しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

ユキワリイチゲ ( 雪割一華 )

2019-02-27 |  3月 の花たち

                          ↑ 2019/03/02 撮影 

2019/03/05 撮影 

[ キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草 ] 

日本固有種です。
本州西部~九州にかけて、
山麓の雑木林・竹林の林床や林縁などに自生します。
草丈は、15~30cm。
根茎は太く横に這い、紫色を帯び、ひげ根を出します。
根生葉は、長い柄を持ち、3小葉で、
小葉は三角状卵形あるいは菱形で、
不揃いの鋸歯があり、基部は全縁です。
表面は濃緑色に白斑が入り、
裏面は紫色を帯びます。
花期は、3月。
一本の茎を出し、茎頂に葉状苞を3個輪生し、
苞の中心から花柄を立て、
径3~3.5㎝の白~淡紅紫色の花を1個上向きに付けます。
萼片は、花弁状の線状長楕円形で10~20個ほどあり、
花弁はありません。
日が当たると平開します。
雄しべ・雌しべとも多数で、葯は黄色です。
中心部の緑色をした部分は雌しべです。
果実は痩果、卵球形で細毛があり、多数集まって形成されます。
秋に新葉を出し、冬を越します。 
名は、雪の中ですでに芽が出ていることから付いたそうです。
別名 : ルリイチゲ(瑠璃一華)

秋に展開した目立たない色の葉に、
今年は薄紫色の可憐な花を付け、
春の訪れを告げています。

 

2019/11/04 撮影

 

2019/12/01 撮影

 

 

<  2019 年  >
 2019/02/16 撮影

 2019/02/17 撮影

2019/02/18 撮影

 〃

 

 2019/02/20 撮影

 〃

 

 2019/02/22 撮影

 〃 

 

 2019/03/02 撮影

 〃

 

2019/03/05 撮影 

 

 2019/03/09 撮影

 

 2019/03/13 撮影

 

 2019/03/15 撮影

 

 2019/03/18 撮影


2019/03/20 撮影…開きませんでした。

2019/03/25 撮影

 

2019/03/28 撮影…実

 

 2019/03/29 撮影

 

 <  2018~2019 年  >
 2018/10/26 撮影

 2018/11/10 撮影

 2018/12/10 撮影 

  

<  2017~2018 年  > 

 2017/03/16 撮影

 2017/03/17 撮影

 

 2017/12/16 撮影

 〃

 〃

 2018/01/10 撮影

 


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咲き初めた花たち …「2月」

2019-02-22 |  2月 の花たち

                              ↑ 2019/02/21 撮影…セツブンソウ

寒さにも負けず、健気に咲いている花たちです。
椿の花がない庭は寂しく感じますが、
梅の蕾が膨らんで
メジロ・シジュウカラ・コゲラ・ヒヨドリなどが遊びに来ています。
草庭の花たちはのんびりしているのでしょうか ?
セツブンソウ・フクジュソウは、まだ芽を出しません。(2/10記)

 2019/02/10 撮影…ナノハナ

 〃…ホトケノザ
 
 〃…バイカオウレン

 〃…ユキワリソウ

 〃…ウグイスカグラ

 

この辺りでも一足遅く、草庭の花たちがやっと咲き出しました。
心待ちにしていた節分草や雪割一華の顔が見たくて、
たびたび庭に降ります。
昨日までは気配のなかった福寿草が、
今日芽を出しました。(2/22記)

 2019/02/21 撮影

 〃

  

 2019/02/20 撮影…ユキワリイチゲ

 〃

 2019/02/22 撮影

 

 2019/02/20 撮影…ユキワリソウ

 2019/02/22 撮影…ユキワリソウ

〃…キバナセツブンソウ

 

〃…キランソウ

 

 2019/02/22 撮影…ウメ

 

<  今日は猫の日  >
 2019/02/22…草庭の主

 

  


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雪を被った鉢植え

2019-02-10 |  2月 の花たち

                       ↑ 2019/02/10 撮影

昨夜の雪がまだ残っていました。
山野草の寄せ植えや小さな鉢植えを楽しみたいと思い、
去年台を増やしました。
草もの盆栽の本を買い、真似事ですが始めました。

 2019/02/10 撮影

 

 


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コクマザサ ( 小隈笹 ) 、 クマザサ ( 隈笹 )

2019-02-09 |  1月 の花たち

                                                  ↑ 2018/12/21 撮影…コクマザサ

2019/02/16 撮影…クマザサ

[ イネ科ササ属の常緑ササ類  ]

コクマザサ (小隈笹)

コクマザサというのは、植物分類学上の名称ではなく、
園芸界では冬に縁が枯れて白くなる矮性品をいい、
流通している品種のコチクなど10種ばかりの総称です。
環境適応性が高く、用途が広い品種です。
クマザサより葉が小さく、縁の隈取りがはっきりしません。
高さは、20~40cm。
タケノコが出る時期は、4~5月中旬。
草丈を低く作り、
主に下草や根締め、鉢植えや盆景などに利用されます。
名は、クマザサより小さく、冬になると葉の縁が白く枯れることから
付いたそうです。
別名 : ヒメシノ(姫篠) 

