しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

フジオトギリ ( 富士弟切 )

2017-08-24 |  8月 の花たち

                                                                           ↑ 2017/07/31 撮影   

 2017/08/06 撮影 

[ オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草 ]

富士山や長野県乗鞍岳付近の山地に群生します。
草丈は、30~50cm。
茎は丸く緑色で直立し、表面の稜線ははっきりしません。
葉は、柄が無く、線状楕円形で長さ1.5~4㎝、
基部は半ば茎を抱き、表面に黒色の油点があって、
縁にも黒点が連なり、対生します。
花期は、7~8月。
茎頂でわずかに分枝し、黄色い小さな5弁花を数個付けます。
花弁は長さ約9㎜、黒点があって時には明線も混じります。
雄しべは多数、雌しべは1本で花柱は3個に分かれます。
日中だけ開き、一日花です。
萼片は5枚で長楕円状披針形、先がやや尖り、
黒点と黒線があり、縁にも黒点があります。
果実はさく果で、細かい種子があります。
名は、兄が秘密にしていた傷薬を弟が漏らしたために兄に切り殺されたという伝説があり、
富士山に生えていることから付いたそうです。

春の野草展示会で戴いた種を播いたもので、
フジオトギリと記されていました。
去年は花が咲きませんでしたが、葉が美しく紅葉しました。
今年は美女柳を小さくしたような花を見る事が出来ました。

 

2017/07/22 撮影

 

2017/07/27 撮影

 

 

2017/07/29 撮影

 

2017/07/31 撮影…昼頃 

 〃

 〃

 〃

 〃…午後4時頃

 〃

 

2017/08/01 撮影…昨日の花

 

2017/08/02 撮影…雨に濡れて 

 〃

 

2017/08/03 撮影 

 〃

 

2017/08/06 撮影 

 

2017/08/07 撮影

 

2017/08/08 撮影

 

2017/08/10 撮影

 〃 

2017/08/23 撮影

<  2016 年  >

 2016/10/27 撮影

 

 


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オトギリソウ の 育て方

2017-08-24 | 栽培のポイント

                      ↑ フジオトギリ

[ オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草 ] 

育て方の一例
・耐寒性: 強。  
・耐暑性: 強。
・日照: 通年日向。    
・植え付け適期: 3月(芽出し前)。
・用土: 高山性のもの…硬質鹿沼土・軽石砂や火山砂礫砂の混合土。 または市販の山野草培養土。
・肥料: 追肥…液肥か置き肥は、三要素を含んだ液肥(春~夏2週間に1回)、もしく緩効性肥料の置き肥(春)
・植え替え頻度: 2年毎。
・増殖: 株分け。実生。 
・病害虫: ほとんど被害はない。
 
*
・水はけの良い土。
・春~夏の成長期に液肥を与える。
・過剰な水やりは控えるが、水を好むので夏の水切れに注意する。
・風通しの良い場所。 
・丈夫なのでつくり易い。
 

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