 撮影…ミヤマカタバミ

あっという間に4月も中旬になってしました。
遅くなりましたが、
慎ましやかに咲いた3月の花たちをご紹介させて頂きます。

 

 2019/03/05 撮影…ウスベニヒゴスミレ

 

 2019/03/09 撮影…フクジュソウ

 

 2019/03/13 撮影…ミヤマカタバミ

 

 2019/03/14 撮影…ヤマルリソウ



 2019/03/18 撮影…シュンラン

 2019/03/18 撮影…センボンヤリ

 〃…コチャルメルソウ

 〃…シロバナタンポポ

 〃…キクザキイチゲ

 〃…カタクリ

 〃…フッキソウ

 〃…カンアオイ

  

 2019/03/20 撮影…蕗の姑 

 〃…シャガ 

 

 2019/03/21 撮影…ショウジョウバカマ

 〃…タンチョウソウ

  

2019/03/31 撮影…ヒメウズ

 〃…ニリンソウ

 〃…タンポポ

  〃…エンレイソウ

 

 

 2019/03/18 撮影…コウバイ

 〃…チンチョウゲ

 〃…シロモジ

 〃…盛りのウグイスカグラ

 

 2019/03/21 撮影…トサミズキ

 

 

 2019/03/18 撮影…シンビジウム

 〃…スノーフレーク

 〃…マリーゴールド

 〃…ムスカリ

 〃…ビオラ

 〃…ヒヤシンス

 

 


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ミヤマカタバミ(深山酢漿草 / 深山傍食)

2019-03-29 |  3月 の花たち

                          ↑ 2019/03/15 撮影…ミヤマカタバミ 

 2019/03/18 撮影

2021/03/10 撮影

[ カタバミ科カタバミ属の多年草 ]

ミヤマカタバミ (深山傍食)  
日本では、
本州東北南部以西~四国にかけて、
山地の林下に自生します。
草丈は、7~15cm。
葉は、長い葉柄をもつ3小葉で根生します。
小葉は広倒心形、先が広くへこみ、長さ1.2㎝、幅約2㎝となり、
両縁の角は鈍い丸みを帯びています。 
葉にも葉柄にもかすかな毛があります。
花期は、4~5月。
花茎は根生し、上部に葉小苞葉葉が2個あります。
頂に径約1.5cmの白い5弁花を1個付けます。
花弁には淡紫色の筋が入り、花弁の基部は淡黄色を帯びます。
雄しべは10本、雌しべは1本で子房には花柱が5本あります。
花後、さらに閉鎖花を出し、よく結実します。
果実は、蒴果で長さ約2㎝の円柱状卵形体で熟すると種子をはじき出します。
ベニバナミヤマカタバミ(紅花深山傍食)は赤い花を開きます。
名は、深山にはえるカタバミから付いたそうです。
別名 : エイザンカタバミ(叡山傍食)

カントウミヤマカタバミ (関東深山傍食)  
本州関東地方南西部・伊豆半島・東海地方の、
山地の林下に自生します。
草丈は、7~15cm。
根生葉は、長い柄を持ち、3小葉です。
小葉は広倒心形、先が広くへこみ、
両縁の角は鈍い丸みを帯びています。 
葉裏の軟毛が少なく、葉脈も目立ちません。
昼間は葉を広げて夜間には葉を閉じる、就眠運動を行います。
花期は、3~4月。
花茎の先に、径3~4㎝の白い花を1個付けます。
花弁は5枚、雄シベ10本、雌しべの柱頭は5裂します。
萼片は5枚です。
果実は、小型の卵球形で長さ6~12㎝です。
ミヤマカタバミの変種です。
名は、葉を閉じた姿が片方の葉が欠けて見えることからカタバミ(片喰)、
関東地方の深山に産することに基づき付いたそうです。

