しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

ツメレンゲ ( 爪蓮華 )   

2020-11-23 |  11月 の花たち

                                                                                    ↑ 2020/11/11 撮影

2020/11/18 撮影

 2019/03/09 撮影

[ ベンケイソウ科イワレンゲ属の多年草 ]

日本では、
本州関東地方以西~九州にかけて、
暖地の岩上や屋根の上などに自生します。
草丈は、6~20cm。
葉は多肉質でロゼット状に付きます。
下部の葉は狭いへら形で、先は針状に尖ります。
茎葉は細長い披針形、先端は鋭く尖り、
緑色でしばしば赤みを帯びたり、粉白色を帯びるものもあります。
花期は、9~11月。
ロゼット状の葉の中心から花茎を伸ばし、
茎頂に太くて直立する穂状花序を付け、白い小花を密に付けます。
花弁は5個、長さ約6㎜の披針形で鋭頭、
雄しべは10個で花弁よりやや長く、葯は暗紅色で目立ちます。
雌しべは5個で先端が細い花柱となります。
苞葉は披針形で先端が尖り、各小花は短い柄を持ち、
萼片は5個で披針形、薄緑色です。
果実は袋果です。
花を咲かせると枯れる一稔草*の多肉植物ですので、
開花した株は枯れ、葉腋から腋芽や匍匐枝を出して新しい株を作り、増えます。
名は、尖った葉を動物の爪に、葉が重なった様子を仏の蓮華座の蓮華に似ることから
付いたそうです。
  * 一稔草とは、年数にかかわらずタネができたら全草枯れる植物です。

昨年は期待はずれで花を見ることが出来ませんでした。
発芽から開花まで3年ほどかかるそうですね。
今年は葉に似合わず美しく優しい花を見る事ができました。
日当たりのいい場所に置いていたからでしょうか、
葉が 緑色から紅を帯びるようになりました。
ネットで調べてみましたら、
園芸品種の白肌爪蓮華(しろはだつめれんげ) ? のようにも思いました。

2020/07/26 撮影

 〃

2020/07/29 撮影


2020/08/19 撮影



2020/08/27 撮影

 〃

 〃

2020/09/22 撮影


2020/10/12 撮影


2020/10/25 撮影
  
 〃

 〃


2020/11/02 撮影

 〃


 2020/11/06 撮影

 〃


2020/11/10 撮影

 〃

 〃

 〃

 〃


2020/11/11 撮影


2020/11/12 撮影

 〃

2020/11/18 撮影

 〃

 〃

 〃

 〃


2020/11/20 撮影

 〃

 〃


2020/11/23 撮影

 〃

 〃


2020/12/4 撮影

 

<  2019年  >

 2019/03/09 撮影

 

2019/08/15 撮影

 

  2019/11/16 撮影

 〃

 

2019/11/18 撮影

 

2019/12/01 撮影

コメント (4)
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ミカエリソウ ( 見返り草 )

2020-11-08 |  11月 の花たち

                             ↑ 2020/11/00 撮影…ミカエリソウシロバナ

2020/11/04 撮影…白花

[ シソ科テンニンソウ属の落葉低木 ]

ミカエリソウ白花の園芸品種のように思われます。
葉はほんとんど無毛、葉裏に星状毛がありません。
花冠は淡黄色を帯びた白色です。
  (ネットからの抜き書きと見た目からの雑感です。)

ミカエリソウ ( 見返り草 )
本州福井県以西の、
山地の林床や林縁に自生し,しばしば群生します。
草丈は、50~100cm。
地下の根茎は太く、基部が木質化し、
茎は基部から多数分枝し、下部は木質で淡褐色、
上部はやや四角形で星状毛を密生して白色を帯びます。
葉は、柄を持ち、長さ10~20cmでの丸みを帯びた楕円形または広楕円形で、
先が尖り、縁に鋸歯があり、対生します。
裏面は柄と共に星状毛があり、網状の葉脈が隆起しています。
花期は、9~10月。
茎頂に細長い花穂を出し、3個ずつ対生した淡紅色の唇形花を多数密に付けます。
花冠は筒状で長さ約1cm、先が二唇形となり、上唇は浅く2裂、下唇はやや長く3裂します。
雄しべ4本のうち2本はやや長く飛び出し濃紅紫色で密集して咲きます。
扁円形の苞葉ははじめ瓦を重ねたように花序をおおっていますが、開花につれて苞葉は落ちます。
萼は筒部短く先は浅く5裂します。
名は、花が美しく思わず振り返って見ることから付いたそうです。
別名 : イトカケソウ(糸掛草)

