しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

ヨウシュクモマグサ ( 洋種雲間草 )

2017-03-30 |  2月 の花たち

                                     ↑ 2017/02/20 撮影 

2017/02/15 撮影

 

 2017/02/13 撮影

 2017/02/13 撮影

                                              2017/02/26 撮影 

 2017/04/02 撮影

[ ユキノシタ科ユキノシタ属の常緑多年草、ヨーロッパ北部原産]

ヨーロッパ原産の高山植物(野生種)を改良した園芸品種で、
日本のクモマグサとは別種です。

高山の岩場かどに自生します。
草丈は、10~20cm。
根茎は細かく、茎は横に這ってよく分枝します。
葉は、柄がほとんどなく、長さ1~2㎝扇形で3~5深裂し、
さらに先が浅裂するものもあります。  
基部は長く、くさび状に細くなり、かたまって付きます。
肉質で表面と縁にまばらな毛が生え、全縁です。
花期は、3月~5月。 
花茎を伸ばし、梅花状で径約1.5cmの5弁花を上向きに付けます。
白・ピンク・赤など多くの花色があります。
雄しべ10本。
果実は、蒴果です。
鉢植えやロックガーデン・グラウンドカバーなどに利用されます。
促成栽培されて蕾の付いた株が1月頃から出回ります。
名は、雲が時々行き来する高山に生えるので、付いたそうです。
別名:クモマグサ・西洋クモマグサ

こんもりとした葉に
花茎を伸ばし、
可愛らしい花をつぎつぎと咲かせます 。
 

 赤い花
 2017/01/16 撮影

 〃

 

 2017/02/07 撮影

 

 2017/02/11 撮影

 〃

 

 2017/02/12 撮影

 

 2017/02/13 撮影 

 

 2017/02/15

 〃

 

 2017/02/20 撮影

 〃

 

 2017/02/25 撮影

 

 2017/02/26 撮影

 2017/03/05

 

白い花
 2017/01/16 撮影

 

 2017/02/07 撮影

 〃

 

201702/11 撮影 

 

2017/02/12 撮影

 

 2017/02/13 撮影

 

 2017/02/15 撮影

 

 2017/02/20 撮影

 〃

 

 2017/02/25 撮影 

 〃

 

 2017/02/26 撮影

 2017/03/05

 

 

 

 

 

 

 

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ヨウシュクモマグサ の 育て方

2017-03-30 | 栽培のポイント

                                                                                                        ↑  ヨウシュクモマグサ

[ ユキノシタ科ユキノシタ属の常緑多年草、ヨーロッパ北部原産]

育て方の一例
・耐寒性: 強。  
・耐暑性: やや弱。
・日照: 日向。夏は明るい日陰。
・植え付け適期: 10月頃、または花後。
・用土: 赤玉土(小粒)4・鹿沼土(小粒)3・軽石(小粒)2の混合土。市販の山野草培養土。
・肥料: 液肥は、液体肥料の2000倍希釈液((3~4月と9~11月、1週間に1回)。        
・鉢: 浅鉢。
・植え替え頻度: 毎年。
・増殖: 株分け(花後の5~6月)。挿し芽。実生(早春)。
・病害虫: 軟腐病。アブラムシやハダニ・カイガラムシなど。
・潅水: 表土が乾いたら水をたっぷり与える。
 
*
・花期は3~5月。
・水はけの良い土。
・風通しの良い場所。
・加湿に弱いので梅雨時など長雨に注意する。
・冬は乾かし気味に水やりをする。
・増し土をする。
・高山植物の園芸品種なので暑さ対策が必要。
・露地植えの場合は、株分けを3年に1回行う。
・咲き終わったら、花柄を順次切り取る。
 
 

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コチャルメルソウ (小哨吶草 )

2017-03-21 |  3月 の花たち

                              ↑ 2017/03/12 撮影…斑入りチャルメルソウ 

 2017/03/10 撮影

 2017/04/02 撮影

[ ユキノシタ科チャルメルソウ属の半常緑多年草 ]

ポット苗の名札には「斑入り哨吶草」と記してありましたが、
図鑑で調べますと、
花の姿から
「小哨吶草(こちゃるめるそう)」のように思われますので、
小哨吶草で記しました。
 
