見納めと思っていた公園のモミジが残っている。寒気が入ってきたが、平地の積雪がなく陽ざしが届く日もあった。近くの里山でも、紅葉した木々が最後の光彩を見せている。例年であれば、冬支度をした山の姿をみられるが、今年は紅葉の景色が遅くまで見られる。暦はどんどん進んで、今年もあとひと月を残すばかりになった。『日めくり四季の』を開くと、この季節を詠んだ俳句に
しぐれけりはしり入りけり晴にけり 惟然
ここ数日の日々の過ぎ方をみごとに表現している。エアコンの暖房を入れ、蒲団の足元に湯たんぽを入れる日々だ。こうして、今年も慌ただしく暮れていく。寝づらかった季節が過ぎ、朝、蒲団から離れるのが辛い日々となった。寝入りはなに、「眠れる昔話」をイヤホンで聞きながら入眠する。昨夜は、シンデレラ姫の物語であった。灰かぶり姫の境遇を聞きながら、夜会のパーティーで王子に見染められる話を聞きながらいつの間にか、安心して寝入っていた。
西野精治『最高の睡眠』を読了。この本では、覚醒と睡眠が一体のものとして捉えられ、よい目覚め、覚醒スイッチについて一章を設けている。光と体温が覚醒のスイッチであることを説いている。朝の光を浴びて、冷たい水で手や顔を洗ったあとの朝食の大切が語られている。
朝食には、体温をを上げ、一日のリズムを整えて活動を始めるのエネルギーの補給という役割がある。体内時計をリセットし、咀嚼することで脳に刺激が伝わる。みそ汁は身体を温めて、覚醒を助けてくれる。
この本を読んで、自分の生活パターンが理にかなったものである、という自信が深まった。みそ汁には毎日2個ずつの、冷凍牡蠣を入れている。業務スーパーで1㌔のものを買うが、ほぼ倍額の値上げが痛い。だが、健康のためには、これを省くわけにはいかない。