友人宅に伺った際に、
深山傍食が自然に生えている鉢植えがあり、
お話ししたところ鉢植えごと下さいました。
ラッキーなことに、
そのときに一緒に戴いた愛媛アヤメにも、
深山傍食が一つ付いてきました。

2020/03/05 撮影



2020/04/21 撮影

2020/05/09 撮影…閉鎖花

 

<  1019 年  >

 2019/03/02 撮影

 

 2019/03/13 撮影

 〃

 

 2019/03/15 撮影

 

 2019/03/16撮影

 

 2019/03/18 撮影

2019/03/28 撮影

 

 2019/03/29 撮影

 

<  2018 年  >
2018/03/21 撮影

 

 2018/11/10 撮影

 


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ユキワリイチゲ ( 雪割一華 )

2019-02-27 |  3月 の花たち

                          ↑ 2019/03/02 撮影 

2019/03/05 撮影 

[ キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草 ] 

日本固有種です。
本州西部~九州にかけて、
山麓の雑木林・竹林の林床や林縁などに自生します。
草丈は、15~30cm。
根茎は太く横に這い、紫色を帯び、ひげ根を出します。
根生葉は、長い柄を持ち、3小葉で、
小葉は三角状卵形あるいは菱形で、
不揃いの鋸歯があり、基部は全縁です。
表面は濃緑色に白斑が入り、
裏面は紫色を帯びます。
花期は、3月。
一本の茎を出し、茎頂に葉状苞を3個輪生し、
苞の中心から花柄を立て、
径3~3.5㎝の白~淡紅紫色の花を1個上向きに付けます。
萼片は、花弁状の線状長楕円形で10~20個ほどあり、
花弁はありません。
日が当たると平開します。
雄しべ・雌しべとも多数で、葯は黄色です。
中心部の緑色をした部分は雌しべです。
果実は痩果、卵球形で細毛があり、多数集まって形成されます。
秋に新葉を出し、冬を越します。 
名は、雪の中ですでに芽が出ていることから付いたそうです。
別名 : ルリイチゲ(瑠璃一華)

秋に展開した目立たない色の葉に、
今年は薄紫色の可憐な花を付け、
春の訪れを告げています。

 

2019/11/04 撮影

 

2019/12/01 撮影

 

 

<  2019 年  >
 2019/02/16 撮影

 2019/02/17 撮影

2019/02/18 撮影

 〃

 

 2019/02/20 撮影

 〃

 

 2019/02/22 撮影

 〃 

 

 2019/03/02 撮影

 〃

 

2019/03/05 撮影 

 

 2019/03/09 撮影

 

 2019/03/13 撮影

 

 2019/03/15 撮影

 

 2019/03/18 撮影


2019/03/20 撮影…開きませんでした。

2019/03/25 撮影

 

2019/03/28 撮影…実

 

 2019/03/29 撮影

 

 <  2018~2019 年  >
 2018/10/26 撮影

 2018/11/10 撮影

 2018/12/10 撮影 

  

<  2017~2018 年  > 

 2017/03/16 撮影

 2017/03/17 撮影

 

 2017/12/16 撮影

 〃

 〃

 2018/01/10 撮影

 


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ヒメイチゲ ( 姫一華 )

2018-06-04 |  3月 の花たち

                      ↑ 2018/04/09 撮影

〃…一重咲き

2018/04/18 撮影…八重咲き                    

[ キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草 ]

日本では、
北海道~本州近畿地方以北にかけて、
亜高山から高山帯中部の低木林内や草地に自生します。
草丈は、5~15cm。
根茎は短く、地下を横に這います。
細い茎は直立し、枝分かれはしません。
根生葉は、細い柄を持ち、広卵形で3出複葉、不揃いの鋸歯があります。
葉状の総苞は、3個で茎の上部に輪生し、
小葉は披針形で、粗い鋸歯があります。
花期は、5~7月。
総苞の中心から直立した長さ約2㎝の花柄を1本出し、
その先に径8~10㎜の白い花を1個上向きに付けます。
花弁状の萼片は5個、長楕円形で長さ5~7㎜、
円頭で平開します。
雄しべは多数で黄色、葯は白色、雌しべは雄しべより短くて多数です。
果実は、痩果で狭卵形、毛があります。
名は、一輪草に似ていて、全体が小形なので付いたそうです。