薄紅色の美しい花をたのしみに
見返り草の種蒔いて、
咲いた花は淡黄色の白い花
天人草によく似てる、
見返り草の白い花。

2020/04/21 撮影

2020/11/02 撮影

 〃

 

2020/11/04 撮影

 〃

 〃

 

2020/11/06 撮影

 〃


 2020/11/07 撮影

 〃

 

2020/11/08 撮影


2020/11/11 撮影


2020/11/12 撮影

 

<  2019 年  >  種を蒔いた日…2019/05/05

2019/07/15 撮影

2019/08/15 撮影

 

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イトラッキョウ ( 糸辣韭 )

2019-11-23 |  11月 の花たち

                               ↑ 2019/11/11 撮影 

2019/11/11 撮影




2020/11/02 撮影…シロバナ / オトメラッキョウ

 〃

[ ネギ科ネギ属の常緑性多年草 ]

九州長崎県平戸島南部の、
岩場や岩棚に群生して自生します。
草丈は、8~20cm。
鱗茎(球根)は狭長楕円形です。
根生葉は長さ10~20㎝、径約1㎜の細い円柱形です。
花期は、10~11月。
花茎を伸ばし、頂に紅紫色の花を2~12個散形花序に付けます。
花被片は長さ5.5㎜の広卵形です。
雄しべは花被片より長く、花糸の間に小さな突起があります。
白花や濃紫色花種もあり、小型でよく殖えます。 

日当たりと風通しを考慮して育てました。
花の少なくなったこの頃に
彩を添えてくれています。

 

2019/08/15 撮影

 

2019/10/20 撮影…右

〃…左

 

2019/10/26 撮影

2019/11/01 撮影

 

2019/11/03 撮影

 

2019/11/04 撮影

 

2019/11/05 撮影

 

2019/11/07 撮影

 

2019/11/10 撮影

 

2019/11/11 撮影

 

2019/11/16 撮影

 

2019/11/18 撮影

 

2019/11/19 撮影

 

2019/11/20 撮影

 

2019/11/24 撮影

 

2019/11/29 撮影

 

2019/12/01 撮影

 

シロバナ ( 白花 )…和名オトメラッキョウ ( 乙女辣韭 )

2020/11/02 撮影

 〃


2020/11/04 撮影


2020/11/07 撮影


2020/11/10 撮影





2020/11/13 撮影

2020/11/18 撮影

2020/11/20 撮影


2020/11/23 撮影

 

<  2018 年  >
 2018/12/10 撮影
  〃…白花
 
 
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アシズリノジギク ( 足摺野路菊 )

2019-11-10 |  11月 の花たち

                                      ↑ 2019/11/03 撮影

  2019/11/03 撮影

2018/10/28 撮影 

[ キク科キク属の多年草 ]

ノジギクの変種です。
四国の高知県足摺岬~沖ノ島~愛媛県佐多岬の
海岸に自生します。 
草丈は、60~90cm。
葉は、柄を持ち、卵円形で3中裂し、互生します。
ノジギクよりやや小さく厚く、
表面の縁に短毛が密生し、白く縁どられています。
花期は、10~12月。
散房状に径3~4.5㎝の頭花を付けます。
中心の部分に黄色の筒状花が多数集まり、
まわりを白い舌状花が囲みます。
がくのように見える総苞は半球形で、
総苞片は3列に並びます。
名は、産地の足摺岬にちなんで付いたそうです。

緑色に白い縁取りの映える葉が涼しげでした。
暑い夏を上手に乗り越えて、
清楚な花が咲いてくれました。

 

2019/10/31 撮影

 

2019/11/01 撮影

 

2019/11/03 撮影

 

2019/11/04 撮影

 

2019/11/07 撮影

 

2019/11/10 撮影 

 

2019/11/11 撮影

 

2019/11/16 撮影

 

2019/11/20 撮影

 

2019/11/29 撮影

 

 

<  2018 年  >
 2018/07/19 撮影

 

2018/10/10 撮影

 

2018/10/26 撮影

 

  2018/10/28 撮影

 

