京都五条坂の近くにある細い路地。大正時代の町家が連なる昔の京都の雰囲気が漂う「あじき路地」にやってきたミモロ。「なんか不思議な感じの路地だねぇー」とキョロキョロ。

「あれ、こんなところにお地蔵様が祀られてるー」京都の路地や通りには、お地蔵様がよく祀られています。その地域の子供たちの健やかな成長を祈る親心なのでしょう。夏には、そのお地蔵様の周りに町内の子供たちが集まって、「地蔵盆」というお祭りが行われるのも、京都らしい風習です。
ミモロも、ちょっとお詣りを…。

細い路地の両側に軒を連ねる町家には、若手のものづくり作家さんたちが、住みながら創作活動を行い、週末には、お客を招くお店になります。

「ここはなんのお店かな?」

「お邪魔しまーす」とドアを開けます。

「いらっしゃいませー」と中から声が。

お店の中にあったのは、小さなハンコ。

ハンコを作るのは、高橋朋子さん。

以前は、イラストレーターをなさっていたそう。ハンコを、ちょっとしたきっかけで、数年前から彫り始めたところ、「なんかしっくり行ったんです…」と。それ以来、ハンコづくりの楽しさに目覚め、さまざまな可愛らしいイラストのハンコを製作しています。
この「あじき路地」に住み始めたのは、8か月前から。
「住み心地は、いかがですか?」とミモロ。「とてもいいですよ。2階が住まいになっていて、仕事場と近いから、仕事がずっとできるんです。ここには、トイレとシャワーはあるけど、お風呂がないんです。でも、すぐ近くに銭湯があるから、便利。寒くても大きなお風呂で温まれるんですよー」と。

「あのーどうやって彫るんですかー」とミモロ。
「では、ちょっと彫ってみますねー」と、さっそく作っているところを見せてくださることに。

白い消しゴムのような素材に、イラストを描き、彫刻刀で丁寧に掘り進めます。

お好みのハンコをオーダーでお願いできます。年賀状などのハンコも作ってくれますよ。
「ミモロも、オリジナルのハンコ作ってもらおうかな…えーとイラストは、大好きな魚かな…それとも…」と、あれこれイメージするミモロでした。

*「タカモトハンコ」土曜、日曜、祝日営業 11:00~18:00 「タカモトハンコでございます」というブログも。検索してみて下さいね。
週末になると全国からものづくりファンの女性たちが、いっぱい訪れる「あじき路地」。お気に入りのものが、見つかるかもしれません。
*「あじき路地」の詳しい情報は、ホームぺージからどうぞ。

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