大切に育てられて
花を付けた鉢を戴きました。
一鉢は一重で、もう一鉢は八重の花です。
初めて手掛ける花なので、
上手に育てられればと思っています。

 

2018/04/02 撮影

 

2018/04/09 撮影…一重咲き

 

2018/04/18 撮影…八重咲き

 

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スズメノヤリ ( 雀の槍 )

2018-04-07 |  3月 の花たち

                       ↑ 2018/03/18 撮影

2018/03/18 撮影

[ イグサ科スズメノヤリ属の多年草 ]

日本では、
北海道〜九州にかけて、
平地や山麓の日当たりの良い草地にごく普通に自生します。
草丈は、10~30cm。
太い根茎から多数の葉を叢生します。
根生葉は、先が尖った線形〜広線形で長さ5〜15㎝、幅2〜6㎜、
縁に長い白毛が並びます。
花期は、4~5月。
多数の花茎を出し、
茎頂に赤褐色の花が多数集まった球形または卵形の頭状花序を付けますが、
まれに2〜4個の小頭状花序になることもあります。
花序下に花序より長い苞葉を出します。
花被片6個は赤褐色または黒褐色で小さく、広披針形です。
雄しべは6本、花糸はごく短く、黄色の葯は長楕円形です。
果実は蒴果で卵形体、種子は球形または広卵形体です。
よく似た種に、 
ヤマスズメノヒエ(山雀の稗)・オカスズメノヒエ(丘雀の稗)・ヌカボシソウ(糠星草)などがあります。
名は、頭花(穂)の様子を毛槍に見立てて、付いたそうです。
別名 : スズメノヒエ(雀の稗)

武蔵野の面影が残っている草地に、
お花見のころ目にすることがあります。
よく殖えるので小さ目の鉢で育てています。

 2018/03/18 撮影

 〃

 

2018/04/03 撮影

 〃

 


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ウグイスカグラ ( 鶯神楽 )

2018-02-25 |  3月 の花たち

                      ↑ 2018/02/17 撮影 

  2019/03/18 撮影

2019/04/24 撮影…青い実
 〃…実

[ スイカズラ科スイカズラ属の 落葉低木] 

北海道南部〜四国にかけて、
山地や丘陵、原野に自生します。
樹高は、1~3m。
樹皮は淡褐色、うすくはがれます。
幹に細い枝が多く、通常は無毛です。
葉は、短い柄を持ち、長さ3〜6㎝の広楕円形、
無毛で全縁、対生します。
若葉のときは、縁が暗紅紫色を帯びます。
花期は、4〜5月。
葉が出ると同時に、葉腋から下垂する細い花柄を出し、
淡紅色で長さ約2㎝、漏斗形の花を1~2個付けます。
細長い花の筒部は長さ約2㎝、先端は5裂します。
雄しべは5個、雌しべは1個です。
果実は、液果で長さ1〜1.5㎝の楕円形、
6月頃には鮮紅色に熟し、食べられます。
変種に、葉の両面に粗い毛がまばらに生えたヤマウグイスカグラや、
枝や葉に褐色の毛が密集し、花に腺毛が多く生えているミヤマウグイスカグラ
などが知られています。
庭木や盆栽などに用いられ、
園芸品種に白い花を咲かせて黄色い実を付けるものもあります。
似ているヒョウタンボクは熟すと赤い実を付けますが
有毒なので注意が必要です。
名は、ウグイスの鳴くころに花が咲くことや、
ウグイスが隠れられるような藪になること、
また古名のウグイスカグレが転じたとも言われ、
色々な説があります。
別名:ウグイスノキ(鶯の木)・ウグイスカグレ(古名) 