2018/11/08 撮影

 

2018/11/10 撮影

 

2018/12/10 撮影

 

 

 

 

 

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テイショウソウ ( 禎祥草 )

2018-12-02 |  11月 の花たち

                                ↑ 2018/11/26 撮影

 〃

[ キク科モミジハグマ属の多年草 ] 

千葉県~近畿地方南部の太平洋側・四国徳島県の、
山地の林下に自生します。
草丈は、30~60cm。
根茎は直立または斜めになり、紐状の根が少数出ます。
茎は褐紫色で、茎の下部に4~7個の葉が集まって付きます。
葉は、長い柄を持ち、長さ5~12㎝の長楕円状披針形~卵形または卵状楕円形などの変化があり、
先は鋭く、基部は矢じり状の心形、縁にはやや波状の鋸歯があります。
葉面は暗紫色を帯び白い斑の入るものがしばしばあります。
花期は、9~11月。
葉の集まりの中心から花軸を伸ばし、
上部に3個の筒状小花からなる頭花を多数総状花序状に偏った方向に付けます。
花冠は白色で長さ1.5~1.9㎝、細長く5裂して線形になります。
花柄は長さ2~3㎜、総苞片は狭長楕円形で鱗状に重なり、紫色を帯びます。
果実は痩果で無毛、羽毛状の冠毛は茶褐色です。
名は、意味が分からないそうです。

野草の会の方から戴きました。
何年も咲かなかったものが、
初めて花を付けたそうです。
今までに見かけたこともなく、
初めて出会った花です。
元気に育ってくれればと思っています。

 

2018/11/26 撮影

 

 2018/11/30 撮影

 

 2018/12/01 撮影

 

2018/12/10 撮影

 

2018/12/26 撮影

 

<  2020 年  >
2020/11/02 撮影

 

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マルバノキ ( 丸葉の木) 

2017-12-12 |  11月 の花たち

                                                                    ↑ 2017/11/09 撮影 

 〃

 2017/11/07 撮影 

 2017/11/12 撮影 

 2017/11/14 撮影

 2017/11/18 撮影             

[ マンサク科マルバノキ属の落葉低木~小高木 ]

本州の中部地方~近畿地方と中国地方の岡山県・広島県、四国の高知県など、
山地の谷間や日当たりの良い岩場など限られた場所に自生します。
樹高は、2~4m。
多くは株立ちになります。  
葉は、長い柄を持ち、卵円形あるいは円形で長さ5~10㎝、
先は鋭形または鈍形で基部は心臓形、全縁で互生します。 
厚膜質で毛が無く、表面は緑色、裏面は帯白色です。
若葉は時に赤紫色を帯び、 秋には美しく紅葉します。 
花期は、11~12月。 
花は、葉腋に短い花柄を出し、径約1㎝の星形、
暗紅色の5弁花を背中合わせに2個付けます。
花弁は狭くて長く、上部は次第に細くなります。
花柄の基部は数個の鱗片で包まれています。
雄しべは5本で短く、花柱は2個です。
花には独特の臭気があります。
果実は、朔果で翌年の花の時期に暗褐色に熟します。
名は、葉が丸いことから付いたそうです。
別名 : ベニマンサク(紅満作)

春の若葉、秋の紅葉と
ハート形の葉を楽しめます。
紅葉している枝に
マンサクに似た紅色の花を同時に楽しめます。 
普通、落葉樹は、花芽で冬を過ごし、
春になると咲くと思っていましたが、
晩秋に花を咲かせる木があることを知りました。 

 

 2017/04/08 撮影…冬芽

 

 2017/04/15 撮影

 〃

 

2017/04/29 撮影

 

 2017/10/27 撮影

 

 2017/11/07 撮影

 

 2017/11/08 撮影

 

 2017/11/09 撮影

 〃

 〃

 〃

 

 2017/11/10 撮影

 〃

 

 2017/11/11 撮影

 〃

 

 2017/11/12 撮影

 〃

 

 2017/11/14 撮影

 〃

 〃

 

 2017/11/16 撮影

 〃

 

 2017/11/18 撮影

 〃

 

 20187/12/11 撮影

 〃

 〃

 

 

 


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イソギク ( 磯菊 )

2011-12-16 |  11月 の花たち

                              ↑ 2011/12/16 撮影

 2011/12/12 撮影

[ キク科キク属の多年草 ]

