今回の槍ヶ岳は、わが山友会の今年のメイン
イベントである。8月26日の未明に山形を出
発、29日に日付が変る時間に帰るという強
行日程だ。
結果を先に書けば、快晴、適度な風に吹かれ
て登るという条件に恵まれ、参加した6名全
員が元気に登頂を果たし、頂上でハイタッチ
と歓声が上がる光景が見られた。穂先から降
り、着替えと荷物の整理を済ませると、全員
で登頂を祝って生ビールで乾杯。そのおいし
さはいつまでも忘れられないであろう。
3日目の下山の未明、快晴だった空は雨と風
となった。下山の時間、（5時30分ころ）に
なって、風は止み立ちこめる霧の中の下山と
なった。山荘から上高地までルート距離20.
3キロ、標準タイムで7時間30分、高齢の会員
には厳しい日程だ。
10時半に槍沢ロッジ着。ここで早めの昼食。
預けておいた荷物を受け取り、さて出発だ。
外を見ると本降りの雨となった。雨具、ザッ
クカバーで完全防備、上高地でのバス時間に
間に会うような歩行となった。雨具を通すよ
うな雨だが、不平を漏らす人は誰もいない。
昨日、青空のもと、直にに触れた槍ヶ岳の壮
大なスケール、頂上から見渡す大パノラマ、
槍の穂先の岩一つ一つのはじめての感触が、
喜びとなって残っているからだ。
午前1時近くの帰宅となったが、自分のなか
に変化が起きていることに気づいた。雨に
濡れた登山靴、ザックのなかで濡れている
下着やウェア、そのひとつひとつが愛おし
い。寝る前に袋から取り出して洗濯の準備
をする。この3日間、自分を守ってくれた
道具たちへ、いままでにない感謝の気持ち
が起きて来る。この年になって、この自然
に触れることを支援してくれたすべての人、
特に妻、すべての物、もしいるとすれば神、
に感謝の気持ちを伝えたい。
アメリカの詩人、E・E・カミングスに次ぎ
のような詩がある。今の心境を語るとすれ
ばこの詩の言葉が似つかわしい。登山の詳
細は、このブログで少しづつ書いていく。
神よ私はあなたに感謝を捧げます
まず、この最高に素晴らしい日について感
謝します
元気に跳びはねている木々の精霊について
感謝します
空の青い真実の夢について感謝します
そして、自然で、無限で、「然り」と肯定
できるすべてのものについて感謝します
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ほぼ毎日貴兄のブログを読むのが日課になっています。
昨年の白馬山行と同様に下山時に雨に見舞われたとはいえ、素晴らしい好天に恵まれたようですね。
冒頭の写真は大槍のてっぺんからのものだと思います。これを見ながら、もうそこに登ることはかなわぬ身としては、カシミールという地図ソフトの３D画面を使って疑似体験しております。３D画面と貴兄の写真を並べて見ながらの山座同定です。。 一番遠くに常念岳から蝶ケ岳への稜線、その手前は東鎌尾根から西岳に連なる稜線、そこから南へ赤沢岳。東鎌尾根には殺生ヒュッテかヒュッテ大槍か山小屋がはっきりと見て取れます。
何よりも素晴らしいのは槍の穂先の多分花崗岩と思われる岩が私もそこに居るかのように迫ってきます。かなり厳しかったと思います。まして遠く山形から車で登山口まで走る体力気力に感服です。ゆっくり体を休めてください。
身分も名乗らずの厚かましいお願いですが、この写真を手許に置きたい。差し支えなければ下記のメールアドレスに送っていただけないでしょうか。
gntkoike@mist.ocn.ne.jp
群馬 高崎 小池
このようなコメントをいただき
ますと、ブログを書く甲斐があ
ります。
メールで写真を送る試みをしましたが
アドレス不正の表示にエラーになります
アドレスご確認ください。
何度も確認しましたが、アドレスは間違いありません。 どうもコメント欄からクリックしてもERRになってしまうようです。よくわかりませんが・・
貴ブログから写真をコピーし、露出が少し暗めのほうが私の好みなので、ソフトの力を借りて勝手ながら修正してみました。ご了解いただければ、私のブログ（toboketaGの春夏秋冬）でその結果を掲載します。ご確認いただけたら、この記事は直ちにネット上から削除しますがいかがでしょうか。少なくともB5サイズでプリントしたいのです。原版でないと折角のお写真が粗くなりそうなので、こんなお願いをする次第です。なおこれ以上面倒なお願いは致しません。今手にしたもので楽しみます。
利用していただければ幸いです
お騒がせして申し訳ありませんでした。