日本固有種。
本州~九州にかけて、
山地の渓流沿いや落葉広葉樹の林床など、湿地に自生します。
草丈は、20~30cm。
根茎が横に這うように伸び、地中に匍匐枝を出して繁殖します。
根生葉は長い柄を持ち、長さ2~5cmの広卵形で浅く5裂、基部が心形、
縁は浅く5裂し、不規則な鋸歯があり、互生します。
葉の両面に長毛と腺毛があります。
夏は少数の葉を残して休眠し、秋から再び葉を出します。
花期は、4~6月。
花茎には茎葉が無く、花柄とともに短腺毛が密生し、
上部に2~10個の花をまばらに付けます。
花弁は5枚、紅紫色~淡黄緑色で羽状に細く7~9裂し、
裂片が線形で3~4対あります。
雄しべは5本、花弁と対生してごく短く、花糸は花盤上につきます。
子房はがくに付着し、短い花柱は2個です。
果実は蒴果で、熟すとほぼ鐘状に裂開し、
細かい種子を出します。
名は、熟して裂開した果実の形を楽器のチャルメラに見立て、付いたそうです。

山野草展で初めてチャルメルソウに出会った時、
ユニークな花の姿が印象的でした。
個性的な花の拡大写真を、
つくづく眺めてしまいした。

 

 2017/03/06 撮影

 〃

 

 2017/03/10 撮影…昼

 〃…夕

 〃…夕・花

 

 2017/03/11 撮影

 

 2017/03/12 撮影

 〃

 〃

 

 2017/03/13撮影

 〃

 

 2017/03/14  撮影

 〃

 

 2017/03/17 撮影

 〃

  〃

 〃

 〃

 

 2017/03/18 撮影

 〃

 〃

 

 2017/04/02 撮影

 

<  2016 年  > 
 2016/04/08 撮影  2016/04/10 撮影

 

日本産のチャルメルソウ属…13種  
・マルバチャルメルソウ(丸葉哨吶草)。
・エゾノチャルメルソウ(蝦夷の哨吶草)。
・ヒメチャルメルソウ(姫哨吶草)。
・コチャルメル(小哨吶草)。
・モミジチャルメルソウ(紅葉哨吶草)。
・タキミチャルメルソウ(滝見哨吶草)。
・シコクチャルメルソウ(四国哨吶草)。
・ミカワチャルメルソウ(三河哨吶草)。
・チャルメルウ(哨吶草)。
・コシノチャルメルソウ(越の哨吶草)。
・オオチャルメルソウ(大哨吶草)。
・トサノチャルメルソウ(土佐の哨吶草)。
・ツクシチャルメルソウ(筑紫哨吶草)。
 *日本産の内、
   マルバチャルメルソウ(北アメリカにまで分布する)以外は日本固有種です。


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チャルメルソウ の 育て方

2017-03-21 | 栽培のポイント

                                 ↑ コチャルメルソウ

[ ユキノシタ科チャルメルソウ属の半常緑多年草 ] 

育て方の一例
・耐寒性: 強。  
・耐暑性: 強。
・日照:  日向から半日陰 
・植え付け適期: 3月、10月。
・用土: 赤玉土(小粒)・鹿沼土(小粒) の 混合土。
・肥料: 追肥…置き肥は、3要素等配合などの固形肥料(10月、年1回)。        
・鉢: 浅鉢。中深鉢。
・植え替え頻度: 2年毎。
・増殖: 株分け。実生(採り播き)。
・病害虫: 特に見られない。
・潅水: 1年中水を切らさないように与える。
 
*
・花期は4~6月。
・水切れに弱いので、水持ちの良い用土に植える。
・なるべく風の当たらない、空中湿度の高めの場所で、夏の蒸れに注意する。
・秋に置き肥、または薄い液肥を時どき与える。 
・丈夫なので地植えでも育て易い。
 
露地植え
・落葉広葉樹の下や池のほとりなどの湿り気の多い日陰で、 
 春は午前中日向で、それ以外は日陰になるような場所を選ぶ。
・水やりをして湿気を保たせる。

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