房総半島~伊豆半島・伊豆諸島の
日当たりのよい海岸の崖に自生します。
草丈は、20~40cm。
茎は曲がって斜上し、群生します。
葉は厚く、倒披針形(とうひしんけい)で上部がやや浅く裂け、
互生します。
葉の表面は濃緑色で周囲に腺点があるため
白い縁取りのように見えます。、
裏面は銀白色です。
花期は、10~12月。
普通、茎先に、管状花だけからなる
花径5~7㎜の黄色い頭花を
散房状に多数付けます。
名は、磯に咲く菊ということで付いたそうです。
別名;イワギク・アワギク


 2011/03/11 撮影…芽生え
2011/10/25 撮影
2011/10/26 撮影
2011/11/02 撮影
2011/11/05 撮影
2011/11/10 撮影
2011/11/10 撮影
2011/11/16 撮影
2011/11/20 撮影
2011/11/21 撮影
2011/11/23 撮影
2011/11/26 撮影
 2011/11/28 撮影
 2011/12/10 撮影
 2011/12/12 撮影
 2011/12/17 撮影


< 2010 年 >
園芸店で求めました。
成長が早く、
丈夫でよく増えます
 2010/10/27 撮影…つぼみ
2010/11/17 撮影…つぼみ
2010/11/18 撮影
2010/11/23 撮影
2010/11/24 撮影
2010/11/27 撮影
2010/12/06 撮影



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キミノセンリョウ ( 黄実の千両 )

2011-11-19 |  11月 の花たち

                                2013/07/04 撮影…花


2013/12/09 撮影



[ センリョウ科センリョウ属の常緑小低木 ]

千両の変種で果実が黄色に熟するものを
黄実の千両といい、栽培されています。
  
  「 10月の花たち・センリョウ 」参照  
 
2013/07/03 撮影…花
2013/07/07 撮影
2013/07/09 撮影
2013/07/10 撮影
2013/07/11 撮影
2013/07/14 撮影
2013/07/15 撮影
2013/07/16 撮影
2013/07/17 撮影
2013/07/18 撮影
2013/07/21 撮影
2013/07/22 撮影
2013/07/24 撮影
2013/07/26 撮影
2013/07/28 撮影
2013/07/29 撮影
2013/07/31 撮影
2013/08/31 撮影
2013/10/11 撮影
2013/10/19 撮影
2013/10/27 撮影
2013/11/10 撮影
2013/11/14 撮影
2013/11/20 撮影
2013/11/25 撮影
2013/11/29 撮影
2013/12/09 撮影



<  2011 年  >
2011/11/23 撮影…実 〃  〃  〃 

2011/11/24 撮影 

2011/11/26 撮影 

2011/11/27 撮影…実

2011/11/28 撮影

2011/12/10 撮影




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ツワブキ ( 石蕗 )

2011-11-18 |  11月 の花たち

                            ↑ 2010/11/13 撮影

2011/11/12 撮影

[ キク科ツワブキ属の常緑多年草 ]

日本では、
本州太平洋岸の福島県以南と日本海岸の石川県以南~沖縄の、
海岸や海辺の山に自生します。
草丈は、30~75cm。
葉は、腎心形で厚く光沢があり、
葉柄は長く根生します。
花期は、10~12月。
30~70cmの花茎を出し、
菊に似た黄色の頭花を付けます。
花径5cm、管状花と舌状花からなり、
散房状に付きます。
果実はそう果で密に毛があり、冠毛は長さ1㎝です。
日本では、17世紀後半ごろから
観賞用として栽培されるようになり、
多くの園芸品種があります。
美しい葉には斑入りなどもあり、
古くから寺院の庭園や茶庭の下草として重用されています。
若い葉柄は、食用にまた薬用にも用い、
特に魚毒を消すと言われています。
葉は、民間薬として腫物・湿疹などに利用されてきました。
名は、葉が蕗に似ていてつやがあることから
付いたそうです。

