Jerez de la Frontera ヘレス・デ・ラ・フロンテラはカルクを含む土壌で栽培したブドウで製造したシェリーの産地として知られています。
ですが!
ダンナの希望で Palacio del Tiempoという時計博物館と Palacio de Permatin にあるフラメンコセンター Centro Andaluz de Flamenco を見に行くことにしました。どちらも9時半開館、14時閉館で夕方に再度開館することがないため(やる気ないとしか思えない開館時間!)、9月10日、朝食を果物でさっさと済ませてへレスへレッツゴー。
フラメンコセンター
Palacio de Permatin は18世紀に建設されたお城。博物館は入場料無料です。パティオが素敵ですね。
フラメンコドレスを着たダンサーの等身大飾り板
1階はフラメンコをテーマにした絵画の展示。
中二階には上映室があり、スペイン語・英語・フランス語でフラメンコの起源や種類などを紹介するビデオが交代で上映されます。3言語ともガン見してしまいました😅
2階の廊下には楽器や扇子や靴などの寄贈品や絵画が展示されています。
2階の奥は図書館・資料室になっており、数台用意されているコンピューターでビデオを閲覧したりできます。スペイン語もろくにできない素人はおよびじゃない感じですね。😅
ここから歩いて10分くらいのところに Palacio del Tiempo 時計博物館があります。
下は途中にあった Parroquia de Santiago y de la Victoria
時計博物館
入館料はちょっと高めの6ユーロ。私たちのためだけに開けてくれた感じでした。Palacio del Tiempoの庭
18世紀建設の城
コレクションは主に18・19世紀のフランス製の置時計から成りますが、イギリス製時計の部屋もあります。
音も面白いので動画も撮影しました。
動画パート2
こちらはイギリス製時計の部屋
フランス製のキンキラキンの装飾的な時計というよりは置物という方がふさわしいものとはタイプが全然違いますよね。
2階には懐中時計や小さい置時計なども展示されていました。
展示室の裏に歴史的な時計工房を再構築した部屋があり、むき出しのメカニックが作動していました。
動画
2時きっかりに博物館を追い出されたので、博物館の人に勧められた近くのレストラン(といっても10分近く歩く)でランチにしました。Quince Arrobas というところです。Menu del día がなかったので朝食抜きだった分がっつりとアラカルトでいただきました。
チーズ+ハム盛り合わせ10€
サーロインのタパス5€
グリル野菜9€
merengue de limon 6€
tarta de queso 4.50€
Espresso
やや割高なレストランでしたね。
この後は王立乗馬学校 Real Escuela Andaluza de Arte Ecuestre の近くを通り
中には入れないので、そのお隣りの公園で一息。
それから旧市街の方に向かって散歩。Calle Sevilla にあった6頭立て馬車の彫像。
さすが世界的に有名(らしい)乗馬学校がある街ですね。
Palacio Domecq。18世紀のバロック建築。ワインメーカーDomecq家のお屋敷だそうです。手前の彫像は誰だか不明。😅
Real Convento de Santo Domingo 聖ドミンゴ修道院
旧市街に入った広場から見たIglesia San Domingo 聖ドミンゴ教会
正面
その向かい側にある天使の彫像(一瞬千手観音のように見えました😅 )
Plaza del Arenal。ここにツーリストインフォがあるのですが、16時の時点で閉まってました。へレスの観光業界はどうやらやる気があまりないようで。。。😏
ここからへレスのアルカサルまで徒歩5分程度。この王城は11世紀の建築。ルネサンス様式と思われる増築部分あり。
すでに閉館時間だったので外からのみ撮影。
アルカサルの向かい側に Catedral del Salvador という大聖堂があります。ゴシック、バロック、新古典主義様式が融合した17世紀の建築。
下の写真は南側面。
正面の入り口はごてごての彫刻が。。。
テラス階段はずいぶんと場所をたっぷりと取ってますが、憩いの場ではありません。
階段の下から大聖堂正面を撮影。
この大聖堂の向かい側にシェリーメーカーの一つである Pepe の運営する小さい居酒屋があります。
本格的な醸造所もこのすぐ隣に2件、Bodegas González Byass と Bodegas Pedro Domecqがあります。ただ、私たちが行った時にはバカンス中だったようで、閉まっていました。見学やシェリーの試飲などは事前申し込みが必要みたいです。
シェリーに大して興味があったわけではありませんでしたが、せっかくだからということで旧市街を離れ、車で大規模ショッピングセンターのある Centro Commercial へ。私たちが入ったのはフランス系のAlcampoというハイパーマーケット。
大きすぎて何がどこにあるかわからない、売り場を見つけても今度は種類が多すぎて何にしていいのかわからない苦しみを乗り越えてようやく買ったのが、Tio Pepeのシェリーのお試しサイズ、シェリー酢、シェリー酢ベースのクリーム。
シェリー・ワインコーナーにあった産地と銘柄の地図。あとでじっくり見て勉強(?)しようかと思って撮影しました。
これにてへレス観光は終了。
どっと疲れてメディナ・シドニアのホテルに戻りました。
晩ごはんは Restaurante Bar Paco Ortega というその日新装開店したレストランでいただきました。邪道ながらグリーンティーでスタート。ダンナはサングリア。
突き出しでおなじみのオリーブの漬物
アスパラのかきたまご9€
ビーフステーキ12€
味は悪くなかったですが、メニューがそれほど豊富ではなく、値段の割には量が少ない感じですね。残念。
Cádiz へ続く。