「南禅寺」の紅葉を楽しんだミモロは、そこからさらに北に進みます。
東山の山沿いには、紅葉の名所が、いろいろ。「たくさんあるから、行ききれない…」と。毎日、出かけても、とてもすべてを見ることはできません。
ミモロを乗せた自転車のペダルを踏んで、到着したのは、昨年も訪れた紅葉の名所「永観堂」です。
門の脇から始まる紅葉…期待できます。
「やっぱり美しい…」
苔に散る葉が、なんともキレイ…
「永観堂」は、浄土宗西山禅林寺派の総本山で、正式には「聖衆来迎山 無量寿院 禅林寺」といいます。第7世法主の永観律師にちなみ「永観堂」と呼ばれます。創建は、貞観5年(863)という歴史あるお寺。ご本尊「みかえり阿弥陀」が有名なお寺です。
以前もミモロで詳しくご紹介しているので、そちらをごらんください・・・・
山を埋め尽くす楓の紅葉・・・夜は、ライトアップされ、大勢の人が、その美しさに酔いしれます。
「前に行ったけど、すごく幻想的だった…」とミモロ。
その美しさは、境内に入るとすぐに想像されます。
「わ~鮮やか~」塀の屋根に散る紅葉が、いっそう風情を…「京都だね~」と…まるで絵葉書を見るような美しさ…。
ミモロが、目にしたのは、お庭の中ではなく、お寺へのアプローチ部分。
そこでも、美しさは、楽しめます。「これ、見ると、もっと見たくなっちゃうね~」と。でも、今回は、朝のお散歩できたので、まだ拝観できませんでした。
「ここでがまんしよう…」と、ミモロは、塀のそばを歩きます。
「もっと中見えないかな~」と、時折ジャンプ…ネコなので、塀の屋根に上がって、中を覗いたり…
塀の内側は、いっそう艶やかな景色が…
「中に入れなくて残念だね~。お友達がすごく良かったって言ってたよ~」と。
本当に、今が盛り…先日の雨で、木が元気になったのか、いっそうまぶしく感じます。
さぁ、今回は、がまんして…「うん…」
中には、入れなかったけど、入り口付近でも十分に楽しむことができました。
ミモロ、まだ紅葉見るの?
「うん…」と言いながら、さらに哲学の道を、ひたすら自転車で走ります。
ここは、桜が美しい場所…なのですでに桜の紅葉は、散っていました。「ちょっと遅かったかも…」
「法然院って、よく絵葉書に紅葉の写ってるよ~」ということで、ちょっと足を伸ばします。哲学の道から法然院は、さらに山へ。坂道を進みます。ふ~やっと到着…
「あ、もう終わっちゃったのかな?それとも今から・・・?」
どうも、今かららしい感じ…。
屋根の上を見上げて・・・まだ緑の楓の葉が茂ります。
11月下旬が見ごろとか…「もう下旬だよね…遅れてるのかな・・・?また来なくちゃ…」
トコトコと法然院を後にするミモロです。
今年の京都の紅葉の時期は、昨年より長く感じます。それは、紅葉自体が素晴らしいため…。また桜と楓などの紅葉の時期が上手に連続し、いっそう長く色づく景色を見られたためかもしれません。
さすが、紅葉の写真もたくさん撮影して、整理するのが大変なほど…。コンパクトカメラを持った多くの観光客が、その美しさをデータに納めています。美しい紅葉・・・後で見ると、どこの紅葉だったか、わからなくなります。鮮やかな葉や木をアップにした迫力ある美しい写真…ミモロも後で「これ、どこ?」と首をかしげることもしばしば…。そして「なんかどこの紅葉もみんな同じに見える…」と。そう、紅葉の写真は、どこかに建造物やその場所を示す印象的なものが、あった方が、後で楽しいもの。
撮影したデータは、カメラにいれたままにしないで、お気に入りをプリントアウトしましょう。
実は、多くの旅行者が、写真を撮影するけど、プリントにしない人がほとんどなのです。
また、ドイツ人の友人は、「なんでみんなあんなに写真を撮るの?カメラで見るより、その分、ゆっくりと目で鑑賞した方が景色がいっそう楽しめるのに…」といいます。
なるほど…あまりに撮影に夢中になると、ゆっくり風の音、葉の匂いなど、他のものに気づかないことが多いよう…。
ミモロ撮影もほどほどに切り上げて、のんびり鑑賞…。
体全体の感覚で、秋を楽しむ…
「ねぇ、それって…味覚もはいるよね~」と、ミモロ。お腹空いたんだ・・・「うん」
では、朝ごはんを食べに、おうちに帰りましょ。帰りは、下り坂が多く、ちょっと楽?
スピードが出過ぎないようにブレーキをかけながら慎重に…。
「わー楽しい…」とハンドルのそばに座っているミモロ。実はお散歩と言っても、ほとんど歩いてないんじゃないの?
「まあね~。でも、やっぱりこれもお散歩だよ…」朝の澄んだ空気は、すでにかなり冷え込んできたものの、自転車は爽快。
真冬になったら寒くて乗りたくないから、今のうちね…。「自転車のペダル一生懸命漕いだら、温かくなるんじゃない?」と、他人事のようにいうミモロです。
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