今年は、元気に立派な花を咲かせ、
菊に似た野趣のある香を漂わせています。


2011/10/25 撮影・・・つぼみ
2011/10/26 撮影
2011/10/27 撮影
2011/10/28 撮影
2011/10/31 撮影
2011/11/02 撮影
2011/11/03 撮影
2011/11/05 撮影
2011/11/05 撮影
2011/11/07 撮影
2011/11/08 撮影
2011/11/09 撮影
2011/11/10撮影
2011/11/10 撮影
2011/11/12 撮影
2011/11/13 撮影
2011/11/14 撮影
2011/11/14 撮影
2011/11/16 撮影
2011/11/16 撮影
2011/11/16 撮影
2011/11/17 撮影
2011/11/17 撮影
2011/11/18 撮影
2011/11/18 撮影
2011/11/18 撮影
2011/11/20 撮影
2011/11/21 撮影
2011/11/23 撮影
2011/11/24 撮影
2011/11/26 撮影
  2011/11/27  撮影
  2011/12/10  撮影
  2011/12/12  撮影



< 2010 年 >
極暑の影響なのでしょうか、
例年より花の形が悪く小さめですが、
それでも黄蝶が訪れています。
これから咲く花に期待して ...


2010/10/22 撮影・・・つぼみ

2010/11/07 撮影


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チャノキ ( 茶の木 )

2011-11-12 |  11月 の花たち

                           ↑ 2010/11/12 撮影…花

2010/11/12 撮影…花盛り

[ ツバキ科チャノキ属の常緑低木、中国南西部原産 ]

日本で栽培されている中国種は、
奈良時代に伝来し、
鎌倉時代以降、各地に広まりました。
樹高は、2~3m。
根は深根性で、主根は深く枝根は浅く広がります。
木質は堅く、樹皮は滑らかで、多数の枝を生じ、
若い枝は褐色、古くなると灰色になります。
春になって枝に芽ばえた新梢に多数の葉を付けます。
葉は、短い葉柄をもち長楕円形、
薄い革質の濃緑色で光沢があり、
縁には細鋸歯があって全体に波打ち、互生します。
花期は、10~12月。
花は、枝の先端および葉腋にそれぞれ2~3個付けます。
花径2~2.5cm、花弁は白色または淡紅色で5~8枚、
芳香のある花を下向きに付けます。
雄しべは多数で、基部が花冠と融合します。
果実は無毛の朔果で、翌年秋に成熟します
直径1.5~2cmの球形、熟すと3裂します。
葉を摘採して加工し、飲料として広く利用します。
製品は、製茶法によって、不醗酵茶(緑茶)・半醗酵茶(ウーロン茶・包種茶)・
醗酵茶(紅茶・紅だん茶)の3種に大別されます。
保健上有効な成分を含み、
古くから薬用として広く用いられてきました。
名は、漢名の茶の音によることから付いたそうです。

品種は、
中国や日本で栽培されている
葉の小さい低木(2~3m)の中国種(中国南西部原産)と、
インド・スリランカなどで栽培されている
葉の大きい高木(8~15m)のアッサム種(インド北東部・ビルマ・ベトナム・中国南部原産)
とに2大別され、
一般に温暖多雨の気候を好みます。


2014/10/18 撮影


< 2010 年 >

2010/10/27 撮影・・・つぼみ

2010/10/27 撮影・・・咲き始め


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ハマギク

2011-11-10 |  11月 の花たち

                          ↑ 2011/11/10 撮影

2011/11/10 撮影

[ キク科ハマギク属の多年草 ]

1属1種で日本特産。
青森県~茨城県那珂川の太平洋岸、
海岸の崖や砂丘に自生します。
草丈は、50~100cm。
茎の下部は、長く生き続けると木質化し、
木のように太ります。
葉は柄がなく、へら形で上部に鋸歯があり、
基部はくさび形です。
肉厚で表面に光沢があり、
茎の先に何枚も重なり合って付きます。
花期は、9~11月。
茎先に花径6cm位の頭花を1個付けます。
頭花は、花弁20数枚の白色の舌状花と、
黄色の管状花からなります。
江戸時代に、観賞用として
栽培されるようになったと言われています。
名は、浜辺に生えるので付いたそうです。

花の少ない時期に
大きな白い花は目立ち、
虫たちが次々と訪れます。


2011/10/24 撮影
2011/10/24 撮影
2011/10/30 撮影
2011/11/02 撮影
2011/11/03 撮影
2011/11/05 撮影
2011/11/07 撮影
2011/11/08 撮影
2011/11/08 撮影
2011/11/09 撮影
2011/11/13 撮影
2011/11/15 撮影
2011/11/16 撮影
2011/11/20 撮影
2011/11/23 撮影
2011/11/24 撮影
2011/11/26 撮影
  2011/11/27  撮影
  2011/11/28  撮影
  2011/12/12  撮影





