蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

映画「必死剣鳥刺し」

2010-07-18 | 映画
藤沢周平・原作の映画「必死剣鳥刺し」(7月10日公開)を観た。

剣豪、豊川悦司と吉川晃司の対決シーンが印象的だったが、
江戸時代の、特に日常の立ち振る舞い、所作が、茶道に通じるものがあり、
美しさを感じた。
監督は、そのあたりにこだわったと、あとで知ったが、なるほど、納得する。

雨に濡れても、浸かっても、ちっとも落ちない血のりべったりや、
驚くほど大量に一気に噴射出血するのは、ちょっと引いてしまうけれど
それなりの思惑があってのことのようだ。

豊川悦司、お稽古、大変だったろうな。
「キツかった」と仰っていたのも、よくわかる。

ちなみに吉川晃司、最近、カッコイイ。
昨年デビュー25周年らしいが、デビュー当時は、どこがカッコイイのか、
さっぱりわからなかった。
田舎から、尖ってそのまま出てきたような、そんなニオイがした。

彼のストイックな肉体の鍛え方や、読書、趣味、発言、
けっこう面白い。
カッコイイ大人になったように、お見受けする。

そりゃあ、出番の多い豊川悦司のほうが、数段、撮影では大変だろうけれど
彼の入浴シーンのバストが気になった。(悪い意味で)

トヨエツは、その雄姿に、もう何度もスクリーンで御目にかかっているので、
安心して楽しむことができる・・・それはそうとして
今回、私にとっては、吉川晃司が見たかった。
ちょっとしか出ないのに、トヨエツのほうが大変なのに、申し訳ないのですが。





時代劇というもの、そもそも私とは無縁に近い。
子連れ狼や、必殺シリーズ、子供の頃?にはテレビで観た記憶はあるが、
私の中では、「チャンバラ」として、ひとくくりになっている。

夫と義父は、時代劇が大好きで、特に「水戸黄門」は欠かさず観ていた。
義父の父(=義祖父)が遺した多くの大衆演劇の書物を見てわかったのだが、
彼らの好みは、DNAと環境によるものが大きいようだ。

夫は、大のテレビっ子なので、寝たきりになっても退屈することがないだろうと思われる。
夫とテレビは、一心同体で、番組途中でも、
いつもザッピング(Zapping→テレビのチャンネルを頻繁に変えること)している。
一種のテレビ中毒で、これというお目当ての番組はないのだが、
テレビを無目的にだらだら観るのが好きなようだ。
ぎっしり仕事のことで詰まっている頭の中を、低俗なシャワーで浄化しているのか?

私はその「夫在宅時テレビつけっぱなし後遺症」で、
夫がいない時は、テレビをつけない生活を楽しんでいる。
夫が出ていくと、家族は誰かれなく、さっとテレビを消して、「ああ、すっきり」。
爽やかな静寂の時が訪れる。


テレビと言えば、ニュース以外ではドラマが看板になる。
連続ドラマと言えば、NHK朝の連ドラを一番に思い出すが、
小さい時から、あまり好きではなかった。
なぜかというと義母や母のお付き合いで無理やり観ていたから、
自発的には一回も観たことがなかったのだが、
今年、たまたま偶然見かけた向井理氏があまりにもかわいくて・・・・。
今は、「ゲゲゲの女房」一本やり。

他に夢中になって観たドラマといえば、「冬のソナタ」。
ご多分に漏れず、中年乙女病にどっぷり。
でも、あとの韓流ドラマは観なかった。
冬ソナ終了と共に、韓流ドラマは私の中では燃え尽き、完結した。


私の両親は、多忙なこともあり、あまりテレビは観なかった。
子供の頃、私が低俗な番組を観ると、とても嫌な顔をされた。
観るテレビと言えば、NHKしか観なかった両親。
なんとつまらない、と思っていたが、今になってその心境がよくわかる。
私は、今、熱を入れるテレビ番組は、1年に1本あるかないか、ぐらいではないかと思う。
その点、映画は、面白いものに度々出会う。

何気なく観ていた番組や映画も、
時期や見方が変われば、また違う面白さが発見できることもある。



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