可愛い花で、
透き通るような赤い実は、
食べると甘いそうです。
どんなお味か楽しみです。
オナガ・カケス・キジバト・ヒヨドリ・ムクドリ・メジロなどが
食すそうです。


2021/03/11 撮影

<  2018 年  >
2018/01/10 撮影

2018/01/18 撮影

 

2018/02/10 撮影



2018/02/11 撮影

 

2018/02/17 撮影

 

2018/02/18 撮影

 

2018/02/20 撮影

 

 2018/02/21 撮影

 〃

 

2018/02/24 撮影

 

2018/03/07 撮影

 

2018/03/10 撮影

 

2018/03/19 撮影

 

<  2017 年  >
 2017/10/26 撮影

 

 〃

 

 

コメント (2)
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コチャルメルソウ (小哨吶草 )

2017-03-21 |  3月 の花たち

                              ↑ 2017/03/12 撮影…斑入りチャルメルソウ 

 2017/03/10 撮影

 2017/04/02 撮影

[ ユキノシタ科チャルメルソウ属の半常緑多年草 ]

ポット苗の名札には「斑入り哨吶草」と記してありましたが、
図鑑で調べますと、
花の姿から
「小哨吶草(こちゃるめるそう)」のように思われますので、
小哨吶草で記しました。
 
日本固有種。
本州~九州にかけて、
山地の渓流沿いや落葉広葉樹の林床など、湿地に自生します。
草丈は、20~30cm。
根茎が横に這うように伸び、地中に匍匐枝を出して繁殖します。
根生葉は長い柄を持ち、長さ2~5cmの広卵形で浅く5裂、基部が心形、
縁は浅く5裂し、不規則な鋸歯があり、互生します。
葉の両面に長毛と腺毛があります。
夏は少数の葉を残して休眠し、秋から再び葉を出します。
花期は、4~6月。
花茎には茎葉が無く、花柄とともに短腺毛が密生し、
上部に2~10個の花をまばらに付けます。
花弁は5枚、紅紫色~淡黄緑色で羽状に細く7~9裂し、
裂片が線形で3~4対あります。
雄しべは5本、花弁と対生してごく短く、花糸は花盤上につきます。
子房はがくに付着し、短い花柱は2個です。
果実は蒴果で、熟すとほぼ鐘状に裂開し、
細かい種子を出します。
名は、熟して裂開した果実の形を楽器のチャルメラに見立て、付いたそうです。

山野草展で初めてチャルメルソウに出会った時、
ユニークな花の姿が印象的でした。
個性的な花の拡大写真を、
つくづく眺めてしまいした。

 

 2017/03/06 撮影

 〃

 

 2017/03/10 撮影…昼

 〃…夕

 〃…夕・花

 

 2017/03/11 撮影

 

 2017/03/12 撮影

 〃

 〃

 

 2017/03/13撮影

 〃

 

 2017/03/14  撮影

 〃

 

 2017/03/17 撮影

 〃

  〃

 〃

 〃

 

 2017/03/18 撮影

 〃

 〃

 

 2017/04/02 撮影

 

<  2016 年  > 
 2016/04/08 撮影  2016/04/10 撮影

 

日本産のチャルメルソウ属…13種  
・マルバチャルメルソウ(丸葉哨吶草)。
・エゾノチャルメルソウ(蝦夷の哨吶草)。
・ヒメチャルメルソウ(姫哨吶草)。
・コチャルメル(小哨吶草)。
・モミジチャルメルソウ(紅葉哨吶草)。
・タキミチャルメルソウ(滝見哨吶草)。
・シコクチャルメルソウ(四国哨吶草)。
・ミカワチャルメルソウ(三河哨吶草)。
・チャルメルウ(哨吶草)。
・コシノチャルメルソウ(越の哨吶草)。
・オオチャルメルソウ(大哨吶草)。
・トサノチャルメルソウ(土佐の哨吶草)。
・ツクシチャルメルソウ(筑紫哨吶草)。
 *日本産の内、
   マルバチャルメルソウ(北アメリカにまで分布する)以外は日本固有種です。