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サザンカ ( 山茶花 )

2010-11-16 |  11月 の花たち

                    ↑ 2010/11/15 撮影

[ ツバキ科ツバキ属の常緑小高木 ]

日本原産の花木で、
山口県・四国西南部・九州・沖縄に及び、
低山から海岸近くにも自生します。
樹高は、2~6m。
枝はよく分枝し、多くの葉を付けます。
葉は柄を持ち、長さ3~6cmの倒披針形、幅に広狭があります。
先はわずかに凹み、尖りぎみでときにやや丸味を帯び、
質は厚く、縁には低鋸歯があり、互生します。
花期は、10~12月。
花は一重で、白色の花弁は5~7枚、薄く、波をうち、芳香があります。
平開し、ばらばらに散ります。
果実は、2cm弱の球形で、夏の終わりに熟します。
江戸初期にはすでに園芸化が始まっていて
さまざまな園芸品種が生まれ、
花色は、白のほか淡紅・濃紅・絞りなど、
一重・八重・千重咲きなどがあります。
寺院や庭園などには樹齢300~400年の古木もあります。
日陰や大気汚染・潮風にも耐える強健な木で、
庭木・生垣・切花・盆栽などに使われています。
材は細工物に、種子からは油を採ります。
漢名で椿を「山茶」その花を山茶花(サンサクヮ)、
椿と似ているので山茶花と呼ばれ、それが
が転訛してサザンカになったそうです。

以前から植わっていたものですが、
毛虫が付くので手入れしやすいように、
思い切り丈をつめ低くしました。
白地にほんのりうす紅のかかった花に
やさしい清楚な美しさを感じます。

2010/11/15 撮影
2010/11/15 撮影…つぼみ


2010/11/21 撮影…つぼみ

 

サザンカ類は生態によって大きく3つの群に分けられます。
 ①サザンカ群  ……サザンカの自生種の系統。
           10月~12月に開花。
           原種は白花で花弁が5~7枚。
           雄しべは放射状で、花は一枚ずつ散る。
 ②カンツバキ群 ……寒椿(獅子頭)の実生から発達した系統、サザンカの園芸種。
           11月~2月に開花。
           八重咲きや獅子咲きで華やか。
           雄しべは放射状で、花は一枚ずつ散る
 ③ハルサザンカ群……サザンカとヤブツバキとその園芸品種の雑種。
           2月~4月に開花。
           花色は紅や桃色、白色はまれ。
           雄しべは放射状で、花は一枚ずつ散る。


サザンカとツバキの見分け方 
・サザンカ
 花期は10月~2月。
 一般に葉が小さく、芳香があります。
 雄しべの花糸は基部のほかは、大部分が離れて、
 花びらがばらばらに散ります。
 子房、果実と新芽の葉と枝に微毛があります。
・ツバキ
 花期は12月~4月。
 花弁の基部には、多数の雄しべの花糸が筒状に合着していて、
 花ごと落ちます。
 微毛がありません。
 
 


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キチジョウソウ ( 吉祥草 )

2010-11-01 |  11月 の花たち

                           ↑ 2010/11/01 撮影

2010/11/01 撮影

[ ユリ科キチジョウソウ属の常緑多年草 ]

1属1種で東アジアに分布。
日本では、
本州の関東以西~九州の
山地のやや湿ったところに自生します。
草丈は、8~12cm。
茎は地表を這ってひげ根をおろし、
葉を叢生します。
葉は細長く約30cmになります。
花期は、8~10月。
10cm位の花茎を出して
淡紫色の小さな6片花を穂状に多数付けます。
花後、紅紫色の球形の液果を結びます。
あまり目立ちませんが、
庭などに植えられているのを見かけます。
名は、中国で吉事の前ぶれに咲くという言い伝えがあり
付いたそうです。
別名 : ゲゲソウ(解夏草)・カンノンソウ(観音草)・キチジョウラン(吉祥蘭)

以前からあり、時に整理をするほど
よく増えます。


2010/10/24 撮影…つぼみ
2010/10/31 撮影
2012/02/24 撮影…実
2012/02/24 撮影



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