生後484日 毒味係のわたし

娘のおやつには、赤ちゃん用の野菜味のスナックか赤ちゃんせんべい、また卵、牛乳不使用のビスケット、もしくはフルーツを用意している。

ある日、スーパーで買い物中、だんなさんが、「1さいからのかっぱえびせん」というのを見つけ、これを娘にどうかな、食べなかったら自分が食べるし、というので買った。

で、ある日のおやつの時間に、そのえびせんをあげてみることに。

初めて見る食べ物は、警戒して食べないことが多い娘。
この日もえびせんに警戒。食べようとしない。

なので、まずはわたしがそれを食べて見せた。そして大げさに、「おいしい！」と言ってみた。
で、娘にえびせんを差し出したところ、食べず。
仕方ないのでその日は別のおやつ変更。変更後は、いつものようにボリボリ食べてた。

で、数日後。
またまたえびせんにトライ。
お皿に出したえびせんをしげしげと眺める娘。
すると、自分でえびせんを一本持った。
おお、こないだは持つことさえしなかったので、やや進歩。

で、それを食べるかと思いきや、そのえびせんを、わたしの口元に持ってきて、まず食べてみせろよというような視線で私をみている。

なので、パクッと食べ、また大げさに「おいしい！」と言った。
すると、また一本のえびせんを、同様に私の口元へ。なので、またまたパク。

それをもう一度繰り返した後、今度は自分で食べた。
母がらうまそうに食べてたのを確認したので安心したのだろうか。
その後、用意していたえびせんを完食。

おおー、これでおやつのレパートリーが増えるワ、と喜んだ翌日。

またおやつをえびせんにしてみた。でもこの日はビスケットも同じお皿に入れて出した。

娘と少し離れたところに座り、テレビをみていたら、娘、えびせんを一本持ってわたしとこへやってきて、またそれを食べろと、口元へ。
なので、食べた。

するとまたえびせんを取りに行き、わたしのとこへ来て食べろとアピール。

えびせんとわたしを4往復くらいし、えびせんがお皿からなくなったところで、ビスケットを食べ始めた娘。

結局、えびせんを食べたのは１日だけ。
毒味係をかってでたのに。

そしてさっき、ビールを飲みながらだんなさんがそれを食べていた。


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