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バイカオウレン ( 梅花黄蓮 )

2017-02-26 |  3月 の花たち

                                                                                                                      ↑ 2017/02/23 撮影  

  〃  

2022/03/10 撮影

2015/04/24 撮影…袋果

[ キンポウゲ科オウレン属の常緑多年草 ]

日本固有種です。
本州福島県以南~四国にかけて、
山地の針葉樹林内や林縁に自生します。
草丈は、4~15cm。
根茎は少し肥厚してやや長く、多数のひげ根を出します。
葉は、根生し、長い柄を持ち、掌状複葉です。
小葉は5枚、長さ1~2.5㎝の倒卵形で2~3浅裂し、基部はくさび形、
質はやや厚く光沢があり、縁に鋭い鋸歯を持ちます。
花期は3~4月。
根生葉の中心から花茎を直立に出し、
頂に径1.2~1.8㎝、白色の両性花を1個付けます。
花弁状の萼片は5枚、倒卵状長楕円形で先端は鈍形、長さ5~9㎜です。
黄色の花弁は退化し、蜜腺となっています。
雄しべは多数、心皮数個があります。
果実は、袋果で輪生します。 
根茎がつる状にのび、節より左右に枝を出して広がるものもあります。
名は、花が梅の花に似ていることから梅花黄蓮(バイカオウレン)と付いたそうです。
別名 : ゴカヨウオウレン(五加葉黄連葉)……葉の姿がウコギ(五加木)に似ている事から。

小さな白い花が咲いているポットが届きました。
黄色の花弁がアクセントになっていてとても可愛いらしい。
元気に育って、増えてくれればと思っています。


2023/01/20 撮影


2023/02/14 撮影


2023/03/01 撮影

2023/03/05 撮影


<  2022 年  >
 2022/01/05 撮影
 〃

 2022/02/01 撮影

 2022/02/04 撮影

2022/02/19 撮影

 
<  2018 年  >
 2018/01/10 撮影…A株 

  2018/01/17 撮影…A株

2018/02/10 撮影…A株

2018/02/11 撮影…A株

〃…B株

 

<  2017 年  >
 2017/02/23 撮影

 〃

 〃…A株

 

 2017/02/26 撮影

 〃

 〃…小苞

〃…B株


<  2015 年  >

2015/04/23 撮影

2015/04/24 撮影
 〃

2015/04/25 撮影

2015/04/27 撮影


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セツブンソウ ( 節分草 )

2015-03-30 |  3月 の花たち

                           ↑ 2015/02/23 撮影 

 2019/02/20 撮影 

[ キンポウゲ科セツブンソウ属の多年草 ]

日本の特産種。
本州の関東地方以西~中国・四国地方の
山すその石灰岩地の草地や落葉広葉樹林の臨床などに自生します。
草丈は、5~15cm。
地下に球形の塊茎があり、その頂から茎葉が伸び、下からひげ根が出ます。
根出葉は長い柄を持ち、掌状で幅3~5㎝、3深裂し、さらに細裂します。
総苞葉は茎の先につき、無柄で不揃いの線状に切れ込み、輪生状に並んでいます。
花期は、2~3月。
総苞葉の中心から約1㎝の花柄を出し、径約2㎝の白色の花を1個つけます。
萼片は5~7個で花弁状、卵形で縦脈があります。
花弁は退化し、2裂してY状になり、先端は黄色の蜜腺に変化しています。
雄しべは多数で葯は紫色、雌しべは1~5個です。
果実は、袋果で長さ約1㎝の半月形、種子は球状で褐色です。
名は、節分の頃から3月に花をつけることから付いたそうです。
・ 準絶滅危惧種 ・

