京都「百万遍知恩寺」の手づくり市。本物みたいな食品サンプルと使いやすい丈夫なトートバッグ

「これ美味しそう～ひとつ食べちゃおうかな？」とミモロが見つめるむきかけのミカン。

「それ、食べられませんよ～」とお店の方。「え～そうなの～」と今にも、パクリと行きそうなミモロです。

毎月15日は、京都の「百万遍知恩寺」で手づくり市が開催され、雨が降りそうな天気の中、ミモロも出かけました。


2月は、寒さを懸念したのか、出店数は少な目…

でも、この日は、2月とは思えないほど、温かい日。ただ雨雲が垂れこめているため、いつ雨になるか…。

いろいろな雑貨、食べ物などのお店が並ぶ中で、ミモロが足を止めたのは、食品サンプルのお店です。

寿司、みたらし団子、オムライス、果物などいろいろな食品が、アクセサリーやキーホルダーなどになっています。

実は、先ほど、ミモロが食べそうになったミカンも食品サンプル。内側のすじなどリアリティーが半端ない感じです。

「すごい、これも本物みたい！」とミモロが思わず声をあげたのは、生ガキと目玉焼き。

生ガキの濡れ感や目玉焼き白身の感じなど、思わず口に運びたくなる感じ。

このお店は、MOZ　Factoryという滋賀県からの出店。


店主であり、これらの品をおつくりになったオーナーさんは、以前、大手の食品サンプル会社にいらしたそう。

「これらは、プラスチック素材でできてるんですよ」と。
ひとつひとつ彩色され、その姿と風合いを再現。まるで匂いまで漂ってくるような食品サンプルです。


「あの～あのミカンは、いくらですか？」とミモロ。
「はい、サイズによりますが、1000円くらいです。食品サンプルは、実際の食品の10倍の価格というのが相場なんです」と。
なるほど、かつ丼やナポリタンなどは、1万円を超す価格。

お店には、次々に外国人観光客が不思議そうな視線を注ぎながら集まり、キーホルダーなどを求めています。
「お寿司とか、外国人観光客に人気だよね～」と。
こちらの価格は、本物の10倍ではありません。「大トロのお寿司1つで1000円くらいするもんね～」とミモロ。

「これも本物みたい～」とソフトクリームを手にするミモロ。

「あ、でも、重い！」そう、プラスチック製なので、本物のソフトクリームよりはずっしりしていました。

最近は、インテリアグッズにも使われる食品サンプル。「でも、見てると食べたくなるから、ダイエットには向かないね～」と。

いろいろな手づくり市に出店なさっているそう。次は「東寺」の弘法市や「北野天満宮」の天神市への出店を予定されているそうです。

さらにミモロは、知恩寺の境内を巡ります。


次に足を止めたのは、厚手の丈夫そうなコットン生地を使ったトートバッグのお店です。

製作なさったのは、京都在住の方。いろいろな形のトートバックは、使いやすいサイズ。しっかりとしたステッチで、いろいろなものを入れても丈夫な作りです。価格も2000円くらいと手ごろ。

「まぁ、可愛いお客様～」とミモロを見て…。

以前は、ご主人と共に出店なさっていたそう。ご主人が亡くなった今も、もの作りを続けていらっしゃるのです。
「ミシン何台も壊しちゃって…」と。現在は、プロ仕様のミシンでいっそうしっかりとしたトートバッグが生み出されています。

「あの～入ってもいいですか？」とミモロ。「はい、どうぞ～」

ハンドルの部分もしっかり…小さく見えるサイズですが、収容力はかなりあり、ミモロが入っても余裕です。

こちらも、いろいろな手づくり市に出店なさっているそう。

「また、来ますね～」とミモロ。「はい、またね～」

手づくり市に来る人々で賑わう境内…お堂からは、僧侶の読経が聞こえます。

外から、参拝して…「あ、雨～」曇り空から、ついに雨が降り出しました。

「もう帰らなくちゃ～」とミモロ。出店していたお店も次々に片づけに…

いつも何かに出会える「手づくり市」。京都観光の折には、日程が合えば、ぜひ訪れたいおすすめスポットです。


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