母子感染予防など無理な我が家

母子感染。
聞いたことあると思うが、赤ちゃんの口の中には、生まれた時には虫歯菌はおらず、まわりの大人からうつっていく。

なので、口にチューはしないとか、箸やスプーンなどの食器は分けるなどして、感染を防ぎましょうと、一応、歯科医師のわたしは、何度も患者さんに話してきた。

が、そんなのは無理だということに、娘を授かってから気づいた。

もはや感染しまくり。

そもそも、かわいさのあまり、ついつい口にチューしてしまう。我慢できない。

さらに、ここ最近、娘、自分が食べているものを、なぜだかわたしやだんなさんに食べさせたがるようになってきた。

例えばりんご。
娘はりんごが好きなのだが、自分が手に持って食べているりんごを、おもむろにわたしの口元に持ってきて、時には押し付けてきて、「さあ、食べな」とでも言っているように、分け与えてくれる。
ここで拒否すれば、イヤイヤ期に突入している娘様、ご機嫌を損ねるので、仕方なく食べる。

そして次は同様にだんなさんに食べさせる。

こういうことが、ほぼ毎日。

さらに、場面は変わり、仕上げ磨きの時。
娘が自分で磨く用と、仕上げ磨き用にハブラシを二本分けているのだが、わたしの膝の上に頭を乗せて、寝っ転がって磨いている時に、なぜか娘、自分が持っているハブラシで、わたしの歯を磨きたがる。

仕方ないので、わたしも磨いてもらう。
そのハブラシ、娘ももちろん自分でくわえたりするので、ここでも感染しまくり。

こんな毎日なので、理想と現実って全然違うんだなあということがよーくわかった。




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