節分には間に合いませんが、
いち早く咲き出す、
白い可憐な花の 姿に、
春の到来を感じます。

2019/02/16 撮影

 2019/02/20 撮影

2019/02/21 撮影


<  2018 年  >

2018/03/03 撮影


<  2015 年  >
2015/02/23 撮影

2015/03/04 撮影
2015/03/09 撮影
2015/03/12 撮影
2015/03/13 撮影
2015/03/15 撮影
2015/03/20 撮影
2015/03/29 撮影
2015/04/03 撮影
2015/04/09 撮影
2015/04/12 撮影


<  2012 年  >
今日、気付きました。
2012/02/22 撮影…つぼみ
2012/02/24 撮影
2012/02/26 撮影
2012/02/26 撮影
2012/02/27 撮影…晴れの日の
2012/02/28 撮影
2012/03/01 撮影…昨日は雪
2012/03/03 撮影

2012/03/05 撮影
2012/03/06 撮影

2012/03/07 撮影
2012/03/08 撮影
2012/03/10 撮影
2012/03/11 撮影
2012/03/12 撮影
2012/03/13 撮影
2012/03/15 撮影
2012/03/16 撮影
2012/03/18 撮影

 
<  2011 年  >
今年は花を付けませんでした。
来年に期待して‥
2011/02/26 撮影…芽生え
2011/02/27 撮影
2011/03/02 撮影
2011/03/14 撮影
2011/03/31 撮影
2011/04/06 撮影


<  2010 年  >
ユニークな形をした
節分草の袋果(たいか)が膨らみ、
先のほうが色付き始めました。 
2010/03/11 撮影…袋果(タイカ)




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ヒサカキ ( 柃 )

2015-03-26 |  3月 の花たち

                           ↑ 2015/03/22 撮影

〃…白花


2015/03/23 撮影

[ サカキ科ヒサカキ属の常緑小高木 ]
 旧分類ではツバキ科でしたが、新分類によればサカキ科へと変更されています。

日本では、
本州の東北以南~沖縄にかけて、
平地から山地にわたり照葉樹林中に多く自生します。
樹高は、4~7m。
葉は、短い柄を持ち、長さ約5㎝の楕円形~倒披針形で革質、
縁に浅い鋸歯があります。
表面はやや光沢があり濃緑色、裏面は薄い緑色です。
互生し、側枝では2列に並びます。
花期は、3~4月。
葉腋に、柄のある径約5㎜の鐘形~壺形、帯黄白色の5弁花を下向きに1~3個束生し、
枝には花がぶら下がるように密に付きます。
紫色を帯びた花も見られ、独特のにおいがあります。
雄花と雌花、両性花の3種類があります。
雄花は雌花より大きく、雄しべは12~15個、
雌しべには1個の子房と3つに分かれた1本の花柱とがあります。
萼片は5個で暗紫色です。
雌雄異株とも言われますが、
時には雄花・雌花・両性花を一緒につける株もあります。
果実は液果で球形、10~11月に紫黒色に熟します。
葉に黄色や白の斑の入る斑入りのものも栽培されています。
適応能力が高く場所を選ばずよく育ち、
常に葉が緑色なのでサカキの代用として神棚に供えられ、
また刈り込みにも強く、枝葉を密生するので、
庭木や生垣としても使われています。
名は、榊より小さいことから「姫榊」、
また榊ではないことから「非榊」という説もあります。

柃(ひさかき)や千両・万両・山椒・などは
自然に生えて育ちます。
柃に目白・四十雀・山鳩などの来ている姿を目にします。


2015/03/21 撮影


2015/03/22 撮影

2015/03/26 撮影


2015/03/27 撮影


2015/03/29 撮影


2015/03/30 撮影

2015/03/31 撮影

2015/04/02 撮影

2015/04/04 撮影

2015/04/09 撮影


ハマヒサカキ (浜姫榊)
関東南部~沖縄にかけて、
温暖な海岸などに自生する常緑低木です。
樹高は、約1.5m
葉は長さ2~4㎝の倒卵形で質が厚く、光沢があり濃緑色で、
鈍い鋸歯があり、枝に密生して付き、互生します。
葉腋に短い柄の小さな緑白色5弁花を下向きに付けます。
雌雄異株で雄しべは多数、雌しべは1個です。
果実は液果で径5㎜の球形、紫黒色に熟します。 

ヒメヒサカキ 
屋久島の固有種で常緑小高木です。
樹高は、約4m。
葉は短い柄を持ち、1~3㎝の長楕円形で濃緑色、
縁に鋸歯があり、互生します。
葉腋に短い柄の小さな紅紫色5弁花を下向きに付けます。
盛りの時には平開します。
雄しべは5個、雌しべは1個です。
果実は液果で径5㎜の球形、紫黒色に熟します。


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イワウチワ ( 岩団扇 )

2014-03-31 |  3月 の花たち

                                ↑ 2014/03/19 撮影

2014/03/19 撮影

* 姫岩団扇と名札が付いていましたが、
「岩団扇」ではないかと思います。

[ イワウメ科イワウチワ属 の常緑多年草]

本州の東北~中国地方にかけて、
山地のやや暗い林下や湿り気の多い岩場などに自生します。
草丈は、3~10cm。
細い根茎が長く横に走り,群生します。
根生葉は、長い柄を持ち、質は厚く、少し光沢があります。
葉は、扁円形で長さ1.8~3.5cm、幅2~4cm、
先がややへこみ、基部は心形またはくさび形で、
質が厚く、光沢があり、
縁には波状の鋸歯があります。
花期は、4~5月。
直立する花茎の頂に、
漏斗状鐘形で径2.5~3cm、薄紅色の花を1個、横向きに付けます。
花弁の先端は、細かく裂け、
雄しべ5本、雌しべ1本です。
ガク片は5個で無毛、苞は3個です。
果実は、卵球形で先の尖った果(さくか)となります。
白色の花のものをシロバナイワウチワ(白花岩団扇)と呼びます。
変種のオオイワウチワ(大岩団扇)は、
東北地方に分布し、葉は大きく円形で基部が心臓形、
長さ幅とも4~8cmになります。
変種のトクワカソウ(徳若草)は、
本州の北陸~近畿地方にかけて分布し、
葉は広楕円形で、基部が円形またはくさび形です。
名は、岩地に生え、葉の形がうちわに似ているので付いたそうです。


2014/03/15 撮影


2014/03/16 撮影

〃…葉

2014/03/17 撮影


2014/03/18 撮影



2014/03/19 撮影

〃…離生する5個のガク片

2014/03/21 撮影

〃…花芽

2014/03/22 撮影


2014/03/23 撮影


2014/03/24 撮影


2014/03/25 撮影…午前
〃…午前
〃…午後
〃…午後

2014/03/26 撮影…午前



〃…午後

2014/03/26 撮影


2014/03/28 撮影




2014/03/29 撮影


2014/03/31 撮影


2014/04/01 撮影

2014/04/02 撮影

2014/04/04 撮影

2014/04/05 撮影

2014/04/07 撮影

2014/04/08 撮影

2014/04/09 撮影

2014/04/10 撮影

2014/04/12 撮影

2014/04/14 撮影

2014/04/15 撮影

2014/04/17 撮影

2014/04/22 撮影

2014/04/25 撮影

2014/04/27 撮影

2014/05/24 撮影
































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ミスミソウ ( 三角草 )

2014-03-30 |  3月 の花たち

                               ↑ 2014/03/22 撮影

2014/03/24 撮影

[ キンポウゲ科ミスミソウ属の常緑多年草 ]

