goo blog サービス終了のお知らせ 

ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」などを務めたライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。

京の町家「あじき路地」。若手ものづくり作家が住みながら、創作活動を行うアートな路地

2012-12-14 | ものづくり

京都の五条坂と松原通の間、鴨川近くの場所に、古い町家が連なる細い路地があります。
ここは、ものづくりをする若手作家が、住みながら、創作活動と販売を行っている「あじき路地」。
「大黒湯」という銭湯の脇の路地の奥です。

京都らしい情緒ある町家が連なる路地を進むと、それぞれの家の前に、看板が。
「なんのお店があるんだろ?」とミモロは、キョロキョロ。


そもそも「あじき路地」は、築100年ほどの町家の長屋で、京都の町には、よく見られた住宅スタイル。住人がお互いによく知っている関係の一種の共同住宅です。

2004年に、ここの大家さんが、空いてた長屋をものづくりの若者の入居を募集し、100軒の応募から6件が入居し、創作活動を行うことに。ここから、活動を広げ、町に店舗を構えるまでになった作家も…。つまり、ここは、ものづくりをする若手作家の憧れの場所なのです。

現在、10軒の家屋は、照明器具、ハンコ、帽子、がま口バック、ベビーシューズ、Tシャツ、スニーカー、造花などの工房兼お店、そして住まいになっています。


「あ、このお店知ってるー」とミモロがまず訪れたのは、以前、丹後の工房までお邪魔した「高倉染」の大下倉和彦(たかくらかずひこ)さんのお店。

染めは、広い場所が製作に必要なため、ここには住んでいませんが、第2土曜日だけ、ここを訪れ、作品のスニーカーやTシャツなどを販売しています。

「あ、久しぶり、ミモロちゃん…よく来てくれました…ゆっくり見て行ってねー」と、大下倉さん。ミモロの大好きなお友達のひとりです。

「わー残念、今日、大下倉さんの染のお洋服着てくればよかったー」と、お気に入りの服を見せられず悔しそうなミモロ。
実は、先日、着ていたこの服は、大下倉さんの染めた布で作ったもの。ミモロによく似合っていると評判の服です。

*「高倉染」第2土曜営業 10:00~19:00
しばらく、お店の中でくつろいだミモロは、「次のお店に行かなくちゃ…」と、慌てて外へ。
「今度は、どこのお店に入ろうかな?」

ふと足を止めたのは、帽子の看板がかかった「evo-see]というオーダーメードの帽子屋さん。

「ちょっと中、見せてください…」と、お店の中に入ります。

店には、帽子作家の加藤憲司さんが作った個性的な帽子がいろいろ。

「京都は、寒いから、こういう帽子があるといいかも…」


そもそも加藤さんが、帽子作りを始めたのは、ご自分の頭のサイズに合う帽子がなかったから…。「自分の頭のサイズにピッタリした帽子は、かぶり心地もいいし、第一にカッコイイ」と。お客様の好みや顔の形、頭のサイズに合ったカスタムメイドの帽子です。

「いろんな種類の布があるー」

「あ、これも冬の京都に欠かせないかも…今年の冬は、去年より寒いしねー」

温かそうな耳あても…。

自分だけの、自分のための帽子…ずっと大切にしたくなる品です。

*「evo-see」 電話075-708-6480 土曜。日曜営業 12:00~19:00

「さぁ、次は、どのお店に行こうかなー」と、細い路地を行ったり来たりするミモロです。


*「あじき路地」の詳しい情報は、ホームページで。




人気ブログランキングへ
ブログを見たら、金魚をクリックしてね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする