京都の五条坂と松原通の間、鴨川近くの場所に、古い町家が連なる細い路地があります。
ここは、ものづくりをする若手作家が、住みながら、創作活動と販売を行っている「あじき路地」。

京都らしい情緒ある町家が連なる路地を進むと、それぞれの家の前に、看板が。
「なんのお店があるんだろ?」とミモロは、キョロキョロ。

そもそも「あじき路地」は、築100年ほどの町家の長屋で、京都の町には、よく見られた住宅スタイル。住人がお互いによく知っている関係の一種の共同住宅です。
2004年に、ここの大家さんが、空いてた長屋をものづくりの若者の入居を募集し、100軒の応募から6件が入居し、創作活動を行うことに。ここから、活動を広げ、町に店舗を構えるまでになった作家も…。つまり、ここは、ものづくりをする若手作家の憧れの場所なのです。
現在、10軒の家屋は、照明器具、ハンコ、帽子、がま口バック、ベビーシューズ、Tシャツ、スニーカー、造花などの工房兼お店、そして住まいになっています。
「あ、このお店知ってるー」とミモロがまず訪れたのは、以前、丹後の工房までお邪魔した「高倉染」の大下倉和彦(たかくらかずひこ)



染めは、広い場所が製作に必要なため、ここには住んでいませんが、第2土曜日だけ、ここを訪れ、作品のスニーカーやTシャツなどを販売しています。
「あ、久しぶり、ミモロちゃん…よく来てくれました…ゆっくり見て行ってねー」と、大下倉さん。ミモロの大好きなお友達のひとりです。
「わー残念、今日、大下倉さんの染のお洋服着てくればよかったー」と、お気に入りの服を見せられず悔しそうなミモロ。

*「高倉染」第2土曜営業 10:00~19:00
しばらく、お店の中でくつろいだミモロは、「次のお店に行かなくちゃ…」と、慌てて外へ。

ふと足を止めたのは、


「ちょっと中、見せてください…」と、お店の中に入ります。

「京都は、寒いから、こういう帽子があるといいかも…」

そもそも加藤さんが、帽子作りを始めたのは、ご自分の頭のサイズに合う帽子がなかったから…。「自分の頭のサイズにピッタリした帽子は、かぶり心地もいいし、第一にカッコイイ」と。お客様の好みや顔の形、頭のサイズに合ったカスタムメイドの帽子です。
「いろんな種類の布があるー」

「あ、これも冬の京都に欠かせないかも…今年の冬は、去年より寒いしねー」

温かそうな耳あても…。
自分だけの、自分のための帽子…ずっと大切にしたくなる品です。
*「evo-see」 電話075-708-6480 土曜。日曜営業 12:00~19:00
「さぁ、次は、どのお店に行こうかなー」と、細い路地を行ったり来たりするミモロです。
*「あじき路地」の詳しい情報は、ホームページで。

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