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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

ミモロの旅リポート。「城崎温泉」の巻(5)歴史ある名宿「西村屋本館」を見学

2012-12-10 | 宿・ホテル

秋に、城崎温泉を訪れたミモロ。宿泊したのは、温泉街、屈指の名宿「西村屋」の別館です。

さて、150年の歴史を誇る老舗宿の「西村屋本館」を特別に見学させていただくことに。

風格ある構えの門。ちょっとドキドキしながら中へと進みます。
玄関も、さすがに立派。多くの国内外の著名人が訪れた宿には、品格が漂っています。


そもそも「西村屋」は、江戸末期、安政年間に、若狭から移り住んだ西村佐兵衛が、城崎温泉の「御所の湯」の隣りの代官陣屋屋敷跡を譲り受け開業。以来、多くの人々が訪れる宿として今日へと受け継がれて行きます。また、昭和初期には、城崎と大阪、鳥取、松江などを結ぶ、水上飛行機の定期便を運行させ、城崎温泉の発展に寄与したものも、4代目の当主です。

「へー水上飛行機の定期便があったんだー。今もあれば、便利なのにー」とちょっと残念そうなミモロ。昭和14年に戦争のために、運行は中止されてしまいます。


歴史ある宿の見所は、やはり建築。純和風の建築は、今ではとても作れないような素晴らしい細工や造り。見て歩くだけでも、建築好きには、たまらない宿です。


日本建築のもつ独特の遊び心が、随所に散りばめられ、作った匠たちの技に驚くばかり。

清々しい設えの客室。


なかでも、数寄屋建築の巨匠 平田雅哉氏の手による客室は、どこか雅な雰囲気が漂います。


それぞれの客室からの庭の眺めには、趣が。四季折々異なった表情を見せる庭に、ホッと心も和むよう。



「こういう鏡台の前で、身づくろいすると、なんか色っぽくなれる気がする…」
ミモロは、やはり女の子。建築だけでなく、室内のインテリアにも興味津々。

「わー気持ちよさそう…入りたくなっちゃたー」とミモロ。
中国風な設えの大浴場の「福の湯」。「ここに入ると、福がもらえる気がする…」
檜の大浴場もあります。
「別館に泊まっても、ここのお風呂入れるんだって…。後で来ちゃおう…」と温泉好きのミモロ。

館内には、宿の歴史を物語る資料室もあります。

歴代の当主が集めた品々が見学できます。


この日、特別に案内して頂いたのが、大宴会場。
舞台のりっぱな幕には、鶴の模様が。これは、京都の老舗「ゑり善」製。
「ヤダーつつかないでよー」。

「今度は、この本館に泊まりに来るからねー」とミモロは、鶴にお約束。


「ここで、温泉に入って、カニづくしのお料理食べたら、最高だよねー」
はい、その通り…。

*「西村屋本館」の詳しい情報は、ホームページで。





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