「印」を切ったのだが、ハンズで見てしまったのだ。しかも一万円である。更に、カメラバックのメーカー製である。一回りして頭を冷やしたが駄目だ。これでカメラバック思案も最後と「印」を切り、買ってしまった訳だ。その後、駅への道すがら中古カメラ屋へ行く。収穫無し。思い起こせば、此の2ヶ月間に四個のカメラ適用バックを買い求め其の度に娘や息子に流して今では二個残るのみである。それでも捨てられずに押し入れにふんずり反っているカメラ適用バックは十個は在る。今回、新調したバックは牛革製の頑丈なカメラバックであるが、何せ頑丈という訳だからバック自体が重い。だが、今までに一番気に入っているハンティングワールドのバックにも似た総革製なのでマァ良いかっ!というより一万円の価格でも頭が熱い内に買い求めた。またもや満足と反省の入り乱れた買い物であった。
思えば地方の駅の構内には大概と露店商が出ているが、此処保土ヶ谷駅にも出店している。竹籠屋であるか、普段お祭りや縁日で見るテキ屋的でないのは出目が異なるのであろうか?購入者だって駄菓子を買う子供達とは違うし、商品だって謂わば「伝統工芸品」である。只、出店の方法が露店なので何処かしらテキ屋的に見える。近所の駅ならば、どんなに欲しい物品が並んでいたとしても町内の人に買う姿は見られたくないなっ!例えそれが「伝統工芸品」であってもだ。見栄であろうか?違いないっ!マクドナルドを出て、相鉄沿線沿いにとうとう横浜駅西口まで来た。もうっ、一服である。アイスコーヒーで心身共に清め、「印」を切っていざっ「ハンズ」へ乗り込む訳である。今はハンズメッセというバーゲン中だから「印」も念入りに切る。更に、其の先、駅までの道中には中古カメラ店も糸を張っているから深く念入りに「印」を切る必要がある。