ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

嵐山の紅葉。天龍寺・大堰川・竹林など、名所を散策。山を彩る錦。小さな船で川遊び・・・

2014-11-27 | 京都

嵐山に来ているミモロ。「宝厳院」「大河内山荘」の見事な紅葉に感動。「そうだ、『天龍寺』の庭園も見ておこう…」とちょこっと立ち寄ることに。
天龍寺は、歴応2年(1339)に、後醍醐天皇の菩提を弔うために、足利尊氏によって創建された臨済宗の本山のひとつ。創建以来、8回も火事に見舞われ、最後には、なんと幕末の蛤御門の変の折り、薩摩藩の砲火で、焼失したそう。「え~こんな遠くまで、『蛤御門の変』の影響があったなんて…」と、驚くミモロ。つまり、建造物は、明治になって建てられたものなのです。でも、庭園は、開山の夢窓国師の作庭と伝えられ、池を中心にした回遊式庭園で、国から指定された史跡・特別名勝第1号。世界文化遺産にも登録されています。

「さすが見事なお庭…」と、大きな曹源池の鏡のような水面には、周囲の紅葉が映り、その美しさにうっとりと。
 
池のまわりを散策したミモロ。「ここで、一番、艶やかな紅葉って、駐車場のところだった…」と。
 そう、駐車場の蓮池の周りの楓は、なかなか見事…。「ここなら、拝観料なしで見物できるんだよ~」
 

嵐山といえば、年間を通して、大勢の観光客が訪れる場所。なかでも、人気の場所が竹林です。
 
ミモロが訪れた9時過ぎは、まだ人通りも少な目。でも、10時半ごろには、もう原宿の竹下通りのような混雑。
「ここって、よく京都を舞台にした、テレビのサスペンスドラマに登場する場所だよね~」京都に暮らして、地理に詳しくなると、「なんでこんなとこまで来て、話するんだろ?」と思うことがしばしば。祇園にいた主人公が、次に犯人とおぼしき人物に呼び出されて会うのが、この竹林だったり…。「結構時間かかるよね、祇園からだと…。ミモロなら、もっと近い場所で待ち合わせしましょって言うけど…」と。京都らしい場所を登場させることに意味があるんだから、しょうがないの…。

また、嵐山といえば、大堰川にかかる渡月橋。連休の時は、橋の上で車と人の大渋滞が…。川には、屋形船がいつもより多く浮かんでいます。「いいな~乗りたい…」と羨ましそうに眺めています。前に「星野や京都」に行ったとき、乗ったでしょ?「うん、そうだけど…紅葉の時期じゃないもの…」と、食い下がるミモロ。
 
そんなに乗りたいの?「うん…」とミモロ。じっと川を見つめていたミモロが突然…
「あれ~屋形船のそばに、小さな船が浮かんでる?だれが動かしてるんだろ…」と周囲をキョロキョロ。小さな船は、屋形船に併走して進んでいます。「ラジコンの船かな?」


「それ、私がつくった船です」と。昔、自動車関係のエンジニアをなさっていたとおっしゃる方。よくここで船を浮かべているそう。

日本情緒あふれる小さな屋形船のほかに、もう一隻。スピードボートがありました。
細部まで作りこんである船は、もちろん手作り。お子さんが生まれたときに、作ったものだそう。「乗っていいですよ」との言葉に甘え、ミモロは、ボートに…。運転するのは、りかちゃん人形です。
「水の上を進みたい…」というミモロ。でも、落ちる危険があるので、諦めてもらいました。「え~乗りたい…」と、だだをこねるミモロです。「じゃ、こっちの船で…」と、先ほど川に浮かんでいた小さな屋形船に…。
こちらは、りかちゃんのボーイフレンドのわたるくんが船頭さんを務めていました。「ちょっと失礼します」と乗り込むミモロ。小さなミモロが、大きく見えるほどの小さな船。でも少し水に浮かんで、舟遊びの気分を味わいます。

よかったね~ミモロ。屋形船に乗れて…「うん…ちょっと嬉しい…」と。ミモロだけしか乗れないんだから・・・特別よ。
「まぁね~」と、鼻を膨らませて…。

やはり紅葉の名所だけあり、嵐山の景色は、見事でした。
ミモロの住む東山にも、紅葉の名所はたくさんありますが、嵐山の紅葉は川にそった開放感が特徴です。山を彩る紅葉…本当にキレイでした。

この日は、1時から5時まで、嵐山のメインロードは、車の通行規制があり、歩行者天国に。
「もう行くの?」
そろそろ車を動かさないと、出られなくなっちゃう…
「うん、もっと眺めていたいけど…」と、名残惜しそうに嵐山の紅葉を眺めるミモロでした。




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コメント
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