へんな洋食屋カフェ

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常連の元神奈川県議会議長の先生とは馬が合い、トンでもないマイナーな映画や事象に付いてはしばしば会話する。希には歴史的文学的な話もするが今週は川端康成の話、田宮虎彦、三島由紀夫の美学で過ごした。オイラは40年前の高校時代に接した文学だが難解な表現にかなり苦しんだ経験がある。陰気で暗い表現に人間の深層心理が含まれている訳ですなっ！そんなこんなで、週二回目の昨日に田宮虎彦の原作の映画ビデオと川端康成の初期短編集を持ってきてくれた。貴重なビデオである。短編集は暇潰しと言ってはノーベル文学賞受賞者には失礼だが、短編だからとても便利だ。しかしながら、川端康成初期の作品だから難しい言葉が出てきて困難な表現に出くわすし時代背景的にも想像が出来ない文章もあって広辞苑が必要な程でもある。家内の建具の名称なんかは全く不可解だ。が、あの三島由紀夫は川端康成のこの初期の作品集に崇敬し川端文学を三島語にして三島文学にした等と謂われるので是非とも読んでみたかったのである。この短編集は日記的な随筆だろうがその後の
ノーベル文学賞に結び付く原点に違いない。