三寒四温

寒さと暖かさが、3日おきにやってきて春本番も近い。朝の空はどこか霞んでいる。昨日、この地方で竜巻注意報が出た。寒気が居座っているところへ、南からの暖かい空気が入ってきたのだろう。ベランダの外に、異常な強風が吹きつける。昨日政倫審といいう空疎なテレビ中継が流れて、日本の政治の行方が怪しい。こんな政治家を選んでいる国民が悪い、という論調があるが、そもそも志を持った政治家を育てる環境がなければ選ぶことすらできない。値上げの春、春闘ではしばらくぶりに、大幅ベア、満額回答の文字が躍る。職を離れた退職者が増えているが、この傾向は待ちに待ったものだ。我々老人は食べる量が少なくなっているし、行動範囲も狭い。生産者がいいものを作るには、コストがかかる。値上げ止む無しである。安く品質のよいもの選び、細々と暮らせばいい。

最近近くのスーパーに妻に代わって、買い物に行くようになった。魚売り場にあるブリ粗、銀鱈の切り身冷凍、不揃いのチーズ。贅沢品ではモッツァレラチーズ、牡蠣の冷凍1㌔、青森産サンフジ林檎。後はブロッコリー、地場産のセロリ、ホウレンソウ。ニンジンタマネギ、豆腐、納豆。鮭の粗冷凍。月に一度ウナブー弁当。手作りの塩こうじに季節の野菜の塩こうじ漬け。二人だけの生活だが、米や乾麺を買う頻度も多い。それでも、老人の消費する食品は、さほどの金額にならない。

昨日、パソコンを買い替えることにした。ウィンドウズ10がメンテナンスを終了するとアナウンスされたので、11を載せるノートパソコンが必要になる。これからの自分の生活にパソコンは仏需品だ。ネット上のコンテンツはスマホだけでは満足できない。動画の編集もこれから趣味にしたい。だんだんと言葉を覚えているひ孫と、ラインやSNSで繋がっていたいというが、今の望みだ。