 クマザサ (隈笹)   
京都盆地周辺の原産で群生します。
各地で観賞用に栽培され、しばしば野生化しています。
高さは、40~100cm。
地下茎は細長く横に這い、先が直立して棹になります。
棹は細長く中空の円筒形で強靭、上部はまばらに分枝し、
各節から枝を出し、下部の節には粗い毛の密生する皮が残ります。
葉は、短い柄を持ち、枝先に4~7枚ならび、長楕円形で長さ13~24㎝、幅4~7㎝、
先は細くなって尖り、革質で薄く滑らか、互生します。
表面は深緑色で裏面は白色を帯び、無毛です。
冬には縁が枯れて白変します。
夏にまれに円錐花序をつけ、紫緑色の花を開花します。
花柱は3個、雄しべは6個す。
果実は、穎果(えいか)で長楕円形です。
タケノコが出る時期は、4~5月中旬。
庭園の下草に植栽され、
葉は薬効があり、乾燥した葉を煎じて茶に、
また料理・菓子などに用います。
名は、冬に葉の縁が枯れて白く隈取ることから付いたそうです。
別名 : ヤキバザサ(焼刃笹)・ヘリトリザサ(縁取笹)

以前、クマザサやオカメザサを露地植えにしていましたが、
根が四方に伸びすぎるので、鉢に取りました。
コクマザサも鉢植えにしました。
コクマザサを草ものの寄せ植えに用いてみたいので、
早く密生してくれるといいと思っています。

  2018/12/21 撮影…コクマザサ
 

2019/02/16 撮影…クマザサ

 


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カラタチバナ ( 唐橘 )

2019-02-02 |  7月 の花たち

                            ↑  2018/12/26 撮影

 

[ サクラソウ科ヤブコウジ属の常緑小低木 ]

日本では、
本州関東東北南部~九州沖縄県にかけて、
暖地の沿海から低山の日のあまり当たらない林内に自生します。
樹高は、20~50cm。
樹皮は茶褐色で、茎は直立して分岐しません。
葉は、柄を持ち、披針形で長さ8~18㎝、幅1.5~3.5㎝、先は細く尖って、
光沢があり、質は厚く濃緑色、縁に低い波状の鋸歯があって、互生します。
茎の中程から上部に葉が付きます
花期は、7月。
葉腋から花柄を出し、その先に散形状に白色の小花を数個下向きに付けます。
花冠は径7~8㎜の浅い皿状で深く5裂します。
裂片は狭卵形で反り返ります。
がくは5裂し、裂片は長楕円形で先は鈍形です。
雄しべは5本、雌しべは1本です。
果実は核果、球形で径6~7㎜、11月頃に赤く熟し、翌年の4月頃まで残ります。
白実や黄実の品種もあり、
正月の縁起植物として鉢植えや庭木に用いられます。
別名 : ヒャクリョウ(百両)

鉢から下して、日陰になる庭石の前に植えました。
この場所が気に入って、
万両や千両のように増えますように‥。
以前植えたものは、
残念ながら4・5年で消えてしまいました。

2018/12/26 撮影




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サネカズラ ( 実葛 )

2019-02-02 |  8月 の花たち

                         ↑ 2019/08/29 撮影 


 

2018/12/06 撮影…実

[ マツブサ科 サネカズラ属のつる性常緑木本 ]  

本州東北地方南部~九州沖縄にかけて、
常緑樹林内や林縁に自生します。
樹高は、3~7m。
蔓は低木や小高木にからみます。
葉は、柄を持ち、長さ5~13㎝の長楕円形、
質は軟厚で表面に光沢があり、裏面は紫色を帯び、
縁には低い鋸歯がまばらにあり、互生します。
全縁の葉もしばしば見られます。
雌雄異株です。
花期は、8月。
葉腋から花柄を出し、先に径約1.5㎝の淡黄白色の垂れ下がった花を付けます。
花被片は9~15枚。
雄しべも雌しべも多数あって球状に集まります。
果実は、液果で径約5㎜の球形となります。
集合果は径約3㎝で垂れ下がり、秋になる赤く熟します。
庭木や生垣などに使われ、
茎の粘液は製紙用または鬢付油の材料になります。
名は、サネカズラは一説に古名のサナカズラの音転で、サナカズラは滑り葛(ナメリカズラ)の意味、
美男葛は茎の粘液を整髪料に用いたので付いたそうです。
別名 : ビナンカズラ(美男葛)、

花の少ない季節に、
光沢のある葉に
艶やかな赤い実が集まってぶら下がる姿は、
美しく目を引きます。

 

2019/08/25 撮影


2019/08/29 撮影


2019/08/31 撮影



2019/09/03 撮影

2019/0921 撮影

2019/11/11 撮影

 

<  2018 年  >
 2018/12/06 撮影…実

 

 2018/12/22 撮影

 〃…花托

 

2019/01/20 撮影


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ハボタンとビオラ、その他の花…「1月」

2019-02-02 |  1月 の花たち

                          2019/01/20日 撮影

毎年お正月を迎えるのに、
鉢に植えるハボタンとビオラを、
娘と孫が年末に用意します。
今回は、ビオラの可愛い名前にひかれて求めたそうです。
いちごパフェ・プリティガール・ラビッランド・アリスのスキップなど
みもとオリジナル品種の可愛い名前です。
しかし、寒さで縮こまっているからでしょうか ?
花の色が今年は少し寂しいように思います。
それに、マーガレット・アネモネ・ストック・ワスレグサなどの
春らしい花も加わりました。

とりどりの花                              2019/01/20 撮影

…マーガレット

…アネモネ

…ストック…ワスレナグサ

 

 


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