本州中部地方以西~九州にかけて、
山地のやや湿った落葉樹林内や傾斜地に自生します。
草丈は、5~10cm。
節のある地下茎から春に花茎を伸ばします。
葉は、根生して毛のある長い葉柄を持ち、
緑色で艶があり、3裂して裂片が三角状になり、基部は心形です。
冬も枯れずに残り、
花が終わると新しい葉が出て、
越冬した古い葉は枯れます。
花期は、2~5月。
花茎を伸ばし、
径1~1.5cm位の白~淡紅色や紫色・青色などの花を咲かせます。
ガク片に見えるのは茎葉であり、
花弁に見えるガク片が6~9個あります。
果実は、痩果(そうか)です。
葉の裂片の先が尖らないものを
スハマソウと言います。
名は、葉の形が三角形をしているので付いたそうです。
別名;ユキワリソウ(雪割草…早春に雪を割って花を咲かせるため)

ホームセンターで、
色とりどりの三角草を見かけました。
思わず買ってしまいました。


< 赤花 >
2014/03/15 撮影

2014/03/16 撮影

2014/03/18 撮影

2014/03/19 撮影

2014/03/21 撮影


2014/03/22 撮影


2014/03/23 撮影


2014/03/24 撮影

2014/03/25 撮影


2014/03/26 撮影


2014/03/28 撮影


2014/03/29 撮影


2014/03/31 撮影


2014/04/01 撮影
2014/04/01 撮影

2014/04/02 撮影

2014/04/04 撮影

2014/04/05 撮影
 
2014/04/06 撮影

2014/04/07 撮影

2014/04/08 撮影

2014/04/09 撮影

2014/04/10 撮影

2014/04/12 撮影

2014/04/15 撮影

2014/04/17 撮影

2014/04/27 撮影






< 彩いろいろ >
2014/03/15 撮影…赤花


 2014/03/15 撮影…桃色
 〃

2014/03/15 撮影…白花


2014/03/15 撮影…濃い紫花


2014/03/15 撮影…淡紫花
 〃

2014/03/15 撮影…淡紫花 



< 2012 年 >
 2012/04/01 撮影

< 2011 年 >
2011/03/25 撮影
2011/03/25 撮影






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ミョウジンスミレ ( 明神菫 )

2014-03-23 |  3月 の花たち

                            ↑ 2014/03/16 撮影

2014/03/16 撮影

[ スミレ科スミレ属の多年草 ]

スミレのなかに含まれる通称「ミョウジンスミレ」は、
スミレの唇弁の芯の部分に白いところがなく
濃紫色のものを言います。
箱根の明神ヶ岳で見つかったので
明神菫(みょうじんすみれ)と呼ばれますが、
ところによっては、普通にみられます。
草丈は、5~15cm。
花期は、3月下旬~6月。

お花やの店先に並んでいた菫の中で、
濃い紫色の菫が目に留まり求めました。

  「 4月の草庭・菫 」参照


2014/03/15 撮影



2014/03/16 撮影
〃…午前ほころんでいる蕾
〃…午後開花


2014/03/17 撮影


2014/03/18 撮影



2014/03/19 撮影

〃…葉

2014/03/21 撮影

〃…閉鎖花

2014/03/22 撮影

〃…閉鎖花

2014/03/23 撮影


2014/03/24 撮影


2014/03/25 撮影
〃…午前
〃…午後

2014/03/26 撮影
2014/03/26 撮影

0214/03/28 撮影
〃…閉鎖花


2014/02/29  

2014/03/31 撮影


2014/04/01 撮影

2014/04/02 撮影

2014/04/04 撮影


2014/04/05 撮影

2014/04/06 撮影

2014/04/07 撮影

2014/04/08 撮影

  2014/04/09 撮影

2014/04/10 撮影

2014/04/12 撮影

2014/04/15 撮影

2014/04/17 撮影
〃…さく果

2014/04/18 撮影


2014/04/20 撮影

2014/04/21 撮影

2014/04/23 撮影

2014/04/25 撮影

2014/04/26 撮影

2014/04/27 撮影

2014/04/29 撮影









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